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最終章 高校生編 〜全てを失うまで〜
第29話 引きこもり
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ヒグチ「おはよう皆んな…なんだサトルは今日も休みか…人が随分と減ってしまったんだから、来てくれないと寂しいぞ」
チサト「…サトル」
あの日以降、サトルは学校に来なくなった
それもその筈、最愛の人が目の前で嫌いな奴と一緒にいたのだ、しかもそれは嫌々ではなく、心底楽しそうにくっついて
チサト(来れなくなるのも、仕方ないよな)
それはあそこを見れば一目瞭然だ
サユ「ノリオ君、昨日はありがとうね」
ノリオ「良いよ良いよ!サユの為だもん」
アユミ「本当に仲良いわねあんた達」
ミアシタ「本当本当、羨ましいなあ」
タケシ「なんだ?好きな人でもいるのか?」
ヒロシ「え!?いるの!?」
サトルがいないのに心底興味がない様に過ごしている"元"親友のサユ
もう彼女は親友じゃない
そもそも、サトルがいない事に気が付いていないのかもしれない、彼女はまだ一度も彼の席を見ていないからだ
チサト(本当、なんでこんな奴を親友なんて思えたんだろうな)
心底バカらしくなり、教室を出る
ここにいてはイライラで頭が痛くなる
女子トイレに入り携帯を取り出す
そして数あるアプリの中からLINEを開き
1番上にある人をタップする
今絶賛引きこもり中のサトルだ
チサト『おーい、今日もお前ん家行くからな?』
そう送ると数分後に既読がつきそして
サトル『わかった、いつもすまん』
チサト「だったらさっさと学校来いよ…いやそれはキツイか」
そんな事出来るのなら、今頃学校に行く事が出来ているんだろう。
チサト『気にするな、勉強怠るなよ?
進級出来なるぞ』
サトル『うっせ』
まだそこまで言えるのなら大丈夫だろう
そう思って時間を確認する
そろそろ授業が始まる時間だ
チサトはサトルに最後にLINEを送り携帯の
電源を切る
トイレから出て教室に向かうすると向こうからサユが走ってきた、きっとトイレだろう
チサト「………」
チサトはサユの方を一瞬だけ見て視線を外す
サユはこちらに気づいているのかどうか
わからないが、そのまま近付いてくる
チサト「………」ス…
サユ「ハァハァハァ」ス…
挨拶をする事もなく、そのまま素通りする
その事に対して怒りを覚えたが、そんな事に対して怒りをぶつけても、今のサユには意味がない
チサト(あたし達が知ってるサユはもう死んだ、今のサユはあたし達が知ってるサユじゃない)
失望、それが今のチサトの気持ちだ
もうチサトには彼女に対する気持ちはない
ただ問題は…
チサト(サトル…)
彼女をずっと想っていた彼はそうはならない
だからこそ、それを支える誰かが必要なのだ
チサト(あたしでごめんなサトル…でも)
もう我慢できないよ…
——————————————————————
サトル宅
学校から帰る、その前にヒグチに呼ばれて
ヒグチ「お前サトルと仲いいだろ?いつもの様にプリント頼むよ」
と言われ授業のプリントとチサトが書いた
ノートを渡しに行く
チサトは右手でインターホンを押す
ピンポーンと電子音が2回なり
ピッと誰かが出る音が聞こえた
サトル母「はーい」
チサト「あ、どうもこんにちは、サトルの友人のチサトです」
サトル母「あ、チサトちゃん、今日もありがとうね、ドア開いているから入って良いよ」
チサト「ありがとうございます」
そう答えるとインターホンから離れて玄関に向かう、ドアを引き中に入る
チサト「お邪魔します」
サトル母「いつもごめんね、サトルはまだ部屋にいるわ」
居間からサトルの母が現れ申し訳なさそうに二階を見る
あの日からいきなり引きこもり始めたのだ
理由も幼馴染みが寝取られたから、なんて言えるわけがない
その理由を知っているのはチサトだけだ
サトル母「全く、こんな時にサユちゃんは何をしているのかしら…」
チサト「あははは………」
サトル母からしたら当然の事だ、あれ程まで仲の良かった2人だ、普通サトルが引きこもったら心配して来るのが普通だろう
チサト(まさか元凶がその幼馴染みなんて思うわけないよ)
そんな事を思いつつチサトは階段を上がる
2階に着くとそのまま真っ直ぐ進む
目の前にあるのがサトルの部屋なのだ
チサトは右手で扉をノックする
コンコンコン
サトル「………チサトか?」
チサト「下の声聞こえていたろ?さっさと開けろ」
そう言って少し待つと、ドアノブが下がり扉が開く
サトル「………よう」
チサト「…入るぞ?」
そう言うとサトルは道を開ける
入ってくれっと言っているのだ
中に入るとカーテンは開いており
日差しが中を照らし、電気は必要なかった
中は普通でドアの奥に勉強机と椅子
右奥にベットと窓
その間に大きな窓
入って右側にはタンスと服などを入れる物置があった
チサト「引きこもりって言ったら、カーテンは閉めてて、布団の中にいるのかと思ってたよ」
サトル「あっちの窓は閉めてるよ、もうあいつの顔は見たくないから」
そう言ってベット側にある窓を見る
その奥には幼馴染みの部屋があり
昔はよく来ていたのだ
しかし今はカーテンを閉めて鍵をかけている
そんな事を言って皮肉めいた笑いをする
サトル「女々しいだろ?まだ根に持っているんだ」
そう言ってサトルは涙を浮かべる
その姿を見る度にチサトの心は苦しくなる
それもその筈、だって…本当は…
チサト「いや、全然女々しくないよ」
そう言ってカバンを下ろしてチャックを開ける、そこから今日もらったプリントとチサトが書いたノートを机の上に置いた
チサト「サトル、お前は優しい人間だ、だから大切な人が奪われて悲しめるんだよ」
そう言いながらチサトはサトルに顔を向ける
そこには悲しみもあるが、別の感情も見え隠れしていて、サトルもそれを感じた
サトル「なぁ?お前はサユのなんなんだ?」
少し怒り気味で話す、チサトの態度がいつもと少し違う事を感じ、同時に何かを感じ取りついつい言い方がキツくなる
チサト「…あたしはサユの親友だよ…元だけどな」
あんな姿を見て仕舞えば、もう親友とも友人とも言えない
チサト「なんでそんな事を聞くんだ?そんなの今更だろ?」
サトル「…いや、お前がいつもと違うからな…済まなかった」
そう言ってサトルは謝罪する
チサト「いや、いいんだあたしも自分がちょっと変なのはわかってるから」
サトル「なんでかわかるのか?」
チサト「ああ、なんとなく…な」
そう言ってチサトはサトルのいる、布団の所に向かう
サトルは今ベットに座っていてその隣にチサトが座る
サトルはその行動に驚き、少し体を後ろにずらしながら話す
サトル「なんでこっちに来た?」
チサト「………今からその答えを確かめるんだ」
チサトの心臓はバクバクと鼓動が大きくなっている、それを抑えるかのように左手で胸を押さえて、一回深呼吸する
そしてサトルに顔を向ける
距離はお互いの息が届く程近く、サトルの顔が紅くなる
サトル「おま!?ち…ちちち…近い!から離r………」
チサト「あたしじゃ、あいつの代わりにはなれないのか?」
サトル「え?………///////////」
チサトはサトルの答えを聞く前に自分の唇とサトルの唇を合わせる
その瞬間チサトはやっと確信した
チサト(ああ…やっぱりそうなんだ、そうだったんだ)
きっとあの頃からそうだったんだろう
だけど2人の幸せを願ってその感情を想いを記憶を消したのだ
チサト「サトル…あたしね、ずっと前から」
………貴方の事が好きです
そう言ってサトルが答える前にチサトはもう一度唇を合わせる
サトルは驚きのあまり、抵抗できず
チサトは涙を流しながらサトルの方を見つめ続けた
——————————————————————
誤字脱字がございましたら、コメントの方をお願いします🥺
また、質問等も受け付けておりますので
そちらの方もよろしくお願いします。
チサト「…サトル」
あの日以降、サトルは学校に来なくなった
それもその筈、最愛の人が目の前で嫌いな奴と一緒にいたのだ、しかもそれは嫌々ではなく、心底楽しそうにくっついて
チサト(来れなくなるのも、仕方ないよな)
それはあそこを見れば一目瞭然だ
サユ「ノリオ君、昨日はありがとうね」
ノリオ「良いよ良いよ!サユの為だもん」
アユミ「本当に仲良いわねあんた達」
ミアシタ「本当本当、羨ましいなあ」
タケシ「なんだ?好きな人でもいるのか?」
ヒロシ「え!?いるの!?」
サトルがいないのに心底興味がない様に過ごしている"元"親友のサユ
もう彼女は親友じゃない
そもそも、サトルがいない事に気が付いていないのかもしれない、彼女はまだ一度も彼の席を見ていないからだ
チサト(本当、なんでこんな奴を親友なんて思えたんだろうな)
心底バカらしくなり、教室を出る
ここにいてはイライラで頭が痛くなる
女子トイレに入り携帯を取り出す
そして数あるアプリの中からLINEを開き
1番上にある人をタップする
今絶賛引きこもり中のサトルだ
チサト『おーい、今日もお前ん家行くからな?』
そう送ると数分後に既読がつきそして
サトル『わかった、いつもすまん』
チサト「だったらさっさと学校来いよ…いやそれはキツイか」
そんな事出来るのなら、今頃学校に行く事が出来ているんだろう。
チサト『気にするな、勉強怠るなよ?
進級出来なるぞ』
サトル『うっせ』
まだそこまで言えるのなら大丈夫だろう
そう思って時間を確認する
そろそろ授業が始まる時間だ
チサトはサトルに最後にLINEを送り携帯の
電源を切る
トイレから出て教室に向かうすると向こうからサユが走ってきた、きっとトイレだろう
チサト「………」
チサトはサユの方を一瞬だけ見て視線を外す
サユはこちらに気づいているのかどうか
わからないが、そのまま近付いてくる
チサト「………」ス…
サユ「ハァハァハァ」ス…
挨拶をする事もなく、そのまま素通りする
その事に対して怒りを覚えたが、そんな事に対して怒りをぶつけても、今のサユには意味がない
チサト(あたし達が知ってるサユはもう死んだ、今のサユはあたし達が知ってるサユじゃない)
失望、それが今のチサトの気持ちだ
もうチサトには彼女に対する気持ちはない
ただ問題は…
チサト(サトル…)
彼女をずっと想っていた彼はそうはならない
だからこそ、それを支える誰かが必要なのだ
チサト(あたしでごめんなサトル…でも)
もう我慢できないよ…
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サトル宅
学校から帰る、その前にヒグチに呼ばれて
ヒグチ「お前サトルと仲いいだろ?いつもの様にプリント頼むよ」
と言われ授業のプリントとチサトが書いた
ノートを渡しに行く
チサトは右手でインターホンを押す
ピンポーンと電子音が2回なり
ピッと誰かが出る音が聞こえた
サトル母「はーい」
チサト「あ、どうもこんにちは、サトルの友人のチサトです」
サトル母「あ、チサトちゃん、今日もありがとうね、ドア開いているから入って良いよ」
チサト「ありがとうございます」
そう答えるとインターホンから離れて玄関に向かう、ドアを引き中に入る
チサト「お邪魔します」
サトル母「いつもごめんね、サトルはまだ部屋にいるわ」
居間からサトルの母が現れ申し訳なさそうに二階を見る
あの日からいきなり引きこもり始めたのだ
理由も幼馴染みが寝取られたから、なんて言えるわけがない
その理由を知っているのはチサトだけだ
サトル母「全く、こんな時にサユちゃんは何をしているのかしら…」
チサト「あははは………」
サトル母からしたら当然の事だ、あれ程まで仲の良かった2人だ、普通サトルが引きこもったら心配して来るのが普通だろう
チサト(まさか元凶がその幼馴染みなんて思うわけないよ)
そんな事を思いつつチサトは階段を上がる
2階に着くとそのまま真っ直ぐ進む
目の前にあるのがサトルの部屋なのだ
チサトは右手で扉をノックする
コンコンコン
サトル「………チサトか?」
チサト「下の声聞こえていたろ?さっさと開けろ」
そう言って少し待つと、ドアノブが下がり扉が開く
サトル「………よう」
チサト「…入るぞ?」
そう言うとサトルは道を開ける
入ってくれっと言っているのだ
中に入るとカーテンは開いており
日差しが中を照らし、電気は必要なかった
中は普通でドアの奥に勉強机と椅子
右奥にベットと窓
その間に大きな窓
入って右側にはタンスと服などを入れる物置があった
チサト「引きこもりって言ったら、カーテンは閉めてて、布団の中にいるのかと思ってたよ」
サトル「あっちの窓は閉めてるよ、もうあいつの顔は見たくないから」
そう言ってベット側にある窓を見る
その奥には幼馴染みの部屋があり
昔はよく来ていたのだ
しかし今はカーテンを閉めて鍵をかけている
そんな事を言って皮肉めいた笑いをする
サトル「女々しいだろ?まだ根に持っているんだ」
そう言ってサトルは涙を浮かべる
その姿を見る度にチサトの心は苦しくなる
それもその筈、だって…本当は…
チサト「いや、全然女々しくないよ」
そう言ってカバンを下ろしてチャックを開ける、そこから今日もらったプリントとチサトが書いたノートを机の上に置いた
チサト「サトル、お前は優しい人間だ、だから大切な人が奪われて悲しめるんだよ」
そう言いながらチサトはサトルに顔を向ける
そこには悲しみもあるが、別の感情も見え隠れしていて、サトルもそれを感じた
サトル「なぁ?お前はサユのなんなんだ?」
少し怒り気味で話す、チサトの態度がいつもと少し違う事を感じ、同時に何かを感じ取りついつい言い方がキツくなる
チサト「…あたしはサユの親友だよ…元だけどな」
あんな姿を見て仕舞えば、もう親友とも友人とも言えない
チサト「なんでそんな事を聞くんだ?そんなの今更だろ?」
サトル「…いや、お前がいつもと違うからな…済まなかった」
そう言ってサトルは謝罪する
チサト「いや、いいんだあたしも自分がちょっと変なのはわかってるから」
サトル「なんでかわかるのか?」
チサト「ああ、なんとなく…な」
そう言ってチサトはサトルのいる、布団の所に向かう
サトルは今ベットに座っていてその隣にチサトが座る
サトルはその行動に驚き、少し体を後ろにずらしながら話す
サトル「なんでこっちに来た?」
チサト「………今からその答えを確かめるんだ」
チサトの心臓はバクバクと鼓動が大きくなっている、それを抑えるかのように左手で胸を押さえて、一回深呼吸する
そしてサトルに顔を向ける
距離はお互いの息が届く程近く、サトルの顔が紅くなる
サトル「おま!?ち…ちちち…近い!から離r………」
チサト「あたしじゃ、あいつの代わりにはなれないのか?」
サトル「え?………///////////」
チサトはサトルの答えを聞く前に自分の唇とサトルの唇を合わせる
その瞬間チサトはやっと確信した
チサト(ああ…やっぱりそうなんだ、そうだったんだ)
きっとあの頃からそうだったんだろう
だけど2人の幸せを願ってその感情を想いを記憶を消したのだ
チサト「サトル…あたしね、ずっと前から」
………貴方の事が好きです
そう言ってサトルが答える前にチサトはもう一度唇を合わせる
サトルは驚きのあまり、抵抗できず
チサトは涙を流しながらサトルの方を見つめ続けた
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