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最終章 ~彼らの終着点~
第六百二十三話 似てるけどやっぱり違う人(女神です!)
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「所で女神アミス、貴女に1つ聞きたい事があるんですが」
「様を付けてないのに敬語…まぁ今更ですね、なんですか?」
女神アミスさん、とかもなんか変な感じがするので名前は呼び捨てにしているが、そこは別に気にしない
気にしているのは戦う前からずっと思っていた事だ
「今回の件、わざと俺達と戦いましたよね?その理由を知りたくて」
「あら?私が何故わざと戦わないといけないんですか?」
「そうよエイト、…と言いたいけど私も気になってたんだよね」
エイトとミュウは読心術が使える、技量の差はエイトの方が上でミュウはまだまだ初歩的な事しか出来ない
それなのに分かったって事は、かなり分かりやすかったのだろう
「女神アミスは女神アマスの妹だから(嫌かもしれないけど)初対面での印象は似てたんだ」
「だけど貴女には悪意がなかった」
「それは戦う前に聞きましたね」
本題はそこではない、何故エイト達と戦わなければならなかったのか、そこが本題だ
「そして貴女は言いました"仕事"と"建前が必要"だと」
「今回の件も後始末も含めた仕事の1つで、勇者カイトを自分の地獄に堕としたのも、他の神々の為に建前としてやっていたと、そこで私達は気づいたんです」
「………」
女神アミスは女神アダマス、アマスと違ってしっかりと仕事をしている、けどまだ後始末をやっている最中だ、その中の1つに今回の件が入っているのだ
「俺達の意見を通すとしても"建前が"必要だと」
「貴女は女神です、私達の意見なんて無視して天界にでも帰れば自分の思い通りに出来るのにそれをしませんでした」
「…はぁ、貴方達の言う通りですよ、まぁ人間に負けて意見が変わったなんて言ったらヤバいかもしれないけど、貴方達の意見も間違ってはいませんからね」
現に地球ではそんな事をしている神様なんていないし、人間は自分達の作った文明によって滅びの道を進んでいるが、それも自業自得だ
オラクルの様に管理されていれば、時代の進みは遅いかもしれないけど地球よりは長く生きられる可能性が高い
「どちらの意見を通すべきか決めるのにも戦闘による決着もありかと思っただけです、他の神々に人間に負けた神と言われるかもしれませんが、貴方の言う通り厄災が永遠に苦しみ続けるのも罪悪感がありますからね」
「じゃあ」
「ええ、貴方の意見を通します、ですが、この世界が本当にピンチの時は今まで通りにしますからね?」
「はい、そこは女神アミスに任せます、私達の意見にもデメリットは沢山ありますから」
ミュウが言っているのは全より個を選んだ、と言う意味だ、女神アミスが見ているのは数年ではなく、数千年単位だ
いつまでも繁栄する為に必要な間引きだと思っている、
しかしエイト達は今を生きる人達を見ている、未来よりも今日を見ているのだ
DDとの戦いで多くの人達が死んだ事を知った(…見た)
アリアの苦しみを知った
エルの悲しみを知った
繰り返される運命に本体は嘆き、助けて欲しいを懇願していたのだ
そして救えなかった、だからこそ2度と同じ様な事を繰り返して欲しくないからエイト達は頼んだのだ
これに関しても女神アミスは理解しているから自分の立場が危うくなる事も理解して戦いに挑んでくれたのだ
「どんな事にもキッカケがあるんですよ、そして何かを決める時には必ずキッカケがあるです、そして私にはそのキッカケが建前と言う名前で動いているんです」
おまかせ とかも「決まらない」「興味ない」「どっちでもいい」と言うキッカケがあるからおまかせ、と言うキッカケがあるのだ
女神アミスはそれを「仕事」をする上で周りの意見を聞いて、わざわざ動いてくれたのだ、本当に優しい…かは違う話だけど、少なくとも今まで出会って来た女神よりは1番まともな女神だと言うのは確信している
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日本語の通じない人と話すと本当に面倒くさいな(現実の世界のストレスです(^◇^;))
「様を付けてないのに敬語…まぁ今更ですね、なんですか?」
女神アミスさん、とかもなんか変な感じがするので名前は呼び捨てにしているが、そこは別に気にしない
気にしているのは戦う前からずっと思っていた事だ
「今回の件、わざと俺達と戦いましたよね?その理由を知りたくて」
「あら?私が何故わざと戦わないといけないんですか?」
「そうよエイト、…と言いたいけど私も気になってたんだよね」
エイトとミュウは読心術が使える、技量の差はエイトの方が上でミュウはまだまだ初歩的な事しか出来ない
それなのに分かったって事は、かなり分かりやすかったのだろう
「女神アミスは女神アマスの妹だから(嫌かもしれないけど)初対面での印象は似てたんだ」
「だけど貴女には悪意がなかった」
「それは戦う前に聞きましたね」
本題はそこではない、何故エイト達と戦わなければならなかったのか、そこが本題だ
「そして貴女は言いました"仕事"と"建前が必要"だと」
「今回の件も後始末も含めた仕事の1つで、勇者カイトを自分の地獄に堕としたのも、他の神々の為に建前としてやっていたと、そこで私達は気づいたんです」
「………」
女神アミスは女神アダマス、アマスと違ってしっかりと仕事をしている、けどまだ後始末をやっている最中だ、その中の1つに今回の件が入っているのだ
「俺達の意見を通すとしても"建前が"必要だと」
「貴女は女神です、私達の意見なんて無視して天界にでも帰れば自分の思い通りに出来るのにそれをしませんでした」
「…はぁ、貴方達の言う通りですよ、まぁ人間に負けて意見が変わったなんて言ったらヤバいかもしれないけど、貴方達の意見も間違ってはいませんからね」
現に地球ではそんな事をしている神様なんていないし、人間は自分達の作った文明によって滅びの道を進んでいるが、それも自業自得だ
オラクルの様に管理されていれば、時代の進みは遅いかもしれないけど地球よりは長く生きられる可能性が高い
「どちらの意見を通すべきか決めるのにも戦闘による決着もありかと思っただけです、他の神々に人間に負けた神と言われるかもしれませんが、貴方の言う通り厄災が永遠に苦しみ続けるのも罪悪感がありますからね」
「じゃあ」
「ええ、貴方の意見を通します、ですが、この世界が本当にピンチの時は今まで通りにしますからね?」
「はい、そこは女神アミスに任せます、私達の意見にもデメリットは沢山ありますから」
ミュウが言っているのは全より個を選んだ、と言う意味だ、女神アミスが見ているのは数年ではなく、数千年単位だ
いつまでも繁栄する為に必要な間引きだと思っている、
しかしエイト達は今を生きる人達を見ている、未来よりも今日を見ているのだ
DDとの戦いで多くの人達が死んだ事を知った(…見た)
アリアの苦しみを知った
エルの悲しみを知った
繰り返される運命に本体は嘆き、助けて欲しいを懇願していたのだ
そして救えなかった、だからこそ2度と同じ様な事を繰り返して欲しくないからエイト達は頼んだのだ
これに関しても女神アミスは理解しているから自分の立場が危うくなる事も理解して戦いに挑んでくれたのだ
「どんな事にもキッカケがあるんですよ、そして何かを決める時には必ずキッカケがあるです、そして私にはそのキッカケが建前と言う名前で動いているんです」
おまかせ とかも「決まらない」「興味ない」「どっちでもいい」と言うキッカケがあるからおまかせ、と言うキッカケがあるのだ
女神アミスはそれを「仕事」をする上で周りの意見を聞いて、わざわざ動いてくれたのだ、本当に優しい…かは違う話だけど、少なくとも今まで出会って来た女神よりは1番まともな女神だと言うのは確信している
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日本語の通じない人と話すと本当に面倒くさいな(現実の世界のストレスです(^◇^;))
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