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最終章~進み続ける未来~
外伝 ~私が生まれた理由~
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ルクス父「ほら、ルクス挨拶しな」
ルクス「.......ルクスです、よろしく」
.........これが私と彼との出会い
ルクス母「ルクス、あの子が貴方の将来のお嫁さんよ」
........一目惚れだった
アイリ父「ほら、アイリお前もだ」
そう言って父は私の背中を押す
アイリ「......アイリ、よろしく」
アイリ母「フフフッ2人仲良く遊んできなさい」
そう言って大人達は家に入って行った、ここは庭であるため子供ならそこそこ広い、なにして遊ぼうか、そう悩み、思いついた
アイリ「ねぇ!ちょっと来て!」
ルクス「え?ちょ!ま.....」
腕を掴み私はお気に入りのところまで走る
途中で彼が何か言っていたがそんな事は気にしなかった
——————————————————————
~村の丘~
ここは知る人ぞ知る場所、大きな木が一本生えており、その周りは草原が広がっている
アイリ「ねぇねぇ見てみて!」
ルクス「はぁはぁ......わぁ!」
そこは村一体が全て見え、そしてそこから山や森、川等自然豊かな大地が一望できた。
アイリ「ここね、私のお気に入りなんだ!」
そう言って私はニコッと笑う、すると、先程まで息を切らしていた彼もクスッと笑いそのまま草原に倒れ込んだ。
その日はここで色んな事をして遊び、日が暮れた頃家まで戻ってきた
....................まぁ2人して怒られたけど
それでも、彼とは大切な友達になった。
これが私達が5歳の頃の話だ.......
それから5年間はとても楽しかった、何処にいてもどんな時でも私は彼と一緒だった、彼もとても楽しそうで...........
思えば彼が心から笑ったのはこの時だったかもしれない。
——————————————————————
10歳になった頃、私達は剣術の勉強を本格的に始めた
元々この村は剣聖の子孫達が暮らしている村で、皆何かしらの剣に纏わるものの才能を持っていた
私達も木の棒を使って素振りや模擬戦なども未熟ながらやっており、その姿を親達に見られた時、何か複雑な顔をしていたのを覚えている。
剣術の稽古は私達の親がしてくれた、どうやら昔は名のあるもの達だったらしく私達もその才能があると言われていた。
そして私は男子に劣らない剣術を身につけて、その才能を発揮していったが、
...........ルクスは駄目だった
私の両親とルクスの両親は
「焦らずゆっくりやろう」
と言い、彼に合わせて剣術を教えていた、彼もその想いに応えようと努力はしていたが、結局は焼け石に水だった
その頃からだった、彼と一緒にいない時間が出来たのは
私はどんどん剣の腕が上がっていき、次第に他の男から告白されていった
親御さんやその息子などが、彼よりも相応しいから付き合えと、そう言われていき、私は憤りを感じていた
私達の関係は親が既に話しており、村でそれを知らない人はいない、そしてここは実力主義の村、私のような才能ある者が、彼のような無能と婚約関係にあるのは可笑しいとの事で、彼といない時を狙って話しかけてくる。
もちろん私は断っている、私は彼が好きだ、だから今でも婚約関係を続けているのだ。
そして、私が駄目と分かったら今度は彼を襲い始めた
彼の剣の腕は誰もが知っているが、そんな事関係なしに”負けたら婚約関係を無しにしろ”と言われ何人もの人達に一方的に痛ぶられていた
全身がアザだらけとなりながら帰ってきた時は私は初めて本気で怒った両親を見た
「部外者が図に乗りやがってぇぇぇぇ!!」
と、鬼の形相になり、ルクスを虐めていた者達、その両親がその報いを受けていた。
そんな姿を見て私は......私は........
..............怒りを覚えた
なんでそんなにヘラヘラしているの?
なんでそんなに直向(ひたむ)きに頑張れるの?
なんで............."魔法"に興味があるの?
私は知っている、彼は剣より魔法の方に興味がある事を
私は知っている、彼がこっそり練習しているのを
このままではいけない、このままでは彼は遠くへ行ってしまう
彼は私の婚約者だ、なんとかして彼を此方に戻さないと...........
だから私は、自らの想いを封印し彼に強く当たった
剣術の稽古も彼には倍の量にさせて、私自身も彼の稽古にあたった
彼が魔法に逃げたのは彼に剣の才能がないからだ、だから虐められるんだ
だから私が相応しい人間にさせる、彼が安心して私の隣に立たせるように、私がすれば良い
それから私は例え彼が根を上げようと私が認めるまでずっと稽古を模擬戦を私とやった
来る日も来る日も同じように、彼が私の隣に立てるようにする為にやり続けた
そんなある日、私の心に大きな亀裂が入る事件が起こる、多分これが"私"が生まれた理由だろう。
彼は他の女の子達と楽しそうに話していたのだ
彼の剣術は女の子達、それも私達より歳下の子達と同等、もしくは、それ以下だ
故に私との稽古以外では彼は両親か自己流でしか稽古は出来ない
しかしその直向きに頑張る姿に惚れる女の子達も多い
いつもならその話している姿を見ただけでもなんとも思わないが、この日は違った
...........なんで彼は私以外の女といて笑うのだろう?
彼の笑顔を最近見ていない、稽古の時も私の時は苦しい顔を毎回する
私が貴方のことを思ってここまでしてあげたのに、肝心の彼が私と言う婚約者がいながら他の女と楽しそうに話している
その姿に激しい怒りを覚える
その日の稽古は今まで以上にキツくした、私の憂さ晴らしと言われてもおかしくない程に徹底的に痛めつけた
ルクス「もう.............許して」
ボロボロになりながら此方を見つめてくる、その姿に私はゾクゾクした
最初は私を怯える姿に興奮したのかと思った、そしてそれはあの日までそう思っていた
——————————————————————
しかし、あの魔族と出会ってから本当の気持ちがわかった
そうあの時は、怯える姿に興奮したんじゃない
..............私だけを見ていたことに興奮したんだ。
彼を痛めつける時、その時彼は私の事だけを見ている
私の事だけを考えてくれている
私しか知らない彼の顔、姿、仕草、傷、アザ
その全ての感情を封印してしまったから、私は気づかなかったんだ。
だから私は彼を裏切ったのだ、好きでもない男に惚れ、股を開き、腰を振った
彼の腕も斬ってしまった
でも、彼も浮気していた
私と言う女がいながら、何処の馬の骨ともわからない雌と彼は結ばれそうになったほどだ。
.............許さない、絶対に、絶対に許さない
今の"私は"あの時の私じゃない
村へ帰ったら、彼と結婚式をあげよう、邪魔者は消せばいい、彼を虐める者達を殺してその首をプレゼントで送るのもいい、子供はたくさん欲しい、彼との繋がりを結晶を沢山残すんだ.................
——————————————————————
そして私はルクスを見つけて、話しかける
アイリ「さあルクス、一緒に帰ろ?」
その瞳を黒く濁しながら、
——————————————————————
外伝 終
いかがでしたでしょうか?
今回はアイリがルクスと出会ってから、王都の外で対峙するまでの物語を彼女視点で書きました。
アイリが何故あんな風になったのか、それが分かってくだされば幸いです。
まぁ要約すると
ルクスを強くしたくて心を鬼にしてやったのに、他の女と楽しくしていたから嫉妬して
虐める快楽でやったと思っていたけど
自分だけを見てくれる優越感だと気づいて
あんな風になった感じです。
多分次の外伝で終わりです。
ルクス「.......ルクスです、よろしく」
.........これが私と彼との出会い
ルクス母「ルクス、あの子が貴方の将来のお嫁さんよ」
........一目惚れだった
アイリ父「ほら、アイリお前もだ」
そう言って父は私の背中を押す
アイリ「......アイリ、よろしく」
アイリ母「フフフッ2人仲良く遊んできなさい」
そう言って大人達は家に入って行った、ここは庭であるため子供ならそこそこ広い、なにして遊ぼうか、そう悩み、思いついた
アイリ「ねぇ!ちょっと来て!」
ルクス「え?ちょ!ま.....」
腕を掴み私はお気に入りのところまで走る
途中で彼が何か言っていたがそんな事は気にしなかった
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~村の丘~
ここは知る人ぞ知る場所、大きな木が一本生えており、その周りは草原が広がっている
アイリ「ねぇねぇ見てみて!」
ルクス「はぁはぁ......わぁ!」
そこは村一体が全て見え、そしてそこから山や森、川等自然豊かな大地が一望できた。
アイリ「ここね、私のお気に入りなんだ!」
そう言って私はニコッと笑う、すると、先程まで息を切らしていた彼もクスッと笑いそのまま草原に倒れ込んだ。
その日はここで色んな事をして遊び、日が暮れた頃家まで戻ってきた
....................まぁ2人して怒られたけど
それでも、彼とは大切な友達になった。
これが私達が5歳の頃の話だ.......
それから5年間はとても楽しかった、何処にいてもどんな時でも私は彼と一緒だった、彼もとても楽しそうで...........
思えば彼が心から笑ったのはこの時だったかもしれない。
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10歳になった頃、私達は剣術の勉強を本格的に始めた
元々この村は剣聖の子孫達が暮らしている村で、皆何かしらの剣に纏わるものの才能を持っていた
私達も木の棒を使って素振りや模擬戦なども未熟ながらやっており、その姿を親達に見られた時、何か複雑な顔をしていたのを覚えている。
剣術の稽古は私達の親がしてくれた、どうやら昔は名のあるもの達だったらしく私達もその才能があると言われていた。
そして私は男子に劣らない剣術を身につけて、その才能を発揮していったが、
...........ルクスは駄目だった
私の両親とルクスの両親は
「焦らずゆっくりやろう」
と言い、彼に合わせて剣術を教えていた、彼もその想いに応えようと努力はしていたが、結局は焼け石に水だった
その頃からだった、彼と一緒にいない時間が出来たのは
私はどんどん剣の腕が上がっていき、次第に他の男から告白されていった
親御さんやその息子などが、彼よりも相応しいから付き合えと、そう言われていき、私は憤りを感じていた
私達の関係は親が既に話しており、村でそれを知らない人はいない、そしてここは実力主義の村、私のような才能ある者が、彼のような無能と婚約関係にあるのは可笑しいとの事で、彼といない時を狙って話しかけてくる。
もちろん私は断っている、私は彼が好きだ、だから今でも婚約関係を続けているのだ。
そして、私が駄目と分かったら今度は彼を襲い始めた
彼の剣の腕は誰もが知っているが、そんな事関係なしに”負けたら婚約関係を無しにしろ”と言われ何人もの人達に一方的に痛ぶられていた
全身がアザだらけとなりながら帰ってきた時は私は初めて本気で怒った両親を見た
「部外者が図に乗りやがってぇぇぇぇ!!」
と、鬼の形相になり、ルクスを虐めていた者達、その両親がその報いを受けていた。
そんな姿を見て私は......私は........
..............怒りを覚えた
なんでそんなにヘラヘラしているの?
なんでそんなに直向(ひたむ)きに頑張れるの?
なんで............."魔法"に興味があるの?
私は知っている、彼は剣より魔法の方に興味がある事を
私は知っている、彼がこっそり練習しているのを
このままではいけない、このままでは彼は遠くへ行ってしまう
彼は私の婚約者だ、なんとかして彼を此方に戻さないと...........
だから私は、自らの想いを封印し彼に強く当たった
剣術の稽古も彼には倍の量にさせて、私自身も彼の稽古にあたった
彼が魔法に逃げたのは彼に剣の才能がないからだ、だから虐められるんだ
だから私が相応しい人間にさせる、彼が安心して私の隣に立たせるように、私がすれば良い
それから私は例え彼が根を上げようと私が認めるまでずっと稽古を模擬戦を私とやった
来る日も来る日も同じように、彼が私の隣に立てるようにする為にやり続けた
そんなある日、私の心に大きな亀裂が入る事件が起こる、多分これが"私"が生まれた理由だろう。
彼は他の女の子達と楽しそうに話していたのだ
彼の剣術は女の子達、それも私達より歳下の子達と同等、もしくは、それ以下だ
故に私との稽古以外では彼は両親か自己流でしか稽古は出来ない
しかしその直向きに頑張る姿に惚れる女の子達も多い
いつもならその話している姿を見ただけでもなんとも思わないが、この日は違った
...........なんで彼は私以外の女といて笑うのだろう?
彼の笑顔を最近見ていない、稽古の時も私の時は苦しい顔を毎回する
私が貴方のことを思ってここまでしてあげたのに、肝心の彼が私と言う婚約者がいながら他の女と楽しそうに話している
その姿に激しい怒りを覚える
その日の稽古は今まで以上にキツくした、私の憂さ晴らしと言われてもおかしくない程に徹底的に痛めつけた
ルクス「もう.............許して」
ボロボロになりながら此方を見つめてくる、その姿に私はゾクゾクした
最初は私を怯える姿に興奮したのかと思った、そしてそれはあの日までそう思っていた
——————————————————————
しかし、あの魔族と出会ってから本当の気持ちがわかった
そうあの時は、怯える姿に興奮したんじゃない
..............私だけを見ていたことに興奮したんだ。
彼を痛めつける時、その時彼は私の事だけを見ている
私の事だけを考えてくれている
私しか知らない彼の顔、姿、仕草、傷、アザ
その全ての感情を封印してしまったから、私は気づかなかったんだ。
だから私は彼を裏切ったのだ、好きでもない男に惚れ、股を開き、腰を振った
彼の腕も斬ってしまった
でも、彼も浮気していた
私と言う女がいながら、何処の馬の骨ともわからない雌と彼は結ばれそうになったほどだ。
.............許さない、絶対に、絶対に許さない
今の"私は"あの時の私じゃない
村へ帰ったら、彼と結婚式をあげよう、邪魔者は消せばいい、彼を虐める者達を殺してその首をプレゼントで送るのもいい、子供はたくさん欲しい、彼との繋がりを結晶を沢山残すんだ.................
——————————————————————
そして私はルクスを見つけて、話しかける
アイリ「さあルクス、一緒に帰ろ?」
その瞳を黒く濁しながら、
——————————————————————
外伝 終
いかがでしたでしょうか?
今回はアイリがルクスと出会ってから、王都の外で対峙するまでの物語を彼女視点で書きました。
アイリが何故あんな風になったのか、それが分かってくだされば幸いです。
まぁ要約すると
ルクスを強くしたくて心を鬼にしてやったのに、他の女と楽しくしていたから嫉妬して
虐める快楽でやったと思っていたけど
自分だけを見てくれる優越感だと気づいて
あんな風になった感じです。
多分次の外伝で終わりです。
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