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「瑤ちゃんは瑤ちゃんだよ。
どっちでもいいけど選べるのなら結婚できるから男性がいいかな。
でもね、一番は瑤ちゃん自身がどちらでいたいかだよ。
瑤ちゃんの気持ちを一番に尊重致しますぅ」
「ふーん」
「ね、この質問ってどんな含みがあるの?
瑤ちゃんは何がしたいの?」
「決まってるじゃないか。
苺佳とオちぴーずたちとこの先4人で幸せになることだよ」
「じゃあね、もっと私に分かるようにお話してくれませんか」
◇ ◇ ◇ ◇
「試すようなことしてごめん、そうだよな。驚かないで聞いて。
私の戸籍上の性は男なんだ。
小学校へ行きはじめてから大学卒業して医師として働いている今も
ずっと男社会で生きてる。
つまり最初に医師として苺佳に出会った時も私は男だったんだ。
イレギュラーなのは比奈を保育園に連れて行くようになってから、
化粧して母親として振舞ってるってことかな。
保育園では名札に大林瑤子《おおばやしけいこ》と書いてたけど
本当の名前は大林瑤林《おおばやしけいりん》っていうんだ」
「嘘っ・・て、そうなんだ。
私が最初に瑤ちゃんに会った時の違和感は
こういうことだったんだねー、やっぱり。
だけど病院では2回しか会ってなくて保育園での姿に、
自分の既視感は勘違いだったんだって思ってた。
瑤ちゃんはそれでいいの?
っていうか、そっちが本当の姿だからいいんだよね。
あぁ、じゃあ私たち何の問題もなく結婚できちゃうんだ。
そっか。
ではプロポーズ謹んでお受けします。
ありがとう、瑤ちゃんうれしい。
一緒に暮らせるだけでもうれしかったのに夢みたい」
「瑤ちゃんは瑤ちゃんだよ。
どっちでもいいけど選べるのなら結婚できるから男性がいいかな。
でもね、一番は瑤ちゃん自身がどちらでいたいかだよ。
瑤ちゃんの気持ちを一番に尊重致しますぅ」
「ふーん」
「ね、この質問ってどんな含みがあるの?
瑤ちゃんは何がしたいの?」
「決まってるじゃないか。
苺佳とオちぴーずたちとこの先4人で幸せになることだよ」
「じゃあね、もっと私に分かるようにお話してくれませんか」
◇ ◇ ◇ ◇
「試すようなことしてごめん、そうだよな。驚かないで聞いて。
私の戸籍上の性は男なんだ。
小学校へ行きはじめてから大学卒業して医師として働いている今も
ずっと男社会で生きてる。
つまり最初に医師として苺佳に出会った時も私は男だったんだ。
イレギュラーなのは比奈を保育園に連れて行くようになってから、
化粧して母親として振舞ってるってことかな。
保育園では名札に大林瑤子《おおばやしけいこ》と書いてたけど
本当の名前は大林瑤林《おおばやしけいりん》っていうんだ」
「嘘っ・・て、そうなんだ。
私が最初に瑤ちゃんに会った時の違和感は
こういうことだったんだねー、やっぱり。
だけど病院では2回しか会ってなくて保育園での姿に、
自分の既視感は勘違いだったんだって思ってた。
瑤ちゃんはそれでいいの?
っていうか、そっちが本当の姿だからいいんだよね。
あぁ、じゃあ私たち何の問題もなく結婚できちゃうんだ。
そっか。
ではプロポーズ謹んでお受けします。
ありがとう、瑤ちゃんうれしい。
一緒に暮らせるだけでもうれしかったのに夢みたい」
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