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比奈ちゃんと眞奈が仲良しなので必然的に私たち親子は
二組で一塊みたいな形になってプランターに苗付けをしていった。
なるべく眞奈にやらせようと私は口だけでサポートして
最初見ているだけだった。
片や、大林さんってば、楽し気に比奈ちゃんと一緒になって手際よく
ドンドコドンドコ苗の植え付けを進めていき、あっという間に
ほとんど終了させてしまった。
彼女は手を動かしつつ、比奈ちゃんとおしゃべりをし、眞奈にまで
話かけたりしてくれた。
その様子を眺めていた時、私の脳裏に病院で脚を診てもらった時のことが
ふと蘇った。
あの時も彼女の細くて長い指がきれいな動きをしていたなぁ~とか、
本当にこの人の手はほどよいバランスを保っていて、ずっと見ていたいと
思わせる手の造形をしているなぁ~とか。
◇ ◇ ◇ ◇
「ね、そろそろ動かないとやばいんじゃないの?
眞奈ちゃん、だいぶ遅れてるよ」
彼女の声ではっと我に返り、私は焦りまくり。
比奈ちゃんと眞奈が仲良しなので必然的に私たち親子は
二組で一塊みたいな形になってプランターに苗付けをしていった。
なるべく眞奈にやらせようと私は口だけでサポートして
最初見ているだけだった。
片や、大林さんってば、楽し気に比奈ちゃんと一緒になって手際よく
ドンドコドンドコ苗の植え付けを進めていき、あっという間に
ほとんど終了させてしまった。
彼女は手を動かしつつ、比奈ちゃんとおしゃべりをし、眞奈にまで
話かけたりしてくれた。
その様子を眺めていた時、私の脳裏に病院で脚を診てもらった時のことが
ふと蘇った。
あの時も彼女の細くて長い指がきれいな動きをしていたなぁ~とか、
本当にこの人の手はほどよいバランスを保っていて、ずっと見ていたいと
思わせる手の造形をしているなぁ~とか。
◇ ◇ ◇ ◇
「ね、そろそろ動かないとやばいんじゃないの?
眞奈ちゃん、だいぶ遅れてるよ」
彼女の声ではっと我に返り、私は焦りまくり。
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