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第二章
2. ターザニア上陸
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船は定員が20人程の中型船で操舵室はあるものの船員もお客も同じところで休むというざっくりとした船だった。
「見て、ライファ!!俺たち海の真ん中にいる!」
甲板で大はしゃぎするキヨを見つつ、真ん中ではないけどな、と心の中でツッコむ。だが、キャッキャしていたのは最初のうちだけで1時間もすると気持ち悪いとげっそりし始めた。
「船酔いだな。」
船員がそう言うとお茶を持ってきてくれた。
「これを飲んで大人しくしてれば少しはマシになるぞ。」
こっそりお茶のスキルを見てみると【鎮静効果1】だった。効果1では気休めにしかならないだろう。私はキヨの背中をさする。夜になってもキヨの体調は良くならず、ぐったりしたまま部屋に横になっている。ベルも心配そうにキヨをパタパタ仰いでいた。
「大丈夫か?」と声をかけても、頷くのが精いっぱいで食欲もない。キヨの背中をさすりながら、本当に私は何もできないんだと痛感した。魔女の弟子という学ぶには恵まれた場所にいながら、4年もの間私は一体何をしてきたのだろう。
好きな料理ばかりして、スキルを自分の為にばっかり使った結果、目の前で苦しんでいる人の苦しみをこれっぽっちも和らげることが出来ない。師匠だったらきっと何かできていたはずだ。私は自分が情けなくて仕方がなかった。
キヨにとってはしんどく長い2日間、私にとっては無力を痛感する2日間が過ぎ、ようやくターザニアに着いた。弱りきっているキヨに肩を貸し、船を下りる。
「う~、まだぐらぐらする。」
青白い顔のキヨを船着き場の隅に座らせる。
「何か飲み物飲む?」
「今はいいから、ここにいて。」
キヨの隣に座って肩を貸した。キヨが私にもたれかかる。
「ライファはなんでターザニアに来たの?そういえば聞き忘れてた。」
弱弱しい声でキヨが聞いた。
「ターザニアは調合の研究が盛んだと聞いて、研究所で勉強させてもらいに来たんだ。」
「へぇー、すごいね。俺も勉強にきたようなものだから一緒だね、」
キヨが笑う。少し元気が出てきたようだ。
「私さ、キヨが苦しい思いしているとき何もできなかった。もっとちゃんと調合を勉強していればって凄く思った。ありがとう、キヨ。気づかせてくれて。」
「えぇっ、俺、ただの船酔いだけど!?」
キヨは驚いたように声をあげた。
「でもまぁ、こんな情けない姿でもありがとうって言って貰えて、なんか、ラッキー。」
「うん。」
「これからどうするの?」
「【フォレスト】って宿屋に行く。ターザニアにいる間、そこに住むんだ。」
「そうか、俺は職場に宿舎があるらしいからそこで暮らすことになってる。休みの日にでも会いに行くよ。」
「うん。」
「よし、だいぶ良くなったから俺、行くわ。ありがとう。またな!」
「うん、また。」
出発前にヴァンス様が送ってくれた地図を片手にターザニアの街を歩く。ターザニアはユーリスアの王都の街並みに緑を加えた近代と古代が同居しているような街だ。至る所に街路樹が茂り、街路樹の中には実をつけたものもある。宿屋はターザニアの中心部と船着き場の間くらいにあった。木造の2階建ての建物で、木の中にあると錯覚するほど木に近しい建物だった。家の柱に生きた木がそのまま使われており、木は屋根を突き破り空に枝を伸ばしている。
カラン
宿屋の扉を開けると控えめなベルの音が鳴り、30代くらいの綺麗な女性が出てきた。
「いらっしゃい。あら?もしかしてライファさん?」
「はい。ライファ・グリーンレイと申します。」
「ヴァンス様が言っていた通りの方ね。私はナターシャ。」
ナターシャさんはそこまで言うと「ガロンっ!ガロンっ!」と呼んだ。続いて出てきたのは30代半ばと思われる短髪黒髪のマッチョだ。額に大きな傷跡があるが、隠すこともなく堂々としている。
「おー、君がライファか。なるほどなるほど。こりゃ、美人さんだな。まぁ、うちの嫁さんには敵わんが。」
ガロンさんは照れもせずナターシャさんに微笑む。ナターシャさんも慣れているようで「はいはい、ありがとう。」とサラッと流した。
「ライファ・グリーンレイです。こっちはベル。お世話になります!」私はもう一度二人に頭を下げた。
「二階の一番奥の部屋を用意してあるの。自分の家だと思って気を遣わずに過ごしてね。」
ナターシャさんが部屋を案内しながら説明をしてくれる。
「シャワーは各部屋についているからそれを使ってね。食事は朝と夜のぶんは家で用意するわ。地下が食堂兼飲み屋になっているからそこで食べてね。それと宿代なんだけど1日あたり2500オンでいいかしら?」
「はい、大丈夫です!」
「もし宿代を払うのがキツイようなら言ってね。ヴァンス様に払って貰うわ。きっとライファさんの為なら喜んで支払うわよ。」
ナターシャさんがウィンクする。
「いや、それは恐いので自分でなんとかします。」
私が断るとナターシャさんは、ヴァンス様もまだまだね、と笑った。
ナターシャさんが用意してくれた私の部屋はベッドと机とクローゼットがあるだけのシンプルなものだった。部屋には大きな窓があり、そこから宿屋を囲む枝越しに通りが見える。私は机にリトルマインを置いた。
最近、ちょっと変だぞレイ、とちびレイのおでこを突っつく。
「あ、そうだ。」
私は鞄からアレン王子行きの石を取り出した。ターザニア行きの了承を貰ったあの日、アレン王子へと飛ばした石はターザニアに着いたらこの石で連絡するようにと、また私の元へと戻ってきたのだ。
「アレン王子、ライファ・グリーンレイです。ターザニアに着きました。船着き場とターザニアの中止部の中間にある【フォレスト】という宿屋に下宿しています。」
アレン王子に石を飛ばす。程なくして、明日使いをやるとの返事が届いた。
夕方になると【フォレスト】は賑やかになる。地下の食堂兼飲み屋を宿泊客以外にも開放しているためだ。
「お、ライファちゃん、ご飯すぐに用意するね。」
厨房にいたガロンさんが顔をあげて声をかけてくれた。食事は宿泊客のものはメニューが決まっているようだ。店内には平民もいれば旅人風な人もいるし、ターザニアの騎士団もいる。さん
「ふふふ、騎士団のお客さん、多いでしょ。だからね、ここはむしろ安全なのよ。」
食事を持ってきてくれたナターシャさんが言った。
「あ、キイナちょっと来て。紹介するわ。今日から1年くらいかな。うちに泊るライファよ。」
「はじめまして。私、キイナ。私は主にこのフロアを手伝っているの。よろしくね!キイナって呼んで」
「ライファです。よろしくお願いします。」
私はキイナの手をとると立ち上がって挨拶をする。
「キイナは20歳だから年齢的にも少し先輩ね。色々教えてあげてね。」
ナターシャさんが言う。キイナは赤茶けたショートの髪の毛を横に揺らして、お任せ下さい!と言った。
ベルに茹でサワンヤを分けながら食事をしていると次々とお客さんが入ってくる。キイナはテキパキと注文を聞き、テキパキと料理を運んでいたが、1人のお客さんが入ってきた時にだけ手を止めてニコッと微笑んだ。職人風の無口そうなお客さんで、細身の体で黒く短いツンツンした髪の毛をしている。キイナがいらっしゃいと言いながら近寄っていくとほんの少しだけ微笑んだ。
なんだか、すごく・・・
「お似合いでしょ!?」
思っていることが言葉になって驚いていると、いつの間にかナターシャさんが隣に来ていた。
「キイナの婚約者よ。もうすぐ結婚するの。」
ナターシャさんはそう言ってとても優しく微笑んだ。
「見て、ライファ!!俺たち海の真ん中にいる!」
甲板で大はしゃぎするキヨを見つつ、真ん中ではないけどな、と心の中でツッコむ。だが、キャッキャしていたのは最初のうちだけで1時間もすると気持ち悪いとげっそりし始めた。
「船酔いだな。」
船員がそう言うとお茶を持ってきてくれた。
「これを飲んで大人しくしてれば少しはマシになるぞ。」
こっそりお茶のスキルを見てみると【鎮静効果1】だった。効果1では気休めにしかならないだろう。私はキヨの背中をさする。夜になってもキヨの体調は良くならず、ぐったりしたまま部屋に横になっている。ベルも心配そうにキヨをパタパタ仰いでいた。
「大丈夫か?」と声をかけても、頷くのが精いっぱいで食欲もない。キヨの背中をさすりながら、本当に私は何もできないんだと痛感した。魔女の弟子という学ぶには恵まれた場所にいながら、4年もの間私は一体何をしてきたのだろう。
好きな料理ばかりして、スキルを自分の為にばっかり使った結果、目の前で苦しんでいる人の苦しみをこれっぽっちも和らげることが出来ない。師匠だったらきっと何かできていたはずだ。私は自分が情けなくて仕方がなかった。
キヨにとってはしんどく長い2日間、私にとっては無力を痛感する2日間が過ぎ、ようやくターザニアに着いた。弱りきっているキヨに肩を貸し、船を下りる。
「う~、まだぐらぐらする。」
青白い顔のキヨを船着き場の隅に座らせる。
「何か飲み物飲む?」
「今はいいから、ここにいて。」
キヨの隣に座って肩を貸した。キヨが私にもたれかかる。
「ライファはなんでターザニアに来たの?そういえば聞き忘れてた。」
弱弱しい声でキヨが聞いた。
「ターザニアは調合の研究が盛んだと聞いて、研究所で勉強させてもらいに来たんだ。」
「へぇー、すごいね。俺も勉強にきたようなものだから一緒だね、」
キヨが笑う。少し元気が出てきたようだ。
「私さ、キヨが苦しい思いしているとき何もできなかった。もっとちゃんと調合を勉強していればって凄く思った。ありがとう、キヨ。気づかせてくれて。」
「えぇっ、俺、ただの船酔いだけど!?」
キヨは驚いたように声をあげた。
「でもまぁ、こんな情けない姿でもありがとうって言って貰えて、なんか、ラッキー。」
「うん。」
「これからどうするの?」
「【フォレスト】って宿屋に行く。ターザニアにいる間、そこに住むんだ。」
「そうか、俺は職場に宿舎があるらしいからそこで暮らすことになってる。休みの日にでも会いに行くよ。」
「うん。」
「よし、だいぶ良くなったから俺、行くわ。ありがとう。またな!」
「うん、また。」
出発前にヴァンス様が送ってくれた地図を片手にターザニアの街を歩く。ターザニアはユーリスアの王都の街並みに緑を加えた近代と古代が同居しているような街だ。至る所に街路樹が茂り、街路樹の中には実をつけたものもある。宿屋はターザニアの中心部と船着き場の間くらいにあった。木造の2階建ての建物で、木の中にあると錯覚するほど木に近しい建物だった。家の柱に生きた木がそのまま使われており、木は屋根を突き破り空に枝を伸ばしている。
カラン
宿屋の扉を開けると控えめなベルの音が鳴り、30代くらいの綺麗な女性が出てきた。
「いらっしゃい。あら?もしかしてライファさん?」
「はい。ライファ・グリーンレイと申します。」
「ヴァンス様が言っていた通りの方ね。私はナターシャ。」
ナターシャさんはそこまで言うと「ガロンっ!ガロンっ!」と呼んだ。続いて出てきたのは30代半ばと思われる短髪黒髪のマッチョだ。額に大きな傷跡があるが、隠すこともなく堂々としている。
「おー、君がライファか。なるほどなるほど。こりゃ、美人さんだな。まぁ、うちの嫁さんには敵わんが。」
ガロンさんは照れもせずナターシャさんに微笑む。ナターシャさんも慣れているようで「はいはい、ありがとう。」とサラッと流した。
「ライファ・グリーンレイです。こっちはベル。お世話になります!」私はもう一度二人に頭を下げた。
「二階の一番奥の部屋を用意してあるの。自分の家だと思って気を遣わずに過ごしてね。」
ナターシャさんが部屋を案内しながら説明をしてくれる。
「シャワーは各部屋についているからそれを使ってね。食事は朝と夜のぶんは家で用意するわ。地下が食堂兼飲み屋になっているからそこで食べてね。それと宿代なんだけど1日あたり2500オンでいいかしら?」
「はい、大丈夫です!」
「もし宿代を払うのがキツイようなら言ってね。ヴァンス様に払って貰うわ。きっとライファさんの為なら喜んで支払うわよ。」
ナターシャさんがウィンクする。
「いや、それは恐いので自分でなんとかします。」
私が断るとナターシャさんは、ヴァンス様もまだまだね、と笑った。
ナターシャさんが用意してくれた私の部屋はベッドと机とクローゼットがあるだけのシンプルなものだった。部屋には大きな窓があり、そこから宿屋を囲む枝越しに通りが見える。私は机にリトルマインを置いた。
最近、ちょっと変だぞレイ、とちびレイのおでこを突っつく。
「あ、そうだ。」
私は鞄からアレン王子行きの石を取り出した。ターザニア行きの了承を貰ったあの日、アレン王子へと飛ばした石はターザニアに着いたらこの石で連絡するようにと、また私の元へと戻ってきたのだ。
「アレン王子、ライファ・グリーンレイです。ターザニアに着きました。船着き場とターザニアの中止部の中間にある【フォレスト】という宿屋に下宿しています。」
アレン王子に石を飛ばす。程なくして、明日使いをやるとの返事が届いた。
夕方になると【フォレスト】は賑やかになる。地下の食堂兼飲み屋を宿泊客以外にも開放しているためだ。
「お、ライファちゃん、ご飯すぐに用意するね。」
厨房にいたガロンさんが顔をあげて声をかけてくれた。食事は宿泊客のものはメニューが決まっているようだ。店内には平民もいれば旅人風な人もいるし、ターザニアの騎士団もいる。さん
「ふふふ、騎士団のお客さん、多いでしょ。だからね、ここはむしろ安全なのよ。」
食事を持ってきてくれたナターシャさんが言った。
「あ、キイナちょっと来て。紹介するわ。今日から1年くらいかな。うちに泊るライファよ。」
「はじめまして。私、キイナ。私は主にこのフロアを手伝っているの。よろしくね!キイナって呼んで」
「ライファです。よろしくお願いします。」
私はキイナの手をとると立ち上がって挨拶をする。
「キイナは20歳だから年齢的にも少し先輩ね。色々教えてあげてね。」
ナターシャさんが言う。キイナは赤茶けたショートの髪の毛を横に揺らして、お任せ下さい!と言った。
ベルに茹でサワンヤを分けながら食事をしていると次々とお客さんが入ってくる。キイナはテキパキと注文を聞き、テキパキと料理を運んでいたが、1人のお客さんが入ってきた時にだけ手を止めてニコッと微笑んだ。職人風の無口そうなお客さんで、細身の体で黒く短いツンツンした髪の毛をしている。キイナがいらっしゃいと言いながら近寄っていくとほんの少しだけ微笑んだ。
なんだか、すごく・・・
「お似合いでしょ!?」
思っていることが言葉になって驚いていると、いつの間にかナターシャさんが隣に来ていた。
「キイナの婚約者よ。もうすぐ結婚するの。」
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