3 / 9
3◇結婚生活に終止符を打った後で
しおりを挟む
その後元夫の正義は少しずつ想い人の女性嘉島優子にアプローチするも
彼女にはすでに将来を約束した意中の彼氏がいた。
子供がある程度大きくなってから籍を入れることになっているのだと
本人から聞かされた。
正義が何気を装って離婚したことを嘉島優子話すと正義の好意を
知ってか知らで(ず)か彼女は自分のことについて話してきた。
大失恋した正義。
思いもしない絶望。
なんということ。
振られることもあるとは思っていたが、すでに心に決めている男性が
……よもやいたとは!
考えの足りてなかった我が身を呪った。
彼女しか見えてなかった時には一度も貴理子のことなど
思い出しもしなかったのに失恋が確定になった日、鮮やかに色のついた
過去の日々と元妻のことが昨日のことのように蘇るのだった。
この時、離婚してから2年の月日が流れていた。
彼女が自分のものにならないのなら、この先のビジョンが真っ白で何も
見えない。強烈な焦燥感にかられる正義。
◇ ◇ ◇ ◇
一方その頃正義の元妻は……。
貴理子は図書館でアルバイトしている時に12才年下の青年(母親を早くに病気で
亡くしていて年上の女性が好みでかつ、貴理子とはすごく波長が合う)青木誠二と
知り合い再婚していた。
40才で離婚した貴理子は現在42才で妊娠6ヶ月になっていた。
細いのでゆったりした服装だとまだまだ妊婦には見えない。
彼女にはすでに将来を約束した意中の彼氏がいた。
子供がある程度大きくなってから籍を入れることになっているのだと
本人から聞かされた。
正義が何気を装って離婚したことを嘉島優子話すと正義の好意を
知ってか知らで(ず)か彼女は自分のことについて話してきた。
大失恋した正義。
思いもしない絶望。
なんということ。
振られることもあるとは思っていたが、すでに心に決めている男性が
……よもやいたとは!
考えの足りてなかった我が身を呪った。
彼女しか見えてなかった時には一度も貴理子のことなど
思い出しもしなかったのに失恋が確定になった日、鮮やかに色のついた
過去の日々と元妻のことが昨日のことのように蘇るのだった。
この時、離婚してから2年の月日が流れていた。
彼女が自分のものにならないのなら、この先のビジョンが真っ白で何も
見えない。強烈な焦燥感にかられる正義。
◇ ◇ ◇ ◇
一方その頃正義の元妻は……。
貴理子は図書館でアルバイトしている時に12才年下の青年(母親を早くに病気で
亡くしていて年上の女性が好みでかつ、貴理子とはすごく波長が合う)青木誠二と
知り合い再婚していた。
40才で離婚した貴理子は現在42才で妊娠6ヶ月になっていた。
細いのでゆったりした服装だとまだまだ妊婦には見えない。
221
お気に入りに追加
131
あなたにおすすめの小説


(完結)貴方から解放してくださいー私はもう疲れました(全4話)
青空一夏
恋愛
私はローワン伯爵家の一人娘クララ。私には大好きな男性がいるの。それはイーサン・ドミニク。侯爵家の子息である彼と私は相思相愛だと信じていた。
だって、私のお誕生日には私の瞳色のジャボ(今のネクタイのようなもの)をして参加してくれて、別れ際にキスまでしてくれたから。
けれど、翌日「僕の手紙を君の親友ダーシィに渡してくれないか?」と、唐突に言われた。意味がわからない。愛されていると信じていたからだ。
「なぜですか?」
「うん、実のところ私が本当に愛しているのはダーシィなんだ」
イーサン様は私の心をかき乱す。なぜ、私はこれほどにふりまわすの?
これは大好きな男性に心をかき乱された女性が悩んで・・・・・・結果、幸せになったお話しです。(元さやではない)
因果応報的ざまぁ。主人公がなにかを仕掛けるわけではありません。中世ヨーロッパ風世界で、現代的表現や機器がでてくるかもしれない異世界のお話しです。ご都合主義です。タグ修正、追加の可能性あり。
婚姻契約には愛情は含まれていません。 旦那様には愛人がいるのですから十分でしょう?
すもも
恋愛
伯爵令嬢エーファの最も嫌いなものは善人……そう思っていた。
人を救う事に生き甲斐を感じていた両親が、陥った罠によって借金まみれとなった我が家。
これでは領民が冬を越せない!!
善良で善人で、人に尽くすのが好きな両親は何の迷いもなくこう言った。
『エーファ、君の結婚が決まったんだよ!! 君が嫁ぐなら、お金をくれるそうだ!! 領民のために尽くすのは領主として当然の事。 多くの命が救えるなんて最高の幸福だろう。 それに公爵家に嫁げばお前も幸福になるに違いない。 これは全員が幸福になれる機会なんだ、当然嫁いでくれるよな?』
と……。
そして、夫となる男の屋敷にいたのは……三人の愛人だった。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。



絵姿
金峯蓮華
恋愛
お飾りの妻になるなんて思わなかった。貴族の娘なのだから政略結婚は仕方ないと思っていた。でも、きっと、お互いに歩み寄り、母のように幸せになれると信じていた。
それなのに……。
独自の異世界の緩いお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる