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第一章
42. ずるい大人とランク8の回復薬づくり
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「ライファちゃんはターザニアでの下宿先、決まっているの?」
「下宿先ですか?あー、向うに行ってから決めようかと思っていました。2、3日安い宿屋に泊りながらどこか探そうかと。」
「ライファちゃんは案外、無計画というか大胆だね。」
ヴァンス様がそう言って笑う。
「そうですかね?」
そんなやりとりをしつつも頭の中にはレイと並んで歩くレベッカの姿が浮かんでいて、なんだかもやもやした気持ちを抱えていた。
「もしよかったら、下宿先、紹介しようか?私の紹介だったら少しは安くしてくれると思うんだけど。」
「ほんとですか!?」
私は安くするという言葉に敏感に反応した。
「うん、騎士団の先輩なんだけどね。一生を共にしたい人ができたってターザニアに行っちゃったんだ。それで今は宿屋を経営してるっていうから、頼んであげるよ。」
「すごく助かります!」
「少しは元気でた?」
「え?」
ヴァンス様の突然の質問にドキッとする。
「さっきレイがデートだって言った後から、ライファちゃんの声のトーンが少し下がったから。」
「そうですか?自分では気づかなかったですが・・・。でも、そうか、なんだかショックだったのかもしれません。」
「どうして?」
「レイもデートしたりするんだなって。レイが可愛くて弟みたいだからですかね?」
そう言いながらも、自分の言葉に違和感を持った。
「じゃあ、私が誰かとデートするって言ったら?」
「ヴァンス様は・・・。」
私はヴァンス様が綺麗な女性とデートする姿を想像してみた。腰に回した手とか、女性をエスコートする姿とか、別れ際のキスまで。
「すごく絵になります。」
「すごく絵になるのね。」
ヴァンス様が困ったように笑う。
「私はそういうデートをライファちゃんとしたいと思っているよ?」
さっき想像したことがばーっと頭の中を巡って、顔から火が出そうだ。
「な、な、何を言っているんですか!!」
「そんなに動揺して、一体どんなデートを想像したの?」
意地悪な顔をしたレイが思いっきり笑う。
「いや、その。」
動揺しつつ言葉をつぐんだ私にヴァンス様は、「そうやってライファちゃんが動揺するくらいのデートがしたい」
と、とどめを刺しにきた。ちびレイがなんとも妖艶な表情をしている。レイの声で、レイの顔でというのか余計に心臓に悪い。
「ねぇ、ターザニアに会いに行ったらデートしてよ。下宿先のこともあるし、まさか断ったりしないよね?」
ヴァンス様は強引だ。こんな言い方をされたら断れるわけがない。
「ヴァンス様、ずるいですよ。」
「大人はずるいものだよ、ライファちゃん。」
「・・・私の負けです。」
私はすんなりと降参した。ヴァンス様に口で勝てる気がしない。
「デートの取り消しはナシだからね。」
ずるい大人は最後にしっかりと釘を刺していった。
翌日の午後、私は先生の調合部屋にいた。
「リベルダに頼まれた回復薬ですが、あのランクのものを作る為にはそれ相応の薬材が必要です。と、いうことで今からダイガの爪を頂きにいきましょう。」
「えぇっ!?ダイガってあの、魔力ランク8の獰猛な魔獣ですか!?」
「あら、よくご存じですわね。」
先生はそう言うと、さぁ行きましょうと庭へ続くドアを開けた。
「先生、先生程になるとダイガの爪も簡単にいただくことが出来るのですか?」
「そんなことはないですよ。毎回ね、必死にいただいているのです。」
「・・・先生の魔力ランクはいくつなのですか?あ、無理に教えてほしいとは言わないです。」
「8ですわ。リベルダはきっともっとありますけどね。」
先生があっさりと教えてくれる。
「えぇっ、ダイガと同じじゃないですか!だ、大丈夫なんですか?」
「余裕、でないことは確かですわね。」
先生はそう言うと微笑んだ。
「ライファ、魔力ランクというものはその者の魔力の容量を指します。確かに魔力の容量が多いほど、大きな魔法を使うことが出来ますし、魔力の量にものを言わせて力技で魔法を成功させることも出来るでしょう。でもね、大事なのはその魔力の扱い方なのですよ。魔力のコントロールが出来なければ無駄に魔力を消費し、実際のランクよりも下のランクの魔法しか扱うことはできないでしょう。それに、せっかく魔力ランクが高くても理解していない魔法はちゃんとは扱えませんしね。」
先生はそこまで言うと言葉を止めた。何かを察したベルが私からサッと離れたと思うと見えなくなる。
ガァアアアアアア!!
ダイガの雄叫びが響いて、物凄い圧の魔力が迫ってくる。
先生は私に向かって手を掲げるとポヨンとしたシャボン玉のような丸を生み出し、その丸は私を包んで浮上した。
「ライファはそこで見ていてください。」
先生はニヤッと笑い唇をなめる。
いつもの先生とは雰囲気が違う。まるで獣のような目の輝きだ。
木がバキバキバキっと倒れる音を置き去りにし、ダイガが現れた。
グガァァアアアアアアアアア!!!
飛び出してくると同時に右手で先生を払う。
先生は腕に魔力を宿しつつ結界の盾を作り、その攻撃を回避。同時に口から火を吹いた。
ダイガはザッと下がる。
先生は手早く大地に右手をつけると、一気に魔力を流した。魔力はダイガの足元で糸のように吹きだしダイガの足を地面に縫い付ける。ダイガの片足の位置を先生が魔力で半歩下がらせると、ダイガの周りがピカッと光り、魔法陣が浮き上がった。ダイガの動きを封じる魔法陣のようだ。ダイガは動かない手足に叫び続けている。
先生は、ふぅっと息を吐くと私を呼んだ。
「もう大丈夫ですわよ。さぁ、爪を切りましょう。」
私は叫び続けるダイガにびくびくしながら地上に降りる。
「さ、右手以外の爪は全部いただきますよ。ライファも手伝ってくださいね。」
「は、はいっ!」
「そうそう、先ほどの話の続きですけどね、つまり、魔力のコントロール次第では実際のランクよりも上のランク同様の力を使うことも可能、ということですのよ。」
先生の白っぽい金髪に日の光が注ぎ、その姿が人間とは違う生き物のようでゾクッとした。
その後は先生のいう通りに調合し、ランク8の回復薬を60個作り上げた。
ついでに、私の眠り玉も作っておいた方が良いと40個ほど作り、先生が丸めてくれた。
その日から出発までの数日間は、先生の調合の手伝いをしたり、旅費を貯めるために薬をつくって【どうぐどうぐ】に売りに行ったり、お母さんとお父さんに会ってターザニアに行くことを報告したり、持っていく荷物をまとめたりと忙しく過ごした。
そして、いよいよ出発を明日に控えた日の午後、レイからのリトルマインでこれから会いに行っていいかと聞かれた。
「え?今から?」
「うん、そう。ダメかな?」
「ダメじゃないけど、今から来るとこっちに着くのは18時くらい?レイは大丈夫なの?」
「何が大丈夫なの?」
「疲れないかな、と。ほら、明日も仕事早いだろうし。」
「大丈夫だよ。ライファに会いたいんだ。」
ちびレイが真っ直ぐに私を見据えて言う。
その視線に少し、落ち着かなくなる。
「わかった。待ってるよ。」
「ありがとう、じゃあ、あとでね。」
「うん、あとで。」
私はなんとなく落ち着かない心を落ち着けるように、旅の荷物をバッグに詰めた。
「下宿先ですか?あー、向うに行ってから決めようかと思っていました。2、3日安い宿屋に泊りながらどこか探そうかと。」
「ライファちゃんは案外、無計画というか大胆だね。」
ヴァンス様がそう言って笑う。
「そうですかね?」
そんなやりとりをしつつも頭の中にはレイと並んで歩くレベッカの姿が浮かんでいて、なんだかもやもやした気持ちを抱えていた。
「もしよかったら、下宿先、紹介しようか?私の紹介だったら少しは安くしてくれると思うんだけど。」
「ほんとですか!?」
私は安くするという言葉に敏感に反応した。
「うん、騎士団の先輩なんだけどね。一生を共にしたい人ができたってターザニアに行っちゃったんだ。それで今は宿屋を経営してるっていうから、頼んであげるよ。」
「すごく助かります!」
「少しは元気でた?」
「え?」
ヴァンス様の突然の質問にドキッとする。
「さっきレイがデートだって言った後から、ライファちゃんの声のトーンが少し下がったから。」
「そうですか?自分では気づかなかったですが・・・。でも、そうか、なんだかショックだったのかもしれません。」
「どうして?」
「レイもデートしたりするんだなって。レイが可愛くて弟みたいだからですかね?」
そう言いながらも、自分の言葉に違和感を持った。
「じゃあ、私が誰かとデートするって言ったら?」
「ヴァンス様は・・・。」
私はヴァンス様が綺麗な女性とデートする姿を想像してみた。腰に回した手とか、女性をエスコートする姿とか、別れ際のキスまで。
「すごく絵になります。」
「すごく絵になるのね。」
ヴァンス様が困ったように笑う。
「私はそういうデートをライファちゃんとしたいと思っているよ?」
さっき想像したことがばーっと頭の中を巡って、顔から火が出そうだ。
「な、な、何を言っているんですか!!」
「そんなに動揺して、一体どんなデートを想像したの?」
意地悪な顔をしたレイが思いっきり笑う。
「いや、その。」
動揺しつつ言葉をつぐんだ私にヴァンス様は、「そうやってライファちゃんが動揺するくらいのデートがしたい」
と、とどめを刺しにきた。ちびレイがなんとも妖艶な表情をしている。レイの声で、レイの顔でというのか余計に心臓に悪い。
「ねぇ、ターザニアに会いに行ったらデートしてよ。下宿先のこともあるし、まさか断ったりしないよね?」
ヴァンス様は強引だ。こんな言い方をされたら断れるわけがない。
「ヴァンス様、ずるいですよ。」
「大人はずるいものだよ、ライファちゃん。」
「・・・私の負けです。」
私はすんなりと降参した。ヴァンス様に口で勝てる気がしない。
「デートの取り消しはナシだからね。」
ずるい大人は最後にしっかりと釘を刺していった。
翌日の午後、私は先生の調合部屋にいた。
「リベルダに頼まれた回復薬ですが、あのランクのものを作る為にはそれ相応の薬材が必要です。と、いうことで今からダイガの爪を頂きにいきましょう。」
「えぇっ!?ダイガってあの、魔力ランク8の獰猛な魔獣ですか!?」
「あら、よくご存じですわね。」
先生はそう言うと、さぁ行きましょうと庭へ続くドアを開けた。
「先生、先生程になるとダイガの爪も簡単にいただくことが出来るのですか?」
「そんなことはないですよ。毎回ね、必死にいただいているのです。」
「・・・先生の魔力ランクはいくつなのですか?あ、無理に教えてほしいとは言わないです。」
「8ですわ。リベルダはきっともっとありますけどね。」
先生があっさりと教えてくれる。
「えぇっ、ダイガと同じじゃないですか!だ、大丈夫なんですか?」
「余裕、でないことは確かですわね。」
先生はそう言うと微笑んだ。
「ライファ、魔力ランクというものはその者の魔力の容量を指します。確かに魔力の容量が多いほど、大きな魔法を使うことが出来ますし、魔力の量にものを言わせて力技で魔法を成功させることも出来るでしょう。でもね、大事なのはその魔力の扱い方なのですよ。魔力のコントロールが出来なければ無駄に魔力を消費し、実際のランクよりも下のランクの魔法しか扱うことはできないでしょう。それに、せっかく魔力ランクが高くても理解していない魔法はちゃんとは扱えませんしね。」
先生はそこまで言うと言葉を止めた。何かを察したベルが私からサッと離れたと思うと見えなくなる。
ガァアアアアアア!!
ダイガの雄叫びが響いて、物凄い圧の魔力が迫ってくる。
先生は私に向かって手を掲げるとポヨンとしたシャボン玉のような丸を生み出し、その丸は私を包んで浮上した。
「ライファはそこで見ていてください。」
先生はニヤッと笑い唇をなめる。
いつもの先生とは雰囲気が違う。まるで獣のような目の輝きだ。
木がバキバキバキっと倒れる音を置き去りにし、ダイガが現れた。
グガァァアアアアアアアアア!!!
飛び出してくると同時に右手で先生を払う。
先生は腕に魔力を宿しつつ結界の盾を作り、その攻撃を回避。同時に口から火を吹いた。
ダイガはザッと下がる。
先生は手早く大地に右手をつけると、一気に魔力を流した。魔力はダイガの足元で糸のように吹きだしダイガの足を地面に縫い付ける。ダイガの片足の位置を先生が魔力で半歩下がらせると、ダイガの周りがピカッと光り、魔法陣が浮き上がった。ダイガの動きを封じる魔法陣のようだ。ダイガは動かない手足に叫び続けている。
先生は、ふぅっと息を吐くと私を呼んだ。
「もう大丈夫ですわよ。さぁ、爪を切りましょう。」
私は叫び続けるダイガにびくびくしながら地上に降りる。
「さ、右手以外の爪は全部いただきますよ。ライファも手伝ってくださいね。」
「は、はいっ!」
「そうそう、先ほどの話の続きですけどね、つまり、魔力のコントロール次第では実際のランクよりも上のランク同様の力を使うことも可能、ということですのよ。」
先生の白っぽい金髪に日の光が注ぎ、その姿が人間とは違う生き物のようでゾクッとした。
その後は先生のいう通りに調合し、ランク8の回復薬を60個作り上げた。
ついでに、私の眠り玉も作っておいた方が良いと40個ほど作り、先生が丸めてくれた。
その日から出発までの数日間は、先生の調合の手伝いをしたり、旅費を貯めるために薬をつくって【どうぐどうぐ】に売りに行ったり、お母さんとお父さんに会ってターザニアに行くことを報告したり、持っていく荷物をまとめたりと忙しく過ごした。
そして、いよいよ出発を明日に控えた日の午後、レイからのリトルマインでこれから会いに行っていいかと聞かれた。
「え?今から?」
「うん、そう。ダメかな?」
「ダメじゃないけど、今から来るとこっちに着くのは18時くらい?レイは大丈夫なの?」
「何が大丈夫なの?」
「疲れないかな、と。ほら、明日も仕事早いだろうし。」
「大丈夫だよ。ライファに会いたいんだ。」
ちびレイが真っ直ぐに私を見据えて言う。
その視線に少し、落ち着かなくなる。
「わかった。待ってるよ。」
「ありがとう、じゃあ、あとでね。」
「うん、あとで。」
私はなんとなく落ち着かない心を落ち着けるように、旅の荷物をバッグに詰めた。
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