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第2部 最終パート 希望の闇と絶望の光

最終話 皆んなの歩んだ道

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レプリカとの戦いから2年、世界は大きく変わった

まずベンディ王国は魔族との講和と領土の共有により、世界で1番の大国となった、交流も盛んで、特に魔族との交流を1番にし、この2年で人間と魔族は共存できる環境にまでなった。

グエンは魔王として、様々な地域に行き、他種多様な種族と交流し、人間との共存を話していった

因みにだが、パピス(国王)とは気が合うらしく、よく酒場で愚痴をこぼしているらしい。

王妃と宰相は国内の情勢をまとめて未だに反発する講和反対派に頭を悩ませているが、それも時間の問題だと言う。

ミクは剣聖として皆の為に戦いたいとの事で、魔王軍四天王のシルフィと共に旅に出ている、時折手紙が届くのだが
「シルフィの目が怖い」や
「やたら一緒に風呂に入りたがったり、寝たいと言ってくる」とかが最初の1年くらいで

途中からの手紙をフローズと見ると

クロス.フローズ
「キマシタワー」

綺麗な花が見えたよ?

メミルは聖女の権力と国王の力を使って、小さな孤児院を建てた

戦争で亡くなった者の子供などが主で時折クロス達も子供達を見に遊びに行く

セシルは賢者として今後勇者マンルのような者が現れないようにと、学者として研究を続けている、そして後にこれが、新たな悲劇を止める術になることはまだ誰も知らない。

そしてクロス達は、国王と相談し、

フローズ「一緒に住めないなら、クロスと一緒に旅に出る!」

と言われ、この国の中ならと言う理由でこの国で一軒家を買ってもらい、そこで暮らしている

そして...................

クロスとフローズの家

朝、調子が悪いとの事で、病院に行き、昼頃帰ってきたフローズが衝撃の言葉を発した

フローズ「........できちゃった」

クロス「ぶぅぅぅぅ.....!!!!」

飲んでいたお茶を盛大に吹き出す

クロス「........本当に?」

震える体を必死に抑えながら、振り絞って言う

フローズ「うん」

フローズは顔を赤らめながらそう答える

クロス「嘘じゃないよね?」

フローズはたまに嘘をつく為、(妊娠と言ってただ太っただけなのを隠して)もう一度確認する

フローズ「うん!」

満面の笑みで、そして涙を流しながら答える、どうやら本当の事らしい

クロス「スーハー.....よし」

深呼吸して気合を入れる、そして

クロス「でかしたぞ!フローズ!よくやった!」

そう言って抱きしめる、こんなに嬉しいことはない

フローズ「もっと褒めて!!!」ぎゅー

フローズも泣きながら抱きつく、前世で叶わなかった夢が一つ叶ったのだ。

クロス「よーしよしよしよし」頭なでなでなで

フローズ「むふ~!」

思いっきり頭を撫でる、それはもう可愛い仔犬を、愛でるように、そしてフローズも尻尾があるなら、思いっきり振っているのがわかるくらい喜んでいる
前世では絶対に掴めなかった幸せを噛み締める。

フローズ「ねぇ、クロス」

クロス「ん?」

フローズ「やっと、手に入れたね」

クロス「.........ああ」

これからも、俺たちはこの世界で幸せに....いや、時には辛い時もあるだろう、それでも俺たちなら乗り越えられる

何故なら俺たちは、英雄だから

————————————————————

希望の闇と絶望の光編 完

幼馴染み達が寝取られだが別にどうでもいい



後書き

ここまで読んでくださり、誠に有難うございました。

この作品は私の処女作となり、最初は
「10人くらい見てくれたらいいなぁ」

程度でした。

そしたら、いつの間にか3000人の人達がこの作品を見てくださり、そして色々なコメントをくださいました、本当にありがとうございます。

この作品を考えたコンセプトは、

「寝取られ系が多いけど、主人公が可愛そすぎるなぁ、そうじゃなかったら?面白そうだなぁ」

「大体の作品を見てると勇者って屑だよなぁ、その理由もちゃんと書いてみよう」

と言うのが混ざり、このような作品となりました。

元々、ここまで長く書く予定ではありませんでしたが、皆さんのお陰でここまで書くことが出来ました。

このような私の作品を毎日楽しみに読んでくださった、全ての皆様に感謝を込めて御礼申し上げます。

本当にありがとうございました!
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