高校デビューを果たした幼馴染みが俺を裏切り、親友に全てを奪われるまで

みっちゃん

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最終章 高校生編 〜全てを失うまで〜

第47話 ノリオside 惨めな家族

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警察に捕まり、病院に入院する前

ノリオ父「なにをやっているんだ!貴様は!!!!」バギィ!!

ノリオ母「あグゥゥゥ…」

家に帰ってきたと同時に妻の顔を殴る

ノリオ父「貴様らもだ!!!」ドガッボギィ!!!

そして、娘、従姉妹も蹴飛ばし、殴り飛ばした

ハミヤ「ああ…ああああ…」

従姉妹「痛い…痛いよぉ~…」

これを見ただけならDV夫として見られるかもしれないが、しっかりと事情を聞けば夫があまりにも可哀想としか思えない

ノリオ母「な…なんでこんな事を…」

禁断症状を抑えながら、必死に話す
薬の欲しさに頭がおかしくなり、ノリオの物を求めて追いかけて行きたいが、ここで逃げれば後悔すると思い必死に耐える

ノリオ父「なんでだぁ?」

しかし、ノリオ父はそんな事は知らないし
知ったことではない、寧ろこんな奴とは離婚
するし、子供も育てない、教育費も払う気もない、此奴らはただの他人だ

だけど…

ノリオ父「お前のような奴の為に働いていたと思うと…腹の虫が治らないからなぁ!!!」ガシッ

ノリオ母「キャ!?」

頭を掴み下に叩きつける
この程度じゃ怒りは収まらないが、これ以上はやめる

ハミヤ「…パパ?」

ノリオ父「パパって呼ぶな!けがわらしい!!」

ハミヤ「ヒィ!?」ビック!

自分の可愛い娘が、息子の性処理道具になっているなんて誰が想像つく?

それに妻もだ、夫という伴侶以外の男
しかも自分の産んだ子供と関係を持つなんて
頭がおかしくなりそうな話だ

ノリオ父「…彼奴はどうした?」

従姉妹「え?」

ノリオ父「テメーらの愛しい愛しい男はどこに行った!!!!」

従姉妹「ヒィ!!!」

従姉妹、ノリオ父にとっては姪にあたる子だが、何故か自分の家にいる
姪の親に連絡を取ろうとしたが、連絡がつかず今は仕方なくいさせているが
今は可愛くもなんともない

ノリオは家に帰ってきておらず、未だに逃亡中、もし見つけたら殺してしまうかもしれないが、そうなる覚悟を持ってヤったのだろう

ノリオ父「おい」

ノリオ母「は…はい…」

ノリオ父はノリオ母を呼んで自分のところまで来させる

ノリオ父「お前は自分のやるべき事を怠り、あまつさえ犯罪者として社会から裁かれる事となる」

ノリオ母「………」

ノリオ父「そして俺はお前のような女の為に今後の人生を送りたくない」

ノリオ母「…………」

ノリオ父「だから…」す…

そう言ってノリオ父はノリオ母にある紙を見せる

ノリオ母「え?…」

ノリオ父「離婚する、俺の所にはもう名前が書いてある、あとはお前が書けば終わりだ」

当然と言えば当然だ、こんな女とやり直せるわけがない

そんな事をしてまた裏切られたりでもしたら溜まったものではない

ノリオ母「待って!お願い!見捨てないで!!!?ねぇ!お願い!!!!」

足元にしがみつき必死に許してもらうと無駄な足掻きを見せる

ノリオ母「お願い!!せめてお金…おかねはちょうだい!!」

ついに本性を見せたのか、それとも薬のせいで頭がおかしいのか、ノリオの母は夫に金をせびった

ノリオ父「…俺の事よりも金か?」

ノリオ母「仕方ないでしょ!ああ!!薬薬薬薬薬薬薬薬薬薬薬薬薬薬薬薬薬薬薬薬薬薬ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」

とうとう禁断症状の方が表を出始め
先程まで夫に謝りなんとか許してもらおうと惨めな姿だった妻は

薬欲しさに金を寄越せとせびる、醜い女へとなった

ノリオ父「…もう知らん、離婚届けは置いておく、書いてくれたら金をやる」

ノリオ母「ほんと!?なら書くわ!」

そう言うと先程と打って変わってすぐに離婚届に自分の名前を書いた

それを自慢げに見せて、金を寄越せと手を差し出す

夫はそれを払い除けて離婚届けを奪い取る
そして

ノリオ父「ほらよ」ぽい

1円玉を渡し、玄関に向かう
それを受け取った妻は叫びながらこちらに向かう

ノリオ母「だ…騙したわね!この嘘つき!!」

ノリオ父「嘘は言っていない、ちゃんと言ったろ?"金"はやるって」

ノリオ母「だから!なんで1円なのよ!ふざけているの!!」

ノリオ父「寧ろ、なんでそんなにあげることになっているんだ?お前の為にわざわざ1円玉をあげたんだぞ?もっと喜べよ」

こんな奴に1円玉をあげることすら勿体無いと言うのに、わざわざ1円玉をあげたのだ
文句を言われる筋合いはない

ノリオ父「この後警察がお前たちを病院へ連れて行く、その後ちゃんと罪を償えよ?俺はもう、お前達とは赤の他人だからな」

ノリオ母「酷いわよ!夫婦でしょ!助け合うのが筋ってもんでしょ!!!」

この後に及んでまだそんな事を言える妻はある意味で度胸がある

ノリオ父「だから離婚するんだろ?お前とは助け合いたくないからな」

そう言うと玄関のドアを開ける

ノリオ父「じゃあな、2度と俺の前に現れるなよ?」

そう言い残し、ノリオの父はここから去った

ノリオ母「ふざけないでよ…貴方がいなくなったらどうやって薬を買えば良いの?」

ノリオの母はこの後の薬の入手方法を考える
夫よりも金、そして薬だ娘達もいるが
関係ない

ノリオ母「あの子達を売れば少しは金になるかしら?」

とそう言って人間として…いや、母親として言ってはいけない事を言う
普通ならありえない事だ、自分の子供を金の為売ろうとしているのだから

ノリオ母「いや…もっと手っ取り早く得る方法があるわ…」

そう言うとノリオの母は台所から包丁を取り出して不敵に笑う

ノリオ母「”保険金”が手に入ればすぐに薬が買える」

外で殺せばバレる可能性があるが、今の彼女にそんな事は頭に入らなかった

ノリオ母「お金が欲しいお金お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金お金薬薬薬薬薬薬薬薬薬…」

そう言うとノリオの母は娘と従姉妹を置いて行き自分の夫の所へ向かう

ハミヤ「………お兄………さま」

妹である彼女は兄が大好きだった
ずっと側にいて、服だって兄が好きだから
お下がりをもらってそれでいたしていたりもした

ハミヤ「何処…なの…」

薬も危険だとわかっていたが、兄に好かれたい一心で全てを受け入れた

ハミヤ「寂し…い…よ」

出来る事ならあの頃に戻りたい
薬に手を染める前の純粋なあの頃に

ハミヤ「く…すり…」

しかしそれも禁断症状が勝るまでの話
それは従姉妹も同じだった

従姉妹「お薬欲しい、あの気持ち良いの…欲しい…」

2人はまだ未成年、しかも学生だ
義務教育のお陰で今は学校に行けるが
高校はそうはいかない

既にネットで広まっている中、進学等出来る筈もなくまた、就職もまともな所では働けないだろう

ハミヤ「お兄様…助けて…」

あざだらけの体で必死に立ち上がり
動き始める、兄がいればなんとかなる
そう思ったハミヤは痛む体に鞭を振り
必死に動かす

従姉妹「待って…おいていかないで」

自分よりも歳下の従姉妹、彼女もまた兄のことが好きだった
だから騙されて使った薬のせいで、彼女も人生を失った

でも、それのおかげで仲良くはなった
それに伴っての代償は計り知れないが

ハミヤ「う…うん行こう」

頭がおかしくなりそうだが、彼女がいれば多少は自制心が生まれる

そして2人は外に出る
下着を濡らし、足に液体がこびりつきながら

——————————————————————
その後、ノリオの母は殺人未遂で逮捕

ハミヤと従姉妹はホームレスと
集団乱行をしているところを警察に見つかり
補導された

ホームレスの人達は事情聴取の時に彼女達が目の前で服を脱ぎ、地面に寝そべり

「人探しを手伝って欲しい」

と言いながら股を開いて、求めてきた
との事

信じ難い事だが、彼女達もそれを認め
薬物の件もあり、母親とは違う他県の病院で
治療を受けることになった。

——————————————————————
頭痛てぇ…上手く書けなくて何回もやり直しました(これも納得はしていないが)

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