37 / 114
牛の襲来
第37話
しおりを挟む
3日程休息してから活動を再開した。午前は森や洞窟で魔物と戦い、力の実をゲットする。午後からはニャン太とスパーリングなどをして地力の強化。
じじい「なんだかんだで俺、まあまあ強くなってんだよ。」
ニャン太「そうだな。」
じじい「何で未だにお前に攻撃当たらないの?」
ニャン太「なんでだろうな。」
結構ガチに攻めて行ってもニャン太には掠りもしない。何発か避けられた所でカウンターの肉球を貰う。
じじい「この…クソ猫。」
ニャン太「フシャアア!」
ついつい悪口を言って強烈な一撃を貰ってしまう。
多分222年の人生の中で一番吹き飛んだと思う。
ドガン!
家に激突。壁が壊れなかったのはラッキーだった。
じじい「お前が大会出たら余裕で優勝しそうだな。」
ニャン太「まあ今のじじいよりは強いと思うよ。」
じじい「くそっ、もっと修行してやる。」
ドーン「そうですね。頑張りましょう。」
じじい「おうよ。」
…何かいた。
じじい「ドーン!?」
ドーン「喋る猫がこの世に存在するとは思いませんでしたが…」
ニャン太「…にゃあ。」
じじい「もう手遅れだろ。」
ニャン太「…全く、変な所を見られちまったな。」
ドーン「この猫さんは…魔物?」
ニャン太「じじい、魔物と思われてはかなわん。もう説明しちまうぞ。」
じじい「う、うむ。仕方あるまい。」
ドーン「なるほど…一応、納得はしました。」
じじい「え、そうなの?」
ドーン「先の大会でレイスさんの奥義を見ていなければ、未だに疑っていたでしょうが。」
ニャン太「奥義を見て?」
ドーン「ええ。あの奥義の聖なる光の魔力。あれを見ればレイスさんが魔の部類でないのは分かります。」
確かにあの光の魔力は、魔物には絶対に出せないものではある。
ニャン太「…このドーンってヤツ、なかなかやるじゃん。じじい、お前よく勝てたな。」
じじい「まあ結構、追い詰められたのは事実だが。」
ドーン「まあまあそれより。色々と食材を持ってきました。約束通り祝勝会をしましょう。」
じじい「おっ、それは楽しみだな。ニャン太、今日の修行はここまでだ。」
ニャン太「良いねえ。俺もそう言いたかった所だぜ。」
勇者たちの一番の弱点は食べ物のようである。
じじい「なんだかんだで俺、まあまあ強くなってんだよ。」
ニャン太「そうだな。」
じじい「何で未だにお前に攻撃当たらないの?」
ニャン太「なんでだろうな。」
結構ガチに攻めて行ってもニャン太には掠りもしない。何発か避けられた所でカウンターの肉球を貰う。
じじい「この…クソ猫。」
ニャン太「フシャアア!」
ついつい悪口を言って強烈な一撃を貰ってしまう。
多分222年の人生の中で一番吹き飛んだと思う。
ドガン!
家に激突。壁が壊れなかったのはラッキーだった。
じじい「お前が大会出たら余裕で優勝しそうだな。」
ニャン太「まあ今のじじいよりは強いと思うよ。」
じじい「くそっ、もっと修行してやる。」
ドーン「そうですね。頑張りましょう。」
じじい「おうよ。」
…何かいた。
じじい「ドーン!?」
ドーン「喋る猫がこの世に存在するとは思いませんでしたが…」
ニャン太「…にゃあ。」
じじい「もう手遅れだろ。」
ニャン太「…全く、変な所を見られちまったな。」
ドーン「この猫さんは…魔物?」
ニャン太「じじい、魔物と思われてはかなわん。もう説明しちまうぞ。」
じじい「う、うむ。仕方あるまい。」
ドーン「なるほど…一応、納得はしました。」
じじい「え、そうなの?」
ドーン「先の大会でレイスさんの奥義を見ていなければ、未だに疑っていたでしょうが。」
ニャン太「奥義を見て?」
ドーン「ええ。あの奥義の聖なる光の魔力。あれを見ればレイスさんが魔の部類でないのは分かります。」
確かにあの光の魔力は、魔物には絶対に出せないものではある。
ニャン太「…このドーンってヤツ、なかなかやるじゃん。じじい、お前よく勝てたな。」
じじい「まあ結構、追い詰められたのは事実だが。」
ドーン「まあまあそれより。色々と食材を持ってきました。約束通り祝勝会をしましょう。」
じじい「おっ、それは楽しみだな。ニャン太、今日の修行はここまでだ。」
ニャン太「良いねえ。俺もそう言いたかった所だぜ。」
勇者たちの一番の弱点は食べ物のようである。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
仲良し高校生たちに魔界と人間界両方救えとか無茶苦茶言うじゃん
さざなみ
ファンタジー
高校一年生仲良しグループの私たちは期末試験終わりにカラオケでバカ騒ぎをしていた。
永音、星夜、卯月、風真、わかめの男子組とえりたく、ディスタンス、しぃ、ゆみこだすの女子組を合わせた9人グループ。
確かにカラオケボックスにいたはずなのに、気が付けば何もない不思議な空間にいた。
管理者を名乗る女性が放った一言。
「あなた方には、人間界と魔界、両方を救ってほしいのです。」
ただの高校生の私たちははこう返すしかなかった。
「いや無茶苦茶言うじゃん。」
御者のお仕事。
月芝
ファンタジー
大陸中を巻き込んだ戦争がようやく終わった。
十三あった国のうち四つが地図より消えた。
大地のいたるところに戦争の傷跡が深く刻まれ、人心は荒廃し、文明もずいぶんと退化する。
狂った環境に乱れた生態系。戦時中にバラ撒かれた生体兵器「慮骸」の脅威がそこいらに充ち、
問題山積につき夢にまでみた平和とはほど遠いのが実情。
それでも人々はたくましく、復興へと向けて歩き出す。
これはそんな歪んだ世界で人流と物流の担い手として奮闘する御者の男の物語である。
【取り下げ予定】愛されない妃ですので。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。
国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。
「僕はきみを愛していない」
はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。
『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。
(ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?)
そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。
しかも、別の人間になっている?
なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。
*年齢制限を18→15に変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる