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7. 初めての男
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「阿川、なんでここに……」
「最初からそういう約束だったじゃないですか。もし体が入れ替わってしまったら助けにいくって。だからホテル前のカフェを指定したのになんであんな遠くまで。しかも体はやたら疲れてるし」
阿川は、はぁ、と大きく息をつくと俺の隣に座った。
「ヤってませんよね?」
「やってない」
「よかった」
阿川が俺を抱きしめた瞬間、股間を隠していたクッションに体重がかかりクッションが俺のペニスを押した。パンパンに膨れ上がり、ましてやイク寸前まで高められていた俺のペニスはその刺激さえ気持ちいいと認識する。
「ちょ……抱きつくなって。そういうの、今、やばいから」
阿川が阿川の顔で俺にほほ笑む。
「俺、圭太さんに話してなかったことがあるんです」
「何だよ」
こんな時に。
「あの秘具、僕が嫌だって思った時に体が元に戻るみたいなんです、多分だけど」
「は?」
「つまり今回も嫌だって思ったわけで」
阿川の目が熱っぽい気がするし、どうして今、そんなことを言い出したのかも分からない。
「だから何だよ……」
「僕の初めては圭太さんが貰ってください」
「ばっ、ばか言うな。俺は男となんてっ」
「分かってますよ。圭太さんがノンケだってこと。だからこうしてお願いしてるんです」
あわあわと口を動かしている俺に阿川はとどめの一撃を口にした。
「圭太さんがいい」
人生でこんな風に望まれたことはあっただろうか。頭の処理能力が追い付かなくて黙っていると阿川が啄むようなキスをした。
「お願い」
角度を変えてもう一度キスをする。
「一度だけで良いから」
阿川の匂いが濃くなったような気がして、気付けば俺は頷いていた。
ベッドに俺を押し倒すと阿川が服を脱ぐ。大して運動をしていないはずなにちゃんと筋肉はついていてマッチョとは言えないけれど、まぁ、良い体だ。
「これはもう要らないですよね」
阿川が笑いながらクッションを奪うと、俺の股間を覆うものは何もなくなった。
股間を見られたことは今まで何度だってあった。でも、こんなに恥ずかしいのは初めてだ。
「あ、阿川、なんか……恥ずかしい」
思わず手で顔を隠すと阿川がその手を優しくどけて指を絡ませた。
「感じてるところ、見たい」
コイツ、本当に童貞かよ!!
ローションをアナルに塗られ、指が挿入される。ほとんど抵抗することもなく飲み込んだ指はあっという間に2本に増やされた。
「簡単にほぐれるようになったんですね。面白くないな」
「おま……えの、せい、だろ」
「そうなんですよ。だから余計にイラつく」
指を引っこ抜かれて阿川の熱が肛門に当てられた。
「どうしたら圭太さんに刻みつけられるかってそればっかり考えてる」
「何言って」
「痛くても我慢して」
「あっ、あああ」
強引に中を突き進む熱。
デカい。今まで経験したものより確実にデカい。
「やだっ、頼むから、ゆっくり、ゆっくりに……して」
切れるのが怖くて懇願すると阿川がハッと顔を歪めた。
「すみません、つい……」
「逃げねぇ……から、そんなにがっつくな、よ」
ミチミチとアナルのひだを伸ばしながら阿川を飲み込んでいくと、阿川が俺を抱きしめて大きく息を吐いた。
「全部入った」
「はっ……脱童貞、おめでとう」
複雑な表情をした阿川が俺にキスをする。俺は阿川の首に手を回すとキスを深くした。ぴちゃっと響く濡れた音、舌のざらつき、顔を離した後の唾液の糸。
欲情している阿川に欲情する。
「動けよ」
グッと阿川が腰を引いて打ち付けた。振動に「ひっ」と声が出ると、まるで俺を鳴かせたいかのように何度も何度も腰を打ち付ける。
「あっ……ひっ……あっ」
ゆっくり、でも深い。確実に前立腺を穿つその動きが強すぎる快楽を伝えてくる。
俺、阿川とセックスしてる。
阿川が俺を見ている。男なのにはしたなく声を上げ足を開き、股間をそそり立たせながら阿川を飲み込んで悶える俺を。
「あっがわっ、見るな」
勝手に反応して内部が締まる。キュッと眉間にしわを寄せる阿川の表情が色っぽい。
「すげぇ、いい。こんなに興奮したの、初めてです」
「ああんっ、やだっ、あがわっ、はあっ」
追い立てられる。視界の中で俺の足を持ち上げ阿川が脹脛にキスをした。
「凄いヒクヒクしてる。締め付けるし、うねるし。圭太さんは誰にでもこうなの?」
「んなの、知る、かよ、ああああっ」
阿川がひときわ大きく俺を突いて、俺は体をのけ反らせて震えた。
「誰に突かれても、こんなに気持ちよくなっちゃうの?」
「だから、知らねぇっあああんっ」
阿川がもう一度腰を引いて深く打ち付けたせいで俺はまた体をのけぞらせた。
「そういう時は武にだけだって言うんですよ」
「な、何を言ってああああんっ」
快楽が弾ける。もっともっと続けて欲しい。一度だけ強く快楽を与えられて止まれば、イケそうでイケない苦しさがずっと続く。
「ほら、言わないとずっとこのままですよ」
「たっ、たけるだけ」
自分で言わせたくせに、いざ言うと寂しそうな顔をする。なんて顔してんだよ。
俺は少し暴れて阿川を押し倒すと阿川に跨った。そして暴れたせいで抜けてしまったモノをもう一度アナルに当てると、そのまま腰を下ろした。
「ふ……く……あぁ」
ゾクゾクと電気が走り抜ける。その快楽が収まるのを待ってゆっくり動き始めた。
「俺が……自分の意志で……んんっ、こんな、こと…するのは、お前だけ、だ……ばか」
「…圭太さん、童貞って嘘なんじゃないですか? 今の言葉、童貞とは思えないですけど」
「ばかっ」
阿川が体を起こして抱き合った姿勢のまま腰を揺らした。
「あっ、ああ」
「気持ちいですか?」
「良く、ねぇ」
「ぷっ、素直じゃないな」
「あっ、やだ、はげしく、すんなっ、ああっ」
「だって、気持ち良くないんでしょ。だったらもっと気持ち良くしてあげないと」
ぱちゅんぱちゅんと水音と共に挿入が繰り返されると快楽がひと繋ぎになって俺の体を駆け抜け続け、たまらずに阿川にしがみついた。
「も、イク」
「だめ」
阿川が俺のペニスの根元を親指と人差し指できつく握った。
「いっ、痛っ」
「勝手にイかないようにですよ」
根元を握られたまま腰を激しく動かされるとペニスが引っ張られて痛みを呼び起こす。それでも前立腺を突かれれば射精を促す快楽が俺を昂らせ、俺は痛みと快楽の中にいた。
「阿川、お願い、あぁん、はぁっ、イカせて」
交互に来る快楽と痛み、脳が痛みを快楽と捉え始めたのか気持ち良さが勝る。イキタイ、イキタイ、イカセテ。
「あっ、あがわぁっ」
「今更かわいいなんて……ムカつく」
「あっ、あああ、ああああああっ」
阿川が俺のペニスを開放して最奥へと腰を進めた瞬間、血液が一気に沸騰した。
「あ、ああ、ああ」
イッタ後だというのに何度も何度も上り詰めてその度に腰がヒクつく。
「目がイッてますよ。そんなに良かったですか?」
「あ……がわ」
まだ視界がチカチカする。ふっと柔らかい感触が唇に降りて、そこから目が覚めるような気がして俺は夢中でその感覚を追った。
「最初からそういう約束だったじゃないですか。もし体が入れ替わってしまったら助けにいくって。だからホテル前のカフェを指定したのになんであんな遠くまで。しかも体はやたら疲れてるし」
阿川は、はぁ、と大きく息をつくと俺の隣に座った。
「ヤってませんよね?」
「やってない」
「よかった」
阿川が俺を抱きしめた瞬間、股間を隠していたクッションに体重がかかりクッションが俺のペニスを押した。パンパンに膨れ上がり、ましてやイク寸前まで高められていた俺のペニスはその刺激さえ気持ちいいと認識する。
「ちょ……抱きつくなって。そういうの、今、やばいから」
阿川が阿川の顔で俺にほほ笑む。
「俺、圭太さんに話してなかったことがあるんです」
「何だよ」
こんな時に。
「あの秘具、僕が嫌だって思った時に体が元に戻るみたいなんです、多分だけど」
「は?」
「つまり今回も嫌だって思ったわけで」
阿川の目が熱っぽい気がするし、どうして今、そんなことを言い出したのかも分からない。
「だから何だよ……」
「僕の初めては圭太さんが貰ってください」
「ばっ、ばか言うな。俺は男となんてっ」
「分かってますよ。圭太さんがノンケだってこと。だからこうしてお願いしてるんです」
あわあわと口を動かしている俺に阿川はとどめの一撃を口にした。
「圭太さんがいい」
人生でこんな風に望まれたことはあっただろうか。頭の処理能力が追い付かなくて黙っていると阿川が啄むようなキスをした。
「お願い」
角度を変えてもう一度キスをする。
「一度だけで良いから」
阿川の匂いが濃くなったような気がして、気付けば俺は頷いていた。
ベッドに俺を押し倒すと阿川が服を脱ぐ。大して運動をしていないはずなにちゃんと筋肉はついていてマッチョとは言えないけれど、まぁ、良い体だ。
「これはもう要らないですよね」
阿川が笑いながらクッションを奪うと、俺の股間を覆うものは何もなくなった。
股間を見られたことは今まで何度だってあった。でも、こんなに恥ずかしいのは初めてだ。
「あ、阿川、なんか……恥ずかしい」
思わず手で顔を隠すと阿川がその手を優しくどけて指を絡ませた。
「感じてるところ、見たい」
コイツ、本当に童貞かよ!!
ローションをアナルに塗られ、指が挿入される。ほとんど抵抗することもなく飲み込んだ指はあっという間に2本に増やされた。
「簡単にほぐれるようになったんですね。面白くないな」
「おま……えの、せい、だろ」
「そうなんですよ。だから余計にイラつく」
指を引っこ抜かれて阿川の熱が肛門に当てられた。
「どうしたら圭太さんに刻みつけられるかってそればっかり考えてる」
「何言って」
「痛くても我慢して」
「あっ、あああ」
強引に中を突き進む熱。
デカい。今まで経験したものより確実にデカい。
「やだっ、頼むから、ゆっくり、ゆっくりに……して」
切れるのが怖くて懇願すると阿川がハッと顔を歪めた。
「すみません、つい……」
「逃げねぇ……から、そんなにがっつくな、よ」
ミチミチとアナルのひだを伸ばしながら阿川を飲み込んでいくと、阿川が俺を抱きしめて大きく息を吐いた。
「全部入った」
「はっ……脱童貞、おめでとう」
複雑な表情をした阿川が俺にキスをする。俺は阿川の首に手を回すとキスを深くした。ぴちゃっと響く濡れた音、舌のざらつき、顔を離した後の唾液の糸。
欲情している阿川に欲情する。
「動けよ」
グッと阿川が腰を引いて打ち付けた。振動に「ひっ」と声が出ると、まるで俺を鳴かせたいかのように何度も何度も腰を打ち付ける。
「あっ……ひっ……あっ」
ゆっくり、でも深い。確実に前立腺を穿つその動きが強すぎる快楽を伝えてくる。
俺、阿川とセックスしてる。
阿川が俺を見ている。男なのにはしたなく声を上げ足を開き、股間をそそり立たせながら阿川を飲み込んで悶える俺を。
「あっがわっ、見るな」
勝手に反応して内部が締まる。キュッと眉間にしわを寄せる阿川の表情が色っぽい。
「すげぇ、いい。こんなに興奮したの、初めてです」
「ああんっ、やだっ、あがわっ、はあっ」
追い立てられる。視界の中で俺の足を持ち上げ阿川が脹脛にキスをした。
「凄いヒクヒクしてる。締め付けるし、うねるし。圭太さんは誰にでもこうなの?」
「んなの、知る、かよ、ああああっ」
阿川がひときわ大きく俺を突いて、俺は体をのけ反らせて震えた。
「誰に突かれても、こんなに気持ちよくなっちゃうの?」
「だから、知らねぇっあああんっ」
阿川がもう一度腰を引いて深く打ち付けたせいで俺はまた体をのけぞらせた。
「そういう時は武にだけだって言うんですよ」
「な、何を言ってああああんっ」
快楽が弾ける。もっともっと続けて欲しい。一度だけ強く快楽を与えられて止まれば、イケそうでイケない苦しさがずっと続く。
「ほら、言わないとずっとこのままですよ」
「たっ、たけるだけ」
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俺は少し暴れて阿川を押し倒すと阿川に跨った。そして暴れたせいで抜けてしまったモノをもう一度アナルに当てると、そのまま腰を下ろした。
「ふ……く……あぁ」
ゾクゾクと電気が走り抜ける。その快楽が収まるのを待ってゆっくり動き始めた。
「俺が……自分の意志で……んんっ、こんな、こと…するのは、お前だけ、だ……ばか」
「…圭太さん、童貞って嘘なんじゃないですか? 今の言葉、童貞とは思えないですけど」
「ばかっ」
阿川が体を起こして抱き合った姿勢のまま腰を揺らした。
「あっ、ああ」
「気持ちいですか?」
「良く、ねぇ」
「ぷっ、素直じゃないな」
「あっ、やだ、はげしく、すんなっ、ああっ」
「だって、気持ち良くないんでしょ。だったらもっと気持ち良くしてあげないと」
ぱちゅんぱちゅんと水音と共に挿入が繰り返されると快楽がひと繋ぎになって俺の体を駆け抜け続け、たまらずに阿川にしがみついた。
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「だめ」
阿川が俺のペニスの根元を親指と人差し指できつく握った。
「いっ、痛っ」
「勝手にイかないようにですよ」
根元を握られたまま腰を激しく動かされるとペニスが引っ張られて痛みを呼び起こす。それでも前立腺を突かれれば射精を促す快楽が俺を昂らせ、俺は痛みと快楽の中にいた。
「阿川、お願い、あぁん、はぁっ、イカせて」
交互に来る快楽と痛み、脳が痛みを快楽と捉え始めたのか気持ち良さが勝る。イキタイ、イキタイ、イカセテ。
「あっ、あがわぁっ」
「今更かわいいなんて……ムカつく」
「あっ、あああ、ああああああっ」
阿川が俺のペニスを開放して最奥へと腰を進めた瞬間、血液が一気に沸騰した。
「あ、ああ、ああ」
イッタ後だというのに何度も何度も上り詰めてその度に腰がヒクつく。
「目がイッてますよ。そんなに良かったですか?」
「あ……がわ」
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