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中章 高校生編 ~変化~
第25話 陰湿ないじめと限界
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その日を境にサトルは言われようのない
いじめを受け始めた
朝、サユと一緒に登校し、下駄箱を開けると
画鋲や塵屑等が無造作に入れられており
開けた瞬間零れ落ちる
サトル「………」
サユ「………」
教室に入ると皆の目線が最初サユの方に行き
アユミ「サユちゃんおはようー!」ガシッ
ミアシタ「ほら早く、あんな奴から離れて!」
その後此方を見つめてくる、まるで汚物でも見るかのような目線で…
サトル「………」
机には典型的な悪口がこれでもかと書かれており、机の中も塵や虫などが入っていて自分の教科書等は全て捨てられていた
タケシ「あれ~?そこゴミ箱じゃなかっのかぁ~」
ヒロシ「ごめんごめんwま!失敗は誰にでもあるし別にいいよねw」
「ハハハハハ!」
「wwwwwwwwwww」
「はははははは!」
チサト「………」ギリッ
昼は昼食をサユと一緒に取ろうと向かうと
ノリオ「サユちゃん!一緒に飯食おう!」ガシッ
サユ「え…いや…ちょ…」
サトル「おい、o「おっと手が滑ったぁ」」ボギッ
サトル「ガハァ」
サユ「サトル君!?」
サトルがサユの所に行こうとすると
ボクシング部の奴にワザと殴られて倒れる
ボクシング部は一般の人に手を出してはいけないルールがあるが、このクラスにはそれを証言する人はいない、言った所で全て揉み消される(サユやチサトが本当の所を言ったところで、数が足りない為意味が無い)
サトル(…なんで、こいつらこんな事しか出来ないのだろうか?)
サトルは倒れながら、サユが連れていかれるのを見る事しか出来なかった。
勿論先生にも話した、しかし肝心の証拠は奴らによって奪われてしまい口や体の傷跡で
なんとか説明したが。
ヒグチ「ノリオ君達がそんな事をする筈が無い、嘘をつくのはやめたほうがいいよ?」
と話にならず、逆にそれがクラスメイトに
バレて更に酷い目に遭っている
「本当、惨めだよねぇ」
「ノリオ君に逆らうからこうなるのに」
「惨めなサトル君の写真もーらいw」パシャ
サトル(…殺したい)
想像を絶するいじめに彼の心は日に日に
壊れていった
サトルの特技の言葉は自分と同等、又は格上の相手に使える技、しかしそれは
実力ではなく、知能の方だ
知能が高ければ高い程、サトルの特技は絶大な効果を発揮する
…しかし、それ以外、つまり
"物事を考える力"がない人間
他人に同調し自分の心を殺す人間
自分で考えず、相手に任せる人間
簡単に言えば言葉を理解できない人間には
全くもって効果がないのだ
サトルの場合ノリオとの口論の時に1人でも
理解して仲間にする事が出来れば
状況は変わっていただろう
しかし、上位カーストと言う
くだらない物に媚を売ったクラスメイト
にはサトルがいかに正論を言おうとも意味がない
安心するからだ、その位置にいる事により
自分がこうならずに済み、尚且つ楽しめ、
そしてサトルがいじめを受けている限りは
自分はこうならないと安心する事が出来るからだ
サトル「………」ちら
サトル(…やっぱり全員が全員ではないか…しかし)
サトルが倒れながら周りを一瞬確認する
そうすると彼らの心情が立ち位置で変化する
チサトは怒りを露わにしながら、堪えている
助ければ更にサトルがやられるからだ
「それでさあ」
「まじで?」
ある所は彼に興味がなく、ただその場の乗りで凌いでいる屑
「………」ぷい
「………」俯き
ある所は自分がやられる事を恐れて
見捨ててしまう被害者であり、加害者
「本当にザマァねぇなあw」
「みっともないわねぇwwww」
他人を見下さないと自分の存在価値がない
イキり陽キャ
そして主犯格の塵供だ
サトル(…サユは無事だろうか?)
彼女は重度の人見知りだ、小学生のいじめの件以降まともに人と話す事がほとんど出来ない、今話せるのはサトルとチサトだけだ
サトルは痛む体に鞭を打ち立ち上がる
その姿がまた滑稽なのか、周りにいた奴らが笑う
「うわw生まれたての子鹿かよw」
「うけるw頑張れぇ~ごみぐず~w」
「駄目だよw塵が可哀想だヨォw」
サトル「………」
サトル(なんでこんな塵屑供を殺していい法律ができないのだろうか?)
こんな奴ら死んだ方がマシだ…
殺したい…殺したい…殺したい………..
怒りと殺意で暴走しそうだが、そうなれば此方が悪くなる、そうなるのを避けるためにその場から離れようとするが、先程
のボクシングの奴が遮る
「なぁなぁ、お前のような塵をさ
リサイクルしてやるよ…サンドバッグとしてなwwwwwwwww」
「いいぞぉ!殺せ殺せー!」
「死んだらみんな喜ぶから良かったねぇwww」
もはやサトルに避ける気力はない
「んじゃあ早速www」
「こーろーそwwwwwwwwwww」
そして顔面目掛けて右ストレートが入「パシッ」
「へ?」
チサト「………」ス…
チサトはサトルが殴られる寸前で止める
桂を取り、金色の長い髪が腰まで届く
一体なぜ隠せていたのかはわからないが
金色の髪が風に揺れて綺麗だった
チサト「…の」
「え?」
「嘘…」
チサト「あたしの大切なダチに…」
「ヒィッ!?」
チサト「なんて事をするんだぁぁぁぁぁ!!!!」バギィッ
「ガハァ!?」
「きゃあ!!??」
サトル「馬鹿!?あれ程やめろって言ったろ!!!!」
チサトはボクシング部の男を顔面から殴ると
サトルを笑っていた者
見下していた者
写真を撮った者
いじめに加担していた者に暴行を始めた
サトルはいじめが始まる前に言っておいたのだ
『何があっても、あの時のようにしてはいけない』
と、
暴行すればどんなに相手が悪くても此方が悪くなる、それがこの腐った日本のルール
だ、サトルはサユの事が好きだが、チサトも大切な友達だと思っている
サユと付き合い始めてからも仲が変わる事はなく、サユの数少ない理解者でもある
だからこそ自分の為にチサトの人生を壊してほしくなかった、だからこそチサトが分かったと言ってもずっと言ってきたのだ
サトル(それなのに…あの馬鹿!これじゃあ…あいつは!)
痛む体に鞭を振り、チサトの拳を止める
サトル「よせ!やめろ!」
チサト「離せ!なんでこんな屑供を庇う!!!こんな…こんな…!!!」
サトル「………頼むから…これ以上は…」
チサト「…………わかった」
そう言ってチサトは左手で掴んでいた女子を離す
「ゲホゲホ…ゴホッ」
サトル「………」
辺りを見回すと状況は酷かった
クラスメイトの半数…つまりサトルに対して直接いじめをしていた者達は皆血だらけになって倒れている
他の何人かは先生を呼びに行ったのか姿がなかった
チサトの拳は自分の血も混じっているのかずっと滴り落ちている
サトル「お前…なんで…なんで…」
チサト「なんでこんな事をしたかって?ははは…そんなの言わなくてもわかるでしょ?」
サトル「…」
これ以上は何も言えなかった
その後担任のヒグチがやって来て、サトルとチサトは呼び出された
——————————————————————
そのあと、救急車とパトカーがやって来て
学校は何があった?と言う事で生徒達がその周辺に集まり始めていた
チサトはやられたボクシング部の男に
「こいつにやられた」
と証言され、他の人達からも見られていたので、警察署に行く事になった
サトルも警察署に行くのか?と思っていたが、怪我が他の人よりも酷かった為加害者
達と一緒に病院に行く事になってしまった
その為校門に向かったのだが、
「あの…これ」
サトル「?」
「この中に今までの証拠、あるから……そ、それだけだから!!!」
そう言って少し太った男がメモリーカードを渡して来た
サトル(…彼奴、これを渡すのにも相当勇気が必要なはず)
それでも渡したって事はそれ程このクラスのあり方に不満があったのだろう。
サトル(ありがとう)
そう心の中で思いながら、サトルは救急車に運ばれて行った
——————————————————————
誤字脱字がございましたら是非よろしくお願いします🥺
質問等も有れば是非コメントをください。
いじめを受け始めた
朝、サユと一緒に登校し、下駄箱を開けると
画鋲や塵屑等が無造作に入れられており
開けた瞬間零れ落ちる
サトル「………」
サユ「………」
教室に入ると皆の目線が最初サユの方に行き
アユミ「サユちゃんおはようー!」ガシッ
ミアシタ「ほら早く、あんな奴から離れて!」
その後此方を見つめてくる、まるで汚物でも見るかのような目線で…
サトル「………」
机には典型的な悪口がこれでもかと書かれており、机の中も塵や虫などが入っていて自分の教科書等は全て捨てられていた
タケシ「あれ~?そこゴミ箱じゃなかっのかぁ~」
ヒロシ「ごめんごめんwま!失敗は誰にでもあるし別にいいよねw」
「ハハハハハ!」
「wwwwwwwwwww」
「はははははは!」
チサト「………」ギリッ
昼は昼食をサユと一緒に取ろうと向かうと
ノリオ「サユちゃん!一緒に飯食おう!」ガシッ
サユ「え…いや…ちょ…」
サトル「おい、o「おっと手が滑ったぁ」」ボギッ
サトル「ガハァ」
サユ「サトル君!?」
サトルがサユの所に行こうとすると
ボクシング部の奴にワザと殴られて倒れる
ボクシング部は一般の人に手を出してはいけないルールがあるが、このクラスにはそれを証言する人はいない、言った所で全て揉み消される(サユやチサトが本当の所を言ったところで、数が足りない為意味が無い)
サトル(…なんで、こいつらこんな事しか出来ないのだろうか?)
サトルは倒れながら、サユが連れていかれるのを見る事しか出来なかった。
勿論先生にも話した、しかし肝心の証拠は奴らによって奪われてしまい口や体の傷跡で
なんとか説明したが。
ヒグチ「ノリオ君達がそんな事をする筈が無い、嘘をつくのはやめたほうがいいよ?」
と話にならず、逆にそれがクラスメイトに
バレて更に酷い目に遭っている
「本当、惨めだよねぇ」
「ノリオ君に逆らうからこうなるのに」
「惨めなサトル君の写真もーらいw」パシャ
サトル(…殺したい)
想像を絶するいじめに彼の心は日に日に
壊れていった
サトルの特技の言葉は自分と同等、又は格上の相手に使える技、しかしそれは
実力ではなく、知能の方だ
知能が高ければ高い程、サトルの特技は絶大な効果を発揮する
…しかし、それ以外、つまり
"物事を考える力"がない人間
他人に同調し自分の心を殺す人間
自分で考えず、相手に任せる人間
簡単に言えば言葉を理解できない人間には
全くもって効果がないのだ
サトルの場合ノリオとの口論の時に1人でも
理解して仲間にする事が出来れば
状況は変わっていただろう
しかし、上位カーストと言う
くだらない物に媚を売ったクラスメイト
にはサトルがいかに正論を言おうとも意味がない
安心するからだ、その位置にいる事により
自分がこうならずに済み、尚且つ楽しめ、
そしてサトルがいじめを受けている限りは
自分はこうならないと安心する事が出来るからだ
サトル「………」ちら
サトル(…やっぱり全員が全員ではないか…しかし)
サトルが倒れながら周りを一瞬確認する
そうすると彼らの心情が立ち位置で変化する
チサトは怒りを露わにしながら、堪えている
助ければ更にサトルがやられるからだ
「それでさあ」
「まじで?」
ある所は彼に興味がなく、ただその場の乗りで凌いでいる屑
「………」ぷい
「………」俯き
ある所は自分がやられる事を恐れて
見捨ててしまう被害者であり、加害者
「本当にザマァねぇなあw」
「みっともないわねぇwwww」
他人を見下さないと自分の存在価値がない
イキり陽キャ
そして主犯格の塵供だ
サトル(…サユは無事だろうか?)
彼女は重度の人見知りだ、小学生のいじめの件以降まともに人と話す事がほとんど出来ない、今話せるのはサトルとチサトだけだ
サトルは痛む体に鞭を打ち立ち上がる
その姿がまた滑稽なのか、周りにいた奴らが笑う
「うわw生まれたての子鹿かよw」
「うけるw頑張れぇ~ごみぐず~w」
「駄目だよw塵が可哀想だヨォw」
サトル「………」
サトル(なんでこんな塵屑供を殺していい法律ができないのだろうか?)
こんな奴ら死んだ方がマシだ…
殺したい…殺したい…殺したい………..
怒りと殺意で暴走しそうだが、そうなれば此方が悪くなる、そうなるのを避けるためにその場から離れようとするが、先程
のボクシングの奴が遮る
「なぁなぁ、お前のような塵をさ
リサイクルしてやるよ…サンドバッグとしてなwwwwwwwww」
「いいぞぉ!殺せ殺せー!」
「死んだらみんな喜ぶから良かったねぇwww」
もはやサトルに避ける気力はない
「んじゃあ早速www」
「こーろーそwwwwwwwwwww」
そして顔面目掛けて右ストレートが入「パシッ」
「へ?」
チサト「………」ス…
チサトはサトルが殴られる寸前で止める
桂を取り、金色の長い髪が腰まで届く
一体なぜ隠せていたのかはわからないが
金色の髪が風に揺れて綺麗だった
チサト「…の」
「え?」
「嘘…」
チサト「あたしの大切なダチに…」
「ヒィッ!?」
チサト「なんて事をするんだぁぁぁぁぁ!!!!」バギィッ
「ガハァ!?」
「きゃあ!!??」
サトル「馬鹿!?あれ程やめろって言ったろ!!!!」
チサトはボクシング部の男を顔面から殴ると
サトルを笑っていた者
見下していた者
写真を撮った者
いじめに加担していた者に暴行を始めた
サトルはいじめが始まる前に言っておいたのだ
『何があっても、あの時のようにしてはいけない』
と、
暴行すればどんなに相手が悪くても此方が悪くなる、それがこの腐った日本のルール
だ、サトルはサユの事が好きだが、チサトも大切な友達だと思っている
サユと付き合い始めてからも仲が変わる事はなく、サユの数少ない理解者でもある
だからこそ自分の為にチサトの人生を壊してほしくなかった、だからこそチサトが分かったと言ってもずっと言ってきたのだ
サトル(それなのに…あの馬鹿!これじゃあ…あいつは!)
痛む体に鞭を振り、チサトの拳を止める
サトル「よせ!やめろ!」
チサト「離せ!なんでこんな屑供を庇う!!!こんな…こんな…!!!」
サトル「………頼むから…これ以上は…」
チサト「…………わかった」
そう言ってチサトは左手で掴んでいた女子を離す
「ゲホゲホ…ゴホッ」
サトル「………」
辺りを見回すと状況は酷かった
クラスメイトの半数…つまりサトルに対して直接いじめをしていた者達は皆血だらけになって倒れている
他の何人かは先生を呼びに行ったのか姿がなかった
チサトの拳は自分の血も混じっているのかずっと滴り落ちている
サトル「お前…なんで…なんで…」
チサト「なんでこんな事をしたかって?ははは…そんなの言わなくてもわかるでしょ?」
サトル「…」
これ以上は何も言えなかった
その後担任のヒグチがやって来て、サトルとチサトは呼び出された
——————————————————————
そのあと、救急車とパトカーがやって来て
学校は何があった?と言う事で生徒達がその周辺に集まり始めていた
チサトはやられたボクシング部の男に
「こいつにやられた」
と証言され、他の人達からも見られていたので、警察署に行く事になった
サトルも警察署に行くのか?と思っていたが、怪我が他の人よりも酷かった為加害者
達と一緒に病院に行く事になってしまった
その為校門に向かったのだが、
「あの…これ」
サトル「?」
「この中に今までの証拠、あるから……そ、それだけだから!!!」
そう言って少し太った男がメモリーカードを渡して来た
サトル(…彼奴、これを渡すのにも相当勇気が必要なはず)
それでも渡したって事はそれ程このクラスのあり方に不満があったのだろう。
サトル(ありがとう)
そう心の中で思いながら、サトルは救急車に運ばれて行った
——————————————————————
誤字脱字がございましたら是非よろしくお願いします🥺
質問等も有れば是非コメントをください。
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