『恋しくて! - I miss you. 』

『恋しくて! - I miss you. 103 』

103.
" Supporter 味方 5 "

　そしてお母さんから私がどんなに大切にされてきたかをね。

　大切にされていたことさえ当たり前のようにその行為の数々を
受け取っていたんだ。
　アホだね、全く私は。


　だからね、自分に誓ったんだ。

　私が誰かと遊んだり付き合ったりしたら永遠にお母さんは
手に入らないって。
　ずっと独りでいようって。

　いつかお母さんが戻ってくれることを願ってね、待つことにした。

　櫂くんとさっさとお母さんが再婚してしまって、かなり
凹んでしまったけれどね。

　それでもアホみたいに待つと決めたんだ」

　「ひゃぁ～　お父さん、すごいっ　惚れてるねぇ～　♪」


　「あぁ、昔から惚れてたよ」　　


　「じゃあ、尚更ここにきてお母さんをあきらめたら駄目
でしょ。

　お母さんにはこれからも謝り続ければいいよ。
　お父さんはそれだけのことしたんだからさ。
　でもお母さんにアプローチすることに関しては遠慮する必要なし。

　ガンガン行くべし。
　絶対だよっ！！
　頑張って!!!　

　私も応援するからね。本気の気持ちは何より尊いもの
だから、絶対気持ちは通じると思う」


「あぁ、Thank you !
　頑張ってみるよ」