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第2章 前途多難な1年目
第79話 新しいヒロインの登場
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~訓練所~
「今日は剣の基礎を学んでもらう、剣を振るうだけじゃ騎士団にもギルドで冒険者になる事も出来ないわ」
(…確かにそうだな)
剣技科の先生である『ラピナス』はそう言って剣の持ち方を見せる、その持ち方は自分が家庭教師の時であったラピナスに教えてもらった剣の構え方だった。
「と言うか、ラピナスちゃんとTシャツ着ているんだな」
「ぼくの事を痴女先生と呼ぶからですよ、今はまだいいかもしれないけど、ずっと言われ続けたらぼくが変態って思われちゃうよ」
「実際変態だけどね?」
あの格好で普通と言うのは可笑しい話だ、日本であの格好出来るのはコスプレがOKな所ぐらいだ、代表的な場所で言えばコミケとかがそこに当てはまる。
「ぼくは変態じゃない!…何で服の多様性を認めてくれないんだ」
「寛容と押し付けを履き違えるな変態教師」
これに関してはゲームが悪いとしか言いようがない、ゲームの女性キャラクターはこう言った痴女に近い服装をしている人達がいる、そう言った人達は普通に暮らしている。
これはラピナスの初めての授業の時にも話したが、普通の人達がこれを見たら嫌でも下半身(意味深)を押さえてしまう。
「貴方は相変わらず、目上の人に対する礼儀がなっていませんね」
「じゃあお前は上は胸を隠すだけのブラジャーで下は下半身の秘部を隠すくらいのパンツ、あとはニーハイソックスを片方だけ履いて生活しろ」
クロウがそう言うと顔を真っ赤にする、何故なんだろうか?
「そんな恥ずかしい格好出来るわけないでしょ!」
「でもラピナスはそう言った服だぞ?」
「…あ」
今の言葉でラピナスとフィオナの心が抉られて倒れる、馬鹿なのかな?
「ハァァァァ、いちいち絡んでくるなよなぁ、授業の邪魔だ」
「いや、クロウ様がラピナス様を無視すれば良かったんじゃあないんですか?」
「あんな格好をずっとしてろって?俺達男子の息子(意味深)がもたないよ」
メイディは女性だからわからないけど、男であるクロウ達は理解できる、周りを確認するとクロウの言葉に『うんうん』と頷いている。
「こう言う事さ、面倒な事かもしれないが、男ってのはこう言う生き物なんだよ」
主に思春期で女性経験がない人が特に被害に遭う、こう言った人間はまさに鴨で、悲惨な目に遭う。
それなのに美人や可愛い人達に騙されてしまうのだ。
「まぁ取り敢えず、そう言ったのが控えてあるその格好は一応及第点だ」
「合格点にしてください」
「じゃあ講師用の服を着てください」
「無理です」
何故ここまで意固地になるのかは分からないがこれ以上は時間の無駄だ、諦めて痴女先生と呼び続けるとしよう。
「ハァ…もういいです、取り敢えず授業を進めてください痴女先生」
「ぼくは痴女先生じゃありません」
面倒くさいので無視する、講師用の服を着るまでは呼び続けて行こうと決めている為、とにかく今は気にしないでおく。
「おほん、授業を再開します、クロウ様前へ」
おそらく剣の構え方を教える為の見本になるのだろう、こっちは構えの仕方をほぼ覚えている為、何とかなるだろう。
そんな風に思いつつ前に出ると1人の女性が前に出る。
「…お前は…何者だ?」
こんな奴同じクラスにいたのだろうか?もし居たのなら普通に気づくはずだ。
「ボク?…ボクの名前はシャル•デュクス、君達と同じ公爵家の人間だ」
知っているが敢えて質問した
何故なら彼女は剣技科に行く事によって攻略対象になる、ヒロインの1人
剣士シャル•デュクスだからだ。
(でも、同じクラスだったか?)
本当に記憶にない、同じクラスならすぐに見つける事が出来るはずだ。
——————————————————————
仕方なくシャツ?を着て露出を控えた
『ラピナス』
「今日は剣の基礎を学んでもらう、剣を振るうだけじゃ騎士団にもギルドで冒険者になる事も出来ないわ」
(…確かにそうだな)
剣技科の先生である『ラピナス』はそう言って剣の持ち方を見せる、その持ち方は自分が家庭教師の時であったラピナスに教えてもらった剣の構え方だった。
「と言うか、ラピナスちゃんとTシャツ着ているんだな」
「ぼくの事を痴女先生と呼ぶからですよ、今はまだいいかもしれないけど、ずっと言われ続けたらぼくが変態って思われちゃうよ」
「実際変態だけどね?」
あの格好で普通と言うのは可笑しい話だ、日本であの格好出来るのはコスプレがOKな所ぐらいだ、代表的な場所で言えばコミケとかがそこに当てはまる。
「ぼくは変態じゃない!…何で服の多様性を認めてくれないんだ」
「寛容と押し付けを履き違えるな変態教師」
これに関してはゲームが悪いとしか言いようがない、ゲームの女性キャラクターはこう言った痴女に近い服装をしている人達がいる、そう言った人達は普通に暮らしている。
これはラピナスの初めての授業の時にも話したが、普通の人達がこれを見たら嫌でも下半身(意味深)を押さえてしまう。
「貴方は相変わらず、目上の人に対する礼儀がなっていませんね」
「じゃあお前は上は胸を隠すだけのブラジャーで下は下半身の秘部を隠すくらいのパンツ、あとはニーハイソックスを片方だけ履いて生活しろ」
クロウがそう言うと顔を真っ赤にする、何故なんだろうか?
「そんな恥ずかしい格好出来るわけないでしょ!」
「でもラピナスはそう言った服だぞ?」
「…あ」
今の言葉でラピナスとフィオナの心が抉られて倒れる、馬鹿なのかな?
「ハァァァァ、いちいち絡んでくるなよなぁ、授業の邪魔だ」
「いや、クロウ様がラピナス様を無視すれば良かったんじゃあないんですか?」
「あんな格好をずっとしてろって?俺達男子の息子(意味深)がもたないよ」
メイディは女性だからわからないけど、男であるクロウ達は理解できる、周りを確認するとクロウの言葉に『うんうん』と頷いている。
「こう言う事さ、面倒な事かもしれないが、男ってのはこう言う生き物なんだよ」
主に思春期で女性経験がない人が特に被害に遭う、こう言った人間はまさに鴨で、悲惨な目に遭う。
それなのに美人や可愛い人達に騙されてしまうのだ。
「まぁ取り敢えず、そう言ったのが控えてあるその格好は一応及第点だ」
「合格点にしてください」
「じゃあ講師用の服を着てください」
「無理です」
何故ここまで意固地になるのかは分からないがこれ以上は時間の無駄だ、諦めて痴女先生と呼び続けるとしよう。
「ハァ…もういいです、取り敢えず授業を進めてください痴女先生」
「ぼくは痴女先生じゃありません」
面倒くさいので無視する、講師用の服を着るまでは呼び続けて行こうと決めている為、とにかく今は気にしないでおく。
「おほん、授業を再開します、クロウ様前へ」
おそらく剣の構え方を教える為の見本になるのだろう、こっちは構えの仕方をほぼ覚えている為、何とかなるだろう。
そんな風に思いつつ前に出ると1人の女性が前に出る。
「…お前は…何者だ?」
こんな奴同じクラスにいたのだろうか?もし居たのなら普通に気づくはずだ。
「ボク?…ボクの名前はシャル•デュクス、君達と同じ公爵家の人間だ」
知っているが敢えて質問した
何故なら彼女は剣技科に行く事によって攻略対象になる、ヒロインの1人
剣士シャル•デュクスだからだ。
(でも、同じクラスだったか?)
本当に記憶にない、同じクラスならすぐに見つける事が出来るはずだ。
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仕方なくシャツ?を着て露出を控えた
『ラピナス』
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