幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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最終章 ~彼らの終着点~

第六百二十話 VS.女神アミス 2

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「引き継ぎ"コズミックスタードライヴ"!!!」

黄色と青の輝きを纏い、まるでガラスが砕け散ったかの様な綺麗な輝きと共に、女神アミスの身体を斬る

「クッ!隙あり!」

「なっ!?…クッ!!!」

ミュウの回復をアリアに任せて後方からの奇襲をかけたのだが、上手く決まらなかった
魔力の衝撃波がエイトの腹に当たり、またしても吹き飛ぶ

(女神アミスも本気で殺すつもりはないみたいだな…本当にまともな女神かも知れないな)

しかし肋骨や脊骨が砕ける事はなく、ただ激しい腹痛程度で済んでいる
女神アダマス、アマス相手なら間違いなく内臓が辺り一面に飛び散るだろう

(…エイトさん達も殺しには来てないわね…根は優しい人達なのがよく分かる)

女神アミスもエイト達が本気で殺しに来てない事に驚いていた
エイト達は女神アダマスのせいで転生先でもカイトと出会ってしまい
殺されかけてやっと倒したとしても今度は女神アマスクソ姉貴によって一度殺されているResetされている

「「でも負ける訳にはいかない!!!」」

「エル!」

「術式"フォトンスマッシュ"!!!」

炎、水、風、土、光、闇、様々な属性魔法の弾を作り出し、それを四方八方に動かして女神アミスに360度全体から攻撃する

「シールドがある限り、その攻撃は効きませんよ!」

「なら、砕けば良いのじゃな?」

アミスはシールドを展開している、先程シルフィが渾身の一撃を喰らわしてもビクともしなかった

「え?」

「シルフィの様な力で何万回も撃てば良いのじゃろ?」

(瞬間的な攻撃力、瞬発力はシルフィの方が上じゃ…じゃが、魔力を込める時間があれば今のワシなら耐えれる)

エルは自身の魔力が尽きるまで撃つつもりで魔力弾を放ち続け、本当にシールドにヒビが入り始める

「(このままじゃ不味い!?)フォーススラッガー!!!」

「のじゃぁぁぁぁ!!!!」

超巨大な風の突風魔法を放ち、魔力弾諸共エルを吹き飛ばす

「術式"アンチボルト"!」

「しまっ…ぎゃっ!!!」

その瞬間を狙いアリアは雷鳴の鉄槌を振り下ろし、シールドを破壊して女神アミスを感電させる

「今です!」

「剣技"終曲~Ayrisアイリス~"」

シルフィのアイリスの意味は「花」

アイリスの花言葉は「希望」「信じる心」「メッセージ」「吉報」「よき便り」「知恵」
これらは、ギリシャ神話に登場する女神イリスにちなみ、メッセンジャーを務めるイリスが虹の橋を渡り、さまざまな場所へ便りを届けることに由来している。
また、天空にかかる虹のように希望を与えることから、「希望」がついたといわれている。

蕾の様に丸くなっている白い花と周りで倒れている紫色の花が周囲に現れて、シルフィの身体がオレンジ色に輝く

「まさか、本当にシールドを破壊するなんて…」

「考えている暇はありませんよ!」

「チッ!ダークブラスター!!!」

迫り来るシルフィを闇の魔砲で追い払おうとするが人間離れしたスピードを翻弄されて間合いに入ってしまう

「奥義"メイド•イン•ジェクト"!!!!」

先程の剣技は花言葉の説明がヒントとなっており希望や他者を信じる心、つまり「善の感情」がベースとなっており、その感情が高ければ高い程「全ステータス」を向上させる

赤き槍が女神アミスの肌を斬り裂き、シルフィの凄まじいばかりの魔力と圧倒的な戦闘力が剣に混ざり合い
新たな力を発揮させた

凄まじい斬撃が今度は肌ではなく肉を裂き、血飛沫が飛び始めてきた

「レッドレーザー!!」

「っ!?」

シルフィが止めトドメのレーザー攻撃、を剣先から放ち、女神アミスはその攻撃を同じ魔法で防ぐ

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一進一退の攻防戦、果たして勝者は?
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