17 / 18
17、罰
しおりを挟む
リネが部屋に戻り一人で過ごしている間、ウォルター王子は謁見室でミックからペアデ国の状況を詳しく聞いていた。
「ウォルター王子がいらっしゃるまで、兵士たちは好き勝手にふるまっていました。私から一応注意はしたのですがフォルツァ国の兵士たちは、もともと流れ者であったり犯罪に手を染めていたものも多く、騎士道精神などというものは持ち合わせておりません」
「想像がつく」
ウォルター王子は渋い顔でため息をついた。
「ミック、城の前に、犯罪を行った兵士たちを罰する旨を書いた掲示板を立ててくれないか? ペアデ国の人々を安心させたい」
「……今さらという気もしますが……分かりました」
「遅いかもしれないが、何もしないわけにはいかない。私が来たからには、罪を犯した者は罰するし、優れた者には褒美を与えたい。兵士たちをきちんと律したいと考えている」
「……分かりました」
ミックはウォルター王子の前から下がり、謁見室を出ると、罪を犯した兵士たちの公開処刑の準備を始めた。
「ウォルター王子がいらっしゃるまで、兵士たちは好き勝手にふるまっていました。私から一応注意はしたのですがフォルツァ国の兵士たちは、もともと流れ者であったり犯罪に手を染めていたものも多く、騎士道精神などというものは持ち合わせておりません」
「想像がつく」
ウォルター王子は渋い顔でため息をついた。
「ミック、城の前に、犯罪を行った兵士たちを罰する旨を書いた掲示板を立ててくれないか? ペアデ国の人々を安心させたい」
「……今さらという気もしますが……分かりました」
「遅いかもしれないが、何もしないわけにはいかない。私が来たからには、罪を犯した者は罰するし、優れた者には褒美を与えたい。兵士たちをきちんと律したいと考えている」
「……分かりました」
ミックはウォルター王子の前から下がり、謁見室を出ると、罪を犯した兵士たちの公開処刑の準備を始めた。
応援ありがとうございます!
10
お気に入りに追加
24
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる