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大型ダンジョン第三領、第四領
97.
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翌日夕方ごろにギルドに向かう。
「おぅ、お前達か。さっき討伐にいた冒険者が帰ってきたが思ったほどの数が討伐できなかったようだ」
そこから話を聞いているとやはり明日改めて海に向かうとのことだ
明日の朝ギルド前に集合と言うことで今日は宿に戻ることにした。
「アイザック明日の戦闘スタイルはどうしたらいいかな」
「そうだなぁしばらく周りのギルト職員の様子を見て臨機応変にと言うことにしておこうか」
「わかったじゃあそうする」
翌朝集合時間にギルドの前に向かい他の職員達と合流する
ギルド職員はこないだの2人も合わせて合計3人こちらが2人の5人で討伐に向かうとのことだ
船の止まる港に向かい海へと出発した
「この船はなぁ主に討伐ように使われているものだから頑丈だぞ」
揺れもほとんど感じない大きな船に乗り込んで沖合へと進む
「あそこになぁ岩場が見えるだろあのあたりから魔物の討伐をするぞ」
岩場に近づくと船から階段が下ろされる。
それを使って下に降り周りの様子を伺った
「船が少し離れたら海に向かって魔物寄せを掘り込むからそこから討伐の開始だ」
「連携はどうしたら良い」
アイザックがギルド職員に尋ねたが帰ってきた言葉はあまりにもあっけないものだった
「こっちはこっちでやるから2人で連携をとってくれたら良いぞ」
「ククル、とりあえずしばらくは控えめに魔法で応戦することにしようか」
「わかった、ガルたちはどうしたら良い」
「様子を見て必要そうなら呼ぼうか」
「くるぞ」
一緒に来ている職員たちはうれしそうにどんどんどんどん魔物を倒していく。
私たちも反対側の海沿いに負けじと魔物の討伐を進めるのだった
討伐開始から1時間ほど経ったがなかなか魔物は減らない
「アイザック、ちょろちょろ攻撃してるのに飽きてきたよー」
「なかなか数が多いもんな。好きにしたら良いぞ」
お許しが出たので一気に雷を海に掘り込むことにした
「それぇ」
20個ほどの雷様を海に振り込むと轟音が鳴り響いた
「うわぁ、お前ら何やってんだ」
いきなり大きな魔法を使ったものだからギルド職員たちがびっくりしたようで苦情のお言葉が返ってきた。
「びっくりさせてごめんなさい。ちまちま攻撃してるのに飽きてきたんだもん」
轟音の鳴りやんだ海には魔物がたくさんぷかぷか浮いている。
「なかなかえげつない攻撃をするな。その調子で頑張れ」
褒められたのかあきれられたのかよくわからない言葉がかかったが気にせずそのまま攻撃を続ける。
攻撃を始めてさらに30分ほど経過した。
ようやく魔物の姿が見えなくなった。
「やっと終わったようだね」
「そうみたいだな」
「お前たちご苦労だったな」
どうやら今日の討伐は終了のようだ。
迎えの船が来るまでしばらく休憩することになった。
「坊主は小さいのになかなかの威力だったな魔法」
闘いながらもどうやらこちらの様子を見ていたようだ。
「まぁ冒険者の場合個人の能力は公にするもんじゃないからな。心配しなくても他では話さないさ」
こないだのポーションの買取の時のハヤルトさんはサブマスターらしく、一緒に来ている人達も幹部のひとらしい。
そう言う意味では信用できる。
「ぼちぼち迎えの船も到着するだろうから陸に帰るとするか」
こうして今日の依頼が終了した。
港に着いたらまずギルドにて依頼完了の報告をする。
買取の素材を提出し依頼料を受け取った。
「今日はご苦労だったな。また機会があったら頼むな」
「はい、こちらこそありがとうございます」
お礼を言ってギルドを後にした。
そこからは屋台に寄って夕食を購入し宿へと戻る。
「ククル、お疲れ様」
「アイザックもお疲れ様」
部屋で夕食を食べてお風呂に入り今日は疲れたので早々に就寝したのだった。
翌日より二日間を休養日に充てる。
「そろそろ一度王都に戻ることにしようか」
「そうだねじゃぁ明日はハナのお土産を買いに行くね」
休養日2日目ハナのお土産を買いに街に繰り出した。
ついでに市場により魚や貝などの海産物をたくさん買い占める。
翌日宿をチェックアウトし王都へ向かって旅立ったのだった。
ワナワナから王都まで馬で約4日間の道のり。
王都の旅は順調に進み4日目のお昼頃到着した。
第五領からの入り口から王都に入る。
そのまままっすぐ邸まで帰宅した。
「ククル様、アイザック様お帰りなさいませ」
「ハナー、ただいま」
玄関で出迎えてくれたハナに飛びついた。
「まずはお部屋に行って着替えましょうか」
すっかりハナに取り扱われているような気がしたがまぁ気にしない。
久しぶりの我が家に到着したのだ。
「おぅ、お前達か。さっき討伐にいた冒険者が帰ってきたが思ったほどの数が討伐できなかったようだ」
そこから話を聞いているとやはり明日改めて海に向かうとのことだ
明日の朝ギルド前に集合と言うことで今日は宿に戻ることにした。
「アイザック明日の戦闘スタイルはどうしたらいいかな」
「そうだなぁしばらく周りのギルト職員の様子を見て臨機応変にと言うことにしておこうか」
「わかったじゃあそうする」
翌朝集合時間にギルドの前に向かい他の職員達と合流する
ギルド職員はこないだの2人も合わせて合計3人こちらが2人の5人で討伐に向かうとのことだ
船の止まる港に向かい海へと出発した
「この船はなぁ主に討伐ように使われているものだから頑丈だぞ」
揺れもほとんど感じない大きな船に乗り込んで沖合へと進む
「あそこになぁ岩場が見えるだろあのあたりから魔物の討伐をするぞ」
岩場に近づくと船から階段が下ろされる。
それを使って下に降り周りの様子を伺った
「船が少し離れたら海に向かって魔物寄せを掘り込むからそこから討伐の開始だ」
「連携はどうしたら良い」
アイザックがギルド職員に尋ねたが帰ってきた言葉はあまりにもあっけないものだった
「こっちはこっちでやるから2人で連携をとってくれたら良いぞ」
「ククル、とりあえずしばらくは控えめに魔法で応戦することにしようか」
「わかった、ガルたちはどうしたら良い」
「様子を見て必要そうなら呼ぼうか」
「くるぞ」
一緒に来ている職員たちはうれしそうにどんどんどんどん魔物を倒していく。
私たちも反対側の海沿いに負けじと魔物の討伐を進めるのだった
討伐開始から1時間ほど経ったがなかなか魔物は減らない
「アイザック、ちょろちょろ攻撃してるのに飽きてきたよー」
「なかなか数が多いもんな。好きにしたら良いぞ」
お許しが出たので一気に雷を海に掘り込むことにした
「それぇ」
20個ほどの雷様を海に振り込むと轟音が鳴り響いた
「うわぁ、お前ら何やってんだ」
いきなり大きな魔法を使ったものだからギルド職員たちがびっくりしたようで苦情のお言葉が返ってきた。
「びっくりさせてごめんなさい。ちまちま攻撃してるのに飽きてきたんだもん」
轟音の鳴りやんだ海には魔物がたくさんぷかぷか浮いている。
「なかなかえげつない攻撃をするな。その調子で頑張れ」
褒められたのかあきれられたのかよくわからない言葉がかかったが気にせずそのまま攻撃を続ける。
攻撃を始めてさらに30分ほど経過した。
ようやく魔物の姿が見えなくなった。
「やっと終わったようだね」
「そうみたいだな」
「お前たちご苦労だったな」
どうやら今日の討伐は終了のようだ。
迎えの船が来るまでしばらく休憩することになった。
「坊主は小さいのになかなかの威力だったな魔法」
闘いながらもどうやらこちらの様子を見ていたようだ。
「まぁ冒険者の場合個人の能力は公にするもんじゃないからな。心配しなくても他では話さないさ」
こないだのポーションの買取の時のハヤルトさんはサブマスターらしく、一緒に来ている人達も幹部のひとらしい。
そう言う意味では信用できる。
「ぼちぼち迎えの船も到着するだろうから陸に帰るとするか」
こうして今日の依頼が終了した。
港に着いたらまずギルドにて依頼完了の報告をする。
買取の素材を提出し依頼料を受け取った。
「今日はご苦労だったな。また機会があったら頼むな」
「はい、こちらこそありがとうございます」
お礼を言ってギルドを後にした。
そこからは屋台に寄って夕食を購入し宿へと戻る。
「ククル、お疲れ様」
「アイザックもお疲れ様」
部屋で夕食を食べてお風呂に入り今日は疲れたので早々に就寝したのだった。
翌日より二日間を休養日に充てる。
「そろそろ一度王都に戻ることにしようか」
「そうだねじゃぁ明日はハナのお土産を買いに行くね」
休養日2日目ハナのお土産を買いに街に繰り出した。
ついでに市場により魚や貝などの海産物をたくさん買い占める。
翌日宿をチェックアウトし王都へ向かって旅立ったのだった。
ワナワナから王都まで馬で約4日間の道のり。
王都の旅は順調に進み4日目のお昼頃到着した。
第五領からの入り口から王都に入る。
そのまままっすぐ邸まで帰宅した。
「ククル様、アイザック様お帰りなさいませ」
「ハナー、ただいま」
玄関で出迎えてくれたハナに飛びついた。
「まずはお部屋に行って着替えましょうか」
すっかりハナに取り扱われているような気がしたがまぁ気にしない。
久しぶりの我が家に到着したのだ。
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