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番外編2 男心と春の午後
素敵な魔法はあなたにだけ
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「でも、俺がわがままになるのは千紗子の前だけだ。いつだって、千紗子のことになると、俺は自制が効かなくなる……こんな俺のことは、嫌か?」
思っても見ないことを言われた千紗子は、一瞬目を丸く見開らいたが、すぐに大きくかぶりを振った。
「千紗子…好きだよ」
一彰は千紗子の耳元で愛の言葉を囁くと、再びその唇に自分のものを重ねた。
何度抱いても満ち足りることがないほど彼女を求めてしまう自分に、我ながら呆れている。
啄んだ唇から彼女の温もりと甘い香りが伝わってきて、理性とは別の、自分でも抑えることの出来ない劣情に駆られ、自分の上にいる小さな体をくるりと回転させると、今度は自分の体の下に組み敷いた。
「きゃっ」
短い悲鳴が上がるが、抵抗する気配はない。
潤んだ瞳で見上げてくる千紗子に、一彰の中から愛おしさと、それと同じだけの欲望が込み上げ、その気持ちをぶつけるように彼女の唇を荒っぽく塞いだ。
彼女の着ているカットソーの下から手を差し込むと、小さな体がピクリと跳ねる。
反応を窺いながらゆるゆると白い肌を撫でれば、淡い吐息をついた千紗子が、一彰の首に腕を巻き付けてきた。
(えっ!?)
口には出さないが、一彰は内心驚いた。
いつもなら、こんな昼日中の明るいリビングで、こんなふうに過剰なスキンシップを仕掛けると、ほとんど彼女によって止められてしまう。
その為、これまでこのソファーの上で彼女を抱いたことはなかった。
目を丸くして動きを止めた一彰を、千紗子は頬を染めながら少し恨めしそうに見上げ、もごもごと言いにくそうに口を動かす。
「わ、私だって、一彰のことにはわがままになるもの。他の女の人の目に、あなたが見えなくなる魔法が有ればいいのに……」
口を尖らせて言う千紗子に、一彰は思わずフッと笑ってしまう。
「一緒の職場の今だって、沢山の女性にモテてるんだもの…新しいところに入ったら、きっともっとモテるわ」
言いながらどんどん彼女の瞳が潤んでくるのを、一彰は見つめていた。
「千紗子…」
「わたしきっと、いつも見えない誰かに嫉妬してしまう……そしたらわがままを我慢できなくなって、きっとあなたを困らせてしまう……」
抱きしめる小さな肩がブルリと震えるのが分かった。
大きな瞳が涙の膜に覆われて、ガラス球のようにきらきらと光って見える。
一彰は反射的に千紗子の体を思いっきり抱きしめた。
「自分の気持ちを我慢しないで、千紗子。というより、千紗子のわがままはわがままにはならないから。思ってることをどんどん言って。きっと俺にとっては嬉しいことばかりだ」
「うそ……」
「嘘じゃない。千紗子が俺のことを好きなら、どんな気持でも俺には嬉しい。俺のことをもっと独占して、千紗子」
「独占……」
口の中で呟く千紗子に、一彰は言葉を続ける。
「もし千紗子が不安なら、俺に魔法をかけて。他の人から俺を見えなくするのは無理だけど、俺の方が君のことしか見えない魔法」
「そんな魔法、ないもの……」
そう呟いて一彰を恨めし気に見上げる千紗子に、一彰はにっこりと笑みを浮かべる。
「あるよ。千紗子だけが使える魔法。毎朝俺にキスをして『好き』って言って。そしたらその日一日、俺は千紗子以外は女性に見えなくなる」
微笑みながら言う一彰に、千紗子は目を丸くする。
すると一彰は、今度は急に笑顔を消し、細めていた瞳を真剣なものに変えた。
「ただし、俺にしか効かない魔法だからな。他では試さないように」
至極真面目な顔で念を押されて、千紗子はまばたきを数回すると、ぷぷっと堪えきれずに吹き出した。
「一彰さん限定の魔法?」
「そう。千紗子だけが使える、な」
再度目を細めて微笑む、一彰の顔は柔らかい。眼鏡の奥の瞳が、甘く煌めいている。
「効果は一日だけなの?」
「ああ、毎朝かけないといけない」
「毎朝?」
「ああ、毎朝だ。少し面倒だが、その分確実に効果がある」
「ふふっ、じゃあ、頑張らないといけないわね」
千紗子が口元に手を当てて笑い声を漏らすと、一彰はそんな彼女の頬を両手で掬うように持ち上げて、額に口づける。
「ちぃ、分かってる?」
濡れたように光る瞳を細めて、眉間を少し寄せて眉を下げた一彰に、千紗子はキョトンとする。
「毎朝だぞ?これからずっと…」
「ずっと……、それって、」
目を大きく見開いて息を詰めた千紗子が、次の言葉を口にする前に、一彰は言った。
「俺と結婚して、千紗子。永遠に千紗子の魔法をかけ続けてくれないか?」
千紗子の大きな黒い瞳が、みるみる涙の膜で覆われてキラキラと輝き出す。今にもこぼれ落ちそうなほど、目の中いっぱいに溜めた滴が、くるくると瞳の中で回っている。
(綺麗だな……)
一彰はそっとその瞳に唇を寄せた。
「千紗子、返事は?」
「わ、私でいいの……?」
千紗子の瞳から溢れ出した涙が、目尻を伝って黒い髪の上に落ちていく。
一彰は、自分の体の下に千紗子を閉じ込めたままだということを思い出し、苦笑いを浮かべた。
千紗子の腕を引き、一緒に起き上がると、彼女をソファーの上に座らせ自分はソファーから降りる。
そして千紗子の前に膝をつくと、そっと千紗子の二つの手を、下から掬うように包み込んだ。
「千紗子が欲しい」
真摯な瞳で見上げられ、千紗子の胸がきゅうっと甘く切なく締めつけられる。
「千紗子以外に永遠を誓いたい人なんていない。本当はこんなに性急にプロポーズをするつもりじゃなかった……。きちんと段階を踏んで、然るべき時に、と思っていた。…けれど待てなかったんだ。これから別々の職場で働くことに不安なのは千紗子だけじゃない。俺だって君のことを他の男が見るのは気に入らない。俺は千紗子のことになると嫉妬深いし、こんなふうに自制も効かない。全然大人の男じゃないんだ。……千紗子は、こんな俺じゃ嫌か?」
千紗子は大きくかぶりを振る。
「千紗子の残りの人生を俺に預けて欲しい。絶対に幸せにするから」
次々と絶え間なくこぼれ落ちる涙を拭いもせずに、千紗子は濡れた瞳を細めると、キラキラと光をまとった宝石が輝くような、絶世の笑顔を見せた。
「はい。私も一彰さんを絶対に幸せにします。ずっとずっとあなたに魔法をかけ続ける。だってこれからずっと、一彰さんを独占していいんでしょ?」
「もちろんだ。魔法なんてなくても、俺が永遠に千紗子のものであることに変わりはないけどな」
一彰は眩しげに千紗子を見上げ、微笑んだ。胸いっぱいに、言い表せないほどの多幸感が満ちる。
千紗子の体を抱き締め、彼女の頬に伝う涙を唇で拭うと、その滴で濡れたままの唇をそっと彼女のものに重ねた。
足りないものは何もないほどの、満ち足りた春の午後。
二人の姿は穏やかな春の陽射しに包まれていた。
【了】
お読みいただきありがとうございましたm(__)m
汐埼ゆたか(=^・^=)
思っても見ないことを言われた千紗子は、一瞬目を丸く見開らいたが、すぐに大きくかぶりを振った。
「千紗子…好きだよ」
一彰は千紗子の耳元で愛の言葉を囁くと、再びその唇に自分のものを重ねた。
何度抱いても満ち足りることがないほど彼女を求めてしまう自分に、我ながら呆れている。
啄んだ唇から彼女の温もりと甘い香りが伝わってきて、理性とは別の、自分でも抑えることの出来ない劣情に駆られ、自分の上にいる小さな体をくるりと回転させると、今度は自分の体の下に組み敷いた。
「きゃっ」
短い悲鳴が上がるが、抵抗する気配はない。
潤んだ瞳で見上げてくる千紗子に、一彰の中から愛おしさと、それと同じだけの欲望が込み上げ、その気持ちをぶつけるように彼女の唇を荒っぽく塞いだ。
彼女の着ているカットソーの下から手を差し込むと、小さな体がピクリと跳ねる。
反応を窺いながらゆるゆると白い肌を撫でれば、淡い吐息をついた千紗子が、一彰の首に腕を巻き付けてきた。
(えっ!?)
口には出さないが、一彰は内心驚いた。
いつもなら、こんな昼日中の明るいリビングで、こんなふうに過剰なスキンシップを仕掛けると、ほとんど彼女によって止められてしまう。
その為、これまでこのソファーの上で彼女を抱いたことはなかった。
目を丸くして動きを止めた一彰を、千紗子は頬を染めながら少し恨めしそうに見上げ、もごもごと言いにくそうに口を動かす。
「わ、私だって、一彰のことにはわがままになるもの。他の女の人の目に、あなたが見えなくなる魔法が有ればいいのに……」
口を尖らせて言う千紗子に、一彰は思わずフッと笑ってしまう。
「一緒の職場の今だって、沢山の女性にモテてるんだもの…新しいところに入ったら、きっともっとモテるわ」
言いながらどんどん彼女の瞳が潤んでくるのを、一彰は見つめていた。
「千紗子…」
「わたしきっと、いつも見えない誰かに嫉妬してしまう……そしたらわがままを我慢できなくなって、きっとあなたを困らせてしまう……」
抱きしめる小さな肩がブルリと震えるのが分かった。
大きな瞳が涙の膜に覆われて、ガラス球のようにきらきらと光って見える。
一彰は反射的に千紗子の体を思いっきり抱きしめた。
「自分の気持ちを我慢しないで、千紗子。というより、千紗子のわがままはわがままにはならないから。思ってることをどんどん言って。きっと俺にとっては嬉しいことばかりだ」
「うそ……」
「嘘じゃない。千紗子が俺のことを好きなら、どんな気持でも俺には嬉しい。俺のことをもっと独占して、千紗子」
「独占……」
口の中で呟く千紗子に、一彰は言葉を続ける。
「もし千紗子が不安なら、俺に魔法をかけて。他の人から俺を見えなくするのは無理だけど、俺の方が君のことしか見えない魔法」
「そんな魔法、ないもの……」
そう呟いて一彰を恨めし気に見上げる千紗子に、一彰はにっこりと笑みを浮かべる。
「あるよ。千紗子だけが使える魔法。毎朝俺にキスをして『好き』って言って。そしたらその日一日、俺は千紗子以外は女性に見えなくなる」
微笑みながら言う一彰に、千紗子は目を丸くする。
すると一彰は、今度は急に笑顔を消し、細めていた瞳を真剣なものに変えた。
「ただし、俺にしか効かない魔法だからな。他では試さないように」
至極真面目な顔で念を押されて、千紗子はまばたきを数回すると、ぷぷっと堪えきれずに吹き出した。
「一彰さん限定の魔法?」
「そう。千紗子だけが使える、な」
再度目を細めて微笑む、一彰の顔は柔らかい。眼鏡の奥の瞳が、甘く煌めいている。
「効果は一日だけなの?」
「ああ、毎朝かけないといけない」
「毎朝?」
「ああ、毎朝だ。少し面倒だが、その分確実に効果がある」
「ふふっ、じゃあ、頑張らないといけないわね」
千紗子が口元に手を当てて笑い声を漏らすと、一彰はそんな彼女の頬を両手で掬うように持ち上げて、額に口づける。
「ちぃ、分かってる?」
濡れたように光る瞳を細めて、眉間を少し寄せて眉を下げた一彰に、千紗子はキョトンとする。
「毎朝だぞ?これからずっと…」
「ずっと……、それって、」
目を大きく見開いて息を詰めた千紗子が、次の言葉を口にする前に、一彰は言った。
「俺と結婚して、千紗子。永遠に千紗子の魔法をかけ続けてくれないか?」
千紗子の大きな黒い瞳が、みるみる涙の膜で覆われてキラキラと輝き出す。今にもこぼれ落ちそうなほど、目の中いっぱいに溜めた滴が、くるくると瞳の中で回っている。
(綺麗だな……)
一彰はそっとその瞳に唇を寄せた。
「千紗子、返事は?」
「わ、私でいいの……?」
千紗子の瞳から溢れ出した涙が、目尻を伝って黒い髪の上に落ちていく。
一彰は、自分の体の下に千紗子を閉じ込めたままだということを思い出し、苦笑いを浮かべた。
千紗子の腕を引き、一緒に起き上がると、彼女をソファーの上に座らせ自分はソファーから降りる。
そして千紗子の前に膝をつくと、そっと千紗子の二つの手を、下から掬うように包み込んだ。
「千紗子が欲しい」
真摯な瞳で見上げられ、千紗子の胸がきゅうっと甘く切なく締めつけられる。
「千紗子以外に永遠を誓いたい人なんていない。本当はこんなに性急にプロポーズをするつもりじゃなかった……。きちんと段階を踏んで、然るべき時に、と思っていた。…けれど待てなかったんだ。これから別々の職場で働くことに不安なのは千紗子だけじゃない。俺だって君のことを他の男が見るのは気に入らない。俺は千紗子のことになると嫉妬深いし、こんなふうに自制も効かない。全然大人の男じゃないんだ。……千紗子は、こんな俺じゃ嫌か?」
千紗子は大きくかぶりを振る。
「千紗子の残りの人生を俺に預けて欲しい。絶対に幸せにするから」
次々と絶え間なくこぼれ落ちる涙を拭いもせずに、千紗子は濡れた瞳を細めると、キラキラと光をまとった宝石が輝くような、絶世の笑顔を見せた。
「はい。私も一彰さんを絶対に幸せにします。ずっとずっとあなたに魔法をかけ続ける。だってこれからずっと、一彰さんを独占していいんでしょ?」
「もちろんだ。魔法なんてなくても、俺が永遠に千紗子のものであることに変わりはないけどな」
一彰は眩しげに千紗子を見上げ、微笑んだ。胸いっぱいに、言い表せないほどの多幸感が満ちる。
千紗子の体を抱き締め、彼女の頬に伝う涙を唇で拭うと、その滴で濡れたままの唇をそっと彼女のものに重ねた。
足りないものは何もないほどの、満ち足りた春の午後。
二人の姿は穏やかな春の陽射しに包まれていた。
【了】
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汐埼ゆたか(=^・^=)
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2021.08.13
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