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最終章~進み続ける未来~

第37話 エピローグ2

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これはエピローグ1のアマギの家に入る所の分岐点です。

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アカギ「ただI..............」ザシュッ

ルクス「ん?どうしたんだ?アカ.........ギ?」

ルクスはアカギを呼ぼうとし右肩に手を置く、そして

ルクス「...........え?」

アカギはそのまま振り返ることもなく、地面に倒れ込む

ドサッと重力に従ったまま倒れ、

ルクス「あ......ああ.......ああああああああああ................」

首から上がごろごろと転がった

ルクス「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

倒れた体をルクスは起こし、取れた首を持ちくっつける

ルクス「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ」

言葉とは裏腹に的確に魔法をかける、しかしルクスが使っているのはただのヒーリング、対象者が生きていれば運が良ければくっつけることが出来るが..................

死んでいる者には無意味である

ルクス「おい!アカギ!冗談はやめてくれ!ドッキリなんだろ!何処かに隠れているんだろ!なぁ!頼むから!.................」

体を揺すり、叫ぶ、嘘であって欲しい、夢であって欲しい、しかしその願いは叶わないまま時間だけが過ぎていく

ルクス「目を.......開けてくれよ........」

大粒の涙を流しながら、アカギの死体を抱きしめる、首から大量の血が流れ衣服に着くが、そんな事は関係ないと言わんばかりに強く抱きしめる。

ルクス「アカギ.........アカギ..........アカギ.......」

どうして?なんで?彼女は死んだ?

家には誰もいなかったはずだ、気配もなかったし、何よりアカギ程の者を一瞬で殺せるものなんて世界にそういない、

.............出来るとするならば.............

???「...................やっと」

この王都の中でそれが実行できる者は

???「邪魔者を殺すことが出来た」

己の知っている中でたった1人しかいない

???「さあ、私達の家に帰ろう?」

"剣聖"アイリ

アイリ「ルクス?」

涙を流しながら恐る恐る上を向く、そこには

アイリ「アハ」

瞳を漆黒の様に黒く濁らせたアイリがこちらを見下ろしていた

ルクス「なんで?」

アイリ「?」

ルクス「なんで、俺の事を覚えているんだよ?」

この1年彼女が記憶を取り戻したなんて話は一度も聞かなかった、それに彼女とはあれ以来会ってもいないし、話したこともない

...................まさかモルトベールが?

アイリ「愛の力よ?」

ルクス「え?」

ルクスが何故こんなことになったのかを考えていると、アイリが不意に答える

ルクス「......愛の.......力?」

訳がわからない、そもそも自分との記憶がないのに、愛だと分かったのか、理解できない

アイリ「うん、私が記憶を失ってから、私が貴方に初めて会った時、あれが始まり」

俺とアカギが本当に記憶を失っているのか確かめる為に話しかけたあの時から............嘘だろ?

アイリ「あれから私は何故か貴方が忘れられなかった、ずっと見てた、ずっとずっと.......ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと見てたの」

アイリ「貴方は気づいていなかったと思うけど、祝勝会からずっと私は貴方を見ていたわ」

ルクス「...........嘘だろ?」

アイリは剣聖としての王国兵と訓練をしていたはず、なのにどうやって?

アイリ「本当よ?まぁ王国兵との訓練もあったからずっとは大袈裟かもしれないけど貴方に会いたかったから、ほぼ毎日、貴方を見る事はやめなかったわ」

ルクス(それでもずっと見られたのか)

あまりの恐怖に震えが止まらなくなってきた

アイリ「だからね、許せなかったの、貴方を見ると必ず隣にはそこの泥棒猫が楽しそうにいるから、............私のなのに」

アイリ「記憶を取り戻したのはつい最近よ?..........貴方達がこの王都から出て行くと知った日に思い出したの」

ルクス(馬鹿な!あり得ない!その話は師匠と..........まさか!)

アイリ「そう、そのまさかよ?」

顔に出ていたのだろう、ニヤニヤしながら話し続ける

アイリ「リムルがルクスと水晶で話しているのを見て、バレない様に聞いていたら、その話を聞いてね」

その時の事を思い出したのか握っていた剣を強く握りしめる

アイリ「その時に思い出したのよ、その時の私の気持ち、貴方にわかる?」

プルプルと震えながら、怒りを表情を見せる

アイリ「貴方は!そこの何処の馬の骨ともわからない雌豚と駆け落ちをする所だったのよ!貴方の婚約者は私!私なのよ!絶対に許さないって決めたのよ!私からルクスを奪った、そこの塵をね!」

そう言って剣をアカギに向ける

ルクス「そんな理由で、俺の大切な妻を殺したのか!お前は!」

アイリ「...................は?」

怒りあまりとっさに叫ぶが、アイリの言葉でしまった!と後悔する

アイリ「何?妻って、妻は私でしょ?.............まさか結婚したって言うの?そこの塵と?」

気が動転しているのか、それとも怒りが止まらないのか、本来ならばすぐさま逃げて、リムルか、アマギの所に転移して逃げるべきだが、ルクスは自分の愛する人を塵呼ばわりした事に怒り、叫ぶ

ルクス「そうだよ!俺の愛する人はお前じゃねえ!アカギだ!お前とはとうに婚約破棄しているんだ!いい加減にしろ!」

それからも何を言ったのかは覚えていないが、溜まりに溜まったものを一気に吐き出す、どれくらい経ったかわからないが、言いたい事を言って呼吸を整えていると

アイリ「ああ、そっかそうなんだね?うん、なら.....仕方ないかな?」

ルクス「何言ってんだよ、変なこと言ってんじゃねぇよ」

唐突に納得するアイリにそう言うとアイリは

アイリ「ルクス、貴方は病気なのよ」

ルクス「は?」

病気?俺が?そう頭の中で?マークが浮かんでいると

アイリ「うん、だって私と貴方は婚約者で婚約破棄はしていない、なのにそこの女のせいで病気になって頭がおかしくなってんのよ」

ますます訳がわからない、此奴は何を言いたいんだ?

ルクス「お前.....何言っt」

アイリ「だから、私が治してあげる」ニコ

ルクスが言う前にアイリがそう言うと、アイリはルクスの..........

腕を斬った

ルクス「ギャアアアアア!!!」ブシュー

アイリ「フフフッ」

そのままルクスが悶えながら苦しんでいると今度はアカギを退かし、右腕を、そして次は右足、左足とルクスを芋虫状態にする

血が恐ろしい程に出る、しかし

ルクス「え?」

すぐに血は収まり、そして

ルクス「あぐっ!?」

アイリがルクスの首に首輪をつける、すると何故か魔力がすべて奪われた気がした

ルクス「て......テメー....一体、何をした!」

それでも強く睨みつけるルクスを見てアイリは

アイリ「フフフッ簡単よその首輪は奴隷を躾けるために作られたもの、だからねどんなに傷ついても死なない様になってるの」

ルクス「何!?」

アイリ「それにご主人様に逆らったらいけないから、魔法も使えない様になってるの」

つまり今のルクスはただの人間......いや

芋虫だ

アイリ「さあ、ルクス私達だけの世界に行きましょ?」

そう言ってアイリはルクスの体を抱きかかえる

ルクス「やめろ!離せ!」

動こうとするが、体が不自由な為思うように動けない

アイリ「うふふふふふふ、これでずぅぅぅぅぅっと」

アイリ「一緒だよ?」


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...............その後、リムルとアマギは持てる全てを使ってルクスを探すが、誰一人見つける事は出来なかった。















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"寝取られた幼馴染みがヤンデレとなって帰ってきた"

エンディング 2
ヤンデレ


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