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大型ダンジョン第三領、第四領
95.
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ククルはアイザックの横に並び3人組に従魔に手伝わす事を伝える。
「それは助かるが無理はするなよ。」
「ありがとうございます。とりあえず一度魔法を放り込むので少し下がってください」
ククルは空中に雷玉を20個展開させる。
「それっ」
下にいたゴブリンとオークにお見舞いした。
「ガル、ファル遊んどいで」
##やったあー##
2匹が駆け出したので後に続く。
呆気に取られてた3人組も慌てて続いた。
そこからは2匹の無双だ。
取りこぼしや逃げ出したのを5人で片付けていく。
奥へと進む2匹を追いかけているとどうやらこの城のボスらしきゴブリンとオークが見えた。
「ククル、ゴブリンエンペラーとオークキングだ。魔法も使うから気をつけて」
「了解」
後ろからアイザックの声がしたので返事をしボスに向かった。
2匹のボスから魔法が飛んできた。
ウォーターボールとウィンドカッターだ。
収納から剣を出してそれを避けつつ、先ずはゴブリンと向き合う。
オークにはガルが飛びかかった。
「いっくよ。とりぁ」
勢いよく飛び上がり正面から斬りかかる。
杖で応戦してくるが反撃の余地を与えない。
次々に攻撃していると横からアイザックが斬りかかった。
ギャァァ
ゴブリンが倒れた。
オークの方を見ると丁度ガルが倒したところだった。
「2人ともお疲れ様」
頭を撫でてやると嬉しそうにしている。
先程、応援を呼んだのでここで2匹を影に入れ、残りの雑魚を裁こうとしたら他の班がたどり着いた。
「助太刀する」
走って応戦してきた。
また、別の班が到着する。
「大丈夫か」
「邪魔だ、ガキが。どきやがれ」
1人の冒険者に突き飛ばされた。
「ククル、大丈夫かい」
後でアイザックが支えてくれたので転けずには済んだかなんなんだ。アイツは。
よく見ると班分けの時に文句を言ってきた奴だった。
残党の始末も人数が増えて瞬く間に終わった。
「ふう、災難だったな。大丈夫か、怪我はないかい」
最初に駆けつけてくれた冒険者達だ。
「ああ、大丈夫だ。ありがとう」
アイザックが答える。
さっきの嫌な奴もノバ達と話をしているのが聞こえてきた。
「怪我は無さそうだな。足手まといがいたから大変だったろ。」
なんかムカつく。
ノバも否定しようとしたがアイザックが止めた。
下手に実力を知られたくも無いしここは黙っていて欲しい。
ノバは察しがついたのか押し黙った。
「そこの奴、だからってさっきこの子を突き飛ばしたろ。そこまでする必要は無い。いい加減にしないか」
最初に話しかけてきた冒険者が注意する。
男はそれでも突っかかってきた。
「大体、こんなところにガキなんかつれてくるからだろ。」
二人がいがみ合いひかない。
今にもとっつかみ合いの喧嘩が始まろうとした。
「二人ともいい加減にしないか」
追いついてきたギルマスの雷がおちた。
「大体だな、ガキがとか言って煽ってるのはお前だろうが。ギルドの依頼は年齢では無く実力で受けるものだ。お前よりこの子の方がよっぽど実戦慣れしてる様に見えたぞ」
どうやらギルマスは全体の判断も含めて近くで見ていたらしい。
細かい事は守秘義務があるから口にはしないが最初に文句を言った男を叱りつけていり。
「今回は城の壊滅ご苦労だった。こちらについては臨時報酬を出す。但し討伐数にて金額を決めるからそのつもりで。今日はこれ以上の移動も危険だからこのエリアで野営にするぞ」
話が区切れたのでこのまま休む事になった。
翌日はまた、班ごとに分かれて移動する。
大きな問題も無く、夕方街まで戻ってきたのだ。
ギルド完了報告をし今回の依頼は終了となった。
明日以降、報酬を取りに来て欲しいとの事で宿にもどる。
帰りに屋台で夕食を購入して部屋で食べる事にした。
お風呂に入りスライム達とポーション作り。そろそろ新しいポーションか薬に挑戦しようかと思う。
ベットでマリアント様から頂いた本を読んでいたがいつの間にやら寝てしまっていた。
翌日、朝はゆっくり宿で過ごしギルドの空くお昼前に向かった。
「昨日の報酬を受け取りにきた黒銀だ。」
アイザックが受け付けの対応をしてくれる。
「昨日はお疲れ様でした。カードをお願いします」
お姉さんにカードを渡し暫く待っていると報酬を持ってきてくれた。
「今回は、まず依頼の完了報酬をパーティーに、討伐については個々の実績に合わせて支払われます。カードの記録と提出頂いた魔物の素材にも相違はございませんでした。」
もし欲しい素材があるなら合同依頼分なら通常の7割価格で譲ってくれるとの事で目録を見せてもらった。
昨日、寝落ちの際に読んでいた本に魔物の素材から作る薬が乗っていたのでそれがないか探す。
「アイザック、ウルフの牙が欲しい」
ウルフの牙と魔力草、魔力水とどんぐりの実で酔い止めが作れるのだ。
まだ、魔物素材の薬は作ったことが無いので挑戦してみようと思う。
「珍しい物を欲しがるな。ククルの稼ぎなんだから好きにしたら良いぞ」
それならと牙を10本貰い報酬から支払う。
残りは3分の1を現金でその他はカードに入れて欲しいたお願いした。
今回、私の討伐数が一番多かったらしくかなりの金額になっていた様で3分の1でも中々の大金だった。
「それは助かるが無理はするなよ。」
「ありがとうございます。とりあえず一度魔法を放り込むので少し下がってください」
ククルは空中に雷玉を20個展開させる。
「それっ」
下にいたゴブリンとオークにお見舞いした。
「ガル、ファル遊んどいで」
##やったあー##
2匹が駆け出したので後に続く。
呆気に取られてた3人組も慌てて続いた。
そこからは2匹の無双だ。
取りこぼしや逃げ出したのを5人で片付けていく。
奥へと進む2匹を追いかけているとどうやらこの城のボスらしきゴブリンとオークが見えた。
「ククル、ゴブリンエンペラーとオークキングだ。魔法も使うから気をつけて」
「了解」
後ろからアイザックの声がしたので返事をしボスに向かった。
2匹のボスから魔法が飛んできた。
ウォーターボールとウィンドカッターだ。
収納から剣を出してそれを避けつつ、先ずはゴブリンと向き合う。
オークにはガルが飛びかかった。
「いっくよ。とりぁ」
勢いよく飛び上がり正面から斬りかかる。
杖で応戦してくるが反撃の余地を与えない。
次々に攻撃していると横からアイザックが斬りかかった。
ギャァァ
ゴブリンが倒れた。
オークの方を見ると丁度ガルが倒したところだった。
「2人ともお疲れ様」
頭を撫でてやると嬉しそうにしている。
先程、応援を呼んだのでここで2匹を影に入れ、残りの雑魚を裁こうとしたら他の班がたどり着いた。
「助太刀する」
走って応戦してきた。
また、別の班が到着する。
「大丈夫か」
「邪魔だ、ガキが。どきやがれ」
1人の冒険者に突き飛ばされた。
「ククル、大丈夫かい」
後でアイザックが支えてくれたので転けずには済んだかなんなんだ。アイツは。
よく見ると班分けの時に文句を言ってきた奴だった。
残党の始末も人数が増えて瞬く間に終わった。
「ふう、災難だったな。大丈夫か、怪我はないかい」
最初に駆けつけてくれた冒険者達だ。
「ああ、大丈夫だ。ありがとう」
アイザックが答える。
さっきの嫌な奴もノバ達と話をしているのが聞こえてきた。
「怪我は無さそうだな。足手まといがいたから大変だったろ。」
なんかムカつく。
ノバも否定しようとしたがアイザックが止めた。
下手に実力を知られたくも無いしここは黙っていて欲しい。
ノバは察しがついたのか押し黙った。
「そこの奴、だからってさっきこの子を突き飛ばしたろ。そこまでする必要は無い。いい加減にしないか」
最初に話しかけてきた冒険者が注意する。
男はそれでも突っかかってきた。
「大体、こんなところにガキなんかつれてくるからだろ。」
二人がいがみ合いひかない。
今にもとっつかみ合いの喧嘩が始まろうとした。
「二人ともいい加減にしないか」
追いついてきたギルマスの雷がおちた。
「大体だな、ガキがとか言って煽ってるのはお前だろうが。ギルドの依頼は年齢では無く実力で受けるものだ。お前よりこの子の方がよっぽど実戦慣れしてる様に見えたぞ」
どうやらギルマスは全体の判断も含めて近くで見ていたらしい。
細かい事は守秘義務があるから口にはしないが最初に文句を言った男を叱りつけていり。
「今回は城の壊滅ご苦労だった。こちらについては臨時報酬を出す。但し討伐数にて金額を決めるからそのつもりで。今日はこれ以上の移動も危険だからこのエリアで野営にするぞ」
話が区切れたのでこのまま休む事になった。
翌日はまた、班ごとに分かれて移動する。
大きな問題も無く、夕方街まで戻ってきたのだ。
ギルド完了報告をし今回の依頼は終了となった。
明日以降、報酬を取りに来て欲しいとの事で宿にもどる。
帰りに屋台で夕食を購入して部屋で食べる事にした。
お風呂に入りスライム達とポーション作り。そろそろ新しいポーションか薬に挑戦しようかと思う。
ベットでマリアント様から頂いた本を読んでいたがいつの間にやら寝てしまっていた。
翌日、朝はゆっくり宿で過ごしギルドの空くお昼前に向かった。
「昨日の報酬を受け取りにきた黒銀だ。」
アイザックが受け付けの対応をしてくれる。
「昨日はお疲れ様でした。カードをお願いします」
お姉さんにカードを渡し暫く待っていると報酬を持ってきてくれた。
「今回は、まず依頼の完了報酬をパーティーに、討伐については個々の実績に合わせて支払われます。カードの記録と提出頂いた魔物の素材にも相違はございませんでした。」
もし欲しい素材があるなら合同依頼分なら通常の7割価格で譲ってくれるとの事で目録を見せてもらった。
昨日、寝落ちの際に読んでいた本に魔物の素材から作る薬が乗っていたのでそれがないか探す。
「アイザック、ウルフの牙が欲しい」
ウルフの牙と魔力草、魔力水とどんぐりの実で酔い止めが作れるのだ。
まだ、魔物素材の薬は作ったことが無いので挑戦してみようと思う。
「珍しい物を欲しがるな。ククルの稼ぎなんだから好きにしたら良いぞ」
それならと牙を10本貰い報酬から支払う。
残りは3分の1を現金でその他はカードに入れて欲しいたお願いした。
今回、私の討伐数が一番多かったらしくかなりの金額になっていた様で3分の1でも中々の大金だった。
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