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『プロポーズされてません♡』24 最終話

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24. (最終話)

藤本side:

 先週待ち合わせしていた高橋さんと1週間振りに会った。
 
 現われたのは、ニットの濃いブルー系のワンピース姿だった。

 スカートには大きなリボンが中央に付いていて、ふたつに割れている
前襞があって、裾にはかわいい白糸の刺繍がぐるりと施されている。

 ベージュのローヒールで踵の色目とワンピースの色が同系色
だ。 お洒落されだなー。

 テンション上がるぜ。

 食事をしてバーに場所を変えたところで俺は気に掛かっている
ことを確認するため彼女に聞いた。

 ・・というのも、二回目で彼女の今の人となりを見て雰囲気が
よければ、交際を申し込むつもりでいたから。

 「ところで、付き合ってるもどきの彼、その後何か進展あった? 」

 「あったー。
 気にかけてくれてて、ありがとう。
 結婚することになりました」

 「えらいまた、急展開だな。
 参ったな、俺もプロポーズ交際のまちがいだろっ!しようって考えてたのにさ」

 「またまたまたー、藤本くんったら。
 でも、そんなふうに考えてくれててありがとう。
 坂口さんとのことがなかったら絶対、藤本くんとお付き合いさせて
もらってたと思う。藤本くんみたいに素敵な人なら女子は絶対
断らないと思うな」

 ほんとだからね、私もちょっとよろめいたっ。(ꈍᴗꈍ)坂口くん、ごめん♡
 それは内緒の話。


☆.。.:* Fin  .。.:*☆

2023.6.10   加筆修正済み
 
 皆さまこの度も最後までお付き合いくださり
ありがどうございました。

 今回は超短編でした。

 こういう感じのものは、初めてで・・でも書いてて
楽しかったです。恋愛音痴の設樂理沙でした。☆彡

◆反省点としては、坂口くんの本音を最後までどっちなんだろう?
と分からないようにできなかったことですね。
          ・・・・・・・・・・・・・
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