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第11章 ~DDの正体~
第五百七十四話 (オワイコットの)王との謁見
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謁見の間~入り口~
カルデア王国の謁見の間と似た様な感じの場所にエイト達は案内された
「こちらでお待ちください」
「中にいるのですか?」
エイトの質問に兵士は頷く、そしてすぐさま兵士は入り口の扉をノックする
「誰だ?」
「私です、勇者様のご友人達を連れて来ました」
「入れ」
中から聞こえて来たのは老人の声だった、おそらく執事か国王の側近の者だろう
一応兵士から話を聞くと国王陛下の年齢は今年で42歳になるそうで、意外にも…と言ったら変かもしれないが若い
「勇者様のご友人…ね」
「違うのですか?」
「いえ、こちらの世界の勇者様とは友人(と言えるかはわからない)ですが、私達の世界の勇者とは友人どころか抹殺対象でしたから」
この世界の勇者リムルはまごう事なき勇者だった、暗黒神エルガウルを倒した初代勇者はまだマシだが今代の勇者はまごう事なきクズだ
(英雄エイトをクズとか言う頭のおかしい人もいるが、それは置いといて)
そいつのせいで人生が滅茶苦茶になった人達が数多くいるし
洗脳や好感度アップなどもそもそも彼がいなければ起きなかった事だ
それを全部レイプハーレムエンドを望まなかったエイトが1番悪いとか普通に考えてあり得ない事だ
が、考え方は十人十色、寛容と押し付けを履き違える者にいくら話しても意味はない
「そうなのですね、詳しいことはまた後日教えてください…失礼します」
流石にここで話し込んでしまうわけにはいかず、兵士はドアを開けてアリア達を中に誘導する
中に入ると、玉座に座っている人と、その隣で立っている老人、その周りには護衛兵達が自分達を見ていた
「兄様、あちらをご覧ください」
「ルクス達がおるのじゃ」
視線を前に戻すと、ルクス、アカギ、アマギ、ザーク、リムル、アミ、ミア、アイリが自分達を待っていてくれていた
「遅かったな、待ちくたびれたぞ?」
「ごめん、色々と遅くなった」
ルクスの言葉に素直に謝る、今回遅くなった原因は間違いなく自分達の所為だし、理由もこう言う場所で言える内容ではない
「さ…国王…陛下の…前…だよ」
「…そうですね、遅れてしまい申し訳ございません」
「よい、私が呼んだのだ」
ミュウは国王陛下に謝罪をすると一同は"ひざまづく"、例え世界を救った英雄…勇者達でも、時の権力者の前では逆らえないのだ
「面を上げよ、ここは非公式の場だ、堅苦しいのは苦手なのでな」
「相変わらずですね国王陛下」
「私の事はお父さんと呼びなさい!!!」
「言えませんよ!!」
リムルはメラナ姫と言う国王陛下の娘と結婚をしており、実質的次期国王になる
その為婿養子となっている関係上、国王陛下はリムルの義理の父親となる
その為…なのか?国王陛下はリムルにこう言う様な事をたまにするらしい
「陛下…巫山戯るのは要件が済んでからにしましょう」
「そうだな、オホン!…此度は我が国のみならず、この世界いや、様々な世界を救ってくれた事深く感謝する」
隣にいた側近…執事?…兎に角老人に言われて国王陛下はアミ達に頭を下げる
「陛下!頭をお上げください!」
「そうです!何と恐れ多い!」
「いいのだ、其方達がいなければ今頃この世界は滅んでいただろう、感謝してもしきれない」
アミとミアは慌ててそう言う、国王陛下はそう言っているが、アイリ達勇者パーティは王都の防衛戦に参加していた為、自分達は言われる資格がないと思っているのだ
「それにお前達も総力戦に参加し、大いに貢献し、残党達が攻めて来た時も最小限の被害で済んだ、お主達がいなければ、この国は壊滅していただろう」
総力戦で疲弊しきっている状況での防衛戦だ、勇者パーティがいなければ、国王陛下の言う通りこの国は今以上の死傷者が出て国として成り立たなくなっていただろう
帰るべき場所を守ってくれた、それだけでも彼らにとっては有り難い事なのだ
——————————————————————
20歳にもなって這い寄る混沌が駄目って…一人暮らしの時どうすんのよ…
(寮生活の人間です(^◇^;))
カルデア王国の謁見の間と似た様な感じの場所にエイト達は案内された
「こちらでお待ちください」
「中にいるのですか?」
エイトの質問に兵士は頷く、そしてすぐさま兵士は入り口の扉をノックする
「誰だ?」
「私です、勇者様のご友人達を連れて来ました」
「入れ」
中から聞こえて来たのは老人の声だった、おそらく執事か国王の側近の者だろう
一応兵士から話を聞くと国王陛下の年齢は今年で42歳になるそうで、意外にも…と言ったら変かもしれないが若い
「勇者様のご友人…ね」
「違うのですか?」
「いえ、こちらの世界の勇者様とは友人(と言えるかはわからない)ですが、私達の世界の勇者とは友人どころか抹殺対象でしたから」
この世界の勇者リムルはまごう事なき勇者だった、暗黒神エルガウルを倒した初代勇者はまだマシだが今代の勇者はまごう事なきクズだ
(英雄エイトをクズとか言う頭のおかしい人もいるが、それは置いといて)
そいつのせいで人生が滅茶苦茶になった人達が数多くいるし
洗脳や好感度アップなどもそもそも彼がいなければ起きなかった事だ
それを全部レイプハーレムエンドを望まなかったエイトが1番悪いとか普通に考えてあり得ない事だ
が、考え方は十人十色、寛容と押し付けを履き違える者にいくら話しても意味はない
「そうなのですね、詳しいことはまた後日教えてください…失礼します」
流石にここで話し込んでしまうわけにはいかず、兵士はドアを開けてアリア達を中に誘導する
中に入ると、玉座に座っている人と、その隣で立っている老人、その周りには護衛兵達が自分達を見ていた
「兄様、あちらをご覧ください」
「ルクス達がおるのじゃ」
視線を前に戻すと、ルクス、アカギ、アマギ、ザーク、リムル、アミ、ミア、アイリが自分達を待っていてくれていた
「遅かったな、待ちくたびれたぞ?」
「ごめん、色々と遅くなった」
ルクスの言葉に素直に謝る、今回遅くなった原因は間違いなく自分達の所為だし、理由もこう言う場所で言える内容ではない
「さ…国王…陛下の…前…だよ」
「…そうですね、遅れてしまい申し訳ございません」
「よい、私が呼んだのだ」
ミュウは国王陛下に謝罪をすると一同は"ひざまづく"、例え世界を救った英雄…勇者達でも、時の権力者の前では逆らえないのだ
「面を上げよ、ここは非公式の場だ、堅苦しいのは苦手なのでな」
「相変わらずですね国王陛下」
「私の事はお父さんと呼びなさい!!!」
「言えませんよ!!」
リムルはメラナ姫と言う国王陛下の娘と結婚をしており、実質的次期国王になる
その為婿養子となっている関係上、国王陛下はリムルの義理の父親となる
その為…なのか?国王陛下はリムルにこう言う様な事をたまにするらしい
「陛下…巫山戯るのは要件が済んでからにしましょう」
「そうだな、オホン!…此度は我が国のみならず、この世界いや、様々な世界を救ってくれた事深く感謝する」
隣にいた側近…執事?…兎に角老人に言われて国王陛下はアミ達に頭を下げる
「陛下!頭をお上げください!」
「そうです!何と恐れ多い!」
「いいのだ、其方達がいなければ今頃この世界は滅んでいただろう、感謝してもしきれない」
アミとミアは慌ててそう言う、国王陛下はそう言っているが、アイリ達勇者パーティは王都の防衛戦に参加していた為、自分達は言われる資格がないと思っているのだ
「それにお前達も総力戦に参加し、大いに貢献し、残党達が攻めて来た時も最小限の被害で済んだ、お主達がいなければ、この国は壊滅していただろう」
総力戦で疲弊しきっている状況での防衛戦だ、勇者パーティがいなければ、国王陛下の言う通りこの国は今以上の死傷者が出て国として成り立たなくなっていただろう
帰るべき場所を守ってくれた、それだけでも彼らにとっては有り難い事なのだ
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20歳にもなって這い寄る混沌が駄目って…一人暮らしの時どうすんのよ…
(寮生活の人間です(^◇^;))
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