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確かに見目麗しく美人というよりイケメンと形容したくなるような
容貌ではあるが、大林が同性から異性を見るような眼差しを向けられて
いたとは。
10代の頃から夫LOVEで結婚してから5年、これまで夫以外の異性に
余所見などしたことがなく、また見た目も内面も夫以上の異性と出会ったことのない苺佳からすると不思議な感覚だった。
彼女たちの立ち話を聞いていると、大林にトキメイているような
話振りなのだ。
苺佳からしてみれば、これまではまず宝塚というものに興味を持ったことがなく、男役の女性を異性を慕うように好きになるという感情《感覚》そのものが理解し難く、そういう世界もあるのだと思うしかなかった。
◇ ◇ ◇ ◇
――――― 苺佳自身入園式の日、大林から
「去年、外来に来てた人・・かな?」
と鳶色の瞳を向けられた時、ドキドキするという経験をしていたのだが、
そこはカウントされなかった。
苺佳自身、忘れてしまいたいことだったから。―――――
確かに見目麗しく美人というよりイケメンと形容したくなるような
容貌ではあるが、大林が同性から異性を見るような眼差しを向けられて
いたとは。
10代の頃から夫LOVEで結婚してから5年、これまで夫以外の異性に
余所見などしたことがなく、また見た目も内面も夫以上の異性と出会ったことのない苺佳からすると不思議な感覚だった。
彼女たちの立ち話を聞いていると、大林にトキメイているような
話振りなのだ。
苺佳からしてみれば、これまではまず宝塚というものに興味を持ったことがなく、男役の女性を異性を慕うように好きになるという感情《感覚》そのものが理解し難く、そういう世界もあるのだと思うしかなかった。
◇ ◇ ◇ ◇
――――― 苺佳自身入園式の日、大林から
「去年、外来に来てた人・・かな?」
と鳶色の瞳を向けられた時、ドキドキするという経験をしていたのだが、
そこはカウントされなかった。
苺佳自身、忘れてしまいたいことだったから。―――――
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