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第11章 ~DDの正体~

第五百四十四話 VS. 繝「繝ォ縺ケ縺ィ繝シ繝ォ 7

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「つまり、Reset前の世界の様な脅威は無いって事ですか?」

「いや、その逆だ」

「え?」

 シルフィの質問にエイトはそう答える
 確かに聞いた感じだとモルベトールは女神アマスよりは脅威はない

「使いこなせていないだけで、俺やミュウの様に使いこなして仕舞えば、モルベトールは女神アマスを遥かに超える存在になる」

「そもそもモルベトールは女神アダマスと女神アマスの2人の女神の力を持っている化け物よ、現状が恵まれているだけよ」

 エイトとミュウの言う通りだ、今の状況は一見すると自分達側が有利に見えるが、正確には敵の方が有利だ

 ダメージを与えているが致命傷になっていないし、逆にこちらは少しずつ疲弊して来ている

 このまま行けばジリ貧になってこちらが負ける

「だからこその短期決戦ですよ、シルフィ姉様」

「ワシ達の攻撃が通じている今が絶好のチャンスなのじゃ…さっきも言った様な?」

 味方の話を忘れてしまう程、敵の攻撃は凄まじく、こちらの神経が削られているのがよく分かる

 更に言えばシルフィはゼルグ戦の時に1番貢献してくれた、負けた原因という後ろめたさもあったが危険をかえりみず、ミュウ達に勝利を導いてくれた

 そのプレッシャーもあるのだろう「自分がなんとかしなきゃ」と言う重圧が少なからずあるはずだ

「シルフィ」

「なんですか、エイトさん」

「…お前は1人か?」

「え?」

 どう言う事だろうか?そう不思議に思うシルフィだが、モルベトールも自分達のくだらない話し合いを待ってくれなくなった(とは言っても時間的には数秒程度だが)

「"幽冥なる冬の凍獄ゆうめいなるふゆのとうごく"」

「どう言う事ですか、エイトさん」

「そのままの意味だ、今ここにいるのは1人か?」

 灼熱の炎の世界から一変、全てが凍る極寒の地へと変わる

「まだ話してる余裕があるのw?」

「ガァァァァァ!!!!!」

 一滴の水滴が💧空から落ちて来てそこから巨大な氷の柱がエイトの身体を貫通する

 既の所で躱した為、腕が千切れる程度だが、痛みは尋常じゃない

「エイトさん!!!!」

「答えろ!!!」

 千切れた腕を掴んで、引き継ぎの力で腕を縫う、上手く神経な筋肉と接合出来れば、また動けるはずだ

「お前は1人か?」

「…いえ、仲間がいます…大切な家族です」

「…そうか、ならこの意味が理解できるよな?」

 仲間を頼れ、信頼しろ、と言う事だろう
 確かに今の状況で必要なのは信頼と連携だ、もしこれがなくなれば一瞬で死ぬ

「はい…ありがとうございます、おかげで目が覚めました」

「ああ、これで腕が千切れた事はチャラだな」

 回復魔法をかけて接合部分の痛みを取り除き、痛覚遮断を使って、腕を動かしても痛みがないようにする

 これで痛みに悶えながら戦う必要はなくなった

「私を無視して…そんなに死にたいの?」

「黙ってメンヘラ、貴女が死ぬのよ?勘違いしないでね?」

「術式"コスモインパクト"!!!」

空から隕石を落とし、モルベトールに直撃させる

「…貴女から死にたいの?厄災」

「あたしは既に一度死んでいる…この命は兄様の為にあるわ…兄様の為ならこの命、いくらでも捧げるわ」

「そう、なら死ね!」

「"天啓を授く春の神樹てんけいをさづくはるのしんじゅ"!!!」

景色はまた変わり、今度は桜が舞い散る春の景色へと変わる

しかし、桜は日本特有の春の象徴だ、それなのに敵は春の神樹として桜の樹を選んでいる、これは恐らく女神アダマスのせいだろう

女神アダマスは元々地球の女神だ、様々な文化を知っており、更に佐藤海斗を好きになっているので、日本の桜が選ばれたのだろう

緑色の光線が桜と共に放たれてアリアとエルに直撃する

「「キャァァァァァァァァァ!!!!!」」

「ふふふ、私に刃向かう者は皆んな殺す、私は最強にして最恐の存在よ!!!」

——————————————————————
寝落ちしてました(^◇^;)

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