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第11章 ~DDの正体~
第五百六十二話 最後の攻防 再戦7
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「…どうやら作戦会議は終わった様ね?」
「ええ…これで…終…わり…」
モルベトールの言葉にアカギはそう伝える、するとアマギがポケットの中から青い指輪を取り出す
「聖なる指輪…最恐の魔道具の1つか…」
「ええ、これなら奴に勝てる筈よ」
ザークの言葉にアマギは頷く
あらゆる効果、能力を無に変え、対象者を殺す…確かに聖なる力と言われても間違いないだろう
そしてそれを使えばどんなチート技をも無力とかす
「それなら、俺は最後に渡そう、悪意の力を最大限高めるよ」
「私達はそれの援護をします、皆さんいいですか?」
ルークを守る為にマイ達は最後の方に回りたいと言うのでみんなそれを了承する、勝つ為に必要な事なら仕方ないことだ
「それじゃあ…行くわよ!!!」
最初に指輪を持っていたアマギが自身の魔力の全てを込めてザークに渡す
「ザーク!」
「ああ…アカギ!!!」
ザークは剣に出せる限りの力を入れてそれをアカギに回す
「成る程…パス回しね…ならそれを止めたらどうなるのかしらね?」
「…やれる…ものなら…やって…みな…っ!!ルクス!!!」
モルベトールはただ見るだけが退屈なのか、それとも最後の希望を潰してその絶望した感情を見たいのかは分からないが、妨害に入る
「ああ!テメェも黙って見てろよ!!!クロス!!!」
モルベトールの弾丸の雨を躱しながらルクスはクロスに渡す
皆モルベトールの妨害に入ってから更に距離をとっている為、鳥かごの様な形になっている、指輪を渡せなければ負けと言う
命を懸けた遊びとなった
「いやよ、だって黙って見てるよりもそうやって真剣にやっている姿の方が滑稽で面白いんですものw!」
砂嵐の様な剣を🗡️出してクロスに攻撃を始める
「英雄武装の力を舐めるなよ!!!フローズ!!!」
英雄武装の鎧の様な所を外して楯代わりにして攻撃を防ぎ、そのままの勢いでフローズに渡す
「ミク、メミル、セシル、頼むわよ!!!」
「そうやって叫ぶと誰に渡すか丸わかりなの邪魔してくださいって言ってる様なものよ!」
今度は渡す相手目掛けて巨大なレーザーを放ちミク達を殺そうとするが…
「だからこそ」
「お前がどう動くかも分かるんだよ」
シルフィとグエンがモルベトールの前に立ちはだかり、メミル達を守る
「シルフィ!」
「ミクさん!私達目掛けて投げてください!」
「え!?」
「大丈夫だ、俺達を信じろ!」
モルベトールはシルフィ、グエン諸共殺そうとするが…
「なら…貴方達を先に殺すまでよ!」
「…残念ですね」
「俺達を殺した所で意味ないんだよ」
「…なに?」
後ろから放たれる光にモルベトールは目を瞑る
「何!?この光は!!」
「シルフィ!グエン!」
「頼むわよ!!!」
その光は聖女であるメミルが放つ光魔法でそれで目を潰し、グエン達を助ける
セシルとミクがグエン達に指輪を託して、彼女であるシルフィのヤル気が上がる
「任せてください!」
「そこの女!頼むぞ!」
シルフィとグエンはモルベトールの腹を(指輪で)貫通させながらシルフィに渡す
「成る程…そこの魔族の名前もシルフィなんですね…まぁそれは良いとして…アリア!エルちゃん!!!」
指輪を受け取り、自身の魔力を全て渡しながらアリアとエルに(剣で)投げる
「はい!」
「任せるのじゃ!!!」
アリアとエルはシルフィから指輪を受け取ると厄災と暗黒神の力を指輪に送り、ミュウに渡す
「ミュウ姉様!」
「頼むのじゃ!」
「ありがとう!!!はい!」
ミュウは指輪を受け取り、エイトに渡そうとするが
「調子に乗るなよ…人間風情が!!!!」
「っ!?しまっ…」
モルベトールが目の前に現れて、ミュウの指輪を奪う為に手刀で殺そうとするが
「させるかァァァァァァァァァ!!!!」
シャインがミュウから指輪を奪い、そのままマイ達に渡した
——————————————————————
続く
「ええ…これで…終…わり…」
モルベトールの言葉にアカギはそう伝える、するとアマギがポケットの中から青い指輪を取り出す
「聖なる指輪…最恐の魔道具の1つか…」
「ええ、これなら奴に勝てる筈よ」
ザークの言葉にアマギは頷く
あらゆる効果、能力を無に変え、対象者を殺す…確かに聖なる力と言われても間違いないだろう
そしてそれを使えばどんなチート技をも無力とかす
「それなら、俺は最後に渡そう、悪意の力を最大限高めるよ」
「私達はそれの援護をします、皆さんいいですか?」
ルークを守る為にマイ達は最後の方に回りたいと言うのでみんなそれを了承する、勝つ為に必要な事なら仕方ないことだ
「それじゃあ…行くわよ!!!」
最初に指輪を持っていたアマギが自身の魔力の全てを込めてザークに渡す
「ザーク!」
「ああ…アカギ!!!」
ザークは剣に出せる限りの力を入れてそれをアカギに回す
「成る程…パス回しね…ならそれを止めたらどうなるのかしらね?」
「…やれる…ものなら…やって…みな…っ!!ルクス!!!」
モルベトールはただ見るだけが退屈なのか、それとも最後の希望を潰してその絶望した感情を見たいのかは分からないが、妨害に入る
「ああ!テメェも黙って見てろよ!!!クロス!!!」
モルベトールの弾丸の雨を躱しながらルクスはクロスに渡す
皆モルベトールの妨害に入ってから更に距離をとっている為、鳥かごの様な形になっている、指輪を渡せなければ負けと言う
命を懸けた遊びとなった
「いやよ、だって黙って見てるよりもそうやって真剣にやっている姿の方が滑稽で面白いんですものw!」
砂嵐の様な剣を🗡️出してクロスに攻撃を始める
「英雄武装の力を舐めるなよ!!!フローズ!!!」
英雄武装の鎧の様な所を外して楯代わりにして攻撃を防ぎ、そのままの勢いでフローズに渡す
「ミク、メミル、セシル、頼むわよ!!!」
「そうやって叫ぶと誰に渡すか丸わかりなの邪魔してくださいって言ってる様なものよ!」
今度は渡す相手目掛けて巨大なレーザーを放ちミク達を殺そうとするが…
「だからこそ」
「お前がどう動くかも分かるんだよ」
シルフィとグエンがモルベトールの前に立ちはだかり、メミル達を守る
「シルフィ!」
「ミクさん!私達目掛けて投げてください!」
「え!?」
「大丈夫だ、俺達を信じろ!」
モルベトールはシルフィ、グエン諸共殺そうとするが…
「なら…貴方達を先に殺すまでよ!」
「…残念ですね」
「俺達を殺した所で意味ないんだよ」
「…なに?」
後ろから放たれる光にモルベトールは目を瞑る
「何!?この光は!!」
「シルフィ!グエン!」
「頼むわよ!!!」
その光は聖女であるメミルが放つ光魔法でそれで目を潰し、グエン達を助ける
セシルとミクがグエン達に指輪を託して、彼女であるシルフィのヤル気が上がる
「任せてください!」
「そこの女!頼むぞ!」
シルフィとグエンはモルベトールの腹を(指輪で)貫通させながらシルフィに渡す
「成る程…そこの魔族の名前もシルフィなんですね…まぁそれは良いとして…アリア!エルちゃん!!!」
指輪を受け取り、自身の魔力を全て渡しながらアリアとエルに(剣で)投げる
「はい!」
「任せるのじゃ!!!」
アリアとエルはシルフィから指輪を受け取ると厄災と暗黒神の力を指輪に送り、ミュウに渡す
「ミュウ姉様!」
「頼むのじゃ!」
「ありがとう!!!はい!」
ミュウは指輪を受け取り、エイトに渡そうとするが
「調子に乗るなよ…人間風情が!!!!」
「っ!?しまっ…」
モルベトールが目の前に現れて、ミュウの指輪を奪う為に手刀で殺そうとするが
「させるかァァァァァァァァァ!!!!」
シャインがミュウから指輪を奪い、そのままマイ達に渡した
——————————————————————
続く
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