上 下
45 / 226
第二章

1. ターザニアへ

しおりを挟む
朝、身支度を整える。

ターザニアでは魔女の弟子ということは秘密なので、着慣れた黒いポンチョは置いていくことにした。服装は黒のパンツにクリーム色のチュニック、腰には先生に貰った巾着に背中には選りすぐりの日用品を入れたリュックを背負う。もちろん、リトルマインも忘れずに入れてある。

「ベル、おいで。」

私はベルを肩に止まらせると自分の部屋に頭を下げた。

「行ってきます。」

そう口にすると部屋を出て師匠の元へ向かった。

「師匠?」

師匠はリビングで恋愛物語を読んでいたところだった。

「もう行くか?」
「はい。」
「じゃぁ、これ、持っていけ。」

師匠はそういうと、ぽいぽいっと二つを投げてよこした。
濃いカーキ色のポンチョと恋愛物語だ。

「ありがとうございます!!でも、師匠、このポンチョは分かりますが恋愛物語はなんですか?私、そんなに興味はないのですが。」

私の顔を見ると師匠は大きなため息をついた。

「お前があまりにもそっち方面に疎いからだよ。それ読んで少しは勉強しろ。」
「あ、ありがとうございます。」

私は引きつった笑みのまま本を鞄にしまう。

「では、行ってきます!」
「あぁ、気をつけて行っておいで。」


 ジェーバ・ミーヴァの長距離馬車乗り場に行くと数台の馬車がいた。オルヴ行きの乗合馬車を見つけると3000オンを払い乗り込んだ。馬車の中は席もなく荷台のままで、その荷台の隅に座り込む。
キュイッ、キュイッ

肩にいたベルが両手を口に当てて食べ物を催促する。

「わかった。わかった。ベルは本当に食べるのが好きだな。」

リュックからクッキーを取り出した。昨日、師匠用にとたくさん作ったのだ。本当は今、私が持っている分は昨日レイに渡す予定だったものなのだが、動揺しまくった結果渡すのをすっかり忘れたのだった。私は首元についたレイの印に触れた。昨日のレイを思い出してゾクッとする。時折見せるようになったデビルレイには調子を狂わされてばかりだ。

「困ったな。」
「何が困ったの?」

つい口をついた言葉に思いがけずに言葉が帰ってきたことに驚いて顔を上げると、目の前に同じ年くらいの男の子の顔があった。

「困ったなって聞こえたから、つい話しかけちゃった。」

男の子はそう言ってニカッと笑った。ブラウンの髪の毛が耳ぐらいの長さでツンツンしており、大きな目、大きな口、太陽みたいな笑顔だ。

「いや、そういうんじゃなくて。大丈夫。心配してくれてありがとう。」

私がそう言うと「良かった」といってまたニカっと笑った。

「ねぇ、どこまで行くの?」
「ターザニアまで。」
「おぉーっ!俺もターザニアに行くんだ!俺、キヨ。よろしく。」
「私はライファ。こちらこそ。こっちの小さいのはベル。」

キヨはベルにも小さく挨拶をした。馬車は休憩を入れながら走り続ける。ジェーバ・ミーヴァとオルヴの中間地点では休憩時間に食事が買えるようになっており、私たちは12時間ぶりに馬車から下りた。

「んーっ。」

固まった関節を伸ばす様に、ぐぐっと伸びる。

「ベル、何か食べ物を見てこようか?」

ベルに話しかけると、キュイッと嬉しそうに鳴いた。

「俺も!俺も!」

キヨも馬車から降りると私の腕を引っ張っていく。

「ほら、急がないと時間なくなっちゃうよ!」

降りた場所には複数の馬車が停まっていて、小さな出店が5店舗くらいあった。お弁当や果物、飲み物が主流だ。私がベルの欲しがったパンを購入していると、キヨに呼ばれた。

「ライファちょっと、こっちに来て!見て!あれっ」

キヨが指さした方を見ると、直径30㎝はあろうか、大きな黄色の果物があった。

「あれ、安くね?」

確かにあの大きさで300オンは安い。
「半分こにしない?さすがに一つ食べちゃうとお腹がたぷたぷになっちゃうや。」
俺、あんまりお金持ってなくて安くて大きいものがいいんだ、と囁かれれば、まぁいいかという気持ちになる。
「これはね、カオっていう果物さ。いいよ、半分に切ってあげる。」
店のおじさんはそういうと、手をポンと果物にあてて切ってくれた。
「好みが分かれる果物ではあるけど、ハマる人は一人で一個食べるもんさ。」
おじさんは笑いながら果物を手渡してくれた。キヨと二人、果物にかぶりつく。
「「酸っぱーっ!!!」」
脳天を突き抜けるような酸っぱさだ。顎の奥がキュッとなって唾液がどんどん分泌される。
な、なるほど。このお値段はこういうことか。
私たち二人の反応を見ておじさんは大笑いしていた。

馬車はその後も走り続け、私たちは馬車で夜を明かし、一日半ほどかかってオルヴの町に着いた。街に着いたのは21時にもなっていて、船を探すのは翌朝になる。どこか泊ることができるところを探さなくては。残金は15000オンか。船代が5000オンで宿代が一泊2500オン。バイトして稼ぐとしてもお金は節約するに越したことはないな。
宿屋をいくつか回ってみたが、利用客が多い町の宿屋はやはり高い。いくつか宿屋を回ってはみたが素泊まりで4000オンが最安値だった。
「4000オンか・・・。うー、キツイな。」
野宿も視野に入れるかと考えながら歩いていると、二人組の男が近づいてきた。
「お嬢さん、困ってんの?家に泊めてあげようか?」
ベルが警戒したようにキュイっと鳴く。男は私の肩に手を触れようとしたが、途中でビクッとなって離れた。
「あ、うち、今日満員だったや。なぁ。」
「あぁ、そうだった。また今度ね。」
男たちが去っていく。
「何だ今の?」
とにかく、朝までいられそうな場所でも探すか。町をふらつきながら結局船着き場の方へ戻っていくとベルがキュイッと手を伸ばした。伸ばした方向を見るとキヨがいる。
「あれ?キヨは宿屋探さないの?」
「うん、だって俺、お金あんまりないから!」
「あぁ、そっか。」
「ライファは?」
「私もあんまり持ってなくて。」
「じゃぁ、朝まで一緒にいるか!女の子一人じゃ、危ないだろ?」
確かに。危ないかもしれないな。
「じゃぁ、お言葉に甘えて。」
キヨと二人で船着き場の片隅にある建物の影に座った。波の音がここまで聞こえて、少し心が落ち着く。
「ターザニアには何しに行くの?」
「ターザニア国王の第3夫人が自分の建物を建てるらしくてさ。その為の職人を募集してたんだ。第3夫人の建物の建設に関わったとなればハクもつくと思ってダメもとで応募したら受かった!」
キヨは嬉しそうに言う。
「建物を建て終わったらまたジェーバ・ミーヴァに帰ってきて、ターザニアで学んだ技術を生かして、町の皆が楽しめるような建物を作りたい。」
「いいね。すごく素敵な計画だ。」
「でしょ?建物が完成したら、ライファも見にきてよ。」
夜になると船着き場は町よりも温度が下がる。熱を少しでも逃がさないようにと小さくなると、キヨが持っていた大きな布を広げた。
「無いよりはましでしょ。一緒にくるまろう。」
「いや、それは・・・。」
「何言ってんの。これからターザニアに行くのに体調崩したら大変じゃん。ほら、ベルもおいで。」
全くもってその通りだ。おじゃまします、と体を寄せる。触れている部分があたたかい。少しうとうとしかけた頃、リトルマインから声がした。
「ライファ、いる?」
なに?なに?っとキヨがキョロキョロする。
「私のリトルマインだ。大丈夫だよ。」
リトルマインを取り出し返事をすると、思っていたよりも低いトーンの声が返ってきた。
「誰?そこの人。」
くるっと振り向けば私の横で不思議そうにちびレイを見ているキヨの顔があった。二人の肩には1枚の布かかけられていて、二人で布にくるまっていることは明白だ。だが別に何か怪しいことをしていたわけでもないし、レイに何か言われる筋合いもない。
「キヨだよ。馬車で知り合ったんだけど目的地が一緒なんだ。」
「ふーん。で、なんで一緒にくるまってんの?」
リトルマイン越しでも魔力って伝わるのだろうか。ベルがパッと姿を消した。
その横で「ライファ、これすごいね!小さいのにちゃんと動いてる!」とキヨはちびレイを見ては、すごい!すごい!とはしゃいでいる。
「寒かったからキヨが入れてくれた。」
「そういうことじゃなくて・・・、宿屋は?」
「思ったより高くってやめた。初めての野宿体験だ!むふふ。」
レイは呆れたようにため息をついた。
「ほんと、お守り渡しておいて正解だったよ。ねぇ、ちょっと、そこのキヨさん?」
レイがキヨに話しかける。
「ライファには手を出さないでくださいね。わかるでしょ?」
レイが含みを持たせて言う。
「え?なんのこと?わからないけど。」
キヨはきょとんとした表情のまま答えた。
「ライファについている魔力に気付かないのか!?」
ちびレイが目を見開く。そして、もしかして・・・と呟いたあと、魔力ランクはいくつだ?と聞いた。
「1だけど。」
レイが頭を抱えるのと、私がキヨの手を握るのが同時だった。
「私も!私もなんだ!」
魔力ランク1の人に出会ったのは初めてだったからすごく嬉しくなった。それはキヨも同じだったようで、二人で手を握り合いながら喜ぶ。同士だ。同士だ。リトルマインのレイが「そういうことか」と呟いた。魔力ランクが低すぎるせいで相手の魔力を感知する能力が低いらしい。相手が魔力が分かるほどに魔力を発すれば気づくこともあるが、通常状態では分からないのだという。
「ライファ、その手を離して?」
いつの間にかデビルレイになっていたちびレイが目を細めたので、私はキヨの手をパッと放した。
なぜだ?今までの会話のどこにデビルレイになる要素があったのだ?
「キヨさん、私はあなたよりずっと高い魔力ランクなんだ。その私からのお願いなんだけど、ライファにそんなに近づかないでくれないかな。」
ちびデビルレイは静かにゆっくりとした口調でキヨに告げた。
「え、やだ。俺、むしろライファと結婚したい。」
「はっ!?」
さすがにその言葉には私もびっくりしてキヨの方を見た。
「だって、同じ馬車で、行先も同じで、魔力ランクも同じで。なんか、運命みたいじゃん。」
「・・・たしかにすごい偶然だ。」
ぽそっと呟くと、「へぇー」と低い声を出したちびデビルレイがするすると私の腕を歩き、首元に座った。その行動にビクッとする。
「あ、いや、結婚はないぞ。そういうのはわからん。」
「わからないってことは、可能性はゼロじゃないってことだよね?」
キヨがキラキラした目で言った。このデビルレイの醸し出す空気を少しは読んでほしい・・・。
「キヨ、キヨ、落ち着け!結婚は好きな人とするのがいいだろ!私たちはこれからターザニアへ行くんだ。輝く希望のターザニアだ!素敵な出会いもあるかもしれないぞ!」
「確かに、それもそうか。」
私が言えば、キヨは素直に納得する。ど天然か!!
きっと魔力ランク1の人に出会ったのがすごく嬉しかったのだろう。それで舞い上がりすぎて結婚なんて言い出したに違いない。ホッとして微笑む。
「ねぇ、ライファ。こういう人もいるから君は自分でもちゃんと身を守らないといけないよ?」
「わかった。」
確かにレイのいう通りだと思い、素直に応じる。
「ライファにあんな風に触っていいのは私だけだからね?」
ちびデビルレイはそういうと、昨日レイがつけた印の部分に触れた。カッと顔が赤くなるのを感じながら私は今夜も動揺したまま眠りにつくことになった。


しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

異世界着ぐるみ転生

こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生 どこにでもいる、普通のOLだった。 会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。 ある日気が付くと、森の中だった。 誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ! 自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。 幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り! 冒険者?そんな怖い事はしません! 目指せ、自給自足! *小説家になろう様でも掲載中です

秘密多め令嬢の自由でデンジャラスな生活〜魔力0、超虚弱体質、たまに白い獣で大冒険して、溺愛されてる話

嵐華子
ファンタジー
【旧題】秘密の多い魔力0令嬢の自由ライフ。 【あらすじ】 イケメン魔術師一家の超虚弱体質養女は史上3人目の魔力0人間。 しかし本人はもちろん、通称、魔王と悪魔兄弟(義理家族達)は気にしない。 ついでに魔王と悪魔兄弟は王子達への雷撃も、国王と宰相の頭を燃やしても、凍らせても気にしない。 そんな一家はむしろ互いに愛情過多。 あてられた周りだけ食傷気味。 「でも魔力0だから魔法が使えないって誰が決めたの?」 なんて養女は言う。 今の所、魔法を使った事ないんですけどね。 ただし時々白い獣になって何かしらやらかしている模様。 僕呼びも含めて養女には色々秘密があるけど、令嬢の成長と共に少しずつ明らかになっていく。 一家の望みは表舞台に出る事なく家族でスローライフ……無理じゃないだろうか。 生活にも困らず、むしろ養女はやりたい事をやりたいように、自由に生きているだけで懐が潤いまくり、慰謝料も魔王達がガッポリ回収しては手渡すからか、懐は潤っている。 でもスローなライフは無理っぽい。 __そんなお話。 ※お気に入り登録、コメント、その他色々ありがとうございます。 ※他サイトでも掲載中。 ※1話1600〜2000文字くらいの、下スクロールでサクサク読めるように句読点改行しています。 ※主人公は溺愛されまくりですが、一部を除いて恋愛要素は今のところ無い模様。 ※サブも含めてタイトルのセンスは壊滅的にありません(自分的にしっくりくるまでちょくちょく変更すると思います)。

異世界もふもふ食堂〜僕と爺ちゃんと魔法使い仔カピバラの味噌スローライフ〜

山いい奈
ファンタジー
味噌蔵の跡継ぎで修行中の相葉壱。 息抜きに動物園に行った時、仔カピバラに噛まれ、気付けば見知らぬ場所にいた。 壱を連れて来た仔カピバラに付いて行くと、着いた先は食堂で、そこには10年前に行方不明になった祖父、茂造がいた。 茂造は言う。「ここはいわゆる異世界なのじゃ」と。 そして、「この食堂を継いで欲しいんじゃ」と。 明かされる村の成り立ち。そして村人たちの公然の秘め事。 しかし壱は徐々にそれに慣れ親しんで行く。 仔カピバラのサユリのチート魔法に助けられながら、味噌などの和食などを作る壱。 そして一癖も二癖もある食堂の従業員やコンシャリド村の人たちが繰り広げる、騒がしくもスローな日々のお話です。

【完結】婚活に疲れた救急医まだ見ぬ未来の嫁ちゃんを求めて異世界へ行く

川原源明
ファンタジー
 伊東誠明(いとうまさあき)35歳  都内の大学病院で救命救急センターで医師として働いていた。仕事は順風満帆だが、プライベートを満たすために始めた婚活も運命の女性を見つけることが出来ないまま5年の月日が流れた。  そんな時、久しぶりに命の恩人であり、医師としての師匠でもある秋津先生を見かけ「良い人を紹介してください」と伝えたが、良い答えは貰えなかった。  自分が居る救命救急センターの看護主任をしている萩原さんに相談してみてはと言われ、職場に戻った誠明はすぐに萩原さんに相談すると、仕事後によく当たるという占いに行くことになった。  終業後、萩原さんと共に占いの館を目指していると、萩原さんから不思議な事を聞いた。「何か深い悩みを抱えてない限りたどり着けないとい」という、不安な気持ちになりつつも、占いの館にたどり着いた。  占い師の老婆から、運命の相手は日本に居ないと告げられ、国際結婚!?とワクワクするような答えが返ってきた。色々旅支度をしたうえで、3日後再度占いの館に来るように指示された。  誠明は、どんな辺境の地に行っても困らないように、キャンプ道具などの道具から、食材、手術道具、薬等買える物をすべてそろえてた。  3日後占いの館を訪れると。占い師の老婆から思わぬことを言われた。国際結婚ではなく、異世界結婚だと判明し、行かなければ生涯独身が約束されると聞いて、迷わず行くという選択肢を取った。  異世界転移から始まる運命の嫁ちゃん探し、誠明は無事理想の嫁ちゃんを迎えることが出来るのか!?  異世界で、医師として活動しながら婚活する物語! 全90話+幕間予定 90話まで作成済み。

駆け落ち男女の気ままな異世界スローライフ

壬黎ハルキ
ファンタジー
それは、少年が高校を卒業した直後のことだった。 幼なじみでお嬢様な少女から、夕暮れの公園のど真ん中で叫ばれた。 「知らない御曹司と結婚するなんて絶対イヤ! このまま世界の果てまで逃げたいわ!」 泣きじゃくる彼女に、彼は言った。 「俺、これから異世界に移住するんだけど、良かったら一緒に来る?」 「行くわ! ついでに私の全部をアンタにあげる! 一生大事にしなさいよね!」 そんな感じで駆け落ちした二人が、異世界でのんびりと暮らしていく物語。 ※2019年10月、完結しました。 ※小説家になろう、カクヨムにも公開しています。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

まじぼらっ! ~魔法奉仕同好会騒動記

ちありや
ファンタジー
芹沢(せりざわ)つばめは恋に恋する普通の女子高生。入学初日に出会った不思議な魔法熟… 少女に脅され… 強く勧誘されて「魔法奉仕(マジックボランティア)同好会」に入る事になる。 これはそんな彼女の恋と青春と冒険とサバイバルのタペストリーである。 1話あたり平均2000〜2500文字なので、サクサク読めますよ! いわゆるラブコメではなく「ラブ&コメディ」です。いえむしろ「ラブギャグ」です! たまにシリアス展開もあります! 【注意】作中、『部』では無く『同好会』が登場しますが、分かりやすさ重視のために敢えて『部員』『部室』等と表記しています。

田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。

けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。 日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。 あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの? ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。 感想などお待ちしております。

処理中です...