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1時間前、たった1時間前に起きた出来事が未だに信じられずに、俺はベッドに寝転がっていた。なんとなく流しているTVの音も言葉としての意味は持たず、ただの音だ。
別れ……た?
もう阿川と会う事はない……? 阿川と会うために時間を作ることも、阿川が俺にふわっと笑うこともないだろう。
ぐっと心臓を握られたような息苦しさを感じて布団に包まった。どうして……俺……。
カチン、と久しぶりの音が響いたのはそんな時だった。
以前見た壁、ベッド、阿川の匂い。
阿川の家か……。こいつ、また泣いて……。
手には保冷剤が握られていて阿川が目を冷やしていたことが分る。きっと明日も仕事で、目を腫らして出勤するわけにはいかないと思ったのだろう。
体を起こすとまた一筋涙が零れて、こんなにも阿川を泣かせていたのかと思うと胸が軋む。鏡の中にいる阿川を慰めるように頭を撫でた。
いつ戻るか分らない体。これからの予定を確認するために阿川と連絡を取った方が良いという事は分かっていても、連絡をしていいのか迷う。
「阿川から連絡が来るのを待った方が良いか……。でも、なんでこんなタイミングで…」
そうだ、本当になんでこんなタイミングで入れ替わったんだろう。
今まで戻るときは確かに突然だったが、入れ替わるときはいつも二人が揃っている時だった。
珍しく部屋、散らかってんな……。
投げ捨てたかのように床に散らばっている雑誌を揃えていると、俺たちの体を入れ替えた例の秘具が床に落ちていた。
「これ、ヒビ入ってるじゃん……」
秘具をそっと手に取ってテーブルに置いていると携帯電話が鳴った。俺から、つまり、阿川からのメッセージだ。
【体、入れ替わってしまってすみません。多分、俺のせいです】
【それって秘具にヒビが入ってしまったから誤作動しちゃった的なやつ?】
【ヒビが入ってましたか。すみません、落としてしまって】
【いや、いいけど。それより阿川は明日仕事?】
【はい、13時にAスタジオで撮影です。圭太さんは?】
別れたのにこうして普通にメッセージのやりとりをしているのが変な感じだ。やっぱり別れてないんじゃないかという気にさえなってくる。
【俺は明日は15時~ラストでバイト入ってる】
【そうですか。いつ戻れるか分からないですし、明日の午前中に家に帰るので打ち合わせしましょう】
【そうだな】
返信が来ないことを見ると阿川とのメッセージはこれで終わりらしい。いつもなら、明日は仕事頑張って下さいね、とか、浮気はダメですよとかもう一言あったはずだ。
「やっぱり別れたんだよな……」
その日、咲子ちゃんがお風呂が空いたよと声をかけてくれたけど、阿川の体に触れるのが躊躇われて風呂に入るのはやめた。
翌朝。俺の姿をした阿川がやってきて、阿川は俺の姿のまま阿川として家で過ごしている。家の人に対する態度も阿川として、だ。おかげで俺の方が今までよりずっと余所余所しくなってしまった。
「すみません、昨日秘具を落としてしまって……。まさかまた入れ替わってしまうなんて思ってもなくて」
阿川が俺の顔を見ることなく話す。
「いや、気にしなくていいよ。入れ替わってしまったのはもうどうしようもないし。それより問題は今日の仕事だな」
「撮影はカメラマンさんの言うこと聞いて、あとは礼儀正しくしてくれれば何とかなると思うけど、本屋さんのバイトの方が……」
「だよなぁ」
阿川が不安げに顔を歪めている。
「阿川が本気で嫌だと思えば元に戻るんじゃないの?」
「今まではそうだったんですけど、ヒビが入ってしまった以上、今までと同じように入れ替わるかは分からないです」
「とりあえず、今、仕事内容を教えられるところは教える。あとは度忘れしたとかなんだとか言ってもう一度教えて貰えばいいよ」
「すみません」
「何度も謝るなよ。本当に気にしてないから」
謝られるたびに阿川との距離を感じる。この間までの阿川は俺に対してはどこか生意気というか、大学で見かけるお手本みたいな阿川じゃなくてもっと人間らしかった。たった一晩でこんなにも態度が変わってしまうものなのだろうか。
阿川にレジの打ち方や本屋の業務内容を説明すること2時間、一生懸命に阿川がメモを取っていた瞬間、その音は何の前触れもなく突然聞こえた。
カチン
「「あ」」
俺と阿川の声が被る。次の瞬間には俺は俺になって目の前には阿川がいた。
「戻った……」
俺が呟くと阿川が少し厳しい表情をした。
「こうやって入れ替わってしまう原因が僕が秘具を壊してしまったせいなのだとしたら、突然入れ替わってしまうことがこれからもあるかもしれない」
阿川が秘具を壊したと言ってから一週間。秘具は絶不調らしくて、阿川と俺の体は結構な頻度で入れ替わるようになった。酷い時は入れ替わって一時間で戻ることもあるほどだ。
こんなんだから、お互いのバイト中に入れ替わることも勿論あって、その度にワタワタしてしまう。俺が自分の体に戻ってバイト先に行った時のバイト仲間の反応を見る限り、阿川も相当てこずっているようだった。
だから俺たちは一日の行動をなるべく共有するようになった。お互いが覗ける共有ファイルに一日の行動、誰と会ってどんな話をしたかをざっくりと書いておくのだ。
「えーっと、今日の阿川の予定は……」
10:00 Aスタジオ 撮影
18:00 雪村と食事
雪村は3月号のKARERAで一緒に撮影した同じ歳の男
雪村……、あぁ、前に阿川の家で見た雑誌で一緒に写っていた男か。これ、きっとプライベートだよな。プライベートで食事に行くなんて仲いいんだ。
ころころと身体が入れ替わってしまう状況は不便だ。それは間違いないのだが、阿川と接点があることを嬉しいと感じてしまう。こんなことでもなければ、阿川は俺と接点を持とうとしないだろうし……。
俺、阿川に未練たらたらだよな……。こういう気持ちってどうすればなくなるんだろう。
この日、カチンの音と共に入れ替わったのは俺のバイトの時間帯で、よりによって阿川が雪村くんと食事をする時間だった。
別れ……た?
もう阿川と会う事はない……? 阿川と会うために時間を作ることも、阿川が俺にふわっと笑うこともないだろう。
ぐっと心臓を握られたような息苦しさを感じて布団に包まった。どうして……俺……。
カチン、と久しぶりの音が響いたのはそんな時だった。
以前見た壁、ベッド、阿川の匂い。
阿川の家か……。こいつ、また泣いて……。
手には保冷剤が握られていて阿川が目を冷やしていたことが分る。きっと明日も仕事で、目を腫らして出勤するわけにはいかないと思ったのだろう。
体を起こすとまた一筋涙が零れて、こんなにも阿川を泣かせていたのかと思うと胸が軋む。鏡の中にいる阿川を慰めるように頭を撫でた。
いつ戻るか分らない体。これからの予定を確認するために阿川と連絡を取った方が良いという事は分かっていても、連絡をしていいのか迷う。
「阿川から連絡が来るのを待った方が良いか……。でも、なんでこんなタイミングで…」
そうだ、本当になんでこんなタイミングで入れ替わったんだろう。
今まで戻るときは確かに突然だったが、入れ替わるときはいつも二人が揃っている時だった。
珍しく部屋、散らかってんな……。
投げ捨てたかのように床に散らばっている雑誌を揃えていると、俺たちの体を入れ替えた例の秘具が床に落ちていた。
「これ、ヒビ入ってるじゃん……」
秘具をそっと手に取ってテーブルに置いていると携帯電話が鳴った。俺から、つまり、阿川からのメッセージだ。
【体、入れ替わってしまってすみません。多分、俺のせいです】
【それって秘具にヒビが入ってしまったから誤作動しちゃった的なやつ?】
【ヒビが入ってましたか。すみません、落としてしまって】
【いや、いいけど。それより阿川は明日仕事?】
【はい、13時にAスタジオで撮影です。圭太さんは?】
別れたのにこうして普通にメッセージのやりとりをしているのが変な感じだ。やっぱり別れてないんじゃないかという気にさえなってくる。
【俺は明日は15時~ラストでバイト入ってる】
【そうですか。いつ戻れるか分からないですし、明日の午前中に家に帰るので打ち合わせしましょう】
【そうだな】
返信が来ないことを見ると阿川とのメッセージはこれで終わりらしい。いつもなら、明日は仕事頑張って下さいね、とか、浮気はダメですよとかもう一言あったはずだ。
「やっぱり別れたんだよな……」
その日、咲子ちゃんがお風呂が空いたよと声をかけてくれたけど、阿川の体に触れるのが躊躇われて風呂に入るのはやめた。
翌朝。俺の姿をした阿川がやってきて、阿川は俺の姿のまま阿川として家で過ごしている。家の人に対する態度も阿川として、だ。おかげで俺の方が今までよりずっと余所余所しくなってしまった。
「すみません、昨日秘具を落としてしまって……。まさかまた入れ替わってしまうなんて思ってもなくて」
阿川が俺の顔を見ることなく話す。
「いや、気にしなくていいよ。入れ替わってしまったのはもうどうしようもないし。それより問題は今日の仕事だな」
「撮影はカメラマンさんの言うこと聞いて、あとは礼儀正しくしてくれれば何とかなると思うけど、本屋さんのバイトの方が……」
「だよなぁ」
阿川が不安げに顔を歪めている。
「阿川が本気で嫌だと思えば元に戻るんじゃないの?」
「今まではそうだったんですけど、ヒビが入ってしまった以上、今までと同じように入れ替わるかは分からないです」
「とりあえず、今、仕事内容を教えられるところは教える。あとは度忘れしたとかなんだとか言ってもう一度教えて貰えばいいよ」
「すみません」
「何度も謝るなよ。本当に気にしてないから」
謝られるたびに阿川との距離を感じる。この間までの阿川は俺に対してはどこか生意気というか、大学で見かけるお手本みたいな阿川じゃなくてもっと人間らしかった。たった一晩でこんなにも態度が変わってしまうものなのだろうか。
阿川にレジの打ち方や本屋の業務内容を説明すること2時間、一生懸命に阿川がメモを取っていた瞬間、その音は何の前触れもなく突然聞こえた。
カチン
「「あ」」
俺と阿川の声が被る。次の瞬間には俺は俺になって目の前には阿川がいた。
「戻った……」
俺が呟くと阿川が少し厳しい表情をした。
「こうやって入れ替わってしまう原因が僕が秘具を壊してしまったせいなのだとしたら、突然入れ替わってしまうことがこれからもあるかもしれない」
阿川が秘具を壊したと言ってから一週間。秘具は絶不調らしくて、阿川と俺の体は結構な頻度で入れ替わるようになった。酷い時は入れ替わって一時間で戻ることもあるほどだ。
こんなんだから、お互いのバイト中に入れ替わることも勿論あって、その度にワタワタしてしまう。俺が自分の体に戻ってバイト先に行った時のバイト仲間の反応を見る限り、阿川も相当てこずっているようだった。
だから俺たちは一日の行動をなるべく共有するようになった。お互いが覗ける共有ファイルに一日の行動、誰と会ってどんな話をしたかをざっくりと書いておくのだ。
「えーっと、今日の阿川の予定は……」
10:00 Aスタジオ 撮影
18:00 雪村と食事
雪村は3月号のKARERAで一緒に撮影した同じ歳の男
雪村……、あぁ、前に阿川の家で見た雑誌で一緒に写っていた男か。これ、きっとプライベートだよな。プライベートで食事に行くなんて仲いいんだ。
ころころと身体が入れ替わってしまう状況は不便だ。それは間違いないのだが、阿川と接点があることを嬉しいと感じてしまう。こんなことでもなければ、阿川は俺と接点を持とうとしないだろうし……。
俺、阿川に未練たらたらだよな……。こういう気持ちってどうすればなくなるんだろう。
この日、カチンの音と共に入れ替わったのは俺のバイトの時間帯で、よりによって阿川が雪村くんと食事をする時間だった。
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