43 / 61
1章
43.
しおりを挟む
「アルトさん、ロトさんただいま」
朝から拠点に帰ってきた。
「おう、おかえり」
「ミーナ、おかえり。試験は上手くいったか」
私は二人に試験での事を話した。
二人して苦笑いだ。解せぬ
「叔父さんがダンジョンに行く前にギルドに顔出せってさ」
伝言を伝える。
「了解。ところで相談なんだか夜会の時のサンドリアは覚えているか。アイツがまた一緒に活動したいと言ってきてな、マリアとロトには紹介して力試しも済んでいるんだがメンバー全員に意見を聞かないと決めれないと返事をまたしてるんだ。」
との事らしい。
「私はアルトさんが信頼出来ると判断するなら構わないよ」
「わかった。ありがとう。アイツには一度此処に来てもらって話をする事にしよう」
どうやら王都に拠点を移して来たらしく今は宿暮しとの事。明日にでも呼びつけて話をするみたい。いい人だったので良いと思う。
翌日、お昼ごろにサンドリアさんが来るとの事なのでせっかくだしお昼ご飯をご馳走する事にした
キッチンで4人分の食事を準備し、テーブルに並べたところで玄関が騒がしくなる。
どうやらご到着のようだ。
リビングで待っていると三人が揃って入ってきた。
「こんにちは。サンドリアさん。お昼準備しといたので一緒にどうぞ」
にっこり挨拶しながら椅子を促すが返事が無い。顔を覗き込むと目を見開いて固まっている
「おい、サン。そんなところで固まったら邪魔だ」
げしっと後からアルトが蹴飛ばす。
「なっ、なんで、でもあれ髪がぁ」
混乱している様なのでとりあえずアルトに椅子まで連れていってもらい皆んなで席に着く。
とりあえず混乱中の人は放置してご飯を頂こう。
「「「いただきます」」」
「美味いなこれ」
ロトはマイペース
「ミーナおかわりは?」
アルトもマイペース
「まだあるよ」
私もマイペース
「どういう事だ」
あっ、サンドリアさんが覚醒した。
「サン、とりあえず食えよ」
すすめられてとりあえず食べ出した。
「おう、美味いな」
どうやらマイペース仲間のようだ。
しばらく4人で食事に集中し、食べ終わったので片付ける。
お茶を入れて落ち着いたところでアルトが説明し出した。
「成る程。しかし大丈夫なのか。その、公爵様でまだ年端かも行かないお嬢様だろ。いくらアルト達がいるといっても危険には、かわりないと」
この人まだ解ってないようだ。そこでロトが口を開く
「サンドリアさん、ミーナもパーティーメンバーだ。むしろうちのナンバー1は間違い無くこいつだ。俺では全くかなわない」
「ロトさん、いくらなんでも大袈裟ですよ」
「何が大袈裟だ。ケルベトスを1人で倒す様な奴が」
サンドリアさんが大きく溜息をついた
「ケルベトスが此間討伐されたのは聞いたがあれを1人でとか何者だ。アルト、お前どんだけ楽しんでるんだ。俺も仲間にいれろ」
そっちかい。皆んなで大笑いしてサンドリアが仲間に加わった。
「改めてよろしく。サンと呼んでくれ。一応Bランクだ。」
明日、拠点に引っ越してきて昼から揃ってギルドへ。明後日からいよいよダンジョンだ。サンに私の事についての詳細はアルトに聞いて欲しいと丸投げしておき空き部屋を片付けに向かった。
翌日、朝からサンが現れた。マリアが実家に帰ってしまったので今後自分の事は自分でする事が決まり、サンが一応料理ができるとの事で私の居ない時はお願いする事になった。
午後からギルドにメンバー登録に行きギルマスを訪ねる。
「おう、来たか。なんだサンドリアも一緒か」
叔父に事情を説明して当初の目的を話す
「あぁ、ちょっと先の事だが毎年の指名依頼の件だ。」
内容としては学園の遠征授業の指導及び護衛の依頼をアルト達が毎年受けていて今年も指名が来ているらしい。主に上の2学年の15名程が6組、各冒険者パーティーで1組づつ見るのだとか。
「わかった。予定しとく。ミーナは依頼に参加で良いのか」
「それで大丈夫。授業は依頼の間は免除になるから」
了承の返事をし、入学後に学校には改めて話を通してくれるとの事なのでそれでお願いした。
その後市場で買い物し、拠点に戻って明日からの準備をする。
夕食は近くの食堂へ行く事になったので私は食料の作り溜めをし荷物をまとめた。
食堂でサンの歓迎会を開き明日からの打ち合わせをする。
何故かアルトとロトが自分達も呼び捨てで良いと言ってきたので強制的に呼び方を変えさせられたが概ね楽しく過ごせた。
次の日からダンジョンへ向かった。
今回はナタリア領のダンジョンを攻略する。4人の連携も特に問題なく私の目標も達成できそうだ。
入学まで後2週間となった日、私は8歳となりギルドカードの裏面が書き変わった。ランクはC++、召喚術師はカンスト、レベルが59まで一気に上がった。
「アルト、レベルとランクが上がったよ」
今日が誕生日で8歳になった事、ついでにカンストした事を伝える。
「じゃあ目標達成だな。そろそろ入学が近くなって来たし王都に帰るか」
そうして楽しかったダンジョンを後にし拠点へと帰宅した。
帰宅後、ギルドでドロップを換金、ギルマスに一応帰ってきた報告を入れる。
叔父曰く、ゴンドラがいい加減入学の準備をして欲しいと嘆いているらしい。これはまた怒られるパターンだ。
明日は一旦屋敷に帰って学園の準備をする事にした。
屋敷に向かう際、結界にサンの登録を済ませお墓参りをした。
こそっと使用人入口から屋敷に忍び込んだか直ぐにゴンドラに捕獲され、コッテリ怒られた。
準備といっても制服のサイズ直し位で他にはすることが無かった。
しかし、時間の掛かる直しだと間に合わないと肝を冷やしてた様でちょっと反省した。また、入学の1週間前には顔合わせで戻る旨を伝え拠点に帰宅。
数日間はゆっくり過ごした。
そして顔合わせの日、屋敷の応接室にみんな集まる。リリアも一緒だ。
順番に出身と名前だけの簡単な自己紹介を済ませ奨学金、援助金の簡単な説明を叔父から受ける。2年生迄は学問に集中。3年生から当主の側近候補者を選抜し実際に週末や休暇中は屋敷で見習いをしてもらう予定。今まで側近の話は無かったが私が王都に滞在しているのでその間に目ぼしい人材を育てたいとか。
皆んなは無言で頷いていた。
顔合わせも終了し、各々宿へと帰っていった。入学の3日前には寮に入れるのでみんなそちらに移るらしい。私は入学式の前日に入寮予定。
もうすぐ学園生活が始まるの
朝から拠点に帰ってきた。
「おう、おかえり」
「ミーナ、おかえり。試験は上手くいったか」
私は二人に試験での事を話した。
二人して苦笑いだ。解せぬ
「叔父さんがダンジョンに行く前にギルドに顔出せってさ」
伝言を伝える。
「了解。ところで相談なんだか夜会の時のサンドリアは覚えているか。アイツがまた一緒に活動したいと言ってきてな、マリアとロトには紹介して力試しも済んでいるんだがメンバー全員に意見を聞かないと決めれないと返事をまたしてるんだ。」
との事らしい。
「私はアルトさんが信頼出来ると判断するなら構わないよ」
「わかった。ありがとう。アイツには一度此処に来てもらって話をする事にしよう」
どうやら王都に拠点を移して来たらしく今は宿暮しとの事。明日にでも呼びつけて話をするみたい。いい人だったので良いと思う。
翌日、お昼ごろにサンドリアさんが来るとの事なのでせっかくだしお昼ご飯をご馳走する事にした
キッチンで4人分の食事を準備し、テーブルに並べたところで玄関が騒がしくなる。
どうやらご到着のようだ。
リビングで待っていると三人が揃って入ってきた。
「こんにちは。サンドリアさん。お昼準備しといたので一緒にどうぞ」
にっこり挨拶しながら椅子を促すが返事が無い。顔を覗き込むと目を見開いて固まっている
「おい、サン。そんなところで固まったら邪魔だ」
げしっと後からアルトが蹴飛ばす。
「なっ、なんで、でもあれ髪がぁ」
混乱している様なのでとりあえずアルトに椅子まで連れていってもらい皆んなで席に着く。
とりあえず混乱中の人は放置してご飯を頂こう。
「「「いただきます」」」
「美味いなこれ」
ロトはマイペース
「ミーナおかわりは?」
アルトもマイペース
「まだあるよ」
私もマイペース
「どういう事だ」
あっ、サンドリアさんが覚醒した。
「サン、とりあえず食えよ」
すすめられてとりあえず食べ出した。
「おう、美味いな」
どうやらマイペース仲間のようだ。
しばらく4人で食事に集中し、食べ終わったので片付ける。
お茶を入れて落ち着いたところでアルトが説明し出した。
「成る程。しかし大丈夫なのか。その、公爵様でまだ年端かも行かないお嬢様だろ。いくらアルト達がいるといっても危険には、かわりないと」
この人まだ解ってないようだ。そこでロトが口を開く
「サンドリアさん、ミーナもパーティーメンバーだ。むしろうちのナンバー1は間違い無くこいつだ。俺では全くかなわない」
「ロトさん、いくらなんでも大袈裟ですよ」
「何が大袈裟だ。ケルベトスを1人で倒す様な奴が」
サンドリアさんが大きく溜息をついた
「ケルベトスが此間討伐されたのは聞いたがあれを1人でとか何者だ。アルト、お前どんだけ楽しんでるんだ。俺も仲間にいれろ」
そっちかい。皆んなで大笑いしてサンドリアが仲間に加わった。
「改めてよろしく。サンと呼んでくれ。一応Bランクだ。」
明日、拠点に引っ越してきて昼から揃ってギルドへ。明後日からいよいよダンジョンだ。サンに私の事についての詳細はアルトに聞いて欲しいと丸投げしておき空き部屋を片付けに向かった。
翌日、朝からサンが現れた。マリアが実家に帰ってしまったので今後自分の事は自分でする事が決まり、サンが一応料理ができるとの事で私の居ない時はお願いする事になった。
午後からギルドにメンバー登録に行きギルマスを訪ねる。
「おう、来たか。なんだサンドリアも一緒か」
叔父に事情を説明して当初の目的を話す
「あぁ、ちょっと先の事だが毎年の指名依頼の件だ。」
内容としては学園の遠征授業の指導及び護衛の依頼をアルト達が毎年受けていて今年も指名が来ているらしい。主に上の2学年の15名程が6組、各冒険者パーティーで1組づつ見るのだとか。
「わかった。予定しとく。ミーナは依頼に参加で良いのか」
「それで大丈夫。授業は依頼の間は免除になるから」
了承の返事をし、入学後に学校には改めて話を通してくれるとの事なのでそれでお願いした。
その後市場で買い物し、拠点に戻って明日からの準備をする。
夕食は近くの食堂へ行く事になったので私は食料の作り溜めをし荷物をまとめた。
食堂でサンの歓迎会を開き明日からの打ち合わせをする。
何故かアルトとロトが自分達も呼び捨てで良いと言ってきたので強制的に呼び方を変えさせられたが概ね楽しく過ごせた。
次の日からダンジョンへ向かった。
今回はナタリア領のダンジョンを攻略する。4人の連携も特に問題なく私の目標も達成できそうだ。
入学まで後2週間となった日、私は8歳となりギルドカードの裏面が書き変わった。ランクはC++、召喚術師はカンスト、レベルが59まで一気に上がった。
「アルト、レベルとランクが上がったよ」
今日が誕生日で8歳になった事、ついでにカンストした事を伝える。
「じゃあ目標達成だな。そろそろ入学が近くなって来たし王都に帰るか」
そうして楽しかったダンジョンを後にし拠点へと帰宅した。
帰宅後、ギルドでドロップを換金、ギルマスに一応帰ってきた報告を入れる。
叔父曰く、ゴンドラがいい加減入学の準備をして欲しいと嘆いているらしい。これはまた怒られるパターンだ。
明日は一旦屋敷に帰って学園の準備をする事にした。
屋敷に向かう際、結界にサンの登録を済ませお墓参りをした。
こそっと使用人入口から屋敷に忍び込んだか直ぐにゴンドラに捕獲され、コッテリ怒られた。
準備といっても制服のサイズ直し位で他にはすることが無かった。
しかし、時間の掛かる直しだと間に合わないと肝を冷やしてた様でちょっと反省した。また、入学の1週間前には顔合わせで戻る旨を伝え拠点に帰宅。
数日間はゆっくり過ごした。
そして顔合わせの日、屋敷の応接室にみんな集まる。リリアも一緒だ。
順番に出身と名前だけの簡単な自己紹介を済ませ奨学金、援助金の簡単な説明を叔父から受ける。2年生迄は学問に集中。3年生から当主の側近候補者を選抜し実際に週末や休暇中は屋敷で見習いをしてもらう予定。今まで側近の話は無かったが私が王都に滞在しているのでその間に目ぼしい人材を育てたいとか。
皆んなは無言で頷いていた。
顔合わせも終了し、各々宿へと帰っていった。入学の3日前には寮に入れるのでみんなそちらに移るらしい。私は入学式の前日に入寮予定。
もうすぐ学園生活が始まるの
10
お気に入りに追加
580
あなたにおすすめの小説
新婚初夜に浮気ですか、王太子殿下。これは報復しかありませんね。新妻の聖女は、王国を頂戴することにしました。
星ふくろう
ファンタジー
紅の美しい髪とエメラルドの瞳を持つ、太陽神アギトの聖女シェイラ。
彼女は、太陽神を信仰するクルード王国の王太子殿下と結婚式を迎えて幸せの絶頂だった。
新婚旅行に出る前夜に初夜を迎えるのが王国のしきたり。
大勢の前で、新婦は処女であることを証明しなければならない。
まあ、そんな恥ずかしいことも愛する夫の為なら我慢できた。
しかし!!!!
その最愛の男性、リクト王太子殿下はかつてからの二股相手、アルム公爵令嬢エリカと‥‥‥
あろうことか、新婚初夜の数時間前に夫婦の寝室で、ことに及んでいた。
それを親戚の叔父でもある、大司教猊下から聞かされたシェイラは嫉妬の炎を燃やすが、静かに決意する。
この王国を貰おう。
これはそんな波乱を描いた、たくましい聖女様のお話。
小説家になろうでも掲載しております。
前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。
神様のミスで女に転生したようです
結城はる
ファンタジー
34歳独身の秋本修弥はごく普通の中小企業に勤めるサラリーマンであった。
いつも通り起床し朝食を食べ、会社へ通勤中だったがマンションの上から人が落下してきて下敷きとなってしまった……。
目が覚めると、目の前には絶世の美女が立っていた。
美女の話を聞くと、どうやら目の前にいる美女は神様であり私は死んでしまったということらしい
死んだことにより私の魂は地球とは別の世界に迷い込んだみたいなので、こっちの世界に転生させてくれるそうだ。
気がついたら、洞窟の中にいて転生されたことを確認する。
ん……、なんか違和感がある。股を触ってみるとあるべきものがない。
え……。
神様、私女になってるんですけどーーーー!!!
小説家になろうでも掲載しています。
URLはこちら→「https://ncode.syosetu.com/n7001ht/」
公爵家の半端者~悪役令嬢なんてやるよりも、隣国で冒険する方がいい~
石動なつめ
ファンタジー
半端者の公爵令嬢ベリル・ミスリルハンドは、王立学院の休日を利用して隣国のダンジョンに潜ったりと冒険者生活を満喫していた。
しかしある日、王様から『悪役令嬢役』を押し付けられる。何でも王妃様が最近悪役令嬢を主人公とした小説にはまっているのだとか。
冗談ではないと断りたいが権力には逆らえず、残念な演技力と棒読みで悪役令嬢役をこなしていく。
自分からは率先して何もする気はないベリルだったが、その『役』のせいでだんだんとおかしな状況になっていき……。
※小説家になろうにも掲載しています。
【完結】五度の人生を不幸な出来事で幕を閉じた転生少女は、六度目の転生で幸せを掴みたい!
アノマロカリス
ファンタジー
「ノワール・エルティナス! 貴様とは婚約破棄だ!」
ノワール・エルティナス伯爵令嬢は、アクード・ベリヤル第三王子に婚約破棄を言い渡される。
理由を聞いたら、真実の相手は私では無く妹のメルティだという。
すると、アクードの背後からメルティが現れて、アクードに肩を抱かれてメルティが不敵な笑みを浮かべた。
「お姉様ったら可哀想! まぁ、お姉様より私の方が王子に相応しいという事よ!」
ノワールは、アクードの婚約者に相応しくする為に、様々な事を犠牲にして尽くしたというのに、こんな形で裏切られるとは思っていなくて、ショックで立ち崩れていた。
その時、頭の中にビジョンが浮かんできた。
最初の人生では、日本という国で淵東 黒樹(えんどう くろき)という女子高生で、ゲームやアニメ、ファンタジー小説好きなオタクだったが、学校の帰り道にトラックに刎ねられて死んだ人生。
2度目の人生は、異世界に転生して日本の知識を駆使して…魔女となって魔法や薬学を発展させたが、最後は魔女狩りによって命を落とした。
3度目の人生は、王国に使える女騎士だった。
幾度も国を救い、活躍をして行ったが…最後は王族によって魔物侵攻の盾に使われて死亡した。
4度目の人生は、聖女として国を守る為に活動したが…
魔王の供物として生贄にされて命を落とした。
5度目の人生は、城で王族に使えるメイドだった。
炊事・洗濯などを完璧にこなして様々な能力を駆使して、更には貴族の妻に抜擢されそうになったのだが…同期のメイドの嫉妬により捏造の罪をなすりつけられて処刑された。
そして6度目の現在、全ての前世での記憶が甦り…
「そうですか、では婚約破棄を快く受け入れます!」
そう言って、ノワールは城から出て行った。
5度による浮いた話もなく死んでしまった人生…
6度目には絶対に幸せになってみせる!
そう誓って、家に帰ったのだが…?
一応恋愛として話を完結する予定ですが…
作品の内容が、思いっ切りファンタジー路線に行ってしまったので、ジャンルを恋愛からファンタジーに変更します。
今回はHOTランキングは最高9位でした。
皆様、有り難う御座います!
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
捨てられた転生幼女は無自重無双する
紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。
アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。
ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。
アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。
去ろうとしている人物は父と母だった。
ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。
朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。
クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。
しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。
アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。
王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。
アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。
※諸事情によりしばらく連載休止致します。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。
余命半年のはずが?異世界生活始めます
ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明…
不運が重なり、途方に暮れていると…
確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる