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最終章 ~彼らの終着点~

第六百二十一話 VS.女神アミス 3

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「ノヴァクォーク!!!」

空から一筋の閃光が放たられたかと思った瞬間、地面に巨大な槍(の様な魔力の塊)が突き刺さり、巨大な爆発を起こす

「きゃぁぁぁぁぁ!!!!」

「グッ…引き継ぎ"シールド"!!!」

シルフィがその爆風に飲み込まれてエイトの方に吹き飛ぶと、その瞬間を狙ってエイトがシールドを張る

「私の技を引き継いだ!?」

「アンタの技は身体への負担もかなりあるが中々に使えるからな!」

「術式"ヒール"!!!」

身体への負担が大きい事を考慮してアリアが回復魔術をかける、それにより爆風と岩などの飛び石などの攻撃を防ぐ事が出来た

「そして…ミュウ!エル!」

「ダウンロード"ソウルペネトレイト"!!!」

「術式"バッドエンドルーサー"!!!」

シールドを解除した瞬間、敵の攻撃を許さない為にミュウとエルが攻撃する

ソウルペネトレイトの赤き一閃の閃光と
バッドエンドルーサーの魔法陣から放たれる黒き槍(の様なエネルギーの塊みたいなもの)が女神アミスに当たる

身体への貫通はなかったがアザや血が出る程のダメージを与える事は出来た

「ガバァ!?」

「これで終わりにさせる!引き継ぎ"ブレージングオーバーラッピング"」

ブレージングろう付けオーバー越えるラッピング包装

ブレージングとは

ブレージング( brazing )=日本語で「ろう付け」と言い
金属を接合する方法である溶着の一種
母材金属より融点の低いろう材を還元雰囲気中で加熱溶融し毛細管現象によって、母材間隙に流入凝固 させて接合するのがブレ-ジング

…ようは「合体」をカッコよく言っている様な感じだ

「"英雄武装"」

そしてその能力により、引き継ぎの力ではなく、合体と言う形で英雄武装の力を手に入れた

「な!?異世界の力を引き継いだ!?」

「違う!ブレージングオーバーラッピングの力によりこの力は俺と1つになった、つまり、使!!!」

蒼き兜に、蒼き服、その周りに黄金の鎧を纏い、蒼き翼を羽ばたかせる

エクリプスパーティクル月蝕を起こし異物!!!」

英雄武装の力を使い、引き継ぎではなく、本来の力を発揮し使える様になった

黒と黄色の組み合わせた斬撃が放たれ、月の光の如く輝いたかと思えばすぐに闇の如く消えていく

光と闇を併せ持つ魔法の斬撃がアミスの身体を切り裂く

「アグッ!?…クッ!ヒートウィング!!!」

傷はまだ癒えていないが、焔を纏い身体を覆う、まるで不死鳥フェニックスの様に突進してくる

「これで終わりよ!!!」

「ああ!終わりにしてやる!」

エイトは真っ向から立ち向かい、新たに取得した奥義を放つ

皆が集まり希望が生まれた一筋の閃光ジェネレートレイクラスター!!!!!」

蒼と黄金の光がエイトの周りに集まり、流星の如く降り注ぐ黄金の隕石魔力弾を降らせながら女神アミスと激突する

「「はぁぁぁぁぁぁ!!!!」」

ドゴォォォォン!!!!!
と言う凄まじい爆発音が鳴り響き、その瞬間に爆風も吹き荒れ、ミュウ達がかなり後方へと吹き飛んだ

王国からかなり離れた所で戦っていたが、その勢いは王国にも届いており、巨大な地震としてその影響を受けている

しかし、それも終わり、ミュウ達が急いで戻った頃には「決着がついていた」

「…アグッ」

「…俺の勝ちだ、女神アミス」

女神アミスの右肩に大きな血飛沫が起き、女神アミスはそのまま倒れ込む

エイトもその確認が終わった後
口から大量の血を吐き出しながら地面に倒れ込む

——————————————————————
ジェネレート
(結果や影響を)生み出す;引き起こす

レイ
光線、一筋の光

クラスター
ふさ」「群れ」「集団」
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