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最終章 ~彼らの終着点~
第六百十五話 まともな人(神様)って本当に楽
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~ミュウの屋敷~
「お茶です」
「ありがとうございます…あちっ!」
ミュウの屋敷の中に案内し、取り敢えず客間で今回の件の話を改めて聞く事にした
シルフィがお茶を出してその前にミュウが座っている
「エイトさんは良いのですか?」
「元々パーティのリーダーもミュウだし、屋敷だってミュウの屋敷だ、俺がどうこう言える立場じゃないよ」
シルフィやエイト達はミュウの後ろに立って女神アミスを見ている
「では、改めて今回は私達の不手際でこの様な事になってしまい本当に申し訳ございませんでした」
「いえ、私達はやるべき事をしたまでなので」
アミスは謝るが、コチラとしては別にどうでもいい事だ
確かに大変な目に遭ったが、全てが終わり、やっと本来の目的を達成することが出来るようになるからだ
「ですが、例えどんな理由があろうとも、どんなにそちらが多少悪くても責任は私達にありますから」
「…まぁそこは、お咎めなしで」
「勿論です、人間の身でありながら神を倒したのです、今回の事は今日のこれで終わりにする予定です」
女神アミスが言っている「そちらが多少悪くても」は恐らく神殺しの事だろう
転生の件については何回も言うが本当にマジで、ガチで偶然オラクルに転生しただけなので、Reset後も流れは同じだから同じ所に転生して、記憶だけ創造神がやっただけだ(後職業)
Resetの件も、エイトにはそんな力はない鬼神の夢がそう言う風に見せただけでそもそもエイトは使えない
佐藤海斗の件も
そもそもの原因は女神アダマスが元凶で「洗脳」や「好感度」も女神アダマスがやった事でありエイト達は最初っからそんな事はしていない
悪の組織にも所属していないし、そもそも その敵対勢力と対峙していたし
世界征服も世界の破壊も目論んでいない
厄災と暗黒神の片割れであるアリアとエルを仲間にしたが彼女達は記憶を持っているだけで本人ではない
エイト達がいなければこんな事にはならなかったと言うが、そもそもカイトがいる時点でこうなる為意味がない
ミュウ達は正義のヒーロに憧れているが、この世界でやった事が全て正義と言うわけではない
正義と言うのは自分達の中で決める事であり、他者の正義に合わせる必要はない
戦争では人を多く殺した人が正義になるが
平和な世界で人を1人でも殺せば悪になる
簡単に言えばそういう事だ
「女神アダマス、女神アマスを殺した事は本来は許される行いではありません、しかし今回の様な時は特例として私達の指導不足もありますので水に流してくださるとありがたいです」
「私は別に構いませんよ、その女神達もそれなりの制裁を受けていますよね?」
「はい、人間と同じ状態にして、閻魔大王の所へ連れて行きました」
それなら一安心だ、何故異世界で日本の閻魔大王が働いているのかは疑問だが、取り敢えず、任せておく
「他の人達は?」
「他の人達も同様に不動明王の審判の下、それぞれの地獄へ行きましたよ」
不動明王
泰広王とも呼ばれる者で
《死後7日目》
人間は亡くなると、死者の魂となり、まずは不動明王(泰広王)の前で書類審査を受ける
書類審査では、生前の罪を全て記録した「獄録」というものをもとにして調査されるので、逃れようがないのだ
「そうですか、なら良かったです」
ミュウの言葉にエイト達は頷く、こんな事をしたのに天国行きとかだったら本当に恨む所だった
「貴方達は天国へはいけませんけど、また転生の神からの許可を得て転生すると思いますので安心してくださいね?」
「…エイトといつまでもいられるのなら地獄でもいいですけどね?」
「その言葉は洒落にならないからマジでやめろよ?」
ミュウなら本当にやりかねないので、エイトは同じ様な目で同じ様な事を言いそうなシルフィ達にも釘を刺しながら「ハァ」とため息を溢す
——————————————————————
「転生先でもまた一緒にいられるのなら賛成だけど」
「そうなる様に頼んどきますか?」
「「「「「よろしくお願いします」」」」」
「あ、ハイ」
「お茶です」
「ありがとうございます…あちっ!」
ミュウの屋敷の中に案内し、取り敢えず客間で今回の件の話を改めて聞く事にした
シルフィがお茶を出してその前にミュウが座っている
「エイトさんは良いのですか?」
「元々パーティのリーダーもミュウだし、屋敷だってミュウの屋敷だ、俺がどうこう言える立場じゃないよ」
シルフィやエイト達はミュウの後ろに立って女神アミスを見ている
「では、改めて今回は私達の不手際でこの様な事になってしまい本当に申し訳ございませんでした」
「いえ、私達はやるべき事をしたまでなので」
アミスは謝るが、コチラとしては別にどうでもいい事だ
確かに大変な目に遭ったが、全てが終わり、やっと本来の目的を達成することが出来るようになるからだ
「ですが、例えどんな理由があろうとも、どんなにそちらが多少悪くても責任は私達にありますから」
「…まぁそこは、お咎めなしで」
「勿論です、人間の身でありながら神を倒したのです、今回の事は今日のこれで終わりにする予定です」
女神アミスが言っている「そちらが多少悪くても」は恐らく神殺しの事だろう
転生の件については何回も言うが本当にマジで、ガチで偶然オラクルに転生しただけなので、Reset後も流れは同じだから同じ所に転生して、記憶だけ創造神がやっただけだ(後職業)
Resetの件も、エイトにはそんな力はない鬼神の夢がそう言う風に見せただけでそもそもエイトは使えない
佐藤海斗の件も
そもそもの原因は女神アダマスが元凶で「洗脳」や「好感度」も女神アダマスがやった事でありエイト達は最初っからそんな事はしていない
悪の組織にも所属していないし、そもそも その敵対勢力と対峙していたし
世界征服も世界の破壊も目論んでいない
厄災と暗黒神の片割れであるアリアとエルを仲間にしたが彼女達は記憶を持っているだけで本人ではない
エイト達がいなければこんな事にはならなかったと言うが、そもそもカイトがいる時点でこうなる為意味がない
ミュウ達は正義のヒーロに憧れているが、この世界でやった事が全て正義と言うわけではない
正義と言うのは自分達の中で決める事であり、他者の正義に合わせる必要はない
戦争では人を多く殺した人が正義になるが
平和な世界で人を1人でも殺せば悪になる
簡単に言えばそういう事だ
「女神アダマス、女神アマスを殺した事は本来は許される行いではありません、しかし今回の様な時は特例として私達の指導不足もありますので水に流してくださるとありがたいです」
「私は別に構いませんよ、その女神達もそれなりの制裁を受けていますよね?」
「はい、人間と同じ状態にして、閻魔大王の所へ連れて行きました」
それなら一安心だ、何故異世界で日本の閻魔大王が働いているのかは疑問だが、取り敢えず、任せておく
「他の人達は?」
「他の人達も同様に不動明王の審判の下、それぞれの地獄へ行きましたよ」
不動明王
泰広王とも呼ばれる者で
《死後7日目》
人間は亡くなると、死者の魂となり、まずは不動明王(泰広王)の前で書類審査を受ける
書類審査では、生前の罪を全て記録した「獄録」というものをもとにして調査されるので、逃れようがないのだ
「そうですか、なら良かったです」
ミュウの言葉にエイト達は頷く、こんな事をしたのに天国行きとかだったら本当に恨む所だった
「貴方達は天国へはいけませんけど、また転生の神からの許可を得て転生すると思いますので安心してくださいね?」
「…エイトといつまでもいられるのなら地獄でもいいですけどね?」
「その言葉は洒落にならないからマジでやめろよ?」
ミュウなら本当にやりかねないので、エイトは同じ様な目で同じ様な事を言いそうなシルフィ達にも釘を刺しながら「ハァ」とため息を溢す
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「転生先でもまた一緒にいられるのなら賛成だけど」
「そうなる様に頼んどきますか?」
「「「「「よろしくお願いします」」」」」
「あ、ハイ」
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