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第二章 N+捜査官
50. 証明する覚悟 ☆
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気持ち良くして、と樹に言われた瞬間脳が焼けるような衝動に包まれた。樹の腰をつかんでイイトコロだけを突けば、樹は青砥の上で体をくねらせて声を上げた。樹のそそり立った中心からは透明な糸が引き、結合部がぐちゅぐちゅと音を立てる。
気持ちいい……。
脳が痺れて、青砥の頭の中でこのまま好き勝手に擦り上げたい衝動が呼吸を確かにする。水の中に潜った状態で内なる声だけが響いているようだ。樹を忘れそうになって青砥は樹の後頭部に手を回したすと、それを合図にして樹の唇が重なった。舌を差し込んで絡め合う。
唇が離れると樹が青砥の名前を呼んだ。
「このまま、ずっと気持ち良くして」
樹の甘い声がアドレナリンの分泌量を増幅させ、青砥は溺れる寸前だ。
「そんなに煽るなよ。結構ヤバイんだから」
もう一度樹の唇を奪いながら、青砥は感じていた違和感に焦点を当てた。今日の樹はおかしい、こんな誘い方もこんなに積極的なのもいつもの樹からは繋がらない。とは言っても、こんな風に体を合わせるのは二度目ではあるが。
考え始めると不思議とアドレナリンはその量を減らし、樹が良く見えた。
青砥の唇から離れた樹は右手を青砥の膝の脇についた。膝を立てて腰を浮かせれば青砥から結合部が丸見えだ。自身のモノが樹に飲み込まれていく様はひどく卑猥で青砥の所有欲を満たしていく。
「はっ、あ……ん」
時折青砥を締め付けながら動き続ける樹をこのままずっと見ていたい。目も前で繰り広げられる痴態に青砥は目を細めた。樹が今、自分の意思で体を繋げているのは他の誰でもないこの自分なのだ。
心が手に入らないのなら体だけでも、ってか。そんなので満足できるかよ。
「なに、考えて、んで、す、か?」
青砥は樹の腰をつかむとそのまま深く自身を埋め込み、樹が崩れた瞬間に組み敷いた。
「それはこっちのセリフだ。……違うか。何を考えたくないんだ?」
「そんなもの……無いですよ」
言いにくそうに言ってから樹は顔を背けた。首筋に浮かぶ血管がなまめかしくて指でなぞると、樹の喉仏がゴクンと動いた。
「俺に言いたくない?」
「……」
無言は肯定と同じだ。ゆっくりと腰を引き内部を探るように動かしながら進む。樹の敏感な部分に触れ過ぎないように埋め込めば「ん……」と声を上げて樹が体をくねらせた。
こうして体を重ねる様になっても俺と樹の距離は変わらないな。
青砥の動きに合わせて体を揺らす樹を眺めながら青砥は思った。二人の距離感は捜査官になる前、二人でご飯フェスに行った時と同じだ。一歩を踏み出せば同じ分だけ退かれる。退かれれば青砥はそれ以上追うことはせずに立ち止まる、その繰り返しだ。
「俺のこと好きになんないかな……」
「な……んか、言い、ました?」
ん~、と声を上げながら樹のおでこにキスを落とすと、青砥はベッドにあるスイッチに手を伸ばして部屋の灯りを3段階明るくした。
「やっ、なんで明るくっ」
「その割には俺のをグイグイ締め付けてくるけど」
「ちがっ、それはっ……あぁっ、ひゃっ」
腰を打ち付けている間にも樹の顔が羞恥に染まり、青砥は満足気に微笑んだ。
「俺、樹が好きだよ」
「なに、言って」
「冗談じゃないのは分かってるだろ? 樹が好きだ」
慌てて起き上がろうとする樹を抑え込んで、青砥は動きを止めた。
「そんなこと言われても困ります」
樹にそう言われてご飯フェスの時も困ると言われたことを思い出した。つくづく変わっていない距離に吹き出してから、どこか吹っ切れたように青砥はほほ笑んだ。
「それでも、知っていて欲しい」
「アオさん……」
「樹が俺に何を隠していても嫌いになったりしないから、どうしようもなくなる前に俺に話して欲しい」
「どうして嫌いにならないって言い切れるんですか? 物凄いことを……隠しているかもしれないじゃないですか」
「どうしてかな。上手く言えないけど、この気持ちを時間を掛けて証明していく覚悟はあるよ」
「……なんなんですか、もう……」
喜ぶでもなく、真っ赤な顔でそっぽを向いた樹が可愛いくて青砥は樹の頬に手を添えて深いキスをした。体の密着度を上げて抱きしめたまま、腰だけを動かす。トントントンと前立腺をノックすると青砥の腕の中で樹が上ずった声を上げた。
「そこ……やっ、だめっ」
「じゃあ、やめる?」
「だ、めっぇ」
青砥のお腹に触れる樹のペニスが硬さを増し、絶頂が近いことを告げていた。自身のペニスに伸ばした樹の手を絡めとってイイトコロを擦れば、樹は快楽を受け続けることしか出来ない。
「ああっ、もっ、やあっ」
樹が背中を反らせる。ペニスの先端から次々と透明な蜜を滴らせてはお腹に水たまりを作った。
「さっきからやだってしか言ってないけど、コレ、抜こうか?」
樹から引き抜いたペニスをリズムを変えて深く差し込むと、今度は「あぁっ」とため息のような声が漏れた。もう耐えきれないと言うように樹が頭をぶんぶん左右に振る。
「も、むり……イか、せて」
ふっと笑みを零した青砥は思う存分樹の前立腺を穿った。あんっ、あ、と樹から零れる甘い嬌声が青砥を昂らせ、青砥に高められた樹の体は与えられる快楽を忠実に受け止める。
「樹、すげぇ、いやらしい。こんな姿、他の誰にも見せるなよ」
肉と肉がぶつかる音が激しさを増し、囁かれる青砥の言葉が樹を快楽の底に突き落とした。あぁっとひと際高い声を上げて樹の体が硬直する。樹のペニスは何度も震えながら白濁を吐き出し、耐え続けた快楽の出口に樹はまだ放心したままだった。
「樹が望む通り、今日はずっと気持ち良くしてやるよ」
気持ちいい……。
脳が痺れて、青砥の頭の中でこのまま好き勝手に擦り上げたい衝動が呼吸を確かにする。水の中に潜った状態で内なる声だけが響いているようだ。樹を忘れそうになって青砥は樹の後頭部に手を回したすと、それを合図にして樹の唇が重なった。舌を差し込んで絡め合う。
唇が離れると樹が青砥の名前を呼んだ。
「このまま、ずっと気持ち良くして」
樹の甘い声がアドレナリンの分泌量を増幅させ、青砥は溺れる寸前だ。
「そんなに煽るなよ。結構ヤバイんだから」
もう一度樹の唇を奪いながら、青砥は感じていた違和感に焦点を当てた。今日の樹はおかしい、こんな誘い方もこんなに積極的なのもいつもの樹からは繋がらない。とは言っても、こんな風に体を合わせるのは二度目ではあるが。
考え始めると不思議とアドレナリンはその量を減らし、樹が良く見えた。
青砥の唇から離れた樹は右手を青砥の膝の脇についた。膝を立てて腰を浮かせれば青砥から結合部が丸見えだ。自身のモノが樹に飲み込まれていく様はひどく卑猥で青砥の所有欲を満たしていく。
「はっ、あ……ん」
時折青砥を締め付けながら動き続ける樹をこのままずっと見ていたい。目も前で繰り広げられる痴態に青砥は目を細めた。樹が今、自分の意思で体を繋げているのは他の誰でもないこの自分なのだ。
心が手に入らないのなら体だけでも、ってか。そんなので満足できるかよ。
「なに、考えて、んで、す、か?」
青砥は樹の腰をつかむとそのまま深く自身を埋め込み、樹が崩れた瞬間に組み敷いた。
「それはこっちのセリフだ。……違うか。何を考えたくないんだ?」
「そんなもの……無いですよ」
言いにくそうに言ってから樹は顔を背けた。首筋に浮かぶ血管がなまめかしくて指でなぞると、樹の喉仏がゴクンと動いた。
「俺に言いたくない?」
「……」
無言は肯定と同じだ。ゆっくりと腰を引き内部を探るように動かしながら進む。樹の敏感な部分に触れ過ぎないように埋め込めば「ん……」と声を上げて樹が体をくねらせた。
こうして体を重ねる様になっても俺と樹の距離は変わらないな。
青砥の動きに合わせて体を揺らす樹を眺めながら青砥は思った。二人の距離感は捜査官になる前、二人でご飯フェスに行った時と同じだ。一歩を踏み出せば同じ分だけ退かれる。退かれれば青砥はそれ以上追うことはせずに立ち止まる、その繰り返しだ。
「俺のこと好きになんないかな……」
「な……んか、言い、ました?」
ん~、と声を上げながら樹のおでこにキスを落とすと、青砥はベッドにあるスイッチに手を伸ばして部屋の灯りを3段階明るくした。
「やっ、なんで明るくっ」
「その割には俺のをグイグイ締め付けてくるけど」
「ちがっ、それはっ……あぁっ、ひゃっ」
腰を打ち付けている間にも樹の顔が羞恥に染まり、青砥は満足気に微笑んだ。
「俺、樹が好きだよ」
「なに、言って」
「冗談じゃないのは分かってるだろ? 樹が好きだ」
慌てて起き上がろうとする樹を抑え込んで、青砥は動きを止めた。
「そんなこと言われても困ります」
樹にそう言われてご飯フェスの時も困ると言われたことを思い出した。つくづく変わっていない距離に吹き出してから、どこか吹っ切れたように青砥はほほ笑んだ。
「それでも、知っていて欲しい」
「アオさん……」
「樹が俺に何を隠していても嫌いになったりしないから、どうしようもなくなる前に俺に話して欲しい」
「どうして嫌いにならないって言い切れるんですか? 物凄いことを……隠しているかもしれないじゃないですか」
「どうしてかな。上手く言えないけど、この気持ちを時間を掛けて証明していく覚悟はあるよ」
「……なんなんですか、もう……」
喜ぶでもなく、真っ赤な顔でそっぽを向いた樹が可愛いくて青砥は樹の頬に手を添えて深いキスをした。体の密着度を上げて抱きしめたまま、腰だけを動かす。トントントンと前立腺をノックすると青砥の腕の中で樹が上ずった声を上げた。
「そこ……やっ、だめっ」
「じゃあ、やめる?」
「だ、めっぇ」
青砥のお腹に触れる樹のペニスが硬さを増し、絶頂が近いことを告げていた。自身のペニスに伸ばした樹の手を絡めとってイイトコロを擦れば、樹は快楽を受け続けることしか出来ない。
「ああっ、もっ、やあっ」
樹が背中を反らせる。ペニスの先端から次々と透明な蜜を滴らせてはお腹に水たまりを作った。
「さっきからやだってしか言ってないけど、コレ、抜こうか?」
樹から引き抜いたペニスをリズムを変えて深く差し込むと、今度は「あぁっ」とため息のような声が漏れた。もう耐えきれないと言うように樹が頭をぶんぶん左右に振る。
「も、むり……イか、せて」
ふっと笑みを零した青砥は思う存分樹の前立腺を穿った。あんっ、あ、と樹から零れる甘い嬌声が青砥を昂らせ、青砥に高められた樹の体は与えられる快楽を忠実に受け止める。
「樹、すげぇ、いやらしい。こんな姿、他の誰にも見せるなよ」
肉と肉がぶつかる音が激しさを増し、囁かれる青砥の言葉が樹を快楽の底に突き落とした。あぁっとひと際高い声を上げて樹の体が硬直する。樹のペニスは何度も震えながら白濁を吐き出し、耐え続けた快楽の出口に樹はまだ放心したままだった。
「樹が望む通り、今日はずっと気持ち良くしてやるよ」
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