1 / 121
設定
しおりを挟む~ラザミア王国~
国王であるレナルド・オルドリッジが主権を握っている絶対王政国。領地は近隣諸国に比べると小さく、周りは海で囲まれている小国。気候は温帯で、四季も存在する。
ラザミア王国の主な貿易は農産物と水産物。特に農産物の輸出が多く、他国への需要が高い。その事により、国内では漁師よりも農業労働者が多数を占めている。
~騎士団~
王、レナルドと魔導師総括、エヴラールによって作られた組織。城の内外の治安維持の為のもの。元は城下町で、クインシーとアレクサンダーが住民と結成した自警団からなるもの。
服装は団長、騎士団員と別れている。団長は紺色のマントを羽織る。紺色を基調とした服飾の少ない上着に白のシャツ、黒のズボンと皮のブーツとなる。
騎士団にはあらゆる特権が認められており、王に許可を取ることなくそれを執行することが可能である。その代わり、騎士団に従事ているものは下城は許されず、その一生を城で過ごすこととなる。
~魔導師~
魔導師総括、エヴラール・マーティンによって組織されているもの。ラザミア国内で数少ない魔力持ちのものをかき集め、日々城の警護に当たっている。その為、城下町上空にある闇が未だに城を覆っていない。総括であるエヴラールは王直属の護衛も任されている。騎士団同様、下城は許されていない。
~闇~
突如としてラザミア王国の大半を覆うようになった暗雲。闇といって過言ではないほど、その雲は黒く分厚い。
太陽を一切通さず、雲に覆われた城下町は四六時中暗く、陰鬱としている。闇がもたらしたのは太陽の光の遮断だけでなく、肥沃な土地は痩せ細り、治療困難な病気が蔓延した。城下町に住む国民ほとんどが病気と飢餓に苦しんでいる。
~聖女~
ラザミア王国特有の存在。膨大な魔力を消費して、異国より聖女となる存在を召喚する。どんなに有能な魔導師であっても、この召喚の準備に一ヶ月を要する。聖女の力は万能である。主に浄化の力が凄まじい。枯れ果てた土地を潤し、傷ついたものを癒す。
~主人公 桜樹 海~
どこにでもいる平凡な27歳男性。特筆する点もなく、ごくごく普通な人間。
日本人らしい漆黒の髪と瞳。日本平均代の172cmの身長と、痩せ気味な体重60キロ。趣味はアニメ視聴。一年間の内の楽しみがコミケ。現在、10年近くの親の介護を終えて就職活動中。
~杉崎 聖美~
私立の女子校に通う15歳。
聖女召喚された日はたまたま遅刻していた。容姿端麗で、中学の間ではファンクラブが作られるほどだった。聖女として国の浄化を頼まれ、杉崎は聖女として国のためにその身を捧げると王に誓った。
~アレクサンダー・ランドルフ~
騎士団団長、32歳男性。
身長は海と約頭一つ分高く、188cm。ダークブロンドの髪と薄めの茶色の瞳。見た目ではそんなに分からないが、服を脱ぐと鍛え抜かれた身体が現れる。着痩せするタイプ。
ランドルフ家の長男。クインシーとは幼なじみ。下には二人の兄弟がいる。寡黙な人間で、よく周りからは冷たいと言われ怖がられることもしばしば。その度にクィンシーにからかわれたり、励まされている。
目付きが鋭く、他者と目が合えば睨まれていると誤解されやすい。実は本人に睨んでいる気は無い。興味が湧くとじっと見つめる癖があり、それは本人も自覚済み。愛称は"アレク"だが、誰もアレクサンダーを愛称で呼ぶ者はいない。呼ぶと睨まれるから(本気で)
~クインシー・オルコット~
騎士団副団長、32歳男性。身長はアレクサンダーと同じ188cm。金髪に青い瞳、騎士団に所属してはいるものの、スラリとした体格。
オルコット家の次男として生まれた。アレクサンダーとは幼なじみ。上に姉、下に妹と女性に囲まれる環境で過ごしていたため、少し女性寄りの話し方をする。女子供には好かれやすいが、男からは軟弱者と指を差されることも。それを気にしてか、十代で剣を取り力をつけた。町で自警団を設立しようとしたが、自分にリーダーの務めは難しいと考え、アレクサンダーを誘った。
27
お気に入りに追加
3,214
あなたにおすすめの小説

聖女の兄で、すみません!
たっぷりチョコ
BL
聖女として呼ばれた妹の代わりに異世界に召喚されてしまった、古河大矢(こがだいや)。
三ヶ月経たないと元の場所に還れないと言われ、素直に待つことに。
そんな暇してる大矢に興味を持った次期国王となる第一王子が話しかけてきて・・・。
BL。ラブコメ異世界ファンタジー。


転生したけどやり直す前に終わった【加筆版】
リトルグラス
BL
人生を無気力に無意味に生きた、負け組男がナーロッパ的世界観に転生した。
転生モノ小説を読みながら「俺だってやり直せるなら、今度こそ頑張るのにな」と、思いながら最期を迎えた前世を思い出し「今度は人生を成功させる」と転生した男、アイザックは子供時代から努力を重ねた。
しかし、アイザックは成人の直前で家族を処刑され、平民落ちにされ、すべてを失った状態で追放された。
ろくなチートもなく、あるのは子供時代の努力の結果だけ。ともに追放された子ども達を抱えてアイザックは南の港町を目指す──
***
第11回BL小説大賞にエントリーするために修正と加筆を加え、作者のつぶやきは削除しました。(23'10'20)
**

田舎育ちの天然令息、姉様の嫌がった婚約を押し付けられるも同性との婚約に困惑。その上性別は絶対バレちゃいけないのに、即行でバレた!?
下菊みこと
BL
髪色が呪われた黒であったことから両親から疎まれ、隠居した父方の祖父母のいる田舎で育ったアリスティア・ベレニス・カサンドル。カサンドル侯爵家のご令息として恥ずかしくない教養を祖父母の教えの元身につけた…のだが、農作業の手伝いの方が貴族として過ごすより好き。
そんなアリスティア十八歳に急な婚約が持ち上がった。アリスティアの双子の姉、アナイス・セレスト・カサンドル。アリスティアとは違い金の御髪の彼女は侯爵家で大変かわいがられていた。そんなアナイスに、とある同盟国の公爵家の当主との婚約が持ちかけられたのだが、アナイスは婿を取ってカサンドル家を継ぎたいからと男であるアリスティアに婚約を押し付けてしまう。アリスティアとアナイスは髪色以外は見た目がそっくりで、アリスティアは田舎に引っ込んでいたためいけてしまった。
アリスは自分の性別がバレたらどうなるか、また自分の呪われた黒を見て相手はどう思うかと心配になった。そして顔合わせすることになったが、なんと公爵家の執事長に性別が即行でバレた。
公爵家には公爵と歳の離れた腹違いの弟がいる。前公爵の正妻との唯一の子である。公爵は、正当な継承権を持つ正妻の息子があまりにも幼く家を継げないため、妾腹でありながら爵位を継承したのだ。なので公爵の後を継ぐのはこの弟と決まっている。そのため公爵に必要なのは同盟国の有力貴族との縁のみ。嫁が子供を産む必要はない。
アリスティアが男であることがバレたら捨てられると思いきや、公爵の弟に懐かれたアリスティアは公爵に「家同士の婚姻という事実だけがあれば良い」と言われてそのまま公爵家で暮らすことになる。
一方婚約者、二十五歳のクロヴィス・シリル・ドナシアンは嫁に来たのが男で困惑。しかし可愛い弟と仲良くなるのが早かったのと弟について黙って結婚しようとしていた負い目でアリスティアを追い出す気になれず婚約を結ぶことに。
これはそんなクロヴィスとアリスティアが少しずつ近づいていき、本物の夫婦になるまでの記録である。
小説家になろう様でも2023年 03月07日 15時11分から投稿しています。
婚約破棄されて捨てられた精霊の愛し子は二度目の人生を謳歌する
135
BL
春波湯江には前世の記憶がある。といっても、日本とはまったく違う異世界の記憶。そこで湯江はその国の王子である婚約者を救世主の少女に奪われ捨てられた。
現代日本に転生した湯江は日々を謳歌して過ごしていた。しかし、ハロウィンの日、ゾンビの仮装をしていた湯江の足元に見覚えのある魔法陣が現れ、見覚えのある世界に召喚されてしまった。ゾンビの格好をした自分と、救世主の少女が隣に居て―…。
最後まで書き終わっているので、確認ができ次第更新していきます。7万字程の読み物です。

魔法学園の悪役令息ー替え玉を務めさせていただきます
オカメ颯記
BL
田舎の王国出身のランドルフ・コンラートは、小さいころに自分を養子に出した実家に呼び戻される。行方不明になった兄弟の身代わりとなって、魔道学園に通ってほしいというのだ。
魔法なんて全く使えない抗議したものの、丸め込まれたランドルフはデリン大公家の公子ローレンスとして学園に復学することになる。無口でおとなしいという触れ込みの兄弟は、学園では悪役令息としてわがままにふるまっていた。顔も名前も知らない知人たちに囲まれて、因縁をつけられたり、王族を殴り倒したり。同室の相棒には偽物であることをすぐに看破されてしまうし、どうやって学園生活をおくればいいのか。混乱の中で、何の情報もないまま、王子たちの勢力争いに巻き込まれていく。

光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。
今世はメシウマ召喚獣
片里 狛
BL
オーバーワークが原因でうっかり命を落としたはずの最上春伊25歳。召喚獣として呼び出された世界で、娼館の料理人として働くことになって!?的なBL小説です。
最終的に溺愛系娼館主人様×全般的にふつーの日本人青年。
※女の子もゴリゴリ出てきます。
※設定ふんわりとしか考えてないので穴があってもスルーしてください。お約束等には疎いので優しい気持ちで読んでくださると幸い。
※誤字脱字の報告は不要です。いつか直したい。
※なるべくさくさく更新したい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる