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第一章 愛多ければ憎しみ至る
肯定魔
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星空の下、美しい夜空とは対照的に車内の空気はどんよりと重かった。
存在を知ってはいたが今日初めて話した女性を自分の車に乗せる日が来るとは思っていなかった。
「何か話しなさいよ」
「要求が理不尽。却下」
「盗聴野郎」
「できることならもうちょっと可愛げのある女性を車に乗せたかった」
「喧嘩売ってる?」
「話せって言われたから話したんだよ。悪いか?」
「ふーん。まあいいけど」
そう言って助手席の逢坂は窓を開けた。
「寒い」
「知らないわよ。私は外の空気が吸いたいの」
「ほんっと理不尽な」
さっきも言った通りだが別にこの言い合いは喧嘩とかではない。見たところ、逢坂もこれに対して特別嫌悪感を抱いているようではなかった。
やっぱちょっと寒い、と言いながら逢坂は窓を閉めた。
ちょうど閉まるぐらいのタイミングで、少し違う声色で逢坂は口を開いた。
「……新倉くん、あなた本当に孤立してるの?」
「ほう、学校一の美少女様はデリカシーというものを知らぬと申すか」
「前言撤回。やっぱり孤立しそうだわ」
俺としては話を転換しようとしてただけなんだが、挑発に聞こえたようだった。
「別に孤立してるわけじゃねぇよ。普通に友達もいるし、グループにも属してるし」
実際俺は孤立してるわけではない。側から見れば、普通に溶け込んでいる大学生だ。
ただ、孤立しているという噂が流れているのも事実だ。その理由はーー
「そのグループの人たちが、あいつは壁作ってるから、って言ってるんでしょう?」
そう。そのグループ自体がことの発端なのだ。
あの件以来、自分は何かの事象が身に降りかかった時に外側からそれを分析するようになった。自身が渦中に入ってあたふたするより、外側からなんとなく観察して、それが起きた原因から解決法まである程度予測するようになった。
その結果なのかどうかわからないが、俺には誰かのなんらかの行動が自分に向けられたのである場合に、そこに含まれる意図を正確に読み取れるようになった。どちらかと言えば、なってしまった。もはや特殊能力レベルで。
展望台で逢坂が言ったことはあながち間違っていない。実際俺はウェイ系大学生とは仲良くできない。
表面上は取り繕えても、こちらに向けられた何かしらの意図が基本的に利己的で、かつ後先考えてないことが多いため、納得いかない部分が多くなってしまうのだ。
正直、大学生なんて実際はノリに乗ってる人たちの方が多いため、俺はどこか冷めた目線で見てると思われる方が多い。結果、無害だからそばに置いてて話もするけど、対して仲良いわけじゃないよ、という立ち位置が完成したわけだ。
「なるほどね……」
一連の沿革を話すと、逢坂は顎に手を当てて頷いていた。
「言わなくてもわかるとは思うけど、私があなたを知っていたのはその噂を耳にしたからよ。今の話を聞いてわかったけど、相当尾ひれが付いていたわ」
「そ」
「興味ないの?」
「だいたい予想付いてるから大丈夫」
こういう時の尾ひれのつき方はだいたいパターン化されていて、あいつはやばいやつ、もしくは特に理由はないけどあいつには近寄らないほうがいい、の二パターンだ。
おそらく俺の場合はそのハイブリッドだろうな、と容易に想像できた。
「言い返さないの?」
逢坂の疑問も最もだと思う。現状把握をしてる俺はそういう事実無根のヒレ付きの噂は否定してもいい、と思ったのだろう。
だが俺にそんな気はない。無駄に刺激してことが大きくなるより、今の現状を維持しておいた方がいいと思っているからだ。
「する気は無いな。刺激したくないし」
「ビビってる?」
「戦略的だと言ってくれ」
道半ば、人はいまだに一人も見ない。時刻はいつの間にか午後十時を回っていた。
「じゃあ私も一つ秘密を話そうかな」
急に逢坂がそんなことを言い出した。
「等価交換のつもりか?」
「バカね。盗聴野郎ってのをバラさない代わりに今の話を聞き出したのよ。ここからは私の善意」
「へいへい」
「私さ、モテるじゃない?」
「喧嘩売ってんすか」
「いろんな人から声かけられるじゃない?」
「無視ですかそうですか」
「気が付いたら、人が怖くなっちゃってたんだよね」
「……贅沢な悩みだな」
そうは言いつつも、どこか逢坂の声が悲しげなことが気になっていた。
「……嫌味として受け取っておくわ。私は本気で悩んでることだしね」
「……悪い」
「急にしおらしくなんないでよ。調子狂うわ」
鋼の女王・逢坂智美。たくさんの人から声をかけられて、そういう環境で育ってきた。それをなんとなくで受け取っていたら、こんな風にはならないだろう。
どこかで何か違うと思っている。
「……愛情は手に入らなかったか」
「学校の一匹オオカミ様はデリカシーというものを知らないと申すか」
「俺のセリフパクんなよ。あと微妙に声を似せんな」
見た目の良さだけで近寄ってきて、ひたすら逢坂を肯定し続ける人たちに嫌気がさした、というのが彼女の本音だった。
モテたかったりチヤホヤされたかったりする人は喉から手が出るほど欲しい立場なんだろうが、産まれ持ってる人からすると迷惑千万だし、メリットも特に存在しないらしい。
そんな生活を続けているうちに、俺と同じでいつの間にか相手の行動の内側が見えるようになったそうなのだ。逢坂の場合は特に、自分に向けられた好意と肯定的な意見が目立つそうだ。
「結局さ、本当の愛情って肯定ではないと思うんだよね。大事な時に否定してくれる人、そんな人がいいと思うんだよ、私は」
「とても齢二十一のおなごのセリフとは思えませんな」
「おばさんぽい?」
「おばあちゃんぽい」
「しばくわよ?」
そう言いつつすでに逢坂の手は俺の左肩を叩いていた。痛くはなかった。
「さっきのやつも肯定魔?」
「長く続いた方ではあるけど、結局肯定魔だったわね」
そういう理想があるからこそ、逢坂自身もここぞという時には相手を否定することもあるそうなのだが、逢坂の見た目に反した剣幕に物怖じして離れるものや、ギャップが受け止められずに離れるもの、肯定以外受け取りたくなくて離れるものがほとんどのようだった。
「風通しの良い関係って実現しないもんですかねぇ」
「少なくとも、そういう問題点から目を背けがちな人とはできないんじゃないかな」
二人でハァ、とため息をつく。見事にシンクロしてクスッと二人で笑う。
「新倉くんもため息ついたってことは、そういう経験があるの?」
笑いが落ち着いてから逢坂は口を開いた。
「まあ、それなりに……」
「あら、地雷踏んじゃった? もしかしてあの件に関係する?」
「なんで地雷埋没の疑いのある場所で深掘りするんだお前さんは」
正直まだあの件に関してはあまり話したくないところがある。
事実としては受け止めたし、反省した結果今の自分がいるのもわかるが、単純に思い出すことで傷口が簡単に開いてしまうからだ。
「そ、まあ話せる時に話してもらえたらいいよ」
「一応聞こうとするのな……。まあ気が向いたら話すよ。今は……幸せになれなかった二人の話、とくらいに思っててくれ」
「妙にロマンチックなタイトルね……。とりあえずわかったわ」
赤信号の交差点に停止しつつ、俺は喉が渇いたことに気付いた。
「喋りすぎたな。喉が渇いた」
「奇遇ね。私もよ」
「何が欲しい」
「あら、奢ってくれるの?」
「バカ言え」
「バカ言ったわよ」
この小一時間でこういう会話の多さに正直驚いている。特に理由はないが、なぜかお互いに腹を立てない程度の言い合いが起きるのだ。
そういえば、やけに静かだ。これだけ一個人と話をしているのに、逢坂という人物に対して内側を見るという行為をそこまで行使していない。というより、見たところで外側に出てる部分と大して変わらないのだ。
「コーヒー、ブラックで」
「はいよ」
不思議な感覚に包まれながら、俺はコンビニへとアクセルを踏んだ。
存在を知ってはいたが今日初めて話した女性を自分の車に乗せる日が来るとは思っていなかった。
「何か話しなさいよ」
「要求が理不尽。却下」
「盗聴野郎」
「できることならもうちょっと可愛げのある女性を車に乗せたかった」
「喧嘩売ってる?」
「話せって言われたから話したんだよ。悪いか?」
「ふーん。まあいいけど」
そう言って助手席の逢坂は窓を開けた。
「寒い」
「知らないわよ。私は外の空気が吸いたいの」
「ほんっと理不尽な」
さっきも言った通りだが別にこの言い合いは喧嘩とかではない。見たところ、逢坂もこれに対して特別嫌悪感を抱いているようではなかった。
やっぱちょっと寒い、と言いながら逢坂は窓を閉めた。
ちょうど閉まるぐらいのタイミングで、少し違う声色で逢坂は口を開いた。
「……新倉くん、あなた本当に孤立してるの?」
「ほう、学校一の美少女様はデリカシーというものを知らぬと申すか」
「前言撤回。やっぱり孤立しそうだわ」
俺としては話を転換しようとしてただけなんだが、挑発に聞こえたようだった。
「別に孤立してるわけじゃねぇよ。普通に友達もいるし、グループにも属してるし」
実際俺は孤立してるわけではない。側から見れば、普通に溶け込んでいる大学生だ。
ただ、孤立しているという噂が流れているのも事実だ。その理由はーー
「そのグループの人たちが、あいつは壁作ってるから、って言ってるんでしょう?」
そう。そのグループ自体がことの発端なのだ。
あの件以来、自分は何かの事象が身に降りかかった時に外側からそれを分析するようになった。自身が渦中に入ってあたふたするより、外側からなんとなく観察して、それが起きた原因から解決法まである程度予測するようになった。
その結果なのかどうかわからないが、俺には誰かのなんらかの行動が自分に向けられたのである場合に、そこに含まれる意図を正確に読み取れるようになった。どちらかと言えば、なってしまった。もはや特殊能力レベルで。
展望台で逢坂が言ったことはあながち間違っていない。実際俺はウェイ系大学生とは仲良くできない。
表面上は取り繕えても、こちらに向けられた何かしらの意図が基本的に利己的で、かつ後先考えてないことが多いため、納得いかない部分が多くなってしまうのだ。
正直、大学生なんて実際はノリに乗ってる人たちの方が多いため、俺はどこか冷めた目線で見てると思われる方が多い。結果、無害だからそばに置いてて話もするけど、対して仲良いわけじゃないよ、という立ち位置が完成したわけだ。
「なるほどね……」
一連の沿革を話すと、逢坂は顎に手を当てて頷いていた。
「言わなくてもわかるとは思うけど、私があなたを知っていたのはその噂を耳にしたからよ。今の話を聞いてわかったけど、相当尾ひれが付いていたわ」
「そ」
「興味ないの?」
「だいたい予想付いてるから大丈夫」
こういう時の尾ひれのつき方はだいたいパターン化されていて、あいつはやばいやつ、もしくは特に理由はないけどあいつには近寄らないほうがいい、の二パターンだ。
おそらく俺の場合はそのハイブリッドだろうな、と容易に想像できた。
「言い返さないの?」
逢坂の疑問も最もだと思う。現状把握をしてる俺はそういう事実無根のヒレ付きの噂は否定してもいい、と思ったのだろう。
だが俺にそんな気はない。無駄に刺激してことが大きくなるより、今の現状を維持しておいた方がいいと思っているからだ。
「する気は無いな。刺激したくないし」
「ビビってる?」
「戦略的だと言ってくれ」
道半ば、人はいまだに一人も見ない。時刻はいつの間にか午後十時を回っていた。
「じゃあ私も一つ秘密を話そうかな」
急に逢坂がそんなことを言い出した。
「等価交換のつもりか?」
「バカね。盗聴野郎ってのをバラさない代わりに今の話を聞き出したのよ。ここからは私の善意」
「へいへい」
「私さ、モテるじゃない?」
「喧嘩売ってんすか」
「いろんな人から声かけられるじゃない?」
「無視ですかそうですか」
「気が付いたら、人が怖くなっちゃってたんだよね」
「……贅沢な悩みだな」
そうは言いつつも、どこか逢坂の声が悲しげなことが気になっていた。
「……嫌味として受け取っておくわ。私は本気で悩んでることだしね」
「……悪い」
「急にしおらしくなんないでよ。調子狂うわ」
鋼の女王・逢坂智美。たくさんの人から声をかけられて、そういう環境で育ってきた。それをなんとなくで受け取っていたら、こんな風にはならないだろう。
どこかで何か違うと思っている。
「……愛情は手に入らなかったか」
「学校の一匹オオカミ様はデリカシーというものを知らないと申すか」
「俺のセリフパクんなよ。あと微妙に声を似せんな」
見た目の良さだけで近寄ってきて、ひたすら逢坂を肯定し続ける人たちに嫌気がさした、というのが彼女の本音だった。
モテたかったりチヤホヤされたかったりする人は喉から手が出るほど欲しい立場なんだろうが、産まれ持ってる人からすると迷惑千万だし、メリットも特に存在しないらしい。
そんな生活を続けているうちに、俺と同じでいつの間にか相手の行動の内側が見えるようになったそうなのだ。逢坂の場合は特に、自分に向けられた好意と肯定的な意見が目立つそうだ。
「結局さ、本当の愛情って肯定ではないと思うんだよね。大事な時に否定してくれる人、そんな人がいいと思うんだよ、私は」
「とても齢二十一のおなごのセリフとは思えませんな」
「おばさんぽい?」
「おばあちゃんぽい」
「しばくわよ?」
そう言いつつすでに逢坂の手は俺の左肩を叩いていた。痛くはなかった。
「さっきのやつも肯定魔?」
「長く続いた方ではあるけど、結局肯定魔だったわね」
そういう理想があるからこそ、逢坂自身もここぞという時には相手を否定することもあるそうなのだが、逢坂の見た目に反した剣幕に物怖じして離れるものや、ギャップが受け止められずに離れるもの、肯定以外受け取りたくなくて離れるものがほとんどのようだった。
「風通しの良い関係って実現しないもんですかねぇ」
「少なくとも、そういう問題点から目を背けがちな人とはできないんじゃないかな」
二人でハァ、とため息をつく。見事にシンクロしてクスッと二人で笑う。
「新倉くんもため息ついたってことは、そういう経験があるの?」
笑いが落ち着いてから逢坂は口を開いた。
「まあ、それなりに……」
「あら、地雷踏んじゃった? もしかしてあの件に関係する?」
「なんで地雷埋没の疑いのある場所で深掘りするんだお前さんは」
正直まだあの件に関してはあまり話したくないところがある。
事実としては受け止めたし、反省した結果今の自分がいるのもわかるが、単純に思い出すことで傷口が簡単に開いてしまうからだ。
「そ、まあ話せる時に話してもらえたらいいよ」
「一応聞こうとするのな……。まあ気が向いたら話すよ。今は……幸せになれなかった二人の話、とくらいに思っててくれ」
「妙にロマンチックなタイトルね……。とりあえずわかったわ」
赤信号の交差点に停止しつつ、俺は喉が渇いたことに気付いた。
「喋りすぎたな。喉が渇いた」
「奇遇ね。私もよ」
「何が欲しい」
「あら、奢ってくれるの?」
「バカ言え」
「バカ言ったわよ」
この小一時間でこういう会話の多さに正直驚いている。特に理由はないが、なぜかお互いに腹を立てない程度の言い合いが起きるのだ。
そういえば、やけに静かだ。これだけ一個人と話をしているのに、逢坂という人物に対して内側を見るという行為をそこまで行使していない。というより、見たところで外側に出てる部分と大して変わらないのだ。
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