幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第11章 ~DDの正体~

第五百六十六話 帰ろう

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「クロス達が元の世界に帰ったんだ、俺達も自分達の家に帰ろう」

「そうね、ここにいても意味ないし、私達の目的を果たしに行こう」

エイトがそう言うとミュウは頷いて、帰る準備をする、そもそもエイト達の目的は

1.カイト達よりも先に厄災を倒す事

これはモルベトールに吸収された為、モルベトールを倒した今、カイト達よりも先に厄災を倒した事になる

でも本当は救いたかった為失敗

2.女神アマスを倒す事

これはモルベトールと共に倒した為、達成

3.女神アダマスを倒す事

以下同文

4.カイトとの因縁に決着

以下同文

5.エイトが貴族になる事

国王が約束を守ってくれるのなら、これは国に帰ったら達成できる

6.ミュウとの結婚

これも家に帰れば達成出来る…筈

7.ルクス達の世界の事

これはモルベトールを倒し、DDダークデビルを壊滅させ、女神アマスとアダマスを倒しても変わっていない為、この後どうすればいいかわからない

8.DDダークデビルを倒す事

これは既に達成できている

9.暗黒神エルガウルを救う事

救う事が出来なかった…


の大体9~10くらいの目標があり、残りはルクス達と自分達の世界をどうやって元に戻すのか、と言う所にある

「クロス…でしたっけ?あの人達の様に世界を移動出来る力があれば良かったんですけどね」

「あたし達の場合は2つの世界が1つになってますから、その力があっても元の世界に戻す事は出来ませんよ?」

「うむ…どうしたものかのぉ」

シルフィ、アリア、エルはそう言うと頭を悩ませる、このまま放置していれば一応はハッピーエンドの1つに行く事は出来る

元の世界に戻す事は出来なかったが、諦めずに元の世界に戻す為の旅を続けると言う「俺達の冒険はこれからだエンド」になるのだ

確かにそれでも良い、けどそんな事を許しては行けない、本来交わることの無い世界が交わってしまった

つまり、どんなイレギュラーな事が起こるのかわからないのだ、DDダークデビルが良い例だ、リセット前の世界にはルクスも含めて、DDダークデビルも存在していないのだ

「俺達の為に考えてくれてありがとう、けどそんなに深刻に話さなくても良いよ」

と、アリア達が悩んでいるとルクスは笑いながらそう答えてくれる

「た…確か…に、…そう…ね」

「倒すべき者達を倒した今、私達がそこまで真剣に頭を悩ます必要はないのよ」

「時間はいくらでもある、一緒に考えていこう」

アカギ、アマギ、ザークは、エル達を心配させない様にそう言ってくれる

「皆んなの言う通りだ、世界に実害が出たり、俺達に被害が出ない限り、そこまで悩む事でもないからな」

「まあ…ルクス達がそう言うなら…俺達はもう何も言わないよ」

エイトとそこまで言われるとかえってお節介になってしまうので、ここは引き下がっておく、けれど

「でも、もし困った事があったら言ってくれ、力になれると思うから」

「そうだな、その時は是非頼むよ、俺達もエイト達が困った時は助けに行くからな、これからもよろしく頼むよ」

ルクスはそう言うと右手を差し出して握手を求める、エイトも同じ様に右手を差し出して握手をする

「さ…み…んな…帰え…ろう?」

アカギはオワイコット王国に向かって歩き出す

「そうね、今回の事をリムル達にも伝えないといけないからね」

「信じてくれるのか?」

アマギとザークも続いて歩き出す

「エイト、行こう!」

「お…おい!引っ張るなって!」

ミュウはエイトの腕を引っ張り、アカギ達を追いかける

「ルクスさん、私達も」

「そうだな、…って!アカギ待った!」

シルフィはエイトの逆の腕に抱きつき
ルクスは急いでアカギを追いかける

「エルちゃん」

「うむ」

アポカリプス遺跡…の跡地となった平野を
アリアとエルが最後に歩き出す
ふと後ろを振り返ると何か見えた気がするが、首を振りエイト達を追いかける

——————————————————————
フローズ英雄武装



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