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最終章~進み続ける未来~
外伝ストーリー3 〜私達の冒険〜
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~1週間後~
私達は村を出る準備をし、今日出発する事にした。
ルクス「それじゃあ、行ってくるよ」
ルクス父「ああ、気をつけて行くんだぞ?」
ルクス母「何かあったらすぐに帰ってきなさい」
アイリ「もう、私達はもう子供じゃないのよ?」
そう言うと、私の父と母はクスクスしながら
こちらを見てくる、その姿は子供が大人ぶる時に周りから受ける対応に似ていて、何故か恥ずかしくなる。
アイリ父「まぁ、何かあっても2人なら大抵のことなら大丈夫だろ」
アイリ母「外は何が起こるかわからないから、油断はしない、絶対にね」
それはそうだろう、外に出れば無法地帯と変わらない、魔物をはじめ、山賊、盗賊、奴隷商人等裏世界の人達だっている、特に私達のような珍しい職業を持った人間はそれを鼻にかけているため、あいつらにとってはいい鴨だ、警戒は怠るわけにはいかない。
ルクス「わかっています、取り敢えず王都までが最初の試練だと思っていますから」
ルクス父「なら、行ってこい!」
ルクス「はい!アイリ行こう!」
アイリ「ええ!」
そう言って私達は村の出口に向かい、親達に背を向ける、そして新しい一歩を踏み出した
——————————————————————
~ヤーヴァイ村外~
アイリ「でも、よく1週間で村から出られたね」
ルクス「まぁ、俺からすれば1週間もかかっただけどね」
私達が村から出るにあたって、それを邪魔する者達がいた
それは勿論、私達に付き纏う奴らだ
村を出ると知った時私達は常に一緒にいなければならない程本気でやばかった。
私か彼の片方だけになって仕舞えば、私なら女性陣に、からは男性陣に諦めるまでのリンチになりかけていた。
その為2人で一緒にいればお互いがお互いに動けない状態となり、その間に私達は出発する準備をしていた
アイリ.ルクス((だからと言って本当に1日中一緒にいることになるなんて))
本当に文字通り一緒にいた、命には変えられないと、心を決め、事なきを得た
アイリ(...........トイレとかヤバかった)
ルクス(流石に不味いと思って離れようとしたら待機してたからなぁ)
本当に大変で、本気でここの村人(若者)全員皆殺しにしようかな?と考えてしまうほどだ。
よく1週間も耐えたものだと自分で自分を称賛したいくらいだ。
そんなことを考えながら歩いていると、不意に彼が立ち止まる
アイリ「ん?どうし............」
私がルクスに問う前に目の前にいる者に気付く
ゴブリン「................」
ゴブリン
初心者が調子に乗って挑むせいで被害が後を絶たない、冒険者としての基礎が試される敵
どうやらまだ気づいていないようだが...........
アイリ「.............ルクス」
ルクス「.........ああ」
明らかき不自然すぎる、そもそもゴブリンは群れで動く、しかもここは森と草原が入り混じっていて視界が広いが死角も多い、明らかに罠だ
ルクス「ゴブリンは人間の5歳児と同じくらいの知能がある」
アイリ「わかっているわ、私達が子供頃は大人達にいろんな悪戯をして困らせてたわ」
それがゴブリンの場合、男なら嬲り殺し、女なら犯す、どちらにせよそんなのはお断りよ
ルクス「"サーチ"」
彼は目を瞑り、周りに何体ゴブリン....いや魔物がいるか確かめている、もしかしたらウルフ辺りを飼い慣らしている可能性もある、気は抜けない
ルクス「...........半径200mで、ゴブリンが20匹いる」
アイリ「他は?」
ルクス「いない、どうやら俺達は初心者だと分かっていて、狙っているな」
ゴブリン達は相手の服装で新米かベテランかを見極めている、今の私達は新しい服装で汚れなどない、さらに言えば年齢や武器などでもあいつらは判断する
(逆に言えば新米でもベテランのような格好をすれば襲わないこともあるのだ)
ルクス「まぁいい、俺の魔法で動きを止める、その隙にアイリは片付けてくれ」
アイリ「あいよ」スー....
彼の合図とともに動くため剣を抜く
既に彼は敵の位置を全て把握している、だけど完璧ではない、私自身も五感を研ぎ澄ませながら構える
ルクス「"パラライズ"!」
そう叫ぶとともに、私は駆け出す
ゴブリン「!?」ビリビリ
ルクスの叫び声でゴブリン達は気付くが、もう遅い
アイリ「はあああああ!!!!!」
ザシュッザクッザン!
動けなくなったゴブリンを次々を狩り、私はあっという間に全てを倒した
アイリ「ふー.......」ブン
剣を振りゴブリンの血をない落とす、そして剣を鞘にしまうない
ルクス「..............」ザ、ザ、ザ
彼は目を瞑りながらこちらに向かって歩く、そして私の前まで行くと目をない
ルクス「一応確認したが、サーチ圏内に魔物はもういない」
アイリ「そう、もう少し伏兵がいると思ったけど、そこまでの知能はなかったみたいね」
用心に越した事はないだろうが、なんだか拍子抜けだった
ルクス「まぁ、そんな敵で良かったよ、もう少し頭が良ければ最悪こちらが死んでいたからな」
アイリ「........それもそうね」
ゴブリンの死体の匂いがこちらまでくる、ここにいてもなんの特にもならないだろう
そう思った私は彼に早く行くことを伝えて早々と立ち去った。
——————————————————————
~その日の夜~
河川敷の少し離れたところで焚き火をする、何かあっても川に流されることもないだろう。
今日は携帯食があるためそれと川魚を食べている元々村で育っている私達にはこれくらいは慣れている
アイリ「もぐもぐもぐ.....後どれくらいで着くんだろう?」
ルクス「んー......2日ぐらいかな?」
アイリ「えー!そんなにかかるの!?」
それを聞いて私は驚く、体力に自信があったが、今日だけでだいぶ疲れた、冒険者や探検家などはもっと日常的に歩いていると考えると、世の中は凄いなぁと思った
ルクス「これも冒険者になる為の修行の1つでも思っておけば、楽だろ?」
アイリ「.........口で言うのは簡単だけどね」
ルクス「実際にやるのとは違うからな、まぁ、諦めろ」
アイリ「はあ.........まぁ、村で過ごすよりはだいぶマシだけどさぁ」
やっぱり世の中甘くはないなぁ、と私は思いながら残った魚を食べる
冒険者にとって1番危険なのは夜だ、それには色々と理由がある
1つ 視界が悪く相手が見えにくい
2つ 味方の位置が把握しづらく連携が厳し
い
3つ 寝ている時に夜襲がある事
他にも色々あるが大まかに言えばこれだ
大抵の魔物も人も夜は寝るが、問題は夜行性の魔物だ、その魔物達はその環境下に適応する、夜行性ではない私達とでは相性が悪いのだ。
その為私達は火を消さないようにする為と見張りとして3時間交代で見張る事にした
——————————————————————
そして2日ない目は特になんもなく、順調に進み、3日目の昼についに辿り着いた
~王都オワイコット~
アイリ「ここが、オワイコット!」
まだ砦の外にいるがそれでも村と比べると全然違う、魔物から守る為の柵が壁にないており周りには堀が引いてあり、通れるのは橋だけ
ルクス「流石人間国1の国、確か此処にいるんだよな?勇者様が」
アイリ「うん、確かそのはず」
ルクス「どんな人なんだろうな、勇者って」
アイリ「ねぇ、まぁでも私達には関係ないけどね」
ルクス「......それもそうだな」
そう言って私達は王都の中に入っていった。
——————————————————————
誤字脱字がございましたらコメント等をよろしくお願いします。
後質問等もお願いします。
私達は村を出る準備をし、今日出発する事にした。
ルクス「それじゃあ、行ってくるよ」
ルクス父「ああ、気をつけて行くんだぞ?」
ルクス母「何かあったらすぐに帰ってきなさい」
アイリ「もう、私達はもう子供じゃないのよ?」
そう言うと、私の父と母はクスクスしながら
こちらを見てくる、その姿は子供が大人ぶる時に周りから受ける対応に似ていて、何故か恥ずかしくなる。
アイリ父「まぁ、何かあっても2人なら大抵のことなら大丈夫だろ」
アイリ母「外は何が起こるかわからないから、油断はしない、絶対にね」
それはそうだろう、外に出れば無法地帯と変わらない、魔物をはじめ、山賊、盗賊、奴隷商人等裏世界の人達だっている、特に私達のような珍しい職業を持った人間はそれを鼻にかけているため、あいつらにとってはいい鴨だ、警戒は怠るわけにはいかない。
ルクス「わかっています、取り敢えず王都までが最初の試練だと思っていますから」
ルクス父「なら、行ってこい!」
ルクス「はい!アイリ行こう!」
アイリ「ええ!」
そう言って私達は村の出口に向かい、親達に背を向ける、そして新しい一歩を踏み出した
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~ヤーヴァイ村外~
アイリ「でも、よく1週間で村から出られたね」
ルクス「まぁ、俺からすれば1週間もかかっただけどね」
私達が村から出るにあたって、それを邪魔する者達がいた
それは勿論、私達に付き纏う奴らだ
村を出ると知った時私達は常に一緒にいなければならない程本気でやばかった。
私か彼の片方だけになって仕舞えば、私なら女性陣に、からは男性陣に諦めるまでのリンチになりかけていた。
その為2人で一緒にいればお互いがお互いに動けない状態となり、その間に私達は出発する準備をしていた
アイリ.ルクス((だからと言って本当に1日中一緒にいることになるなんて))
本当に文字通り一緒にいた、命には変えられないと、心を決め、事なきを得た
アイリ(...........トイレとかヤバかった)
ルクス(流石に不味いと思って離れようとしたら待機してたからなぁ)
本当に大変で、本気でここの村人(若者)全員皆殺しにしようかな?と考えてしまうほどだ。
よく1週間も耐えたものだと自分で自分を称賛したいくらいだ。
そんなことを考えながら歩いていると、不意に彼が立ち止まる
アイリ「ん?どうし............」
私がルクスに問う前に目の前にいる者に気付く
ゴブリン「................」
ゴブリン
初心者が調子に乗って挑むせいで被害が後を絶たない、冒険者としての基礎が試される敵
どうやらまだ気づいていないようだが...........
アイリ「.............ルクス」
ルクス「.........ああ」
明らかき不自然すぎる、そもそもゴブリンは群れで動く、しかもここは森と草原が入り混じっていて視界が広いが死角も多い、明らかに罠だ
ルクス「ゴブリンは人間の5歳児と同じくらいの知能がある」
アイリ「わかっているわ、私達が子供頃は大人達にいろんな悪戯をして困らせてたわ」
それがゴブリンの場合、男なら嬲り殺し、女なら犯す、どちらにせよそんなのはお断りよ
ルクス「"サーチ"」
彼は目を瞑り、周りに何体ゴブリン....いや魔物がいるか確かめている、もしかしたらウルフ辺りを飼い慣らしている可能性もある、気は抜けない
ルクス「...........半径200mで、ゴブリンが20匹いる」
アイリ「他は?」
ルクス「いない、どうやら俺達は初心者だと分かっていて、狙っているな」
ゴブリン達は相手の服装で新米かベテランかを見極めている、今の私達は新しい服装で汚れなどない、さらに言えば年齢や武器などでもあいつらは判断する
(逆に言えば新米でもベテランのような格好をすれば襲わないこともあるのだ)
ルクス「まぁいい、俺の魔法で動きを止める、その隙にアイリは片付けてくれ」
アイリ「あいよ」スー....
彼の合図とともに動くため剣を抜く
既に彼は敵の位置を全て把握している、だけど完璧ではない、私自身も五感を研ぎ澄ませながら構える
ルクス「"パラライズ"!」
そう叫ぶとともに、私は駆け出す
ゴブリン「!?」ビリビリ
ルクスの叫び声でゴブリン達は気付くが、もう遅い
アイリ「はあああああ!!!!!」
ザシュッザクッザン!
動けなくなったゴブリンを次々を狩り、私はあっという間に全てを倒した
アイリ「ふー.......」ブン
剣を振りゴブリンの血をない落とす、そして剣を鞘にしまうない
ルクス「..............」ザ、ザ、ザ
彼は目を瞑りながらこちらに向かって歩く、そして私の前まで行くと目をない
ルクス「一応確認したが、サーチ圏内に魔物はもういない」
アイリ「そう、もう少し伏兵がいると思ったけど、そこまでの知能はなかったみたいね」
用心に越した事はないだろうが、なんだか拍子抜けだった
ルクス「まぁ、そんな敵で良かったよ、もう少し頭が良ければ最悪こちらが死んでいたからな」
アイリ「........それもそうね」
ゴブリンの死体の匂いがこちらまでくる、ここにいてもなんの特にもならないだろう
そう思った私は彼に早く行くことを伝えて早々と立ち去った。
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~その日の夜~
河川敷の少し離れたところで焚き火をする、何かあっても川に流されることもないだろう。
今日は携帯食があるためそれと川魚を食べている元々村で育っている私達にはこれくらいは慣れている
アイリ「もぐもぐもぐ.....後どれくらいで着くんだろう?」
ルクス「んー......2日ぐらいかな?」
アイリ「えー!そんなにかかるの!?」
それを聞いて私は驚く、体力に自信があったが、今日だけでだいぶ疲れた、冒険者や探検家などはもっと日常的に歩いていると考えると、世の中は凄いなぁと思った
ルクス「これも冒険者になる為の修行の1つでも思っておけば、楽だろ?」
アイリ「.........口で言うのは簡単だけどね」
ルクス「実際にやるのとは違うからな、まぁ、諦めろ」
アイリ「はあ.........まぁ、村で過ごすよりはだいぶマシだけどさぁ」
やっぱり世の中甘くはないなぁ、と私は思いながら残った魚を食べる
冒険者にとって1番危険なのは夜だ、それには色々と理由がある
1つ 視界が悪く相手が見えにくい
2つ 味方の位置が把握しづらく連携が厳し
い
3つ 寝ている時に夜襲がある事
他にも色々あるが大まかに言えばこれだ
大抵の魔物も人も夜は寝るが、問題は夜行性の魔物だ、その魔物達はその環境下に適応する、夜行性ではない私達とでは相性が悪いのだ。
その為私達は火を消さないようにする為と見張りとして3時間交代で見張る事にした
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そして2日ない目は特になんもなく、順調に進み、3日目の昼についに辿り着いた
~王都オワイコット~
アイリ「ここが、オワイコット!」
まだ砦の外にいるがそれでも村と比べると全然違う、魔物から守る為の柵が壁にないており周りには堀が引いてあり、通れるのは橋だけ
ルクス「流石人間国1の国、確か此処にいるんだよな?勇者様が」
アイリ「うん、確かそのはず」
ルクス「どんな人なんだろうな、勇者って」
アイリ「ねぇ、まぁでも私達には関係ないけどね」
ルクス「......それもそうだな」
そう言って私達は王都の中に入っていった。
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