転生テイマー、異世界生活を楽しむ

さっちさん

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新生活ヤンヤン

170.

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午前中は自宅の畑で作業する。
ゴーレムズが世話してくれてる中から何点か人の手だけで栽培可能かの実験をしているのだ。
これがもし成功したら農家の人を募って薬草畑を本格化しても良いと考えている。
アイザックは朝から辻馬車の打ち合わせに出かけて行った。
来週、ユミンが帰って来るまでになんとかなりそうだとは聞いているのでお任せしている。
お昼ごはんを食べて研究所に向かった。
ソルとの時間まで少し間があるので執務室の隣、私の調合室で作業をする。
来月からはダックとの約束で古代薬を納品しなくてはならない。
何本か調合しておこうと思って作業に取り掛かった。
「所長、ソルです」
作業を始めて数分後、ソルが来たので返事をし、調合室に呼んだ。
「もうすぐ終わるのでちょっと待ってもらって良いですか」
手を止めずに話をすると見ていたいとの事なので許可した。
30分もせずに回復ポーション特級、SSランク固定が出来上がった。
「お待たせしました」
「凄いですね。私もやって見て良いですか」
「どうぞ。水、光、風の3属性必要ですが大丈夫ですか?」
「それなら大丈夫ですよ」
手順を説明し、調合を見守る。
やがて光が収まり調合が終了した。
『上級回復ポーション』
「失敗みたいですね。ドルフさんでも数回に一度しか成功してなかったので頑張って習得してください」
「わかりました。ありがとうございます」
それからは執務室のソファに移動し、面談を開始した。
特に問題も無かったのでギルドに依頼している素材について聞いてみた。
「ありがたいです。正規の値段で引き取らせて貰いますね」
「わかりました。ソルさんは自分で素材を集めには行くのですか?」
「行く事もありますよ。一応、冒険者ランクはBですのでそれなりには戦えますが研究している方が楽しいので」
「そうなんですね。ダンジョンが落ち着いたら一度みんなで潜っても良いですね。他の3人は戦えますか?」
「研究員は最低でもCランク無いと成れないので多分大丈夫ではないかと」
「じゃあ来月にでも行きましょう。念の為、アイザックに許可とっておきます」
それから必要素材を提供し、お金を受け取った。
金銭管理も今は私がしているけど誰か他に管理をしてくれる人が欲しい。
ソルさんに少し相談してみたら薬師ギルドに依頼してみてはとの事だ。
明日にでもギルドへいってみる事にした。


翌日、薬師ギルドに出向き、金銭管理を任せれる人を紹介してもらえないか相談する。
「うちの嫁が暇してるから貸し出そうか?」
ギルマスの奥さんに週2日程度ならお願い出来るみたいだ。
早速お願いしたいと申し出たら冒険者ギルドから長期の指名依頼で出して欲しいとの事。
どれくらいの期間が妥当か聞いてみたら向こうで説明して貰ったら良いとの事。
早速冒険者ギルドに行く事にした。

「すいません。ギルマスいてますか?」
「はい、二階にいらっしゃいますのでどうぞ」
執務室に向かい、サラさんに詳しく教えてもらう事にした。
「サラさんこんにちわ」
「あら、ククルちゃん。いらっしゃい、何かありましたか?」
さっきの薬師ギルドでの話を説明し、期間はどの程度にしたら良いか、報酬の相場はどの程度が聞きたい事を質問していく。
丁寧に色々教えてもらい、ついでに指名依頼の申請をした。
お金の管理が主だった仕事になるので守秘義務の魔法契約がついてくる。
結局、週二回の1日6時間で依頼料は一回につき1800Gになった。
期間は一旦、1か月にしてみて問題なければ次から3ー6か月程度にしていくそうだ。
ギルマスの奥さんは会計スキルがあるので適任とサラさんからも太鼓判を頂いたので早速連絡してもらい、来週の月曜日に来てもらう事になった。
ギルドに来月末までの依頼料を支払い帰宅した。

「ただいま」
「おかえりなさいませ」
いつも通りハナが出迎えてくれ、ちょうどマフィンが焼けたとの事で頂く事にする。
こちらではまだ、食料が揃わないものもあるらしく明日は朝から王都に出向くそうだ。
明後日に帰宅するらしいのでついでに買い物を頼む事にした。
「ハナ、王都で金属のインゴット買ってきて貰ってもよいかな」
銀と金を各5キロづつお願いする。
届いたら生成で作りたいものがあるのだ。
「かしこまりました。ククル様、その量だど私のマジックバックでは他の物が少し入りきらないのですが、、、」
「そおだね、今からバックつくるね。ちょっと待ってて」
早速部屋に行き、ハナの愛馬用にバックを作り鞍と連携して付けられる様にデザインした。
このバックが有れば沢山買い物しても大丈夫なはず。
出来上がったバックをハナのところに持っていき、使用者限定にする為、魔力登録する。
「ククル様、ありがとうございます」
ハナは嬉しそうに受け取ってくれた。
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