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7月に入ってすぐに、いつものように自宅に比奈を迎えに来た大林に
苺佳は何気ない風を装って七夕の日のお泊りの話題を出してみた。
「今月は七夕祭りがあるね。
親子でお泊りって書いてあったけど・・瑤ちゃん、どうするの?」
「ン? もちろん行くよー。休みの日だし余裕。苺佳も行くんだろ?」
「あぁ、うんもちろん」
私のバカー!
何故か瑤ちゃんは行けないんじゃないかっていう思い込みから入ってて、
七夕の日が土曜だっていうこと、失念してた。
ちゃんと説明書きを読めてなかったのか!
目はちゃんと文字を追ってたはずだけれど、すっぽりと頭から
抜け落ちてたのだ。
私ったら瑤ちゃん依存症じゃない?
親しいママ友が1人しかいないことの弊害だよね。
・・などと独りごちて、苺佳は依存症という特定の人物に
頼り過ぎているかもしれないという自分の気持ちの持ちようを
うやむやにしてしまった。
7月に入ってすぐに、いつものように自宅に比奈を迎えに来た大林に
苺佳は何気ない風を装って七夕の日のお泊りの話題を出してみた。
「今月は七夕祭りがあるね。
親子でお泊りって書いてあったけど・・瑤ちゃん、どうするの?」
「ン? もちろん行くよー。休みの日だし余裕。苺佳も行くんだろ?」
「あぁ、うんもちろん」
私のバカー!
何故か瑤ちゃんは行けないんじゃないかっていう思い込みから入ってて、
七夕の日が土曜だっていうこと、失念してた。
ちゃんと説明書きを読めてなかったのか!
目はちゃんと文字を追ってたはずだけれど、すっぽりと頭から
抜け落ちてたのだ。
私ったら瑤ちゃん依存症じゃない?
親しいママ友が1人しかいないことの弊害だよね。
・・などと独りごちて、苺佳は依存症という特定の人物に
頼り過ぎているかもしれないという自分の気持ちの持ちようを
うやむやにしてしまった。
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