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第三章 異世界に来たけど、自分は慈善活動を始めました
第六十五話 △(気分が悪くなる恐れあり?)
しおりを挟む最初の聖女から海の意識は別の人間へと変わった。
まるで映画の場面が別のシーンに切り替わるように。
海はまた別の人間に憑依している。でも、またその相手が聖女なのは変わらず、海は三度目の聖女召喚を経験する事になった。
「お、お姉ちゃん……」
「大丈夫。私がついてるから大丈夫」
今度の聖女召喚は海の時と同じで二人だった。
しかも姉妹で召喚されている。
「あぁ、聖女様! お待ちしておりました!」
知らない顔の魔導師が姉妹に手を差し伸べる。二人はその手を取るのを戸惑い、互いに顔を見合わせた。
先に魔導師の手を取ったのは姉の方。姉は妹の手を取って教会を出る。そして城の謁見の間で説明を受けた。
どちらが聖女なのか分からない今、浄化の力の訓練は二人同時に行うことになった。
妹は常に姉の背に隠れて怯えていた。魔導師が優しげな笑みを浮べて接してくれていたが、姉以外の人間には一切懐くことはない。その度に姉が間に入って魔導師を宥めた。この一連のやり取りはこの国に来る前から行われていたことなのだろう。
まだ中学生くらいの妹と、高校卒業が間近な姉。
見知らぬ土地で不安がる妹を必死に守ろうとしている姉の姿を見た国王は、姉の方が聖女なのでは?と魔導師に告げる。
浄化の力の訓練の結果、国王が言った通り、聖女の適性があったのは姉の方だった。そうなると妹はおまけとなる。なんの力を持たず、周りに上手く溶け込めない妹はすぐに邪魔者扱いされてしまった。
妹は姉のために頑張ろうとしていたが、妹の頑張りは全て裏目に出る。姉の手伝いをしようとすると、却って邪魔になってしまったり、魔導師に無駄なことをするなと罵られた。姉の方は妹が頑張って自分を支えようとしてくれているのは知っていたから、たとえ結果的に妹の行動が姉にとって良い方に転がらなくても、妹に何度もありがとうと伝えた。
いつしか、姉と妹の間には小さな溝が生まれていた。
いや、溝ができたと感じていたのは妹の方だけだったかもしれない。
妹にとって姉の優しさは苦痛でしかなかった。邪魔をするつもりはなかったのに、いつも姉を困らせてしまう。でも、姉は妹を叱ることもせず、ただ優しく「大丈夫。いつもありがとう。助かるわ」と妹の頭を撫でるだけ。
姉の心が広いのは知っていた。妹の心が狭いのも。
「美空、今日から私、城下町に行くことになったの」
「城下町?」
姉の浄化の力が安定したことにより、国王は姉を城下町に行くように命じた。城下町で困っている国民を助けるようにと。
「お昼は一人になっちゃうけど……どうする?」
「一緒についていっちゃダメ?」
姉は目を輝かせて妹のお願いを聞いた。姉としても、妹を城に一人残していくことに不安があったのだろう。
妹が城にいる人間にどう思われているかを知っていたから、尚更一人にしたくなかった。妹は自分が守らなくては。この国ではたった二人の家族。互いに助け合って生きていこうと。
「一緒に行こう、美空」
「うん!」
離れないように手を繋いで、仲良く城下町を回ろう。
困っている人を見つけたら一緒に助けてあげよう。
姉はそう楽観的に考えていた。
聖女とおまけの身分の差など考えもせずに。
妹の手を引いて姉は城下町へと下りた。この時点でもまだ、城の周りには水堀はない。城門から直接、城下町の大通りへと進む。最初の頃と比べ、国民の服装はガラリと変わっていた。
足が隠れるほど長かった丈のドレスを着ている人はいない。皆、それぞれ自分に合わせたスカートの丈を履いている。中には女性でもズボンを履いていた。
「お城があるからもっと古風な感じだと思ってたけど……そんなことなかったね」
「うん……なんだか、日本と同じ感じ」
「あ、でも……その、センスはアレなんだね」
ピンクのティーシャツに黄色のズボンを履いている人を見つけ、二人は苦笑いを漏らした。その人だけがファッションセンスに問題があるというわけではない。大通りを歩いている人達のほとんどが、ごちゃごちゃとした服装なのだ。
「行こうか」
じろじろと見ていては失礼になってしまう。自分たちは国民のファッションチェックをしにきたわけではないんだ。
姉は妹と共に賑わっている大通りを歩いていく。
美味しそうなパンの匂いが漂ってきて、姉は生唾を飲み込む。隣にいる妹からも、ぐぅぅという音が聞こえてきた。
「お昼ご飯にしようか」
「あそこのパン屋さんがいい!」
「うん。私も今日はパンがいいと思ってたの!」
早く行こうと急かす妹に、姉は笑みを零した。
パン屋へと入ると、色んな種類のパンが目に入る。
どれにしようかと悩んでいる妹を微笑ましく見つめている姉の視界に、とんでもないものが飛び込んできた。
「うそ……」
「お姉ちゃん?」
「美空はここで待ってて! お姉ちゃんの分のパンも選んでおいて!」
「お姉ちゃん!?」
姉は妹をパン屋に残し、慌てて大通りへと出た。姉が見たのは通り魔。たった数分の間にパン屋の前は血の海となっていた。
「た、たすけ……」
「いやぁぁ!!」
「な、んでこんなッ」
刺されて血を流している人が至る所にいる。早く救急車を呼ばないと命に関わる。姉は急いで救急車を呼ぼうと、野次馬の人に声をかけた。
「すみません! 誰が救急車を!」
「きゅうきゅうしゃ? なんだそれ」
「え? 病院に運んでくれる車ですよ! 何言ってるんですか!」
「びょういん? 何言ってんだよお嬢さん」
この国に病院も救急車もない。その事実に姉は愕然とした。みんなが着ている服が、自分たちがいた日本と似ていたから誤解してしまっていた。ここは日本じゃない。世界が違う。なら、日本で当たり前だったものがこの世界になくても仕方ないこと。
「ど、どうしよう……」
救急車や病院がない。でも、倒れている人たちは助けなきゃいけない。姉は必死に頭で考えた。どうしたら彼らを助けられるかを。
「……わ、私が……!」
浄化の力が安定してまだ間もなく、上手く使えるかなんて分からない。でも、今ここで彼らを救えるのは自分しか居ないのだとしたら。
「やるしか……ないよね」
怖がっている暇なんてない。姉はキュッと拳を握って一つ頷く。
「私が……治してみます!」
倒れている人達に姉は断言して動き出した。傷の深い人から順に手当てをしていく。姉が思っていた以上に、聖女の力は安定して使えた。怪我をしている人たちの手を握り、姉は一心不乱に祈り続ける。力の使いすぎで意識が朦朧としても、あと一人、あと一人と自分に言い聞かせた。
もう力を使えない。地面にぺたりと座り込んだ姉はぼうっとした頭で彼らを見た。みんな怪我が治って喜んでいるのが見える。姉のおかげで誰一人として死ぬことは無かった。
「ありがとう。ありがとう、お嬢さん」
「ありがとう!」
疲れて動けない姉の周りには人だかりができていた。
姉は引き攣った笑みを浮かべながら、どういたしましてと返す。怪我を治してくれたお礼にと、姉の周りには色んなものが置いていかれた。お菓子や酒といった軽いものから、高そうなカバンや花束などがずらりと目の前に並んだ。それはまるで神様への貢物のように。
「……お姉ちゃん」
「美空……?」
人がやっと散った頃、最愛の妹の声が聞こえて姉は顔を上げた。
初めて人を救ったよ、と姉は報告しようと口を開いたが、姉は妹の顔を見た瞬間、ぶわりと全身に鳥肌が立った。
パンが入った紙袋を両手で大事そうに持っている妹は、座り込んでいる姉を冷たい目で見ていた。
⋆ ・⋆ ・⋆ ・⋆
大通りの一件から姉は妹から避けられていた。
姉にはその理由が分からなかった。もしかして、血まみれの中に座り込んでいた姉を恐ろしく思ったのか、それとも沢山の人を救った姉の力が不気味だと思ったのか。
妹と話す機会が生まれるまでは真相は闇の中だ。
「聖女様、あの……」
「どうしました?」
いつも身の回りの世話をしてくれるメイドが何かを言いたそうにしていた。歯切れ悪く、言葉にしていいのだろうかと悩んでいる彼女に、姉は笑みを浮べて先を待った。
「申し訳ありません。聖女様の妹様のことなのですが」
「美空のこと? 何かあったんですか?」
「お部屋でお怪我を……」
「怪我? どんな!?」
妹が怪我をした。ならば急いで治しに行かなくては。
あの子は痛いことは苦手。予防接種の注射でさえ泣き喚いて逃げ出そうとするような子。そんな美空が怪我をしたなんて可哀想だ。
「それが、ご自身で傷をお作りになられたみたいで」
「自分……で? そんなはずないわ! 美空が自分で傷を作るなんてこと出来るはずないもの!」
自傷行為なんて出来るはずがない。自分で刃物を持って傷つけるなんて。美空にはそんなことする理由も無いはずだ。なのにどうして。
「私達にもわかりません。先程、お食事をお持ちした時には既に妹様はご自身でお身体を傷つけていらっしゃいました。魔導師様が理由をお聞きしても、喚いてしまってお話にならなくて」
「……誰かが美空を傷つけたんじゃなくて?」
「そんなことはしません! 聖女様の妹様を傷つけるなんて」
メイドは驚きで目を見開き、姉に事実無根だと訴えた。
姉の前にいるメイドは確かに妹に対しては優しい。
聖女の妹ということもあるのだろうけど、彼女が子供好きというのもあるらしく、妹には何かと世話を焼いてくれていた。
だが、みんながみんな妹に優しく接してくれているわけではない。彼女以外のメイドからは厳しい目付きを向けられることもあるし、意地悪をされているところも見たことがある。聖女である姉には頭を垂れて敬うのに、おまけでついてきた妹にはなんの力もないからと蔑む。
「美空は今どこに?」
「お部屋でお休みになられてます。誰も部屋に入ってくることのないようにと鍵をかけておりまして」
「わかった。私、行ってくる」
「せ、聖女様!」
姉は椅子から立ち上がり、スタスタと部屋を出ていく。後ろからメイドがついてきているのを感じながら、妹の部屋へと向かった。
《……自傷行為、か》
今まで海は黙って姉妹のこと見守っていた。
姉が周りに認められていくにつれて、妹の劣等感は増幅していく。姉の手伝いが出来るようにと、妹本人が一番悩んでいて、常に考えをめぐらせていた。でも、聖女の力が万能過ぎるのと、姉が精神的に自立しているから妹の出る幕がない。
それでも何か出来ることがあるかもしれないと妹は必死に考えたが、周りからの嫌がらせや「お前はおまけであってなんの力もない。聖女様の邪魔者」と毎日言われ続ければ、妹の心も病んでしまう。
結果、自分の居場所を失ってしまった。
「い、いやぁあぁぁあぁあああ!!」
海は目の前の惨状から目を逸らしたかった。
妹の部屋に来た姉は、何度も部屋をノックして妹に鍵を開けるように声をかけた。肉親である姉ならば、妹も心を開いてくれると思ったのだろう。魔導師とメイドが見守る中、何度も姉は妹を呼び続けた。
だが、妹は扉を開けるどころか返事もしない。
姉は徐々に嫌な考えが頭の中に湧いてきた。もしかして、もしかしてと焦る気持ちを抑えつつ、扉を開けて欲しいと魔導師に頼み込んだ。
扉を魔法で壊してもらい、姉は急いで部屋の中へと駆け込む。部屋を見渡しても妹の姿はどこにも無い。
ベッドにも、トイレにも、クローゼットの中も探したが見つからなかった。
最後に、シャワールームへと恐る恐る姉は歩を進める。
妹はそこにいた。手首をナイフで深く切りつけ、バスタブの中に手を突っ込んでいた。そのせいでお湯は真っ赤だ。
姉は絶叫しながら妹へと縋り付く。何度も揺さぶって妹を起こそうとした。
「……お……ね」
「美空!! なんでこんなことしたの!? 今……今助けるから!」
姉は妹の手を握って聖女の力を使った。だが、妹の怪我は治る気配がない。
「なんで……なんで!? この間は出来たじゃない!」
どれだけ祈りを捧げても妹の傷は塞がらず、血を垂れ流し続けた。早い段階で祈るのを止めて、医者を呼んでいればよかったのだ。だが、姉は妹が自殺しようとしている事実で混乱してしまっていて、正しい判断が出来なかった。
どんどん生気を失っていく妹をただ見つめることしか出来ない姉。魔導師に助けを求めるように目を向けたが、頭を横に振るだけで何もしてくれなかった。
聖女がいればおまけなどどうでもいい。そんな顔だ。
妹は姉の腕の中で息を引き取った。
全てのしがらみから解放され、安心した表情だった。
その数日後、姉も妹を追うように自殺した。
妹の死から立ち直れず、病んでしまった彼女は、国王から与えられた部屋の窓から飛び降りて亡くなった。
彼女が最後に残したメモは妹を死に追いやったと思われる人たちへの恨みの言葉。
《……妹を追い詰めてしまったのはそいつらだけではないんだけど……彼女は最後まで気づかなかったんだな》
悲しいかな。妹を一番追い詰めていたのは姉だった。
優秀な姉を持ってしまったが故に妹は劣等感に苛まれ続けた。姉が妹に優しくする度に、見下されていると思っていたのだろう。姉はそんなこと露知らずに妹に優しくし続けた。それが姉としての役目だと信じて。
こんな最後はあんまりだ。遠のいていく意識の中、海は姉の死体を見て叫んでいた。
もうこんなの見たくない、と。
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