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最終章~勇者が残したもの~
IFルート もしも婚約者達が誰も許さなかったら(バットエンド)
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勇者マンルの魅了が解けから、数日後
彼女達はマンルに復讐を遂げてから元の場所に戻るため、屋敷から出ようとし、そこで聖教会のメンバーに保護された。
そして婚約者達との再会となった。
クロス「.....」
(まぁ、こうなるだろうな)
そこは感動の再会ではなく、悲劇の再会だった。
あるところでは
「今更何しに来たんだよ....」
「あの....お願い、話を......」
「テメェのことなんかもううんざりなんだよ!糞野郎が!」
「ヒッ!あ...待って行かないで!置いて行かないで!!」
また、あるところでは
「へぇ魅了ねぇ、それは仕方ないなぁ」
「そ...そうなの...だから..ね、また一緒に」
「ああ、俺も魅了されて体が勝手に!!!」バキッ
「アグゥッ!....な.....なんで?」
「え?魅了されたら何やってもいいんだろ?だから俺もお前のせいで失った分まで、魅了されて殴ろうと思ってな!!!」
こうなる事はあらかじめ予想はできた、魅了されて、それがなくなったら元通り....なんてそんな上手い話があるわけがない。
現実は残酷だ人との信頼を作りには途方もない時間が必要だがそれを壊すのは一瞬でいい、しかも彼女達はもう修復不可能な程に粉々にしていった。
簡単に言えば虫が良すぎるのだ。
フローズ「........」
フローズは何かをずっと見ている
多分前に話していた友人だろう。
デボ「アイン.....アインなのね?」
アイン「..................」
デボ「私ね、本当は貴方のことを誰よりも愛しているの、でも、マンルのせいでそのことを忘れちゃったの.....」
アイン「...............」
デボ「でも!英雄のクロスのお陰で皆んな元通りになっ「何が元通りになったんだ?」え?」
途中で言葉を遮られて驚くデボそしてアインの声は酷く低い冷たかった
アイン「お前のせいで俺の家族は滅茶苦茶になった、聖教会が助けてくれてなかったら今頃俺達は本当に死んでた、感謝しても仕切れないほどに。」
アイン「でも、お前は何をやった?俺の目の前であの男と盛って、挙句に俺があげた指輪を目の前で壊しあろうことか浄化と言ってお前の股から出た気持ち悪いもので汚しやがって」
アインの一言一言が彼女の心を抉る、覚えているからだ、あの時の光景をあの時の快感をこの体はしっかりと覚えていた。
デボ「ごめんなさい、ごめんなさい、ねぇ、お願い....見捨てないで。」
もう涙でぐちゃぐちゃになっている彼女その姿を見ても彼は一切の表情も変えずに話し続ける。
アイン「見捨てるも何も、先に見捨てたのはお前だろ?お前が全てを捨ててあんな男の元に行って腰を降ったんだろ?」
デボ「ち....違う!あれは私の本意じゃないの!あれは.....あれは....!!!」
そうやって言い訳しようとするが、何も浮かばない、本意じゃなくてもやったのは自分だ、自分の意思で腰を振り自分の意思で彼を捨てた。
もう何も言えない
デボ「........ねえ、アイン、私のこと愛してる?」
せめて嘘でもいい愛していると言ってほしい、彼さえいればもう何にもいらない、お金も権力も何もいらない、だから...だから!
アイン「ああ、愛して"いた"よ」
目の前が真っ暗になる、頭が回らない、涙も枯れ果て、ただただ目の前の愛する人を見る
アイン「でも今は愛していない」
完全なる拒絶、彼女の生きる気力が徐々になくなっていく。
アイン「それに俺にはもう新しい恋人がいるんだ」
デボ「え?」
誰?なんで?なんでワタシジャナイノ?
そう言って連れてきたのは別の信者の人だった
信者2「初めまして、"元"婚約者のデボさん」
デボ「貴女は?」
アイン「紹介するよ俺の新しい恋人だ」
デボ「なんで?なんでいるの?」
信者2「貴女のお陰ですよ、貴女が彼を捨てたお陰で私は彼に出会えた。」
アイン「あの時の俺はお前に裏切られ女性恐怖症になっていたんだ、そんな時ずっと側にいてくれたのが彼女だったんだ、どんなに拒絶してもずっと側にいてくれた、お前と違ってな」
信者2「私も似たような事があったのです、愛していた人に尽くしていたのに裏切られたのです、そのせいで私は私の事を必要としてくれる人に依存してしまったのです、だから私は聖教会に入って皆に必要とされる存在になりたかった、でも私も男性恐怖症で女性とは喋れるけど男の人とは喋れなかった。」
信者2「そんな中で私は彼と出会った。」
「彼も私と同じ人なんだと共感して、お互いにお互いを励まし合って今に至るのです。」
そう言って抱きつく、アインは嫌な顔をせずむしろ幸せそうに抱き返す。
アイン「そう言う事だ、もうお前の場所なんてどこにもないよ。」
デボ「ああ...ああ...ああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
デボは膝から崩れ落ちた、そして枯れ果てていた目から大量の涙が溢れ、必死に手を伸ばす、しかしアインの新しい恋人に足で払われ、そのまま去って行った。
他の人達も続々と去っていく、周りはもう阿鼻叫喚だった
ミク「........クロス」
そしてずっと無視していた彼女達が声をかけてきた。
クロス「なんだ?」
メミル「ねぇ、クロスはクロスは私達の事見捨てないよね?」
セシル「私達は家族なんだもんね、そうだよね?義兄さん」
3人とも震えている、そうなる事をしたくせに被害者ぶっている姿に腹が立つ
クロス「もう俺はお前達の婚約者でもないし、家族でもない。」
「そうなる事を望んだのはお前達だろ?なんで被害者ぶってんの?1番苦しんだのは、目の前で全てを失いそれを嘲笑われた俺達だろ?」
ミク「そ.....そんな事..言わないでよ、私達だってずっと苦しかったんだよ?」
クロス「お前達が腰振って喜んでいる時に俺達は奪われ、その姿を見せられ絶望したが?」
メミル「やっと解放されて、やっと戻って来れたんだよ?」
クロス「そんな汚らわしい奴らが、戻ってきて、はいそうですか、なんて言えるのか?」
セシル「それは、魅了されて仕方なかったの!どうしようもなかったの!」
クロス「だったらこの結末も仕方ないよな?」
一言一言がミク達に他の女性達の心に突き刺さる。
そしてずっと黙っていたフローズが話し始めた
フローズ「クロスはね、貴女達のせいでずっと苦しんでいたのよ?」
「昔からずっとベッタリで他の人とも喋れない目を合わせられない、自由もない、そんな彼がそれでも貴女達の為に我慢して指輪も渡したの、なのにそれを踏み躙った、もう慈悲なんてあるわけないでしょ?」
クロス「じゃあな、お前らも早く勇者の所にでも行って股でも開いてろ...この」
そしてクロスは他の婚約者達に変わって言う
「薄汚い裏切者どもが」
————————————————————
扉の向こう側から叫び声が聞こえる、多分まだ謝っているんだろう。
クロス「............................」
首につけていた指輪を見る
クロス「これで良かったんだよな」
フローズ「何を言っているの、そんなのわかるわけないじゃない」
そうわかるわけないのだ、何が正しいかなんて、一見こちらの方が悪い結末かもしれないけど、もしかしたら本当はこちらが正しい選択の可能性もある。
そんな事わかるわけないけどな
クロス「もし許していたら、どんな結末になっていたんだろうな?」
フローズ「わからない、でも私達は許さない選択をしたの、......覚悟を決めましょう?」
クロス「.........そうだな」
そうやってクロス達は歩み始めた
その後、彼女達がどうなったかはわからない、聖教会の施設にいたはずなのにいつの間にか消えていたらしい、
今、聖教会と王国が協力して捜索中のようだ。
何か嫌な予感がする、何も起こらなければいいが。
そしてクロス達は国を出てクロスの生まれ育った村に来ていた、両親に挨拶をし、歓迎会が開かれた。
————————————————————
その夜
クロスは外に出て星を眺めていた、
クロス「..................」
フローズ「どうしたの?クロス」
クロス「....いや、なんか胸騒ぎがしてな」
フローズ「胸騒ぎ?」
クロス「ああ、何か嫌な予感がするんだ」
フローズ「大丈夫よ、きっと、...なんて言えないよね」
彼女達が姿を消した、あそこまで精神が壊れている人達がどう行動するかわからない。
クロス「何事もなければいいが」
フローズ「......クロス」
クロス「ん?どうした?」
そう言って抱きつくフローズ、俺を抱き返しながら、夜空を見上げ、そして家に戻った
???「あ!来たきた!」
???「遅かったね、早く食事にしましょ?」
???「どうしたのそんな顔して」
フローズ「あ.....あははは」
クロス「どうやら俺達は選択を間違えたらしいな」
そして2人は涙を流す
目の前には血の海となって死んでいる両親と
瞳が酷く澱んでいる彼女達がこちらを見てこう言う
「「「お帰り!"あなた"!」」」
————————————————————
エンディング3
誤った選択
次で一応ラストにします。
彼女達はマンルに復讐を遂げてから元の場所に戻るため、屋敷から出ようとし、そこで聖教会のメンバーに保護された。
そして婚約者達との再会となった。
クロス「.....」
(まぁ、こうなるだろうな)
そこは感動の再会ではなく、悲劇の再会だった。
あるところでは
「今更何しに来たんだよ....」
「あの....お願い、話を......」
「テメェのことなんかもううんざりなんだよ!糞野郎が!」
「ヒッ!あ...待って行かないで!置いて行かないで!!」
また、あるところでは
「へぇ魅了ねぇ、それは仕方ないなぁ」
「そ...そうなの...だから..ね、また一緒に」
「ああ、俺も魅了されて体が勝手に!!!」バキッ
「アグゥッ!....な.....なんで?」
「え?魅了されたら何やってもいいんだろ?だから俺もお前のせいで失った分まで、魅了されて殴ろうと思ってな!!!」
こうなる事はあらかじめ予想はできた、魅了されて、それがなくなったら元通り....なんてそんな上手い話があるわけがない。
現実は残酷だ人との信頼を作りには途方もない時間が必要だがそれを壊すのは一瞬でいい、しかも彼女達はもう修復不可能な程に粉々にしていった。
簡単に言えば虫が良すぎるのだ。
フローズ「........」
フローズは何かをずっと見ている
多分前に話していた友人だろう。
デボ「アイン.....アインなのね?」
アイン「..................」
デボ「私ね、本当は貴方のことを誰よりも愛しているの、でも、マンルのせいでそのことを忘れちゃったの.....」
アイン「...............」
デボ「でも!英雄のクロスのお陰で皆んな元通りになっ「何が元通りになったんだ?」え?」
途中で言葉を遮られて驚くデボそしてアインの声は酷く低い冷たかった
アイン「お前のせいで俺の家族は滅茶苦茶になった、聖教会が助けてくれてなかったら今頃俺達は本当に死んでた、感謝しても仕切れないほどに。」
アイン「でも、お前は何をやった?俺の目の前であの男と盛って、挙句に俺があげた指輪を目の前で壊しあろうことか浄化と言ってお前の股から出た気持ち悪いもので汚しやがって」
アインの一言一言が彼女の心を抉る、覚えているからだ、あの時の光景をあの時の快感をこの体はしっかりと覚えていた。
デボ「ごめんなさい、ごめんなさい、ねぇ、お願い....見捨てないで。」
もう涙でぐちゃぐちゃになっている彼女その姿を見ても彼は一切の表情も変えずに話し続ける。
アイン「見捨てるも何も、先に見捨てたのはお前だろ?お前が全てを捨ててあんな男の元に行って腰を降ったんだろ?」
デボ「ち....違う!あれは私の本意じゃないの!あれは.....あれは....!!!」
そうやって言い訳しようとするが、何も浮かばない、本意じゃなくてもやったのは自分だ、自分の意思で腰を振り自分の意思で彼を捨てた。
もう何も言えない
デボ「........ねえ、アイン、私のこと愛してる?」
せめて嘘でもいい愛していると言ってほしい、彼さえいればもう何にもいらない、お金も権力も何もいらない、だから...だから!
アイン「ああ、愛して"いた"よ」
目の前が真っ暗になる、頭が回らない、涙も枯れ果て、ただただ目の前の愛する人を見る
アイン「でも今は愛していない」
完全なる拒絶、彼女の生きる気力が徐々になくなっていく。
アイン「それに俺にはもう新しい恋人がいるんだ」
デボ「え?」
誰?なんで?なんでワタシジャナイノ?
そう言って連れてきたのは別の信者の人だった
信者2「初めまして、"元"婚約者のデボさん」
デボ「貴女は?」
アイン「紹介するよ俺の新しい恋人だ」
デボ「なんで?なんでいるの?」
信者2「貴女のお陰ですよ、貴女が彼を捨てたお陰で私は彼に出会えた。」
アイン「あの時の俺はお前に裏切られ女性恐怖症になっていたんだ、そんな時ずっと側にいてくれたのが彼女だったんだ、どんなに拒絶してもずっと側にいてくれた、お前と違ってな」
信者2「私も似たような事があったのです、愛していた人に尽くしていたのに裏切られたのです、そのせいで私は私の事を必要としてくれる人に依存してしまったのです、だから私は聖教会に入って皆に必要とされる存在になりたかった、でも私も男性恐怖症で女性とは喋れるけど男の人とは喋れなかった。」
信者2「そんな中で私は彼と出会った。」
「彼も私と同じ人なんだと共感して、お互いにお互いを励まし合って今に至るのです。」
そう言って抱きつく、アインは嫌な顔をせずむしろ幸せそうに抱き返す。
アイン「そう言う事だ、もうお前の場所なんてどこにもないよ。」
デボ「ああ...ああ...ああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
デボは膝から崩れ落ちた、そして枯れ果てていた目から大量の涙が溢れ、必死に手を伸ばす、しかしアインの新しい恋人に足で払われ、そのまま去って行った。
他の人達も続々と去っていく、周りはもう阿鼻叫喚だった
ミク「........クロス」
そしてずっと無視していた彼女達が声をかけてきた。
クロス「なんだ?」
メミル「ねぇ、クロスはクロスは私達の事見捨てないよね?」
セシル「私達は家族なんだもんね、そうだよね?義兄さん」
3人とも震えている、そうなる事をしたくせに被害者ぶっている姿に腹が立つ
クロス「もう俺はお前達の婚約者でもないし、家族でもない。」
「そうなる事を望んだのはお前達だろ?なんで被害者ぶってんの?1番苦しんだのは、目の前で全てを失いそれを嘲笑われた俺達だろ?」
ミク「そ.....そんな事..言わないでよ、私達だってずっと苦しかったんだよ?」
クロス「お前達が腰振って喜んでいる時に俺達は奪われ、その姿を見せられ絶望したが?」
メミル「やっと解放されて、やっと戻って来れたんだよ?」
クロス「そんな汚らわしい奴らが、戻ってきて、はいそうですか、なんて言えるのか?」
セシル「それは、魅了されて仕方なかったの!どうしようもなかったの!」
クロス「だったらこの結末も仕方ないよな?」
一言一言がミク達に他の女性達の心に突き刺さる。
そしてずっと黙っていたフローズが話し始めた
フローズ「クロスはね、貴女達のせいでずっと苦しんでいたのよ?」
「昔からずっとベッタリで他の人とも喋れない目を合わせられない、自由もない、そんな彼がそれでも貴女達の為に我慢して指輪も渡したの、なのにそれを踏み躙った、もう慈悲なんてあるわけないでしょ?」
クロス「じゃあな、お前らも早く勇者の所にでも行って股でも開いてろ...この」
そしてクロスは他の婚約者達に変わって言う
「薄汚い裏切者どもが」
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扉の向こう側から叫び声が聞こえる、多分まだ謝っているんだろう。
クロス「............................」
首につけていた指輪を見る
クロス「これで良かったんだよな」
フローズ「何を言っているの、そんなのわかるわけないじゃない」
そうわかるわけないのだ、何が正しいかなんて、一見こちらの方が悪い結末かもしれないけど、もしかしたら本当はこちらが正しい選択の可能性もある。
そんな事わかるわけないけどな
クロス「もし許していたら、どんな結末になっていたんだろうな?」
フローズ「わからない、でも私達は許さない選択をしたの、......覚悟を決めましょう?」
クロス「.........そうだな」
そうやってクロス達は歩み始めた
その後、彼女達がどうなったかはわからない、聖教会の施設にいたはずなのにいつの間にか消えていたらしい、
今、聖教会と王国が協力して捜索中のようだ。
何か嫌な予感がする、何も起こらなければいいが。
そしてクロス達は国を出てクロスの生まれ育った村に来ていた、両親に挨拶をし、歓迎会が開かれた。
————————————————————
その夜
クロスは外に出て星を眺めていた、
クロス「..................」
フローズ「どうしたの?クロス」
クロス「....いや、なんか胸騒ぎがしてな」
フローズ「胸騒ぎ?」
クロス「ああ、何か嫌な予感がするんだ」
フローズ「大丈夫よ、きっと、...なんて言えないよね」
彼女達が姿を消した、あそこまで精神が壊れている人達がどう行動するかわからない。
クロス「何事もなければいいが」
フローズ「......クロス」
クロス「ん?どうした?」
そう言って抱きつくフローズ、俺を抱き返しながら、夜空を見上げ、そして家に戻った
???「あ!来たきた!」
???「遅かったね、早く食事にしましょ?」
???「どうしたのそんな顔して」
フローズ「あ.....あははは」
クロス「どうやら俺達は選択を間違えたらしいな」
そして2人は涙を流す
目の前には血の海となって死んでいる両親と
瞳が酷く澱んでいる彼女達がこちらを見てこう言う
「「「お帰り!"あなた"!」」」
————————————————————
エンディング3
誤った選択
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