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第四章
27. 幕開け
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魔獣が飼われている部屋は二部屋あった。一つ目の部屋には成熟した魔獣がおり、二つ目の部屋にはまだ子供の魔獣が飼われている。流石に一気に全世界に攻撃をしかけることはいくらローザといえども無理だということだろう。
「なるほどね。それで今回使う魔獣、なわけだ。」
魔獣が飼われている部屋に足を踏み入れると、予想通りたくさんの魔獣がいた。ざっと見て200匹近い数だろう。ガルルルルと低く唸るような声が部屋に響く。これくらいの数なら今ある薬で間に合う。肉に二種類の錠剤を埋め込むと一頭一頭の鼻先に長い棒を使って肉を垂らした。確実に飲むようにと一頭一頭に与えるこの作業は相当時間がかかりそうだ。
7時間かけて魔獣に薬を飲ませるとライファにチョンピーを飛ばした。それから子供の魔獣の部屋に行き作業終え部屋を出た。
「その部屋で何を?」
「ローザ様。生育状況を確認しておりました。順調のようですね。」
「そう。今日使う魔獣の準備は出来た?」
「はい。あとは使用前にローザ様が青い液体と体を縮小させる薬を飲ませるだけです。」
「わかったわ。ねぇ、先ほどここから小さな魔力を感じたのだけど何か知っていて?」
「あぁ、魔獣に薬を飲ませる時に魔力を使用しましたのでそれかもしれませんね。」
ローザは何かを疑うような視線を私に向けもう一度「そう」と言った。
「今夜にしようと思っていたのだけれど気が変わったわ。ついてきなさい。」
ローザは成獣のいる部屋に入ると二種類の薬を手に取り、魔力で魔獣の首を絞めつけるようにしながら飲ませていった。200匹の魔獣に薬を飲ませるのに20分とかからない。
「魔獣を移動させるわ。ニコラウスも手伝って。」
「ローザ様、私は調合師ですのでその他のことについては役に立ちませんよ。まだ幼い魔獣のお世話でもしておきます。」
「くす、ふふふふふ。そんな言い訳が私に通じると本気で思っているの?」
ローザが目を見開き、その目が血走っている。
「あなたの調合の腕を買って薬の調合を頼んだわ。でもね、私があなたを気に入っていたのはあなたの心の中に私と同じ虚無があったからよ。この世界への諦めがね。それがどう?今のあなたの中には僅かに生への執着が見える。」
じわっと冷や汗が噴き出てくるのが分かる。
生への執着だと?まさか・・・。この世界には何の期待もしていなかった。見たいものなど無いはずだ。だがローザに見えたということは私にはそういう心があるということなのか。
「そう、あなたは私のスキルに気が付いていたのね。」
ローザが私に近付いてくる。一歩一歩距離を詰めて溢れ出る魔力を隠そうともしない。
「私を裏切るつもり?」
その問いに答える言葉を私は持っていなかった。裏切っていないと言ってしまえば良いのかもしれない。ただ、なぜかローザの仲間と自ら認めることが耐えられなかった。
「そう。それが答えね。」
ドンッ
ローザの魔力が私を壁に押し付け首元を締めつけながら私の体を持ち上げる。
「ぐ・・・。」
「何があなたを変えたのかしら。あなたの心は肝心な部分は話さないのね。」
私の体がローザの魔力によって1m程浮かび上がった時だった。体の血管のどこかがブチッと切れたように口からゴホッと血が溢れた。
くそっ、もう、薬の影響が出始めたか。
「ふふふふふふ、あはっ、あははははははは。そう、この私を騙すために薬を飲んだの?自身の命を犠牲にしてでも守りたいものが出来たの?くくくくくくく。でもその感じだと直ぐに死んでしまいそうねぇ。」
ローザが私の体から魔力を引き上げると体は音を立てて床に落ちた。
「はっ、ぐっ!!」
もう一度血を吐き、肩で息をする。
「はぁ、はぁ」
このまま死ぬか・・・。まぁ、いい。それも悪くはない。
「なぁに?このまま死ねると思っているの?こんな満たされたような気持ちのままで?」
ローザの怒りにローザの魔力が揺らぎ髪の毛をゆらゆらと漂わせた。
「チッ、あの女も逃げたか・・・。」
私から視線を外して吐き捨てるように呟く。それからもう一度私を見るとニヤリと笑った。
「このまま死なせたりはしないわ。あなたの守りたいものとやらがこの世界ごと壊れる姿を見ればいい。最初はオーヴェルだけにする予定だったけど、ユーリスアも一緒に滅ぼしてしまいましょ。」
ローザが身をかがめて私の顔を覗き込むようにする。
「こんな時でも無表情なのは流石といったところね。あなたの家、ポタだったかしら。あの家にはあなた以外の気配があったわ。あなたの守りたいものもユーリスアにあるのでしょう?レベッカもどうせユーリスアに向かうでしょうし。あの国が亡びるのは見ものね。」
ローザは私の体に手を当てると魔力を流し込んだ。温かな魔力が体の内部に流れたかと思うと少し呼吸が楽になった。
「ほんの少しだけ長らえた命であなたの中に生まれた希望が滅びてゆくのを見届けるがいい。」
ローザはそう言い放つと私の服の襟元を掴み、引きずって自身の部屋に連れて行った。部屋の中央まで行き大きな鏡の前に私を放り投げるようにして置いた。そして軽く指を動かして私の腕を魔力で拘束した。
「魔道虫に中継させているのよ。ほら、オーヴェルが映っているでしょう?あぁ、ユーリスアにはこれから魔道虫を送るから安心してね。ユーリスアが滅びる様子を特等席で見せてあげる。」
先ほどまで怒りに震えていたローザが今は一転してご機嫌の様子だ。
「楽しみね。ねぇ、そうでしょう?ニコラウス。」
鼻歌でも歌うようにして私の体を魔力で固定する。
「どうして誰も分かってくれないのかしら・・・。グショウもあなたもレベッカも私を簡単に裏切る。私を置き去りにして!!」
愁いを帯び嘆くような声が低く凄みを増した声へと変わる。階段を上るようにローザの怒りのボルテージが上がっていき、またローザの髪の毛が魔力に揺らいだ。
「あはっ、ふふふふふふ、あははははは。みんな消えてしまえばいいのよ。」
ローザは楽しそうに呟くと私に「待っていてね」と微笑んだ。
ローザが部屋を出ていってからようやく体を起こした。体は鉛のように重く、たとえ拘束されていなくてもまともに動けないに違いない。ふう、と息を吐き出した途端【ライファ】が脳裏に下りてきた。
上手く隠れているだろうか。ローザがライファはユーリスアにいると思い込んでくれていることが有り難い。青い薬を飲むという選択は正解だったなと思うと少し体が楽になったような気がした。
鏡にはローザが転移魔法陣に魔獣を誘導している姿が映っている。ご丁寧に魔獣を転送する様子も見せてくれるらしい。
「はは、狂ってるな。」
ローザの感情の起伏はもはや正気とは思えなかった。
魔獣の体が元の大きさに戻るまで30分。そろそろか。
ローザが恍惚の表情を浮かべ大きく腕をあげると空まで光の柱が昇り、空間移動魔法陣の上にいた魔獣が一斉に姿を消した。次に鏡に映ったのはオーヴェルだ。空間移動魔法陣の上に小さな魔獣が出現すると魔方陣の警備をしている騎士団がどよめいた。
「結界装置を起動しろ!!」
その声と魔獣が元の大きさに戻るのは同時だった。キンと張られた結界の中に魔獣が閉じ込められる。
「へぇ、やるじゃん・・・。」
ターザニアから学び対策は打っていたということか。でも、いつまでもつことやら・・・。
こうしている間にも結界の中の魔獣は増え続けた。騎士団が続々と集まってくる。その映像の最中、鏡の中の映像が分割され、半分にユーリスアが表示された。こちらも同じように空間移動魔法陣の中から魔獣が現れ、魔獣の動きを封じるように結界が張られた。
「なるほどね。それで今回使う魔獣、なわけだ。」
魔獣が飼われている部屋に足を踏み入れると、予想通りたくさんの魔獣がいた。ざっと見て200匹近い数だろう。ガルルルルと低く唸るような声が部屋に響く。これくらいの数なら今ある薬で間に合う。肉に二種類の錠剤を埋め込むと一頭一頭の鼻先に長い棒を使って肉を垂らした。確実に飲むようにと一頭一頭に与えるこの作業は相当時間がかかりそうだ。
7時間かけて魔獣に薬を飲ませるとライファにチョンピーを飛ばした。それから子供の魔獣の部屋に行き作業終え部屋を出た。
「その部屋で何を?」
「ローザ様。生育状況を確認しておりました。順調のようですね。」
「そう。今日使う魔獣の準備は出来た?」
「はい。あとは使用前にローザ様が青い液体と体を縮小させる薬を飲ませるだけです。」
「わかったわ。ねぇ、先ほどここから小さな魔力を感じたのだけど何か知っていて?」
「あぁ、魔獣に薬を飲ませる時に魔力を使用しましたのでそれかもしれませんね。」
ローザは何かを疑うような視線を私に向けもう一度「そう」と言った。
「今夜にしようと思っていたのだけれど気が変わったわ。ついてきなさい。」
ローザは成獣のいる部屋に入ると二種類の薬を手に取り、魔力で魔獣の首を絞めつけるようにしながら飲ませていった。200匹の魔獣に薬を飲ませるのに20分とかからない。
「魔獣を移動させるわ。ニコラウスも手伝って。」
「ローザ様、私は調合師ですのでその他のことについては役に立ちませんよ。まだ幼い魔獣のお世話でもしておきます。」
「くす、ふふふふふ。そんな言い訳が私に通じると本気で思っているの?」
ローザが目を見開き、その目が血走っている。
「あなたの調合の腕を買って薬の調合を頼んだわ。でもね、私があなたを気に入っていたのはあなたの心の中に私と同じ虚無があったからよ。この世界への諦めがね。それがどう?今のあなたの中には僅かに生への執着が見える。」
じわっと冷や汗が噴き出てくるのが分かる。
生への執着だと?まさか・・・。この世界には何の期待もしていなかった。見たいものなど無いはずだ。だがローザに見えたということは私にはそういう心があるということなのか。
「そう、あなたは私のスキルに気が付いていたのね。」
ローザが私に近付いてくる。一歩一歩距離を詰めて溢れ出る魔力を隠そうともしない。
「私を裏切るつもり?」
その問いに答える言葉を私は持っていなかった。裏切っていないと言ってしまえば良いのかもしれない。ただ、なぜかローザの仲間と自ら認めることが耐えられなかった。
「そう。それが答えね。」
ドンッ
ローザの魔力が私を壁に押し付け首元を締めつけながら私の体を持ち上げる。
「ぐ・・・。」
「何があなたを変えたのかしら。あなたの心は肝心な部分は話さないのね。」
私の体がローザの魔力によって1m程浮かび上がった時だった。体の血管のどこかがブチッと切れたように口からゴホッと血が溢れた。
くそっ、もう、薬の影響が出始めたか。
「ふふふふふふ、あはっ、あははははははは。そう、この私を騙すために薬を飲んだの?自身の命を犠牲にしてでも守りたいものが出来たの?くくくくくくく。でもその感じだと直ぐに死んでしまいそうねぇ。」
ローザが私の体から魔力を引き上げると体は音を立てて床に落ちた。
「はっ、ぐっ!!」
もう一度血を吐き、肩で息をする。
「はぁ、はぁ」
このまま死ぬか・・・。まぁ、いい。それも悪くはない。
「なぁに?このまま死ねると思っているの?こんな満たされたような気持ちのままで?」
ローザの怒りにローザの魔力が揺らぎ髪の毛をゆらゆらと漂わせた。
「チッ、あの女も逃げたか・・・。」
私から視線を外して吐き捨てるように呟く。それからもう一度私を見るとニヤリと笑った。
「このまま死なせたりはしないわ。あなたの守りたいものとやらがこの世界ごと壊れる姿を見ればいい。最初はオーヴェルだけにする予定だったけど、ユーリスアも一緒に滅ぼしてしまいましょ。」
ローザが身をかがめて私の顔を覗き込むようにする。
「こんな時でも無表情なのは流石といったところね。あなたの家、ポタだったかしら。あの家にはあなた以外の気配があったわ。あなたの守りたいものもユーリスアにあるのでしょう?レベッカもどうせユーリスアに向かうでしょうし。あの国が亡びるのは見ものね。」
ローザは私の体に手を当てると魔力を流し込んだ。温かな魔力が体の内部に流れたかと思うと少し呼吸が楽になった。
「ほんの少しだけ長らえた命であなたの中に生まれた希望が滅びてゆくのを見届けるがいい。」
ローザはそう言い放つと私の服の襟元を掴み、引きずって自身の部屋に連れて行った。部屋の中央まで行き大きな鏡の前に私を放り投げるようにして置いた。そして軽く指を動かして私の腕を魔力で拘束した。
「魔道虫に中継させているのよ。ほら、オーヴェルが映っているでしょう?あぁ、ユーリスアにはこれから魔道虫を送るから安心してね。ユーリスアが滅びる様子を特等席で見せてあげる。」
先ほどまで怒りに震えていたローザが今は一転してご機嫌の様子だ。
「楽しみね。ねぇ、そうでしょう?ニコラウス。」
鼻歌でも歌うようにして私の体を魔力で固定する。
「どうして誰も分かってくれないのかしら・・・。グショウもあなたもレベッカも私を簡単に裏切る。私を置き去りにして!!」
愁いを帯び嘆くような声が低く凄みを増した声へと変わる。階段を上るようにローザの怒りのボルテージが上がっていき、またローザの髪の毛が魔力に揺らいだ。
「あはっ、ふふふふふふ、あははははは。みんな消えてしまえばいいのよ。」
ローザは楽しそうに呟くと私に「待っていてね」と微笑んだ。
ローザが部屋を出ていってからようやく体を起こした。体は鉛のように重く、たとえ拘束されていなくてもまともに動けないに違いない。ふう、と息を吐き出した途端【ライファ】が脳裏に下りてきた。
上手く隠れているだろうか。ローザがライファはユーリスアにいると思い込んでくれていることが有り難い。青い薬を飲むという選択は正解だったなと思うと少し体が楽になったような気がした。
鏡にはローザが転移魔法陣に魔獣を誘導している姿が映っている。ご丁寧に魔獣を転送する様子も見せてくれるらしい。
「はは、狂ってるな。」
ローザの感情の起伏はもはや正気とは思えなかった。
魔獣の体が元の大きさに戻るまで30分。そろそろか。
ローザが恍惚の表情を浮かべ大きく腕をあげると空まで光の柱が昇り、空間移動魔法陣の上にいた魔獣が一斉に姿を消した。次に鏡に映ったのはオーヴェルだ。空間移動魔法陣の上に小さな魔獣が出現すると魔方陣の警備をしている騎士団がどよめいた。
「結界装置を起動しろ!!」
その声と魔獣が元の大きさに戻るのは同時だった。キンと張られた結界の中に魔獣が閉じ込められる。
「へぇ、やるじゃん・・・。」
ターザニアから学び対策は打っていたということか。でも、いつまでもつことやら・・・。
こうしている間にも結界の中の魔獣は増え続けた。騎士団が続々と集まってくる。その映像の最中、鏡の中の映像が分割され、半分にユーリスアが表示された。こちらも同じように空間移動魔法陣の中から魔獣が現れ、魔獣の動きを封じるように結界が張られた。
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