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第2部 守るべき者の為に振るえる物
第二十一話 守るべき者の為に振るえる物
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ルーク「悪意...........」
紫色の宝玉を見て、ルークはこれは嘘ではないと直感した
見た目は綺麗な宝玉だが、周りからは禍々しいオーラがただより、ずっと見ていると深淵に連れて行かれそうな気がする
ルーク「これが最恐の魔道具」
ゾディア「はい、これは僕達魔族が対人間用に発明した物です」
ゾディアは、何故こんな物が作られたのかの経緯を話し始めた
ゾディア「僕達は今、人間と戦争をしています、それは知ってますよね?」
ルーク「当たり前です、俺が幼い頃からずっと起こっている戦争ですからね」
ゾディア「未だに続く戦争に我々魔族も疲弊しています」
それはそうだろう、ここまで長い戦争になれば魔族だけでなく、人間側も疲弊する
そのせいで孤児になった子供達が年々増えているのだ
ゾディア「そこで僕達は人間との戦争を終わらすべく、あるものを使って作り始めました..........それが」
ルーク「...................悪意」
ゾディア「正解です」
しかし、悪意だけで倒せるのか?と不思議に思っているとゾディアが話を続ける
ゾディア「この魔道具は人間と魔族の負の感情をエネルギーにして、力に変えます」
ルーク「成る程、その力で人間達との戦争に終止符を狙ったのか」
成る程、この戦争の時代、人間にしろ、魔族にしろ、悪意は無限に湧く、それを魔道具が吸収して力に変える、その力によっては圧倒的な力の前に勝てるものはない........筈だった
ゾディア「はい、しかしこれにはある欠点があったんです」
ルーク「ある欠点?」
ゾディア「はい」
ルーク「それは一体なんだったんですか?」
ルークがそう聞くとゾディアは深呼吸して
よし!と小さく言ってから話を続けた
ゾディア「これは世界中の悪意をここに集めて使う事が出来ます、しかしそれを使えるのはたった1人です」
ルーク「1人?」
ゾディア「はい」
1人しか使えない事が欠点なのか?
そう思い聞いてみると、それは欠点ではないそうだ、その程度なら量産し、多少力が落ちてもなんとかなるらしい
しかし問題点は使用方法との事
ゾディア「この魔道具は人間、又は魔族の体内に入り、その上で使う事が出来るのです」
ルーク「え?」
ゾディア「つまり............悪意そのものが使用者に襲いかかり、それにより暴走してしまうのです。」
宝玉の中にある悪意、それを使うと様々な悪意が自身に襲いかかり、精神を破壊し、悪意に飲まれて暴走する
それがこの魔道具の最大の欠点
ルーク「この魔道具......宝玉?.....を使いこなした者はいるのですか?」
もしいれば、コツがないか教えて貰おうと考えていたが、ゾディアは首を横に振って
ゾディア「いえ、使ってみた魔族は沢山いましたが、皆自我を失い...................」
後の事は言わなかった、きっと辛かったのだろう
ルーク「そうですか...........」
しかしそれにしてもそんな恐ろしい物をルークに渡そうとする考えにルークは若干引いていた
ゾディア「渡すと言っておきながら、とても無責任な事になっていると分かっていますが、これを乗り越えれば絶大な力が手に入るのです」
ルーク「...................」
ゾディア「貴方は確か曲芸師だった筈です、曲芸師の貴方が勇者に勝つ為には此処で僕達と途方もない時間を費やしてやっとまともに戦える程度になるかならないかです、貴方の恋人を救う為にはこれしか道はないのです。」
ゾディアの言っている事は事実だ、ルークは曲芸師、そもそも冒険者向けではない、それなのに冒険者としてやっていけたのは、
曲芸師としてやってきた知識と経験を活かしてやっとマイ達について行けたに過ぎない
そして勇者に勝つ為には圧倒的な力が必要なのだ
...................断ると言う選択肢は最初っからなかったのだ。
ルーク「...................わかった」
ゾディア「......では」す.....
ゾディアは宝玉を取り、ルークに渡す
ルーク「............!?」
その瞬間宝玉が浮かび周りから黒い影が現れる
ルーク「な!?」
それがルークの周囲を囲み宝玉がルークの胸の中に入る
痛みはなく、まるで宝玉と一体化したみたいになった
そして...................
ルーク「あ.........ああ........あああああああ............」
頭の中に幾千もの悪意が流れ込んでくる
ルーク「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
悪意、恐怖、憤怒、憎悪、絶望、闘争、殺意
破滅、絶滅、滅亡
幾千もの負の感情が、自身を覆い尽くす
ゾディア「ルークさん!悪意に飲み込まれないで!」
リディア(やはり駄目か.......ッ)
ルーク「がぁあ.....ガァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」
頭が割れるように痛い、目がチカチカする、
体の節々に激痛が走る、息が出来ない
ルーク(ク.......クソ..........こんな..........ところで....................)グッ
ルークは消えゆく意識の中で、4人の絆とも言える、スカーフを掴み意識を保とうとする
ルーク(この中にはあのクソ野郎にやられた者達の思いだってあるんだ!)
世界中の悪意となれば、勇者シンによってやられた者達の悪意だってある
復讐、絶望、恐怖、憤怒
人それぞれだが、1つだけ同じなのがあった
.........それは
ルーク「あの..........クズに........」
ルークはその人達の代表になる事を決意し
復讐を誓う
ゾディア「!?...........まさか」
ルーク周りを覆っていた黒い影が少しずつ消えていき、ルークと一体化していく
リディア「奇跡が起きたか」
今まで誰1人として出来なかった事をルークはやろうとしていた
そして
ルーク「あいつらのためにも、一矢報いる!!!!」
影が完全にルークと交わり、宝玉の力を完全に取り込む事が出来た
ゾディア「ルークさん!大丈夫ですか!?」
しかし、体の方がどうなっているのか分からないので、ゾディアは心配そうに体を見る
ルーク「........はい、でもなんだろう、不思議と悪意を感じないんです」
先程まで感じたものが嘘のようにない、それに違和感を覚えながら答える
ゾディア「そうなんですか?僕達の中には成功者はいないので、なんでなのか、僕達もわからないです」
ルーク「そうですよね、なんかもっと禍々しい感じになるのかな?っと思っていたのですが、まぁ大丈夫でしょう」
幾千もの悪意が流れ込んでいるが、苦しむというより、こんな風に自分はなってしまったと言う悲しみなどを、伝えるよう来る
人間も魔族もこの不毛な戦争に嫌気がさしていた、そして勇者に対しての憎しみなどが、痛いほど伝わって来る
ルーク(皆んなの仇は俺が討ちます、なので、力を貸してください)
そう決意し、これからの事を考え始める
——————————————————————
誤字脱字がございましたらコメント等をよろしくお願いします。
後質問等もお願いします。
紫色の宝玉を見て、ルークはこれは嘘ではないと直感した
見た目は綺麗な宝玉だが、周りからは禍々しいオーラがただより、ずっと見ていると深淵に連れて行かれそうな気がする
ルーク「これが最恐の魔道具」
ゾディア「はい、これは僕達魔族が対人間用に発明した物です」
ゾディアは、何故こんな物が作られたのかの経緯を話し始めた
ゾディア「僕達は今、人間と戦争をしています、それは知ってますよね?」
ルーク「当たり前です、俺が幼い頃からずっと起こっている戦争ですからね」
ゾディア「未だに続く戦争に我々魔族も疲弊しています」
それはそうだろう、ここまで長い戦争になれば魔族だけでなく、人間側も疲弊する
そのせいで孤児になった子供達が年々増えているのだ
ゾディア「そこで僕達は人間との戦争を終わらすべく、あるものを使って作り始めました..........それが」
ルーク「...................悪意」
ゾディア「正解です」
しかし、悪意だけで倒せるのか?と不思議に思っているとゾディアが話を続ける
ゾディア「この魔道具は人間と魔族の負の感情をエネルギーにして、力に変えます」
ルーク「成る程、その力で人間達との戦争に終止符を狙ったのか」
成る程、この戦争の時代、人間にしろ、魔族にしろ、悪意は無限に湧く、それを魔道具が吸収して力に変える、その力によっては圧倒的な力の前に勝てるものはない........筈だった
ゾディア「はい、しかしこれにはある欠点があったんです」
ルーク「ある欠点?」
ゾディア「はい」
ルーク「それは一体なんだったんですか?」
ルークがそう聞くとゾディアは深呼吸して
よし!と小さく言ってから話を続けた
ゾディア「これは世界中の悪意をここに集めて使う事が出来ます、しかしそれを使えるのはたった1人です」
ルーク「1人?」
ゾディア「はい」
1人しか使えない事が欠点なのか?
そう思い聞いてみると、それは欠点ではないそうだ、その程度なら量産し、多少力が落ちてもなんとかなるらしい
しかし問題点は使用方法との事
ゾディア「この魔道具は人間、又は魔族の体内に入り、その上で使う事が出来るのです」
ルーク「え?」
ゾディア「つまり............悪意そのものが使用者に襲いかかり、それにより暴走してしまうのです。」
宝玉の中にある悪意、それを使うと様々な悪意が自身に襲いかかり、精神を破壊し、悪意に飲まれて暴走する
それがこの魔道具の最大の欠点
ルーク「この魔道具......宝玉?.....を使いこなした者はいるのですか?」
もしいれば、コツがないか教えて貰おうと考えていたが、ゾディアは首を横に振って
ゾディア「いえ、使ってみた魔族は沢山いましたが、皆自我を失い...................」
後の事は言わなかった、きっと辛かったのだろう
ルーク「そうですか...........」
しかしそれにしてもそんな恐ろしい物をルークに渡そうとする考えにルークは若干引いていた
ゾディア「渡すと言っておきながら、とても無責任な事になっていると分かっていますが、これを乗り越えれば絶大な力が手に入るのです」
ルーク「...................」
ゾディア「貴方は確か曲芸師だった筈です、曲芸師の貴方が勇者に勝つ為には此処で僕達と途方もない時間を費やしてやっとまともに戦える程度になるかならないかです、貴方の恋人を救う為にはこれしか道はないのです。」
ゾディアの言っている事は事実だ、ルークは曲芸師、そもそも冒険者向けではない、それなのに冒険者としてやっていけたのは、
曲芸師としてやってきた知識と経験を活かしてやっとマイ達について行けたに過ぎない
そして勇者に勝つ為には圧倒的な力が必要なのだ
...................断ると言う選択肢は最初っからなかったのだ。
ルーク「...................わかった」
ゾディア「......では」す.....
ゾディアは宝玉を取り、ルークに渡す
ルーク「............!?」
その瞬間宝玉が浮かび周りから黒い影が現れる
ルーク「な!?」
それがルークの周囲を囲み宝玉がルークの胸の中に入る
痛みはなく、まるで宝玉と一体化したみたいになった
そして...................
ルーク「あ.........ああ........あああああああ............」
頭の中に幾千もの悪意が流れ込んでくる
ルーク「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
悪意、恐怖、憤怒、憎悪、絶望、闘争、殺意
破滅、絶滅、滅亡
幾千もの負の感情が、自身を覆い尽くす
ゾディア「ルークさん!悪意に飲み込まれないで!」
リディア(やはり駄目か.......ッ)
ルーク「がぁあ.....ガァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」
頭が割れるように痛い、目がチカチカする、
体の節々に激痛が走る、息が出来ない
ルーク(ク.......クソ..........こんな..........ところで....................)グッ
ルークは消えゆく意識の中で、4人の絆とも言える、スカーフを掴み意識を保とうとする
ルーク(この中にはあのクソ野郎にやられた者達の思いだってあるんだ!)
世界中の悪意となれば、勇者シンによってやられた者達の悪意だってある
復讐、絶望、恐怖、憤怒
人それぞれだが、1つだけ同じなのがあった
.........それは
ルーク「あの..........クズに........」
ルークはその人達の代表になる事を決意し
復讐を誓う
ゾディア「!?...........まさか」
ルーク周りを覆っていた黒い影が少しずつ消えていき、ルークと一体化していく
リディア「奇跡が起きたか」
今まで誰1人として出来なかった事をルークはやろうとしていた
そして
ルーク「あいつらのためにも、一矢報いる!!!!」
影が完全にルークと交わり、宝玉の力を完全に取り込む事が出来た
ゾディア「ルークさん!大丈夫ですか!?」
しかし、体の方がどうなっているのか分からないので、ゾディアは心配そうに体を見る
ルーク「........はい、でもなんだろう、不思議と悪意を感じないんです」
先程まで感じたものが嘘のようにない、それに違和感を覚えながら答える
ゾディア「そうなんですか?僕達の中には成功者はいないので、なんでなのか、僕達もわからないです」
ルーク「そうですよね、なんかもっと禍々しい感じになるのかな?っと思っていたのですが、まぁ大丈夫でしょう」
幾千もの悪意が流れ込んでいるが、苦しむというより、こんな風に自分はなってしまったと言う悲しみなどを、伝えるよう来る
人間も魔族もこの不毛な戦争に嫌気がさしていた、そして勇者に対しての憎しみなどが、痛いほど伝わって来る
ルーク(皆んなの仇は俺が討ちます、なので、力を貸してください)
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