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第1章 学園編の物語
第67話 剣術の練習
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「と言うわけで皆さんには2人1組となって剣術の練習をしてもらいます」
ラピナスは毛布を羽織ったまま模擬戦を見ていた生徒達にそう伝える。
「あの、先生」
「はい、なんでしょうか?」
「何か教えたりしないんですか?」
「今日は初日と言うこともありますので、今回は各々の剣の腕を確認する様な形にします」
生徒の説明にそう答える、剣術の練習も基礎からやるのか、剣の打ち合いで上達させていく方針なのかはわからないが、兎に角確認するらしい。
(へぇ、こう言う感じなんだ)
ゲームだと育成(基礎を上げる程度)の時か、イベントの時以外ではあまり活用がない。
授業の方も「授業を受けた」ぐらいで済んでしまう為、(最初の方は授業内容も出て来るが)こう言う感じは中々に新鮮だ。
「最初の方はチュートリアルやこの授業の目的、内容などを教えてプレイヤー達にこの世界の事を教えるんだけど…その後はラブコメの為にスキップされるからなぁ…勉強したくねぇ」
「勉強は大切ですよ、頑張って覚えていきましょう?」
「俺声に出てた?」
「小さい声でしたが、言ってましたね」
全部ではない様だが話はメイディに聞かれてしまったらしい、今後は気を付けておこう。
「それで、メイディはなんでここに?」
「剣術のパートナーになる為ですよ、ダメですか?」
「いや、ダメじゃないけど…」
この場合、どうすればいいのかわからないのだ、剣技科イベントは既に終わってしまった、模擬戦が終わった後はラピナスが『あの子…中々面白いわね』とか言ってイベントが終わるのだ。
それなのに今はその後のストーリーが進んでしまっている、まぁ現実世界でなら当たり前の話なんだが、ゲームに酷似した世界でだと、その当たり前も困惑するものになる。
(まぁいいか、ゲームの裏側を体験してるみたいでなんか新鮮だし)
例えるならアニメから見始めた作品を見て
原作や漫画、ゲームなどをやる事によって知らなかった事や新しい一面を見る事が出来た様なあの感じだ。
「それで?組むんですか?組まないんですか?」
「組むよ、と言うかほかの人と組もうとしても相手いないしな」
辺りを見回すと殆ど二人組が出来ており、主人公のリュークはミオと組んでいるし、フィオナはラピナスと組んでいる。
2人とも剣術の腕がどれくらいあるのかわからないのでそれが気になる所だ。
「当たり前です、それに他の女に取られない様に牽制しないといけませんから」
「メイディってたまに馬鹿になるよな、俺が女の取り合いになるわけないじゃん」
それは主人公の様に相手の事を理解、相手のために怒り、泣き、喜べる人がモテるのだ。
あとは現実世界だと
イケメンで金持ちでサッカー部のエース
性格が悪くても、人間としてクズでも↑に満たされている男は何をしても許されるのがリアルの話だ。
「マジで○ねよ、クソ野郎どもが…」
「クロウ様?」
「ん?ああいやごめん、小説で主人公の幼馴染みを付け狙う学園でモテモテのイケメン男のことが思い浮かんだから…」
「凄いマニアックな本読みますね」
幼馴染みは学園1の美少女でクラスのマドンナ、そんな彼女の幼馴染みは陰キャのモブ、そんな2人は両想いだけど、イケメンのスクールカースト上位の男はその幼馴染みを奪おうとする、と言う感じの事を考えていたと言うか、想像していた。
純愛ものだと最終的に幼馴染みと結ばれるが
寝取られものだと幼馴染みはイケメンに寝取られる。
「結局、女はイケメンに弱いんだよ」
「偏見ですよ、イケメンでもナルシストが嫌いな人も多くいますよ」
「まぁ偏見は認めるけど…でもああ言う男がモテるなら…いいかな?」
「私はクロウ様一筋ですから関係ありません」
ゲームの主人公だし、自分が何回も操作したプレイヤーだし、彼の目線だけどヒロイン達とイチャイチャ出来たから、彼にはなんとなく親近感が湧く。
本当はこんな思いを抱いちゃいけないが、やはりどうしても思ってしまう、"幸せになって欲しい"と———
——————————————————————
「そうか、ありがとうメイディ」
「当然です、私は貴方の恋人なんですから」
ラピナスは毛布を羽織ったまま模擬戦を見ていた生徒達にそう伝える。
「あの、先生」
「はい、なんでしょうか?」
「何か教えたりしないんですか?」
「今日は初日と言うこともありますので、今回は各々の剣の腕を確認する様な形にします」
生徒の説明にそう答える、剣術の練習も基礎からやるのか、剣の打ち合いで上達させていく方針なのかはわからないが、兎に角確認するらしい。
(へぇ、こう言う感じなんだ)
ゲームだと育成(基礎を上げる程度)の時か、イベントの時以外ではあまり活用がない。
授業の方も「授業を受けた」ぐらいで済んでしまう為、(最初の方は授業内容も出て来るが)こう言う感じは中々に新鮮だ。
「最初の方はチュートリアルやこの授業の目的、内容などを教えてプレイヤー達にこの世界の事を教えるんだけど…その後はラブコメの為にスキップされるからなぁ…勉強したくねぇ」
「勉強は大切ですよ、頑張って覚えていきましょう?」
「俺声に出てた?」
「小さい声でしたが、言ってましたね」
全部ではない様だが話はメイディに聞かれてしまったらしい、今後は気を付けておこう。
「それで、メイディはなんでここに?」
「剣術のパートナーになる為ですよ、ダメですか?」
「いや、ダメじゃないけど…」
この場合、どうすればいいのかわからないのだ、剣技科イベントは既に終わってしまった、模擬戦が終わった後はラピナスが『あの子…中々面白いわね』とか言ってイベントが終わるのだ。
それなのに今はその後のストーリーが進んでしまっている、まぁ現実世界でなら当たり前の話なんだが、ゲームに酷似した世界でだと、その当たり前も困惑するものになる。
(まぁいいか、ゲームの裏側を体験してるみたいでなんか新鮮だし)
例えるならアニメから見始めた作品を見て
原作や漫画、ゲームなどをやる事によって知らなかった事や新しい一面を見る事が出来た様なあの感じだ。
「それで?組むんですか?組まないんですか?」
「組むよ、と言うかほかの人と組もうとしても相手いないしな」
辺りを見回すと殆ど二人組が出来ており、主人公のリュークはミオと組んでいるし、フィオナはラピナスと組んでいる。
2人とも剣術の腕がどれくらいあるのかわからないのでそれが気になる所だ。
「当たり前です、それに他の女に取られない様に牽制しないといけませんから」
「メイディってたまに馬鹿になるよな、俺が女の取り合いになるわけないじゃん」
それは主人公の様に相手の事を理解、相手のために怒り、泣き、喜べる人がモテるのだ。
あとは現実世界だと
イケメンで金持ちでサッカー部のエース
性格が悪くても、人間としてクズでも↑に満たされている男は何をしても許されるのがリアルの話だ。
「マジで○ねよ、クソ野郎どもが…」
「クロウ様?」
「ん?ああいやごめん、小説で主人公の幼馴染みを付け狙う学園でモテモテのイケメン男のことが思い浮かんだから…」
「凄いマニアックな本読みますね」
幼馴染みは学園1の美少女でクラスのマドンナ、そんな彼女の幼馴染みは陰キャのモブ、そんな2人は両想いだけど、イケメンのスクールカースト上位の男はその幼馴染みを奪おうとする、と言う感じの事を考えていたと言うか、想像していた。
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「結局、女はイケメンに弱いんだよ」
「偏見ですよ、イケメンでもナルシストが嫌いな人も多くいますよ」
「まぁ偏見は認めるけど…でもああ言う男がモテるなら…いいかな?」
「私はクロウ様一筋ですから関係ありません」
ゲームの主人公だし、自分が何回も操作したプレイヤーだし、彼の目線だけどヒロイン達とイチャイチャ出来たから、彼にはなんとなく親近感が湧く。
本当はこんな思いを抱いちゃいけないが、やはりどうしても思ってしまう、"幸せになって欲しい"と———
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「そうか、ありがとうメイディ」
「当然です、私は貴方の恋人なんですから」
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