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22、ホワイトデー
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ホワイトデー当日、僕とユイは学校に飴の入った小さな袋を山のように持っていった。
「晴人、今日は何で飴をこんなに持っていくんだ?」
「このまえのバレンタインデーのお返しだよ、ユイ」
僕達はそれぞれ大きな紙袋を一つずつ持って学校に向かった。
「おはようございます」
「おはよう、晴人君、ユイちゃん。って、ユイちゃん髪! どうしたの!?」
葉山さんが勢いよく立ち上がった瞬間、机が倒れてガタンと大きな音がした。
クラス全員の視線がユイに集まった。
「これか? 邪魔だったから切った」
ユイはショートカットを左手でかき上げて、にこりと笑った。
「ちょっと待ってください、写真、写真を撮らせてください!!」
「……分かった」
ユイは渋々頷いた。すると、葉山さんが前後左右からユイの姿をスマホで撮ると、ファンクラブ用のSNSに写真をUpした。
「凄く似合ってますよ。ユイさん。ファンクラブからもほら、こんなにリアクションが来てます!!」
「え!? 今、写真Upしたばかりだよね?」
僕が驚いて葉山さんのスマホをのぞき込むと、次々と良いねの数が増えて、可愛いとか格好いいとか似合ってますとか殴られたいとか、いろんなメッセージがどんどん書き込まれていた。
「おーい、そろそろ授業を始めるぞ!?」
国語の原先生がいつの間にか教室に入っていた。
僕達は倒れた机を直し、それぞれ自分の席に着いた。
大量の飴はロッカーの中に押し込んだ。
午前中の授業が終わったので、お昼休みにチョコレートのお返しをすることにした。
「ユイ、チョコレートを誰から貰ったのか、本当に覚えてないの?」
「……さくらがくれたことは覚えてるぞ!!」
「嬉しいです。ユイさん」
葉山さんはポケットからスマホを取り出すと、何やら操作をしてリストを表示していた。
「学校内でユイさんにチョコレートを渡した人の一覧です。みんな、ファンクラブに入っているから、今から呼び出しますね」
ユイと僕と葉山さんは、大量の飴を持って体育館の裏に移動した。
「それでは、ユイさんからホワイトデーのお返しがあると、SNSにUpしますね」
葉山さんがそう言ってスマホを操作して3分も経たずに、人々が体育館裏に集まってきた。「これを渡せば良いんだな? 晴人」
「そうだよ、ユイ。ありがとうってちゃんと言うんだよ」
「分かった。ほら、ありがとう」
ユイはにっこり笑って、行列の最初の生徒に飴を渡した。
「うわーユイちゃんから貰った飴、大事に飾っておきます!!」
「食え!」
ユイは間髪を入れずに突っ込んだ。
行列は途切れること無く15分は飴を配り続けた。
「え!? 原先生? 何で並んでるんですか!?」
「原先生もユイちゃんのファンクラブに入ってるんですよね」
葉山さんの言葉に原先生は頷いた。
「ああ、伊口は面白いからな」
教師なのに、問題にならないのかな?と僕は思った。
ユイはとくに疑問も持たず原先生にも飴を渡している。
「そろそろ、終わりで良いか? 疲れたぞ!?」
ユイがそう言ったとき、並んでいたのはもう残り3人だけだった。
「そうですね。ホワイトデーの贈り物は締め切りますって、更新しておきますね」
葉山さんはそう言って、SNSを更新した。
ユイは残った三人に飴を渡すと、大きくのびをした。
「あー。疲れたな」
「でも、ちゃんと全員に飴を配れたと思いますよ」
葉山さんはチェックリストを見て、頷いていた。いつの間に用意していたんだろう。
昼食を急いで食べてから、午後の授業に取り組み、学校の一日が終わった。
ユイと僕が家に帰ると、留守電が入っていた。
『ユイちゃん、佐藤ですが帰ったら連絡ください』
折り返しユイに電話をさせると、今日はこの後ずっと家にいるかと佐藤さんに聞かれた。
「家にいるぞ! 何か用か!?」
ユイの言葉に佐藤さんは笑って言った。
「じゃあ、ちょっと待っててね」
僕は食事の準備をしながら、ユイは教科書をペラペラとめくりながら過ごしているとドアフォンが鳴った。
「はーい」
僕が通話ボタンを押すと、そこには佐藤さんと吉田さんが、何か大きな白い箱を二人で持って立っていた。
「こんばんは。晴人君、ユイちゃん」
「こんばんは、佐藤、吉田」
「ユイがお世話になってます、佐藤さん、吉田さん」
佐藤さんと吉田さんは、玄関にはいると、床にゆっくりと白い箱を置いた。
「これ、職場の皆からのホワイトデーのお返しだよ」
佐藤さんが言うと、吉田さんも話しを続けた。
「結構大きいけど、ユイちゃんなら食べられると思って」
「開けるぞ!? 良いか!?」
ユイは目を輝かせている。
「どうぞ」
ユイが箱を開けると、そこには大きなイチゴのホールケーキがあった。
「え!? こんな良い物、いいんですか!? 高かったでしょう!?」
僕が思わず声を上げると、佐藤さん達は笑顔で頷いた。
「ユイちゃん、いつも頑張ってるからご褒美もかねてね。皆からのプレゼントだよ」
佐藤さんはそう言って、箱を元に戻した。
「感謝するぞ! 佐藤! 吉田! 皆にもよろしく伝えてくれ!!」
ユイは早速、フォークを持ってきて一口食べようとした。
「ユイ、お行儀が悪いよ。食事の後で切ってあげるから、今はキッチンに置いておこう」
「……分かった」
ユイは渋々、フォークをしまった。
「それじゃ、もう遅いしこの辺で帰らせていただきます。夜分に失礼しました」
「いいえ、佐藤さん、吉田さん、ありがとうございました。皆様にもよろしくお伝えください」
僕が挨拶をする隣で、ユイはニコニコ笑って手を振っている。
「そういえば、ユイちゃん髪切ったんだね。似合うよ」
佐藤さんが言うと、ユイは不思議そうな顔をした。
「そうか? 学校でも言われたぞ? 似合うかよりも、短い方が手入れが楽だ! 佐藤もだろう?」
吉田さんは、髪が薄くなりかけている佐藤さんを見ないようにして笑いをこらえている。
「また、仕事にきてね、ユイちゃん」
「もちろんだ、吉田」
佐藤さん達が帰ったので、僕達は夕食にすることにした。
「ユイ、ケーキはどのくらい食べるの?」
「うーん、半分食べて、残りは明日の朝食べるぞ!」
「了解」
僕は食後にユイのケーキを切って、家にある一番大きなお皿に乗せた。
「いただきまーす!」
「どうぞ」
ユイは口元にクリームを付けたまま、ケーキをパクパクと食べている。
僕はそれを見ているだけで、お腹がいっぱいになってしまった。
「晴人、今日は何で飴をこんなに持っていくんだ?」
「このまえのバレンタインデーのお返しだよ、ユイ」
僕達はそれぞれ大きな紙袋を一つずつ持って学校に向かった。
「おはようございます」
「おはよう、晴人君、ユイちゃん。って、ユイちゃん髪! どうしたの!?」
葉山さんが勢いよく立ち上がった瞬間、机が倒れてガタンと大きな音がした。
クラス全員の視線がユイに集まった。
「これか? 邪魔だったから切った」
ユイはショートカットを左手でかき上げて、にこりと笑った。
「ちょっと待ってください、写真、写真を撮らせてください!!」
「……分かった」
ユイは渋々頷いた。すると、葉山さんが前後左右からユイの姿をスマホで撮ると、ファンクラブ用のSNSに写真をUpした。
「凄く似合ってますよ。ユイさん。ファンクラブからもほら、こんなにリアクションが来てます!!」
「え!? 今、写真Upしたばかりだよね?」
僕が驚いて葉山さんのスマホをのぞき込むと、次々と良いねの数が増えて、可愛いとか格好いいとか似合ってますとか殴られたいとか、いろんなメッセージがどんどん書き込まれていた。
「おーい、そろそろ授業を始めるぞ!?」
国語の原先生がいつの間にか教室に入っていた。
僕達は倒れた机を直し、それぞれ自分の席に着いた。
大量の飴はロッカーの中に押し込んだ。
午前中の授業が終わったので、お昼休みにチョコレートのお返しをすることにした。
「ユイ、チョコレートを誰から貰ったのか、本当に覚えてないの?」
「……さくらがくれたことは覚えてるぞ!!」
「嬉しいです。ユイさん」
葉山さんはポケットからスマホを取り出すと、何やら操作をしてリストを表示していた。
「学校内でユイさんにチョコレートを渡した人の一覧です。みんな、ファンクラブに入っているから、今から呼び出しますね」
ユイと僕と葉山さんは、大量の飴を持って体育館の裏に移動した。
「それでは、ユイさんからホワイトデーのお返しがあると、SNSにUpしますね」
葉山さんがそう言ってスマホを操作して3分も経たずに、人々が体育館裏に集まってきた。「これを渡せば良いんだな? 晴人」
「そうだよ、ユイ。ありがとうってちゃんと言うんだよ」
「分かった。ほら、ありがとう」
ユイはにっこり笑って、行列の最初の生徒に飴を渡した。
「うわーユイちゃんから貰った飴、大事に飾っておきます!!」
「食え!」
ユイは間髪を入れずに突っ込んだ。
行列は途切れること無く15分は飴を配り続けた。
「え!? 原先生? 何で並んでるんですか!?」
「原先生もユイちゃんのファンクラブに入ってるんですよね」
葉山さんの言葉に原先生は頷いた。
「ああ、伊口は面白いからな」
教師なのに、問題にならないのかな?と僕は思った。
ユイはとくに疑問も持たず原先生にも飴を渡している。
「そろそろ、終わりで良いか? 疲れたぞ!?」
ユイがそう言ったとき、並んでいたのはもう残り3人だけだった。
「そうですね。ホワイトデーの贈り物は締め切りますって、更新しておきますね」
葉山さんはそう言って、SNSを更新した。
ユイは残った三人に飴を渡すと、大きくのびをした。
「あー。疲れたな」
「でも、ちゃんと全員に飴を配れたと思いますよ」
葉山さんはチェックリストを見て、頷いていた。いつの間に用意していたんだろう。
昼食を急いで食べてから、午後の授業に取り組み、学校の一日が終わった。
ユイと僕が家に帰ると、留守電が入っていた。
『ユイちゃん、佐藤ですが帰ったら連絡ください』
折り返しユイに電話をさせると、今日はこの後ずっと家にいるかと佐藤さんに聞かれた。
「家にいるぞ! 何か用か!?」
ユイの言葉に佐藤さんは笑って言った。
「じゃあ、ちょっと待っててね」
僕は食事の準備をしながら、ユイは教科書をペラペラとめくりながら過ごしているとドアフォンが鳴った。
「はーい」
僕が通話ボタンを押すと、そこには佐藤さんと吉田さんが、何か大きな白い箱を二人で持って立っていた。
「こんばんは。晴人君、ユイちゃん」
「こんばんは、佐藤、吉田」
「ユイがお世話になってます、佐藤さん、吉田さん」
佐藤さんと吉田さんは、玄関にはいると、床にゆっくりと白い箱を置いた。
「これ、職場の皆からのホワイトデーのお返しだよ」
佐藤さんが言うと、吉田さんも話しを続けた。
「結構大きいけど、ユイちゃんなら食べられると思って」
「開けるぞ!? 良いか!?」
ユイは目を輝かせている。
「どうぞ」
ユイが箱を開けると、そこには大きなイチゴのホールケーキがあった。
「え!? こんな良い物、いいんですか!? 高かったでしょう!?」
僕が思わず声を上げると、佐藤さん達は笑顔で頷いた。
「ユイちゃん、いつも頑張ってるからご褒美もかねてね。皆からのプレゼントだよ」
佐藤さんはそう言って、箱を元に戻した。
「感謝するぞ! 佐藤! 吉田! 皆にもよろしく伝えてくれ!!」
ユイは早速、フォークを持ってきて一口食べようとした。
「ユイ、お行儀が悪いよ。食事の後で切ってあげるから、今はキッチンに置いておこう」
「……分かった」
ユイは渋々、フォークをしまった。
「それじゃ、もう遅いしこの辺で帰らせていただきます。夜分に失礼しました」
「いいえ、佐藤さん、吉田さん、ありがとうございました。皆様にもよろしくお伝えください」
僕が挨拶をする隣で、ユイはニコニコ笑って手を振っている。
「そういえば、ユイちゃん髪切ったんだね。似合うよ」
佐藤さんが言うと、ユイは不思議そうな顔をした。
「そうか? 学校でも言われたぞ? 似合うかよりも、短い方が手入れが楽だ! 佐藤もだろう?」
吉田さんは、髪が薄くなりかけている佐藤さんを見ないようにして笑いをこらえている。
「また、仕事にきてね、ユイちゃん」
「もちろんだ、吉田」
佐藤さん達が帰ったので、僕達は夕食にすることにした。
「ユイ、ケーキはどのくらい食べるの?」
「うーん、半分食べて、残りは明日の朝食べるぞ!」
「了解」
僕は食後にユイのケーキを切って、家にある一番大きなお皿に乗せた。
「いただきまーす!」
「どうぞ」
ユイは口元にクリームを付けたまま、ケーキをパクパクと食べている。
僕はそれを見ているだけで、お腹がいっぱいになってしまった。
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