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最終章 ~彼らの終着点~
第六百十八話 エイト達対女神アミス
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~カルデア王国敷地外~
ミュウ達は女神アミスとの決着をつける為、王国の外の広い草原の所に集まる
「全く、本当はこの後ミュウのお母さんの所へ行く予定だったんだからな?」
「それは本当にすいません、ですが、私にも女神としての使命があります、引くわけにはいきません」
女神アミスの意見は理解は出来る、人間と言うのは愚かな生き物でその数が増えればその分他の種族や罪の無い人達が死ぬ
魔物達も数が増えれば生態系を壊してしまう為、倒さなくてはならない
その為には厄災と言う間引きする為だけに造られた道具を使わないといけない
しかしシルフィ達は納得は出来ない、その間引きによって罪の無い人達も死ぬし、その元凶は生き残ってしまう
アリアの様な感情を持ち、永遠に生と死を繰り返させられる様な人生なんて絶対にさせたくない
お互いに理解して、そして納得出来ない状況になったのなら、解決策は1つだ
「女神アミス、この戦いに私達が勝てば私達の案を聞き入れてくれるんですよね?」
「はい、約束は守ります、姉や3代目の様なクズにはなりたくありませんから」
ミュウの言う案は、「自然の摂理に任せる」と言うものだ、人間が増え、魔物達が増え、世界が滅びるのならそれは私達人間の責任だ
この世界の神達に頼らないと生きていけないなんて、そんなのは間違っている
前に地球の問題を挙げたが、それだけではない、日本の様に唯一の被爆国として核兵器の無い世界を目指す為に活動する国もあれば
地球環境を保護する為に、ゴミ拾い、節水、節電などと言った小さな事から、新しい植木の植えたり、一度使った物を新しく再利用する♻️(リユース)など、地球環境を少しでも良くするために活動している人達も存在している
だからこそ女神達が考えたシステムはいらないと言ったのだ
「では、私が勝てば今まで通りに働きます、それでいいですね?」
「はい、正直に言って私達は厄災と暗黒神を仲間にしなければこんな事を言う事は無かったでしょう」
シルフィの言う通りだ、エイト達がそう思ったのは、
厄災が感情を持っている事を知ったから
助けを求めていた事を知っていたから
助ける事が出来なかったから
女神達が許せないから
もう2度とあの様な悲しみを苦しみを味わいたくないからだ
全く知らない赤の他人なら
この世界の事を理解していなかったら
世界に絶望していたら
生きる気力がなかったら
きっと女神アミスの意見は理解して納得して、今まで通りの事をさせていただろう
「ああ、俺達は知ってしまったアリアが誰よりもこの世界の悲劇を嘆き、エルが誰よりも自分の世界を守れなかった事に苦しんでいた事を」
「だからこそ私達はそんな事を起こさない為に、貴女に挑むわ」
「私達は絶対に負けません、負けられません、必ず貴女を倒します」
エイト、ミュウ、シルフィは剣を顕現させて構える
アリアとエルも覚悟を決める
「あたし達は兄様に救われた、そして兄様があたし達の為にまた戦ってくれる…なら!」
「ワシとアリアは主様の為にこの身を捧げて主様達の為に戦おう!」
術式を展開させて開幕と同時に速攻で魔術を撃てる準備をする
「流石は世界を救いし英雄達…本当なら私は貴方達とは戦いたくありません、エイトさん、貴方には本当に感謝しているのです」
女神アミスは目を瞑り、祈りを捧げる
「女神達の暴走によって起きてしまった大惨事を貴方は…いえ、貴方達は解決してくれた、本当なら貴方達の要望は聞き入れられて当然の事なんです…ですが」
祈りが終わり、神の翼が現れる
頭の後ろには神の輪が現れて、まるで本当の女神が現れた様だった(本物だけど)
「私としても立場があります立場がある以上理由が必要なんです…本気で行きますよ!」
——————————————————————
VS.女神アミス 開幕
ミュウ達は女神アミスとの決着をつける為、王国の外の広い草原の所に集まる
「全く、本当はこの後ミュウのお母さんの所へ行く予定だったんだからな?」
「それは本当にすいません、ですが、私にも女神としての使命があります、引くわけにはいきません」
女神アミスの意見は理解は出来る、人間と言うのは愚かな生き物でその数が増えればその分他の種族や罪の無い人達が死ぬ
魔物達も数が増えれば生態系を壊してしまう為、倒さなくてはならない
その為には厄災と言う間引きする為だけに造られた道具を使わないといけない
しかしシルフィ達は納得は出来ない、その間引きによって罪の無い人達も死ぬし、その元凶は生き残ってしまう
アリアの様な感情を持ち、永遠に生と死を繰り返させられる様な人生なんて絶対にさせたくない
お互いに理解して、そして納得出来ない状況になったのなら、解決策は1つだ
「女神アミス、この戦いに私達が勝てば私達の案を聞き入れてくれるんですよね?」
「はい、約束は守ります、姉や3代目の様なクズにはなりたくありませんから」
ミュウの言う案は、「自然の摂理に任せる」と言うものだ、人間が増え、魔物達が増え、世界が滅びるのならそれは私達人間の責任だ
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前に地球の問題を挙げたが、それだけではない、日本の様に唯一の被爆国として核兵器の無い世界を目指す為に活動する国もあれば
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「では、私が勝てば今まで通りに働きます、それでいいですね?」
「はい、正直に言って私達は厄災と暗黒神を仲間にしなければこんな事を言う事は無かったでしょう」
シルフィの言う通りだ、エイト達がそう思ったのは、
厄災が感情を持っている事を知ったから
助けを求めていた事を知っていたから
助ける事が出来なかったから
女神達が許せないから
もう2度とあの様な悲しみを苦しみを味わいたくないからだ
全く知らない赤の他人なら
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世界に絶望していたら
生きる気力がなかったら
きっと女神アミスの意見は理解して納得して、今まで通りの事をさせていただろう
「ああ、俺達は知ってしまったアリアが誰よりもこの世界の悲劇を嘆き、エルが誰よりも自分の世界を守れなかった事に苦しんでいた事を」
「だからこそ私達はそんな事を起こさない為に、貴女に挑むわ」
「私達は絶対に負けません、負けられません、必ず貴女を倒します」
エイト、ミュウ、シルフィは剣を顕現させて構える
アリアとエルも覚悟を決める
「あたし達は兄様に救われた、そして兄様があたし達の為にまた戦ってくれる…なら!」
「ワシとアリアは主様の為にこの身を捧げて主様達の為に戦おう!」
術式を展開させて開幕と同時に速攻で魔術を撃てる準備をする
「流石は世界を救いし英雄達…本当なら私は貴方達とは戦いたくありません、エイトさん、貴方には本当に感謝しているのです」
女神アミスは目を瞑り、祈りを捧げる
「女神達の暴走によって起きてしまった大惨事を貴方は…いえ、貴方達は解決してくれた、本当なら貴方達の要望は聞き入れられて当然の事なんです…ですが」
祈りが終わり、神の翼が現れる
頭の後ろには神の輪が現れて、まるで本当の女神が現れた様だった(本物だけど)
「私としても立場があります立場がある以上理由が必要なんです…本気で行きますよ!」
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VS.女神アミス 開幕
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