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50、新聞に載りました【2号店】
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新聞に載って、2号店も賑わっていた。
ロイは店の外に出来た行列を見て、驚いた。
「何があったんでしょう?」
「さあ?」
ロイとレイナは顔を見合わせた。
「とりあえずソード達がおびえないように、一時間5名までで、入れ替え制でやってみましょう」
ロイがそう言うと、レイナが頷いた。
「わかりました、ロイさん」
ロイは店に張り紙をした。
<本日、入場制限をします。一時間5名様までです。一時間経ったらお店を出て頂きます>
お客さんがざわついた。
「え、一時間だけなの?」
「まあ、いいか」
お客さんの声を聞きながら、ロイは店の看板をOpenにした。
ロイとレイナは注文をとったり、料理を出したり、猫の世話をしたりしていた。
お客さんは一時間に5名だったので、二人にはそんなに負担にはならなかった。
しかし、猫達が疲れ始めて居る様子だった。
「まずいですね、猫ちゃん達が疲れてきてます」
ロイがそう言うと、レイナも頷いた。
「いつもより、倍の人間の相手をしてますからね」
ロイは悩んだが、お客さんが20名になったところで、店の看板をCloseにした。
「ええ!?」
「待ってたのに!」
ロイは残っていた30名くらいのお客さんに頭を下げた。
「猫ちゃん達が疲れてしまいますので、今日は閉店致します」
レイナも頭を下げた。
「またのご来店をお待ちしています」
お客さん達はブツブツ言いながら帰って行った。
「ロイさん、これでよかったんでしょうか?」
「信司さんなら、もっと早く店を閉めていたかも知れません」
ロイはしょんぼりとしながら、ソード達の様子を眺めた。
ソード達は残ったお客さんと距離を置いた場所で、眠っていた。
「ソードちゃん達、疲れちゃったみたい」
レイナは台所仕事をしながら、ロイに言った。
「そうですね、気付くのがちょっと遅かったですね」
ロイは猫達にごめんね、と言った。
ロイは店の外に出来た行列を見て、驚いた。
「何があったんでしょう?」
「さあ?」
ロイとレイナは顔を見合わせた。
「とりあえずソード達がおびえないように、一時間5名までで、入れ替え制でやってみましょう」
ロイがそう言うと、レイナが頷いた。
「わかりました、ロイさん」
ロイは店に張り紙をした。
<本日、入場制限をします。一時間5名様までです。一時間経ったらお店を出て頂きます>
お客さんがざわついた。
「え、一時間だけなの?」
「まあ、いいか」
お客さんの声を聞きながら、ロイは店の看板をOpenにした。
ロイとレイナは注文をとったり、料理を出したり、猫の世話をしたりしていた。
お客さんは一時間に5名だったので、二人にはそんなに負担にはならなかった。
しかし、猫達が疲れ始めて居る様子だった。
「まずいですね、猫ちゃん達が疲れてきてます」
ロイがそう言うと、レイナも頷いた。
「いつもより、倍の人間の相手をしてますからね」
ロイは悩んだが、お客さんが20名になったところで、店の看板をCloseにした。
「ええ!?」
「待ってたのに!」
ロイは残っていた30名くらいのお客さんに頭を下げた。
「猫ちゃん達が疲れてしまいますので、今日は閉店致します」
レイナも頭を下げた。
「またのご来店をお待ちしています」
お客さん達はブツブツ言いながら帰って行った。
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ソード達は残ったお客さんと距離を置いた場所で、眠っていた。
「ソードちゃん達、疲れちゃったみたい」
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「そうですね、気付くのがちょっと遅かったですね」
ロイは猫達にごめんね、と言った。
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