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第11章 ~DDの正体~
第五百六十三話 決着 再戦8
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「チッちょこまかと!!!」
「頼んだぜ!マイ!ユキ!」
「ええ!」
「任せて!」
シャインはマイとユキに指輪を託して、2人はそれを受け取る
本当はエイトに渡したい所だが、場所も離れているしモルベトールも迫って来ている
だからこそ当初の予定とは少し違うが、別の人に渡す
「「ルーク!!!」」
「…まかせろ!」
まだ完璧ではないが、それでも圧倒的な悪意の力をその身に宿し、それを指輪に込める
「これで終わりだ…エイト!!!」
その言葉と同時にエイトは空高く舞い上がり、指輪もエイト目掛けて空高く跳ぶ
「ああ…これで全てを終わらせる!!!」
「馬鹿ね!私には消去がある!貴方達がいくら頑張ろうとも滅びの運命からは逃れられないわ!!!」
「そんなもの…やって見なきゃわかんないだろ!!!」
エイトは指輪を人差し指に嵌め込み、大いなる力をその身に宿す
「聖なる指輪よ…聖なる力よ…邪悪なる者を撃ち砕け…!!!」
「無駄よ!そんな力は私には効かない!!」
エイト達合計24人の全身全霊の力と
モルベトールの幾千数多の取り込んだ力がぶつかる
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「革命への一撃!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「聖なる閃光波!!!!!」
「消去!!!!!」
光り輝く閃光がモルベトール目掛けて放たれる
モルベトールも消去で対抗するが…
「却下だ」
「な!?」
その消去は「パリィィィン」と言う音と共に消え去る
「お前の消去も完璧では無かった様だな?」
「黙れ!私は負けない!お前達の様な雑魚に負けるものか!!!」
そう叫ぶとモルベトールは何度も何度も何度も叫ぶ
「何故だ!!!」
「何故だ!!!!」
「何故だァァァァァァァァァ!!!!!」
「無駄だよモルベトール、これはお前の…俺達の世界の最恐の魔道具だ…」
「貴女…は…魔王軍…の…残党…」
「結局貴女も私達に倒される運命だったのね」
「これで俺達の世界の物語も本当に終わるんだな」
「ふざけるなぁァァァァァァァァァ!!!!」
ルクス、アカギ、アマギ、ザーク
は2年前の戦争が本当の意味で終わった事に安堵し、モルベトールは閃光に飲まれた
「ァァァァァァァァァ!!!!!」
「これはもう」
「致命傷…ね」
"けたましい"断末魔と共にモルベトールは塵となって消えていく
人間如きに負けはしないと言う慢心と
人間の絶望した顔が見たいと言う優越感により、彼女は負けた
女神アダマス、女神アマス、勇者カイト、幹部ブロウズ、厄災、暗黒神エルガウル…そして数えきれないほどの人間と魔物達
本当あれば勝てる筈のない戦いに彼らは勝利した
こうも呆気ない終わりを彼女は迎えたのだ
「終わった…のか?」
「ええ、彼女の魔力はもうないわ」
エイトの言葉にミュウはそう答える、他にも調べている人はいるが誰1人としてモルベトールはまだ生きていると言っていない
「つまり、本当に終わったという事ですね」
「はい、シルフィ姉様、本体であるあたしとエルちゃんの本体である暗黒神エルガウルの反応もありません」
「取り込まれたからこそ見つける事が出来たが、奴が死ねばその反応もなくなるのじゃ」
シルフィ、アリア、エルも倒した事による喜びと結局本体を救えなかった悲しみを負いながら、長かった旅がようやく終わった事に安堵する
「…さて、皆んな帰るか」
「う…ん…そう…だ…ね」
ルクスとアカギも「ふう」とため息を溢しながら、オワイコット防衛戦から続く因縁の戦いに終止符を打つ事が出来た事に喜んでいた
——————————————————————
続く
「頼んだぜ!マイ!ユキ!」
「ええ!」
「任せて!」
シャインはマイとユキに指輪を託して、2人はそれを受け取る
本当はエイトに渡したい所だが、場所も離れているしモルベトールも迫って来ている
だからこそ当初の予定とは少し違うが、別の人に渡す
「「ルーク!!!」」
「…まかせろ!」
まだ完璧ではないが、それでも圧倒的な悪意の力をその身に宿し、それを指輪に込める
「これで終わりだ…エイト!!!」
その言葉と同時にエイトは空高く舞い上がり、指輪もエイト目掛けて空高く跳ぶ
「ああ…これで全てを終わらせる!!!」
「馬鹿ね!私には消去がある!貴方達がいくら頑張ろうとも滅びの運命からは逃れられないわ!!!」
「そんなもの…やって見なきゃわかんないだろ!!!」
エイトは指輪を人差し指に嵌め込み、大いなる力をその身に宿す
「聖なる指輪よ…聖なる力よ…邪悪なる者を撃ち砕け…!!!」
「無駄よ!そんな力は私には効かない!!」
エイト達合計24人の全身全霊の力と
モルベトールの幾千数多の取り込んだ力がぶつかる
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「革命への一撃!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「聖なる閃光波!!!!!」
「消去!!!!!」
光り輝く閃光がモルベトール目掛けて放たれる
モルベトールも消去で対抗するが…
「却下だ」
「な!?」
その消去は「パリィィィン」と言う音と共に消え去る
「お前の消去も完璧では無かった様だな?」
「黙れ!私は負けない!お前達の様な雑魚に負けるものか!!!」
そう叫ぶとモルベトールは何度も何度も何度も叫ぶ
「何故だ!!!」
「何故だ!!!!」
「何故だァァァァァァァァァ!!!!!」
「無駄だよモルベトール、これはお前の…俺達の世界の最恐の魔道具だ…」
「貴女…は…魔王軍…の…残党…」
「結局貴女も私達に倒される運命だったのね」
「これで俺達の世界の物語も本当に終わるんだな」
「ふざけるなぁァァァァァァァァァ!!!!」
ルクス、アカギ、アマギ、ザーク
は2年前の戦争が本当の意味で終わった事に安堵し、モルベトールは閃光に飲まれた
「ァァァァァァァァァ!!!!!」
「これはもう」
「致命傷…ね」
"けたましい"断末魔と共にモルベトールは塵となって消えていく
人間如きに負けはしないと言う慢心と
人間の絶望した顔が見たいと言う優越感により、彼女は負けた
女神アダマス、女神アマス、勇者カイト、幹部ブロウズ、厄災、暗黒神エルガウル…そして数えきれないほどの人間と魔物達
本当あれば勝てる筈のない戦いに彼らは勝利した
こうも呆気ない終わりを彼女は迎えたのだ
「終わった…のか?」
「ええ、彼女の魔力はもうないわ」
エイトの言葉にミュウはそう答える、他にも調べている人はいるが誰1人としてモルベトールはまだ生きていると言っていない
「つまり、本当に終わったという事ですね」
「はい、シルフィ姉様、本体であるあたしとエルちゃんの本体である暗黒神エルガウルの反応もありません」
「取り込まれたからこそ見つける事が出来たが、奴が死ねばその反応もなくなるのじゃ」
シルフィ、アリア、エルも倒した事による喜びと結局本体を救えなかった悲しみを負いながら、長かった旅がようやく終わった事に安堵する
「…さて、皆んな帰るか」
「う…ん…そう…だ…ね」
ルクスとアカギも「ふう」とため息を溢しながら、オワイコット防衛戦から続く因縁の戦いに終止符を打つ事が出来た事に喜んでいた
——————————————————————
続く
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