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4、お買い物
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スマホを契約するに当たって、保護者の許可が必要になった。
僕は海外で働く母親に、ショートメールを送った。
<1台目のスマホのバッテリーが持たなくなったから、2台目のスマホを契約して良い?>
すると、直ぐに返事が返ってきた。
<機種変じゃなくて2台目なの?>
<うん、今のスマホも気に入ってるから>
ちょっと間を置いて、母親からのショートメールが届く。
<了解>
「良かった。ユイもスマホが持てそうだよ」
「ありがとう? なんか難しそうだけど、私にこんなの使えるのか?」
ユイは僕のスマホをじっと見て、不思議そうにしている。
「あれだけの勉強を軽くすませちゃったんっだから、心配すること無いよ」
「そっか、そうだな」
僕たちは少し冷える町に出かけるため、僕はパーカーをユイはジージャンを羽織った。
外に出ると、小雨がぱらついていた。
「傘さす?」
「傘? なんだそれは? このくらいの雨、へっちゃらだぞ」
僕は一人だけ傘を差すのも気が引けたので、カバンの中に折りたたみ傘を二つ入れた。
「じゃあ、スマホのショップに行こう」
「おう」
ユイはにっこりと笑った。可愛くて、僕は赤面した。
「バスに乗って、駅前まで行くよ」
「バス?」
僕はユイの前を歩いて、バス停に向かった。
「ユイの乗車賃は僕が払うね」
「ああ、でもバスって何だ?」
「来たよ、あれに乗るんだ」
「あ、町でよく見かける巨大戦闘車じゃないか!?」
ユイはバスに向かって身構えた。
「乗るよ? 僕は定期券だけど、後ろの子も一緒です。大人一人分引いて下さい」
「はい」
バスの運転手がちょこちょことスイッチを動かして、僕のICカードからユイの運賃の支払いを済ませた。
「あれ? お金だしてないぞ?」
「電子マネーだよ」
「ふうん?」
ユイはバスに乗り込むと、窓側の席に座った。
「へー。一度にこれだけ人を運べるんだ! 便利だな!」
ユイはご機嫌だ。
僕はユイとくっついている右側の腕にソワソワしながら、目的のバス停までじっとしていた。
「次は終点です」
「降りるよ、ユイ」
「分かった」
僕たちはバスを降りると、駅前のロータリーについた。
「あそこのお店に入るよ」
「うん」
「いらっしゃいませ。ご利用の番号をお取り下さい」
機械のアナウンスに従い、新規契約のボタンを押した。
「ただいま2時間待ちです」
愛想の良い若い女性がタブレットを覗きながら僕たちに言った。
「やっぱり混んでるな」
「2時間、ここにいるのか?」
ユイは不安げな様子で僕に尋ねた。
「いや、お昼もまだ食べていないし、隣のコーヒーショップに行こう」
「そうか! お腹も空いてきたしな」
ユイはお昼の言葉に反応して、生き生きとした。
僕たちはコーヒーショップに入ると、ランチセットをそれぞれ頼んだ。
「なんだ!? ずいぶん小さいな!?」
ユイはそう言ってパニーニを三口で食べると、寂しそうにしていた。
「追加して良いよ」
「じゃあ、鴨のパンとエビのパンも。あと、チーズとハムのパン!」
僕は、追加で買ったパンを端からもぐもぐと食べるユイの姿を見て呆気にとられた。
「そんなに食べて、お腹痛くならない?」
「国に居た頃は、倍は食べてたぞ?」
「そっか」
僕は家計が心配になった。
「これは、飲めるのか?」
「アイスコーヒー? うん、そのままでも良いし、シロップを入れても良いし」
「うん? 苦い!!」
ユイはうえっと舌を出して、アイスコーヒーを押しのけた。
「じゃあ、シロップ入れようか? いくつ入れる?」
「三つ位か?」
「多くない?」
僕が一つ、ユイのアイスコーヒーにシロップを入れるたびにユイは味見をして首を振った。
「これで、三つ目だけど……」
「……これなら飲めるぞ」
ユイはお子様舌なのかもしれない。シロップとミルクをたっぷり入れたアイスコーヒーを美味しそうに飲んでいる。
「じゃあ、食べ終わったら、まだ時間あるしコンビニでも覗いていこうか」
「分かった。コンビニも初めて行く場所だな!」
僕は食べ終わったパンのゴミとアイスコーヒーの容器を返却口に持っていった。
「何をしてるんだ?」
「ここのお店は、使った物は返却口に戻すんだよ」
「そうか、分かった」
ユイは僕のまねをして、自分の食べた物の後片付けをした。
「ありがとうございました」
「礼にはおよばぬ!」
ユイはお腹が膨れて、ふう、と息をついた。
「コンビニは……横断歩道の向こう側だね」
「あの小さい青い建物か?」
「そうだよ」
僕たちは信号が青になるのを待った。
「信号は、キチンと守らないとね」
「青がすすめで、赤は止まれだろ?」
「何時覚えたの?」
「この前見た教科書に載ってたぞ」
ユイはきょとんとした顔で僕を見つめた。
大きな目に僕が映っている。僕は思わず目をそらした。
「いらっしゃいませー」
コンビニに入るとだらりとした声がした。
「こんにちは」
ユイは律儀に挨拶をした。
「えっと、ユイは髪が長いからヘアゴムがあった方が良いんじゃ無いかな」
「ヘアゴム?」
「髪を束ねる奴」
「あると便利だな」
僕たちはヘアゴムだけを買うと、店を後にした。
丁度、スマホショップの予約時間になった。
「じゃあ、僕の横に座っていて」
「分かった」
僕はショップで2台目のスマホの契約をした。
途中、母親とショップの店員さんが話をして、無事契約を結ぶことが出来た。
「ずいぶん、手続きとやらには時間がかかるんだな」
「まあね。はい、ユイのスマホ」
僕は箱に入れられていたスマホを取り出し、ユイに渡した。
「赤か、綺麗だな」
「もう安いスマホは色が選べなかったから。気に入ってくれると良いんだけど」
「うん、気に入った」
ユイはスマホをジージャンの胸ポケットにしまった。
「じゃあ、買い物をして家に帰ろうか」
「荷物持ちなら任せてくれ」
ユイはそう言って、胸を張った。
スーパーでは、野菜を中心にいつもの三倍くらいの食材を買った。
「ユイはたべられないものってある?」
「……虫は嫌いだ」
「そんなの食べないよ。じゃあ、今日はカレーにしよう」
僕たちは荷物を抱えて、バスで家へと戻っていった。
僕は海外で働く母親に、ショートメールを送った。
<1台目のスマホのバッテリーが持たなくなったから、2台目のスマホを契約して良い?>
すると、直ぐに返事が返ってきた。
<機種変じゃなくて2台目なの?>
<うん、今のスマホも気に入ってるから>
ちょっと間を置いて、母親からのショートメールが届く。
<了解>
「良かった。ユイもスマホが持てそうだよ」
「ありがとう? なんか難しそうだけど、私にこんなの使えるのか?」
ユイは僕のスマホをじっと見て、不思議そうにしている。
「あれだけの勉強を軽くすませちゃったんっだから、心配すること無いよ」
「そっか、そうだな」
僕たちは少し冷える町に出かけるため、僕はパーカーをユイはジージャンを羽織った。
外に出ると、小雨がぱらついていた。
「傘さす?」
「傘? なんだそれは? このくらいの雨、へっちゃらだぞ」
僕は一人だけ傘を差すのも気が引けたので、カバンの中に折りたたみ傘を二つ入れた。
「じゃあ、スマホのショップに行こう」
「おう」
ユイはにっこりと笑った。可愛くて、僕は赤面した。
「バスに乗って、駅前まで行くよ」
「バス?」
僕はユイの前を歩いて、バス停に向かった。
「ユイの乗車賃は僕が払うね」
「ああ、でもバスって何だ?」
「来たよ、あれに乗るんだ」
「あ、町でよく見かける巨大戦闘車じゃないか!?」
ユイはバスに向かって身構えた。
「乗るよ? 僕は定期券だけど、後ろの子も一緒です。大人一人分引いて下さい」
「はい」
バスの運転手がちょこちょことスイッチを動かして、僕のICカードからユイの運賃の支払いを済ませた。
「あれ? お金だしてないぞ?」
「電子マネーだよ」
「ふうん?」
ユイはバスに乗り込むと、窓側の席に座った。
「へー。一度にこれだけ人を運べるんだ! 便利だな!」
ユイはご機嫌だ。
僕はユイとくっついている右側の腕にソワソワしながら、目的のバス停までじっとしていた。
「次は終点です」
「降りるよ、ユイ」
「分かった」
僕たちはバスを降りると、駅前のロータリーについた。
「あそこのお店に入るよ」
「うん」
「いらっしゃいませ。ご利用の番号をお取り下さい」
機械のアナウンスに従い、新規契約のボタンを押した。
「ただいま2時間待ちです」
愛想の良い若い女性がタブレットを覗きながら僕たちに言った。
「やっぱり混んでるな」
「2時間、ここにいるのか?」
ユイは不安げな様子で僕に尋ねた。
「いや、お昼もまだ食べていないし、隣のコーヒーショップに行こう」
「そうか! お腹も空いてきたしな」
ユイはお昼の言葉に反応して、生き生きとした。
僕たちはコーヒーショップに入ると、ランチセットをそれぞれ頼んだ。
「なんだ!? ずいぶん小さいな!?」
ユイはそう言ってパニーニを三口で食べると、寂しそうにしていた。
「追加して良いよ」
「じゃあ、鴨のパンとエビのパンも。あと、チーズとハムのパン!」
僕は、追加で買ったパンを端からもぐもぐと食べるユイの姿を見て呆気にとられた。
「そんなに食べて、お腹痛くならない?」
「国に居た頃は、倍は食べてたぞ?」
「そっか」
僕は家計が心配になった。
「これは、飲めるのか?」
「アイスコーヒー? うん、そのままでも良いし、シロップを入れても良いし」
「うん? 苦い!!」
ユイはうえっと舌を出して、アイスコーヒーを押しのけた。
「じゃあ、シロップ入れようか? いくつ入れる?」
「三つ位か?」
「多くない?」
僕が一つ、ユイのアイスコーヒーにシロップを入れるたびにユイは味見をして首を振った。
「これで、三つ目だけど……」
「……これなら飲めるぞ」
ユイはお子様舌なのかもしれない。シロップとミルクをたっぷり入れたアイスコーヒーを美味しそうに飲んでいる。
「じゃあ、食べ終わったら、まだ時間あるしコンビニでも覗いていこうか」
「分かった。コンビニも初めて行く場所だな!」
僕は食べ終わったパンのゴミとアイスコーヒーの容器を返却口に持っていった。
「何をしてるんだ?」
「ここのお店は、使った物は返却口に戻すんだよ」
「そうか、分かった」
ユイは僕のまねをして、自分の食べた物の後片付けをした。
「ありがとうございました」
「礼にはおよばぬ!」
ユイはお腹が膨れて、ふう、と息をついた。
「コンビニは……横断歩道の向こう側だね」
「あの小さい青い建物か?」
「そうだよ」
僕たちは信号が青になるのを待った。
「信号は、キチンと守らないとね」
「青がすすめで、赤は止まれだろ?」
「何時覚えたの?」
「この前見た教科書に載ってたぞ」
ユイはきょとんとした顔で僕を見つめた。
大きな目に僕が映っている。僕は思わず目をそらした。
「いらっしゃいませー」
コンビニに入るとだらりとした声がした。
「こんにちは」
ユイは律儀に挨拶をした。
「えっと、ユイは髪が長いからヘアゴムがあった方が良いんじゃ無いかな」
「ヘアゴム?」
「髪を束ねる奴」
「あると便利だな」
僕たちはヘアゴムだけを買うと、店を後にした。
丁度、スマホショップの予約時間になった。
「じゃあ、僕の横に座っていて」
「分かった」
僕はショップで2台目のスマホの契約をした。
途中、母親とショップの店員さんが話をして、無事契約を結ぶことが出来た。
「ずいぶん、手続きとやらには時間がかかるんだな」
「まあね。はい、ユイのスマホ」
僕は箱に入れられていたスマホを取り出し、ユイに渡した。
「赤か、綺麗だな」
「もう安いスマホは色が選べなかったから。気に入ってくれると良いんだけど」
「うん、気に入った」
ユイはスマホをジージャンの胸ポケットにしまった。
「じゃあ、買い物をして家に帰ろうか」
「荷物持ちなら任せてくれ」
ユイはそう言って、胸を張った。
スーパーでは、野菜を中心にいつもの三倍くらいの食材を買った。
「ユイはたべられないものってある?」
「……虫は嫌いだ」
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