転生したみたいなので異世界生活を楽しみます

さっちさん

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新たな挑戦へ

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「ハナ、明日アイザック達が戻る見たいよ」
ブラックから念話が飛んできたのでハナに伝えて迎える準備を手伝った。


「「おかえりなさい(ませ)」」
アイザック達を出迎えてる。
みんな、とりあえずお風呂に入って着替えるとの事でその後、応接室に集まる事になった。
ダックを中心にダンジョンの話をしてくれてそれに聞き入っていた。
前回、潜った時と変わった事もなくおそらくは来月末くらいにでも公開でくるだろうとの事。
ダック達は明日は休養にあて、明後日には王都に帰るそうだ。
よくよく考えたら王様がこんなにお城を留守にしても良いものなのか、ちょっと考えたら怖くなってきたので気が付かなかった事にした。

翌日、ダックとメイシャンは疲れていた様でお昼近くまで部屋から出てこなかった。
アイザックはいつも通りに朝起きてきたので一緒に薬草園を見に行く事にした。
「大分、形になったでしょ」
「はは、なんかいつのまにかランサーもいてるし、服着てるし。良いんじゃないかい」
見て回りながら説明し、ついでにドルフさんが研究員の代表を連れてきてる事を伝え、アイザックの帰宅を待っていた事についても説明する。
一度お家に帰ってからハナをお使いに出し、午後から面会出来るか尋ねる事にした。

「ククル様、アイザック様、薬師ギルドの方は今日の午後からで大丈夫との事です。」
「わかった、ありがとうハナ。さて、ククルとりあえずご飯を食べたら出掛ける準備をしようか」
「はーい」
そこからは出掛けるまで慌ただしく過ごす事になった。


「ドルフさんこんにちは」
「ククルにアイザック殿、いらっしゃい。先に少し説明しても?」
王都から来ている研究者代表について色々説明を受ける事になった。
「彼の名前はソルトリア・アドマイヤー、第4領侯爵家の次男だ。年はまだ22だが、三年前まで研修室にいたかなりの凄腕だ。魔法契約については説明してある。後は本人とあってから署名するかどうか決めると言っていた。今別室でまたしているが良いか」
「はい、あの先生なら真面目そうな方なので私は大丈夫です。どちらかと言うと向こうの方が大丈夫でしょうか」
「彼にとってはやっと研究に戻れるからむしろ喜んでいたけどな。アイツも案外研究オタクだからとりあえず行くか」
少し緊張しながらドルフさんの後をついていく。
商談室らしきところにつき、ドルフさんが入室するのについてはいったのだ。

「ソル、待たせたな」
「ドルフ様」
「こちらが今回の研究室長のククルだ。お前も面識はあるだろう」
先生はこちらに顔を向けたかと思うとそのまま目を見開き唖然としたまま固まった。
「先生、こんにちは」
「あ、、、ククルさん」
「ビックリしますよね。でどうしますか?先ずは座りませんか?」
とりあえず4人でソファに座り、先生が落ち着くのを待つ事にした。
私はお茶の準備をし、三人の前に置く。
一口飲んだ頃、先生が漸く正気に戻った。
「はあ、すいません。落ち着きました。では魔法契約をお願いします」
「ソルトリア先生、本当にククルが長でよろしいのですか」
「アイザック殿、大丈夫です。漸く研究に戻れますし、全く知らない人ならこの歳の子が長なんてと思うかも知れませんが、ククルさんならむしろ納得でします。さあ、早くしましょう」
スッキリした声色で言われたら断る術もないので契約を交わす事にした。
「でわ、改めまして研究室長、私ソルトリア・アドマイヤーと申します。第4領のアドマイヤー侯爵家の次男ですが気を使わずにいてください。ドルフ様の様にソルとお呼び頂いて結構ですので」
「ヤンヤンの研究室長を務めさせて頂きますククル・ルーズベルトです。堅苦しいのは研究には不要と思いますのでどうぞククルとお呼びください」
「改めてご挨拶を。ワグリアナ公爵が次男のアイザックと申します。一応、ククルが未成年ですので代理人という形になります」
ソルさんがまたしてもぽかーんとしている。
「あははは、ソル、お前が実家の身分を気にしてわざわざ不敬にならない様、先回ったつもりでもこの方達は公爵家、縁だ。むしろ気を使わせたのではないか」
「その様ですね。平民枠で入学してたから後々の事を考えたつもりがお恥ずかしい話です。」
どうやらソルは身分の低い私が上に立つのは大変だろうと気をつかってくれたみたいだけど実のところ私達の方が上なのだった。
ついでにこの街の代表が私でそのためのアイザックですよと説明を加えて置く。
恥ずかしそうに取り越し苦労でしたとこの話はここで区切る事にした。

そこからは話せる範囲で魔法契約の事について必要性を暴露していく。
情報量が多すぎて質問すら思い浮かばないとの事で明日、自宅の方に来てもらえる様約束し、今日のところは引き上げた。


「ククル、世話になったな。王都に戻ったら一度顔を出す様に」
「はーい、ダックも気をつけて帰ってね」
朝一、ダック達を見送り、ドルフとソルが来るまで庭いじりをしながら過ごす事にする。
1時間もしない内に2人が訪ねてきたのだった。
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