幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

文字の大きさ
上 下
585 / 680
第11章 ~DDの正体~

第五百六十三話 決着 再戦8

しおりを挟む
「チッちょこまかと!!!」

「頼んだぜ!マイ!ユキ!」

「ええ!」

「任せて!」

シャインはマイとユキに指輪を託して、2人はそれを受け取る
本当はエイトに渡したい所だが、場所も離れているしモルベトールも迫って来ている

だからこそ当初の予定とは少し違うが、別の人に渡す

「「ルーク!!!」」

「…まかせろ!」

まだ完璧ではないが、それでも圧倒的な悪意の力をその身に宿し、それを指輪に込める

「これで終わりフィナーレだ…エイト!!!」

その言葉と同時にエイトは空高く舞い上がり、指輪もエイト目掛けて空高く跳ぶ

「ああ…これで全てを終わらせる!!!」

「馬鹿ね!私には消去Deleteがある!貴方達がいくら頑張ろうとも滅びの運命からは逃れられないわ!!!」

「そんなもの…やって見なきゃわかんないだろ!!!」

エイトは指輪を人差し指に嵌め込み、大いなる力をその身に宿す

「聖なる指輪よ…聖なる力よ…邪悪なる者を撃ち砕け…!!!」

「無駄よ!そんな力は私には効かない!!」

エイト達合計24人の全身全霊の力と
モルベトールの幾千数多の取り込んだ力がぶつかる

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「革命への一撃!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

聖なる閃光波オーバーレヴォルシオン!!!!!」

消去Delete!!!!!」

光り輝く閃光がモルベトール目掛けて放たれる

モルベトールも消去Deleteで対抗するが…

「却下だ」

「な!?」

その消去Deleteは「パリィィィン」と言う音と共に消え去る

「お前の消去Deleteも完璧では無かった様だな?」

「黙れ!私は負けない!お前達の様な雑魚に負けるものか!!!」

そう叫ぶとモルベトールは何度も何度も何度も叫ぶ

何故だDelete!!!」

何故だDelete!!!!」

何故だァァァァァァァァァDelete!!!!!」

「無駄だよモルベトール、これはお前の…俺達の世界の最恐の魔道具アーティファクトだ…」

「貴女…は…魔王軍…の…残党…」

「結局貴女も私達に倒される運命だったのね」

「これで俺達の世界の物語も本当に終わるんだな」

「ふざけるなぁァァァァァァァァァ!!!!」

ルクス、アカギ、アマギ、ザーク
は2年前の戦争が本当の意味で終わった事に安堵し、モルベトールは閃光に飲まれた

「ァァァァァァァァァ!!!!!」

「これはもう」

「致命傷…ね」

"けたましい"断末魔と共にモルベトールは塵となって消えていく
と言う慢心と
と言う優越感により、彼女は

女神アダマス、女神アマス、勇者カイト、幹部ブロウズ、厄災、暗黒神エルガウル…そして数えきれないほどの人間と魔物達

本当あれば勝てる筈のない戦いに彼らは勝利した

こうも呆気ない終わりを彼女は迎えたのだ

「終わった…のか?」

「ええ、彼女の魔力はもうないわ」

エイトの言葉にミュウはそう答える、他にも調べている人はいるが誰1人としてモルベトールはまだ生きていると言っていない

「つまり、本当に終わったという事ですね」

「はい、シルフィ姉様、本体であるあたし厄災とエルちゃんの本体である暗黒神エルガウルの反応もありません」

「取り込まれたからこそ見つける事が出来たが、奴が死ねばその反応もなくなるのじゃ」

シルフィ、アリア、エルも倒した事による喜びと結局本体を救えなかった悲しみを負いながら、長かった旅がようやく終わった事に安堵する

「…さて、皆んな帰るか」

「う…ん…そう…だ…ね」

ルクスとアカギも「ふう」とため息を溢しながら、オワイコット防衛戦から続く因縁の戦いに終止符を打つ事が出来た事に喜んでいた

——————————————————————
続く


しおりを挟む
感想 755

あなたにおすすめの小説

ハズレスキル【分解】が超絶当たりだった件~仲間たちから捨てられたけど、拾ったゴミスキルを優良スキルに作り変えて何でも解決する~

名無し
ファンタジー
お前の代わりなんざいくらでもいる。パーティーリーダーからそう宣告され、あっさり捨てられた主人公フォード。彼のスキル【分解】は、所有物を瞬時にバラバラにして持ち運びやすくする程度の効果だと思われていたが、なんとスキルにも適用されるもので、【分解】したスキルなら幾らでも所有できるというチートスキルであった。捨てられているゴミスキルを【分解】することで有用なスキルに作り変えていくうち、彼はなんでも解決屋を開くことを思いつき、底辺冒険者から成り上がっていく。

レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした

桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……

karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)

いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。 全く親父の奴!勝手に消えやがって! 親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。 俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。 母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。 なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな? なら、出ていくよ! 俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ! これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。 カクヨム様にて先行掲載中です。 不定期更新です。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

処理中です...