15 / 172
プロローグ 学園編までの生活
第15話 ステータスを確認
しおりを挟む
~寝室~
お風呂上がり、食事を終わらせ、今は自分のベットの上にいる(勿論歯磨きも終わっている)。
「クロウ様、こちらがステータスプレートです」
「これが…」
手に取って確認する、見た感じでiPadの様な感じで周りにカバーの様なものがあり、それを填める様な形でステータスを確認する所がある。
「クロウ様のステータスを確認したいのでしたら、こちらを使って下さい、消毒済みですので感染の心配はございません」
「ありがとう、それじゃあ早速…っ!」
小さなナイフ(熱消毒済み)を人差し指に突き立てて血を出す、それをプレートに垂らすと何か文字が見えてくる。
「おお!」
「成功した様ですね、見せて貰っても良いですか?」
「いいよ、基準がわからないから見て貰った方が良いしね」
よく異世界転生ものだと自重をしない人達が滅茶苦茶無双する事があるが、自分はそんな事をしたくない、だからこそメイディ基準ではあるがそこそこな感じにしたいのだ。
「…私も子供のステータス確認はあまりした事がありませんが、かなり高いと思いますよ」
「そうなの?」
「はい、基本的に子供はステータスが1桁の筈ですが、クロウ様はレベル1にも関わらず、ステータスが平均300行ってますからね」
「…滅茶苦茶あるな」
「はい、ちなみに私はレベル20で平均70くらいです…ですが」
「?」
「魔力が桁違いに多いだけで、(他も高いが)それ以外の平均は30くらいですね」
その話しを聞いて自分の努力は無駄ではない事がよく分かった、おそらくレベル10くらいの力は持っているだろう。
魔力の所為でレベル10くらいには見えないがそれ以外も含めるとそのくらいが妥当だろう。
カンストを目指そうとするとかなり厳しいが、このまま努力を続ければいける筈だ、…そしてその先も。
「ありがとう、おかげで助かったよ」
「いえ、こちらはクロウ様が持っていて下さい、これでいつでも確認できますから」
「ありがとう、今日は一緒に寝る?」
「寝ます」
クロウの誘いに即答で答えるメイディ、確かにクロウは中身は思春期…いや、酒が飲める大学生だが、今はショタ、本来は嫌なんだがメイディがこれからもずっと傍に居てもらう為にはこれくらいの事はしないといけない。
(命令形のど畜生だが…)
(それに身体が子供のせいなのかメイディみたいな優しいお姉さんの人の温もりはとても安らぐ)
子供が母親を求める様に弟が姉に甘える様に、何か母性に惹かれてしまうのだ…あえて言うが変態ではない(…多分)。
「クロウ様、失礼します」
「うん」
「甘えたい時はいつでもお気軽にお声掛けくださいね、私はいつでも貴方の側に居ますから」
「今回は特別だ、メイディのおかげで外にも行けたし、自分のステータスが確認出来たからな」
だけど毎日甘える…と言うよりも邪な(性的ではない)気持ちで接する訳にはいかない、これでも男だ、異性に対しても無意識のうちに反応してしまう。
「なら、毎日外に連れ出せば毎日寝れますか?」
「それが出来るならな」
「流石に毎日はダメでも週一間隔では行けそうですけどね」
外に出て将来の為に色々と学ぶ事がある、そう伝えればうちの両親なら許可が降りるだろう。
その分危険も付き物だが、メイディが居てくれれば問題はないだろう。
「なら、その日だけな、毎日はダメだけど」
「ケチ」
「今日は1人で寝ようかなぁ」
「…逃しません」
足を絡めて胸元に顔を埋めさせて窒息死させない程度に抱きしめて眠りにつく。
「ちょっ!メイディ!?」
「お姉ちゃんをいじめた罰です」
「お姉ちゃん!離して!」
「今日はダメです」
強くなったとは言え、レベルの差も、ステータス(魔力を除いて)の差も圧倒的な差があるクロウが勝てる訳もなく、10分くらい抗った後、諦めて自分も抱きつきながら眠りについた。
「…可愛い寝顔、貴方は私が…私達が命をかけて守ります…だから、いつまでも私達の側に居て下さいね?」
——————————————————————
「絶対に逃しませんからね?フフフッ…だからそこで見てる貴女達今回は私が独占するから、邪魔しないでね?」
「…チッ」「クロウちゃん…」「私の番なのに…」
「負けないから…」「自主規制音」
お風呂上がり、食事を終わらせ、今は自分のベットの上にいる(勿論歯磨きも終わっている)。
「クロウ様、こちらがステータスプレートです」
「これが…」
手に取って確認する、見た感じでiPadの様な感じで周りにカバーの様なものがあり、それを填める様な形でステータスを確認する所がある。
「クロウ様のステータスを確認したいのでしたら、こちらを使って下さい、消毒済みですので感染の心配はございません」
「ありがとう、それじゃあ早速…っ!」
小さなナイフ(熱消毒済み)を人差し指に突き立てて血を出す、それをプレートに垂らすと何か文字が見えてくる。
「おお!」
「成功した様ですね、見せて貰っても良いですか?」
「いいよ、基準がわからないから見て貰った方が良いしね」
よく異世界転生ものだと自重をしない人達が滅茶苦茶無双する事があるが、自分はそんな事をしたくない、だからこそメイディ基準ではあるがそこそこな感じにしたいのだ。
「…私も子供のステータス確認はあまりした事がありませんが、かなり高いと思いますよ」
「そうなの?」
「はい、基本的に子供はステータスが1桁の筈ですが、クロウ様はレベル1にも関わらず、ステータスが平均300行ってますからね」
「…滅茶苦茶あるな」
「はい、ちなみに私はレベル20で平均70くらいです…ですが」
「?」
「魔力が桁違いに多いだけで、(他も高いが)それ以外の平均は30くらいですね」
その話しを聞いて自分の努力は無駄ではない事がよく分かった、おそらくレベル10くらいの力は持っているだろう。
魔力の所為でレベル10くらいには見えないがそれ以外も含めるとそのくらいが妥当だろう。
カンストを目指そうとするとかなり厳しいが、このまま努力を続ければいける筈だ、…そしてその先も。
「ありがとう、おかげで助かったよ」
「いえ、こちらはクロウ様が持っていて下さい、これでいつでも確認できますから」
「ありがとう、今日は一緒に寝る?」
「寝ます」
クロウの誘いに即答で答えるメイディ、確かにクロウは中身は思春期…いや、酒が飲める大学生だが、今はショタ、本来は嫌なんだがメイディがこれからもずっと傍に居てもらう為にはこれくらいの事はしないといけない。
(命令形のど畜生だが…)
(それに身体が子供のせいなのかメイディみたいな優しいお姉さんの人の温もりはとても安らぐ)
子供が母親を求める様に弟が姉に甘える様に、何か母性に惹かれてしまうのだ…あえて言うが変態ではない(…多分)。
「クロウ様、失礼します」
「うん」
「甘えたい時はいつでもお気軽にお声掛けくださいね、私はいつでも貴方の側に居ますから」
「今回は特別だ、メイディのおかげで外にも行けたし、自分のステータスが確認出来たからな」
だけど毎日甘える…と言うよりも邪な(性的ではない)気持ちで接する訳にはいかない、これでも男だ、異性に対しても無意識のうちに反応してしまう。
「なら、毎日外に連れ出せば毎日寝れますか?」
「それが出来るならな」
「流石に毎日はダメでも週一間隔では行けそうですけどね」
外に出て将来の為に色々と学ぶ事がある、そう伝えればうちの両親なら許可が降りるだろう。
その分危険も付き物だが、メイディが居てくれれば問題はないだろう。
「なら、その日だけな、毎日はダメだけど」
「ケチ」
「今日は1人で寝ようかなぁ」
「…逃しません」
足を絡めて胸元に顔を埋めさせて窒息死させない程度に抱きしめて眠りにつく。
「ちょっ!メイディ!?」
「お姉ちゃんをいじめた罰です」
「お姉ちゃん!離して!」
「今日はダメです」
強くなったとは言え、レベルの差も、ステータス(魔力を除いて)の差も圧倒的な差があるクロウが勝てる訳もなく、10分くらい抗った後、諦めて自分も抱きつきながら眠りについた。
「…可愛い寝顔、貴方は私が…私達が命をかけて守ります…だから、いつまでも私達の側に居て下さいね?」
——————————————————————
「絶対に逃しませんからね?フフフッ…だからそこで見てる貴女達今回は私が独占するから、邪魔しないでね?」
「…チッ」「クロウちゃん…」「私の番なのに…」
「負けないから…」「自主規制音」
29
お気に入りに追加
415
あなたにおすすめの小説
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
平民として生まれた男、努力でスキルと魔法が使える様になる。〜イージーな世界に生まれ変わった。
モンド
ファンタジー
1人の男が異世界に転生した。
日本に住んでいた頃の記憶を持ったまま、男は前世でサラリーマンとして長年働いてきた経験から。
今度生まれ変われるなら、自由に旅をしながら生きてみたいと思い描いていたのだ。
そんな彼が、15歳の成人の儀式の際に過去の記憶を思い出して旅立つことにした。
特に使命や野心のない男は、好きなように生きることにした。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
3521回目の異世界転生 〜無双人生にも飽き飽きしてきたので目立たぬように生きていきます〜
I.G
ファンタジー
神様と名乗るおじいさんに転生させられること3521回。
レベル、ステータス、その他もろもろ
最強の力を身につけてきた服部隼人いう名の転生者がいた。
彼の役目は異世界の危機を救うこと。
異世界の危機を救っては、また別の異世界へと転生を繰り返す日々を送っていた。
彼はそんな人生で何よりも
人との別れの連続が辛かった。
だから彼は誰とも仲良くならないように、目立たない回復職で、ほそぼそと異世界を救おうと決意する。
しかし、彼は自分の強さを強すぎる
が故に、隠しきることができない。
そしてまた、この異世界でも、
服部隼人の強さが人々にばれていく
のだった。
貧乏男爵家の四男に転生したが、奴隷として売られてしまった
竹桜
ファンタジー
林業に従事していた主人公は倒木に押し潰されて死んでしまった。
死んだ筈の主人公は異世界に転生したのだ。
貧乏男爵四男に。
転生したのは良いが、奴隷商に売れてしまう。
そんな主人公は何気ない斧を持ち、異世界を生き抜く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる