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プロローグ 学園編までの生活

第15話 ステータスを確認

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~寝室~

お風呂上がり、食事を終わらせ、今は自分のベットの上にいる(勿論歯磨きも終わっている)。

「クロウ様、こちらがステータスプレートです」

「これが…」

手に取って確認する、見た感じでiPadの様な感じで周りにカバーの様なものがあり、それを填める様な形でステータスを確認する所がある。

「クロウ様のステータスを確認したいのでしたら、こちらを使って下さい、消毒済みですので感染の心配はございません」

「ありがとう、それじゃあ早速…っ!」

小さなナイフ(熱消毒済み)を人差し指に突き立てて血を出す、それをプレートに垂らすと何か文字が見えてくる。

「おお!」

「成功した様ですね、見せて貰っても良いですか?」

「いいよ、基準がわからないから見て貰った方が良いしね」

よく異世界転生ものだと自重をしない人達が滅茶苦茶無双する事があるが、自分はそんな事をしたくない、だからこそメイディ基準ではあるがそこそこな感じにしたいのだ。

「…私も子供のステータス確認はあまりした事がありませんが、かなり高いと思いますよ」

「そうなの?」

「はい、基本的に子供はステータスが1桁の筈ですが、クロウ様はレベル1にも関わらず、ステータスが平均300行ってますからね」

「…滅茶苦茶あるな」

「はい、ちなみに私はレベル20で平均70くらいです…ですが」

「?」

魔力MPが桁違いに多いだけで、(他も高いが)それ以外の平均は30くらいですね」

その話しを聞いて自分の努力は無駄ではない事がよく分かった、おそらくレベル10くらいの力は持っているだろう。

魔力の所為でレベル10くらいには見えないがそれ以外も含めるとそのくらいが妥当だろう。

カンストを目指そうとするとかなり厳しいが、このまま努力を続ければいける筈だ、…そして

「ありがとう、おかげで助かったよ」

「いえ、こちらはクロウ様が持っていて下さい、これでいつでも確認できますから」

「ありがとう、今日は一緒に寝る?」

「寝ます」

クロウの誘いに即答で答えるメイディ、確かにクロウは中身は思春期…いや、酒が飲める大学生だが、今はショタ、本来は嫌なんだがメイディがこれからもずっと傍に居てもらう為にはこれくらいの事はしないといけない。
(命令形のど畜生だが…)

(それに身体が子供のせいなのかメイディみたいな優しいお姉さんの人の温もりはとても安らぐ)

子供が母親を求める様に弟が姉に甘える様に、何か母性に惹かれてしまうのだ…あえて言うが変態ではない(…多分)。

「クロウ様、失礼します」

「うん」

「甘えたい時はいつでもお気軽にお声掛けくださいね、私はいつでも貴方の側に居ますから」

「今回は特別だ、メイディのおかげで外にも行けたし、自分のステータスが確認出来たからな」

だけど毎日甘える…と言うよりも邪な(性的ではない)気持ちで接する訳にはいかない、これでも男だ、異性に対しても無意識のうちに反応してしまう。

「なら、毎日外に連れ出せば毎日寝れますか?」

「それが出来るならな」

「流石に毎日はダメでも週一間隔では行けそうですけどね」

外に出て将来の為に色々と学ぶ事がある、そう伝えればうちの両親なら許可が降りるだろう。

その分危険も付き物だが、メイディが居てくれれば問題はないだろう。

「なら、その日だけな、毎日はダメだけど」

「ケチ」

「今日は1人で寝ようかなぁ」

「…逃しません」

足を絡めて胸元に顔を埋めさせて窒息死させない程度に抱きしめて眠りにつく。

「ちょっ!メイディ!?」

「お姉ちゃんをいじめた罰です」

「お姉ちゃん!離して!」

「今日はダメです」

強くなったとは言え、レベルの差も、ステータス(魔力MPを除いて)の差も圧倒的な差があるクロウが勝てる訳もなく、10分くらい抗った後、諦めて自分も抱きつきながら眠りについた。

「…可愛い寝顔、貴方は私が…私達が命をかけて守ります…だから、いつまでも私達の側に居て下さいね?」

——————————————————————
「絶対に逃しませんからね?フフフッ…だから今回は私が独占するから、邪魔しないでね?」

「…チッ」「クロウちゃん…」「私の番なのに…」
「負けないから…」「自主規制音」







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